形態素の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:09 UTC 版)
「ヤン・ボードゥアン・ド・クルトネ」の記事における「形態素の定義」の解説
クルトネは初めて言語学に形態素という概念を導入した。クルトネによれば、形態素は心理的に(人間の認識として)これ以上分けられない意味を持った最小の単位とされる。さらに、形態素を働きにより二つに分けた。いわゆる、語には欠かせない要素で比較的具体的な意味を持つ部分の語根とその語根に関係や別の品詞への転換など様々な付随的な意味を付け加える接辞の区別を行った。クルトネによって基礎がしかれた形態素論は、その後言語によって詳細は異なるもののロシア語だけではなく多くの言語に応用された。ただし、接辞を語尾と派生接辞にわけて、語形成と語変化を明確に区別したのはフォルトゥナートフ(ロシア語版)である。
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