Speed Skatingとは? わかりやすく解説

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スピード‐スケート

《speed skatingから》スケート一定の距離を走って速さ競う競技種目には、個人短距離5001500メートル)と長距離300010000メートル)、チームパシュートマススタートなどがある。主に屋内のリンクで、1周400メートルダブルトラック行われる

[補説] 英語でspeed skateは、スピードスケート用の靴の意。
2026年3月現在)
500メートル
 世界記録男子33612019年3月9日 パベル=クリズニコフ ロシア
 世界記録女子36092025年11月16日 フェムケ=コク オランダ
 日本記録男子33792019年3月10日 新浜立也
 日本記録女子36472019年3月9日 小平奈緒
1000メートル
 世界記録男子:1分05372024年1月26日 ジョーダン=ストルツ 米国
 世界記録女子:1分11612019年3月9日 ブリタニーボウ 米国
 日本記録男子:1分06682024年1月21日 野々村太陽
 日本記録女子:1分11712019年3月9日 高木美帆
1500メートル
 世界記録男子:1分40172019年3月10日 キエルド=ナウシュ オランダ
 世界記録女子:1分49832019年3月10日 高木美帆
 日本記録男子:1分42252025年11月15日 山田和哉)
 日本記録女子:1分49832019年3月10日 高木美帆
3000メートル
 世界記録男子:3分32422025年10月26日 メトジェイ=イレク チェコ
 世界記録女子:3分52022019年3月9日 マルティナ=サブリコバ チェコ
 日本記録男子:3分38542025年9月6日 佐々木翔夢(しょうむ))
 日本記録女子:3分55452021年12月10日 高木美帆
5000メートル
 世界記録男子:5分58522026年1月24日 サンデル=アイトレム ノルウェー
 世界記録女子6分39022020年2月15日 ナタリア=ボロニナ ロシア
 日本記録男子6分08832025年11月14日 佐々木翔夢)
 日本記録女子6分55072011年2月18日 石野枝里子
10000メートル
 世界記録男子1225692025年1月25日 ダビデ=ギオット イタリア
 日本記録男子1255622020年2月14日 土屋良輔


スピードスケート

(Speed Skating から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/08 17:00 UTC 版)

スピードスケート
コーナーを回る選手
統括団体 国際スケート連盟
特徴
身体接触
男女混合
実施状況
オリンピック 1924年-
テンプレートを表示

スピードスケート (speed skating) は、スケート靴を履いて1周400mのスケートリンクを周回し、ゴールタイムを競うアイススケートの競技[1]。広義では、1周111.12mのトラックを使うショートトラックスケート競技を含めることもある。ショートトラックに対してロングトラック英語版またはアウトトラックともいう。

歴史

ニコラス・バウアー英語版 画: オランダレーワルデンの運河で行われた女子スピードスケート競技の様子(1809年)
オランダヒンデローペン英語版ゾイデル海でのスピードスケートの試合(1828年)

発祥の地はオランダと言われ、古くから冬の間凍った運河や川を行き来するための交通手段として発達し、13世紀頃には、木靴の底に鉄製のブレード(刃)を取り付けた現在のスケートシューズの原型が出現した。1892年国際スケート連盟 (ISU) が発足。翌1893年アムステルダムで世界選手権が開催され、これが今に残る最古の世界大会となっている。

史上初の公式世界チャンピオンヤープ・エデン英語版手彩色写真英語版(1890~1900年)
1912年(明治45年/大正元年)長野県諏訪湖羽織姿で下駄スケートを楽しむ女性たち。

日本には19世紀末に北海道に伝わり、その後、東北長野など環境に恵まれた地方で競技が普及し、1929年大日本スケート競技連盟が発足した。

オリンピックの種目となったのは第1回冬季オリンピックである1924年シャモニーオリンピックから。1988年カルガリーオリンピックでは初めて室内リンクが使用され、以降、1992年アルベールビルオリンピックを除き、各大会で新設の室内リンクが使用されている。

選手の能力やトレーニング方法の向上、また製氷技術の発達に伴って記録は縮まってきたが、1998年長野オリンピック直前に登場したスラップスケートは飛躍的な記録の向上を生み、機材の優劣が大きくかかわるスポーツという側面が強いことをあらためて示した。

装備

スーツ、ヘルメット、手袋、メガネ、スケート靴などの装備があり、安全性を確保するために国際スケート連盟によってサイズ、形状、素材などが決められている[2]

手袋

ショートトラックでカーブ時に左手を氷につくため、左手のグローブにはエポキシ樹脂を塗るなどの工夫が行われる[3]

レーシングスーツ

1974年頃にオーストリアのスピードスケート選手Franz Krienbühl英語版がワンピース型のスキンスーツを着用して以来、様々な工夫が行われてきた。1970年代初頭にはニット素材が使われていたが、部位ごとに rough patche が付けられるようになり、1997年からはジグザクのテープが貼られるようになった[4]

2002年のソルトレークシティーオリンピック頃からは、伸縮性の違う素材が使用され、体幹部や太ももに伸びない素材が使われスピードを維持する前傾姿勢を保つようになっていることから、ゴール後に上体を上げるために胸元のチャックを下げる動作が見られる[5]

競技場

スピードスケートで使用されるリンク

公式大会では、以下を満たすリンクが使用される[6]

  • 屋外、屋内、または室内に設置されている。
  • 1周の長さが333と13m - 400mである。
  • 2つの180度カーブをもち、その内径は25 - 26mである。
  • 2本のレーンに分けられており、内側が幅4m、外側が幅4m以上である。

ダブルトラックとシングルトラック

レーンをイン・アウトの2つに区切って競技を行うものを「ダブルトラック方式」という。この方式ではバックストレート上に交差区域が設けられ、選手はここでレーンを入れ替える。なお、このときアウト側を滑走する選手が優先される。一方レーンを区切らずに競技を行うものは「シングルトラック方式」または「オープントラック方式」と呼ばれ、団体種目で採用される。

種目

国際大会(オリンピック・世界選手権など)では、以下の種目が開催される。

個人種目

施行距離:500m/1000m/1500m/3000m(女子のみ)/5000m/10000m(男子のみ)

ダブルトラック方式で滑走しタイムを競う。後述のマススタートも個人単位で順位が付けられるが、種目名として「個人種目」といえばこちらを指す。前述の通りオリンピックでは冬季の第1回にあたるシャモニー大会から実施されているが、現在の施行距離になったのはカルガリー大会からである。また、ワールドカップでは500mよりさらに短い100mが行われていたこともある(2008-09年シーズンを最後に廃止)。2度のフライングや妨害行為(アウト側の選手に道を譲らないなど)は失格の対象となる。各レーン1人ずつの滑走が基本だが、1500m以上では「カルテットスタート」と呼ばれる形式が採用されることもある。これは1本のレーンを2人で共有し、時間差をつけてスタートするものである。

施行距離:16周

出場選手が一斉に滑走し、着順に応じて得られる得点の合計を競う。オリンピックでは2018年平昌大会から採用される。施行距離は4周ずつ4つの区間(スプリント)に分けられており、各スプリントの最終周(4・8・12・16周目)を上位で通過した選手に下表のとおり得点が与えられる。転倒するか周回遅れにされた選手は失格となる。滑走エリアは全種目の中で最も広く、オープントラックの競技用レーンに加え内側の練習用レーン(上図の灰色部)も使用できる。多人数が密集して滑ることから、ヘルメットならびに肘・膝用プロテクター装着の義務付け、1周目での急加速や大幅に順位を上げる行為の禁止など安全性を考慮したルールが設けられている。

得点表
通過順位 中間スプリント

(4・8・12周目)

最終スプリント

(16周目)

1位 3 60
2位 2 40
3位 1 20
4位 - 10
5位 - 6
6位 - 3

チームパシュート(団体追い抜き)

施行距離:8周(男子)/6周(女子)

3人1組のチームで滑走しタイムを競う、中距離相当の団体種目。オリンピックでは2006年トリノ大会から採用される。2つのチームがそれぞれホームストレートとバックストレートの中間地点からスタートし、より速いタイムで完走するか、相手チームに追いつけば勝ちである。3人目の選手がゴールした時点でのタイムが記録になるため、隊列から遅れる選手が出るとタイムロスにつながる。競技中は隊列の並びを自由に入れ替えることができ、最も大きな空気抵抗を受ける先頭を適宜交代することで体力を温存するといった戦略がとられるが、先頭を交代せず後ろの選手が押してカバーする戦略をとるチームもある。

チームスプリント

施行距離:3周

3人1組のチームで滑走しタイムを競う、短距離相当の団体種目。スタート地点の配置や3人目の選手がゴールした時点でのタイムが記録される点はチームパシュートと同じだが、チームスプリントでは1周ごとに先頭の選手が離脱し、ゴールするのは最後尾でスタートした1人だけになる。ワールドカップでは2015-16年シーズンから実施されているが、オリンピックでは採用されていない。

大会の種類

国際大会・国内大会とも、主に『選手権大会』と『距離別大会』に分かれる。

選手権大会

複数の種目の合計得点により総合優勝を争う大会で、その種目の組み合わせによりさらに「(総合)選手権」と「スプリント選手権」に分かれる。

「(総合)選手権」では、男子が500m・1500m・5000m・10000m、女子が500m・1500m・3000m・5000mの各4種目の合計得点で総合優勝が争われる。「スプリント選手権」では、男女とも500mと1000mを2本ずつ滑った4種目の合計得点で勝敗を決する。

得点は、ゴールタイムを500mあたりに換算したもので、たとえば1500mでは(タイム÷3)がその種目の得点となるため、総合得点が低いものほど上位となる。この形式で行われる代表的な大会には「世界選手権」「世界スプリント選手権」「全日本選手権」「全日本スプリント選手権」がある。

距離別大会

単純に、各々の距離別(種目別)に優勝者を決する大会。オリンピックも、この距離別大会に相当する。

1周回しかない500mの場合、オリンピックでは1998年長野オリンピックからインスタート・アウトスタートの有利不利を是正するため、コースを入れ替えて2度のレースを行い、その合計タイムで順位を決定するように変更された[7]。しかし、20年が経過した2018年平昌オリンピックから再び一発勝負に戻されている[7]

この形式で行われる代表的な大会は「オリンピック」「世界距離別選手権」「全日本距離別選手権」などがある。世界を転戦する「ワールドカップ」は、各々のレースは単独大会として行われ、なおかつ各距離各レースの順位点の合計をもって、各距離ごとにシーズン総合チャンピオンが決められる。

大会

世界大会
日本の大会
ジュニア

オリンピックの日本選手の活躍

過去のオリンピックでの日本人メダリストは次のとおり。

ほかに各種世界大会でも、特に短距離を中心に日本選手は世界に伍した結果を残している。

関連項目

脚注

外部リンク



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