ちょうさ‐ほうどう〔テウサホウダウ〕【調査報道】
調査報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 04:16 UTC 版)
調査報道(ちょうさほうどう、英: Investigative journalism)とは、報道のスタイルの1つである。あるテーマや事件に対して、取材する側が主体性と継続性を持って様々なソースから情報を積み上げていくことによって新事実を突き止めていこうとするタイプの報道である。なお、警察・検察や官庁、企業などによるリーク、広報、プレスリリースなどを中心とする報道は発表報道という。
注釈
- ^ 取材源の秘匿はジャーナリズムの大原則であるが、それに反しない形でテーブルに出すことになる。
- ^ 一説にはジョージ・オーウェルの言葉だとされている。
出典
- ^ 調査報道とは何か―日本ジャーナリスト会議の勉強会から 本人ブログ「ニュースの現場で考えること」
- ^ 「調査報道」の社会史 小俣一平、2017年5月20日閲覧。
- ^ 水島宏明「母さんが死んだ ―しあわせ幻想の時代に―」、ひとなる書房
- ^ 精神医療を問う 東洋経済オンライン
- ^ コーナーページ
- ^ “輸入アサリが国産に アサリ産地偽装の実態は”. 報道特集. TBSテレビ (2022年1月22日). 2024年2月8日閲覧。
- ^ 石田剛、古川努 (2022年2月9日). “熊本産アサリ、今後2カ月出荷停止 知事「産地偽装を根絶」”. 西日本新聞. 2024年2月8日閲覧。
- ^ 浅野健一「冤罪逮捕をメディアはどう報じたのか-再審・滋賀湖東記念病院事件の報道検証」『創』第50巻第1号、創出版、2020年1月、98頁。
- ^ “2019年第19回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」授賞作品”. 石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞. 早稲田大学 (2019年12月20日). 2020年11月11日閲覧。。
- ^ 【調査報道】シッター逮捕のキッズライン、レビューに浮上する深刻な疑惑
- ^ ““増税メガネ”岸田総理に降りかかる「政治資金パーティー」過少申告問題 告発者は「裏金作りの温床になっている」”. 週刊新潮. p. 1 (2023年11月8日). 2024年2月8日閲覧。
- ^ “政治資金パーティー、告発の裏金「氷山の一角」 調査した神院大・上脇教授 資料見て「法律違反確信」”. 神戸新聞 (2023年12月17日). 2024年2月8日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2024年1月25日). “自民 森山派が解散を決定 党内6派閥のうち4つが解散へ”. NHKニュース. 2024年2月8日閲覧。
- ^ “【独占インタビュー】英BBC「ジャニー喜多川氏告発番組」取材記者が語る「4年間の戦い」”. FRIDAY. p. 1 (2023年3月18日). 2023年9月7日閲覧。
- ^ “SNSでつながる、取材力でこたえる 西日本新聞の調査報道「あなたの特命取材班」の挑戦”. news HACK by Yahoo!ニュース (2018年4月13日). 2022年4月29日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2020年2月25日). “あなたのニュースで社会が変わる 〜信頼のジャーナリズム〜”. NHK クローズアップ現代. 2022年4月29日閲覧。
- ^ NHK放送センター(東京都渋谷区)、さいたま局、千葉局、横浜局の総称。
調査報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 05:13 UTC 版)
「ジェシカ・ミットフォード」の記事における「調査報道」の解説
1961年5月にジェシカはアラバマ州モンゴメリーに旅し、『エスクァイア』にアメリカ合衆国南部の心性についての記事を書いた。滞在間、ジェシカは友人とフリーダム・ライダーズの到着に立ち会い、クー・クラックス・クランがに率いられた暴徒が公民権運動家を襲撃する暴動に巻き込まれた。暴動の後、ジェシカはマーティン・ルーサー・キング・ジュニアが率いる決起集会に参加した。この会合に使われた教会もKKKに襲われ、ジェシカを含めた一同は州兵による暴力が鎮圧されるまでバリケードを築いてその中で一夜を過ごした。 ロバートは組合や死亡給付金に関する仕事をする中で葬儀業界に関心を持ち、ジェシカにこのテーマについての調査記事を書くよう強くすすめた。『フロンティア』誌で発表された記事「聖ペテロさま、お呼びではないのですか」はあまり広く流通したわけではなかったが、ジェシカが葬儀業界代表者2名と地方局のテレビ番組に出演した時にかなりの関心を引きつけた。一般大衆はこのテーマに関心があると確信したジェシカは『アメリカ式死に方』(The American Way of Death)を執筆し、1963年に刊行した。 この本でジェシカは、悲しんでいる家族を利用する無節操な業界の習慣を厳しく批判した。この本はベストセラーになり、葬儀業界に関するアメリカ合衆国議会聴聞会も開かれた。この本は、トニー・リチャードソン監督が1948年のイーヴリン・ウォーの短編「ご遺体」を原作として1965年に撮った映画『ラブド・ワン』にも影響を与えた。 『アメリカ式死に方』の後、ジェシカは調査報道を続けた。1970年には『アトランティック・マンスリー』に「今こそフェイマスライターズを見直そう」を書き、ベネット・サーフが設立した通信教育講座フェイマスライターズスクールが疑わしい運営を行っていると暴露した。1970にベンジャミン・スポックをはじめとする5名の男性が徴兵法に違反したかどで基礎された裁判を追ったThe Trial of Dr. Spock, the Rev. William Sloane Coffin, Jr., Michael Ferber, Mitchell Goodman and Marcus Raskinを刊行した。1973年にはアメリカの監獄システムを厳しく批判したKind and Usual Punishment: The Prison Businessを刊行した。 ジェシカは1973年の秋学期にサンノゼ州立大学特別教授になり、ウォーターゲート事件やマッカーシズムの時代をカバーする"The American Way"という授業を担当した。忠誠の誓いと指紋提出について学部長と意見が合わなかったため、キャンパスでは抗議活動が行われ、ジェシカは教育を続けるため裁判に訴え出ざるを得なかった。
※この「調査報道」の解説は、「ジェシカ・ミットフォード」の解説の一部です。
「調査報道」を含む「ジェシカ・ミットフォード」の記事については、「ジェシカ・ミットフォード」の概要を参照ください。
調査報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/08 09:20 UTC 版)
調査報道は事件取材を行なっている社会部が得意とする分野である。
※この「調査報道」の解説は、「社会部」の解説の一部です。
「調査報道」を含む「社会部」の記事については、「社会部」の概要を参照ください。
調査報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 08:09 UTC 版)
官公庁や捜査機関、各企業から記者会見やプレスリリースなどで発表される情報を、精査や取捨選択することなくそのまま報じるような報道は発表報道と呼ばれ、画一的・一面的な報道や対象への無批判などを引き起こすため、あまり望ましくない報道姿勢とされている。これの対照となるのが調査報道で、公的な発表に頼らず丹念な取材によってさまざまな情報を集め、それを積み上げて隠された事実を突き止める報道スタイルのことを指し、ジャーナリズムの神髄であるとされている。
※この「調査報道」の解説は、「報道」の解説の一部です。
「調査報道」を含む「報道」の記事については、「報道」の概要を参照ください。
「調査報道」の例文・使い方・用例・文例
調査・報道と同じ種類の言葉
- 調査・報道のページへのリンク