劇中に登場したメカ(救助隊以外)
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「サンダーバード (テレビ番組)」の記事における「劇中に登場したメカ(救助隊以外)」の解説
一部のメカは塗装を変更して使い回されている。名称が不明なものや放送された国によっては変更されたメカもある。 ファイヤーフラッシュ号(Fire Flash) 第1話・7話・21話・22話に登場した原子力超音速旅客機。正式名称「ファイヤーフラッシュ・アトミック・エアライナー・マーク5」。英語版および一部の国内版エンドロールにおいてはサンダーバードロケットやモグラ号などと肩を並べて登場する。 ストーリーによって設定が異なるが、全長は115mとも言われ、ボーイング747クラスの航空機を遥かに凌ぐ全長である。最高速度マッハ6で亜成層圏を飛行し、東京 - ロンドン間を約2時間で結ぶほどの速さを誇る。機体材質はチタニウム合金で、窓には硬質ガラスを使用。操縦席が尾翼の根元に位置する点が最大の特徴で、胴体上段にファーストクラス、下段にエコノミークラスの客室を備えるほか、主翼内部にもラウンジ・バーが設けられており、乗員乗客総数は600名に達する。その他、機体下部に乗用車10台を収納する事も可能。しかし、水平尾翼上部に六発が搭載されている原子力ターボジェットエンジンは、6週間連続して運転できるが、2時間10分おきに安全カバーを交換しないと放射能漏れを起こし、乗客全員が死亡してしまうというとんでもないリスクを持ち合わせている。 なお、実際にシリーズが制作された1960年代には米ソ両国によって原子力飛行機の研究・開発が行われていたが、安全性の問題から開発は中止されている。 また、ガイナックス制作のOVA『トップをねらえ!』には、本機をパロディしたと思しきスペースプレーンが登場している。 標的運搬機TX-204(TX-204) 第1話・6話に登場した空軍機。機体後部から、円錐状の演習用ダミー(標的機)を射出・曳航する事ができる。劇中では「標的1号(Target 1)」と呼ばれている。第1話では、このダミーに兵士をしがみつかせたままファイヤーフラッシュ号の脚部至近まで曳航、兵士が脚部に飛びつくという荒芸で移乗をはかるが、結局失敗している。 英国空軍迎撃機(Interceptor 1) 第1話に登場した英国空軍所属の単座双発迎撃機。機体の下部に巨大なエンジン2基を搭載する独特のスタイルを誇る。ファイヤーフラッシュ号の爆弾設置事件が発生した際、上述のTX-204「標的1号」と共にロンドン空港付近で実弾演習を行っていた。日本国内においては本放送時に一連の登場シーンがカットされてしまったため、長らくの間その姿を見る事は出来なかった。なお、劇中では「攻撃1号」と呼ばれている。 ゴング(Side Winder) 第2話に登場した、アメリカ陸軍が開発した大型戦闘車両。キャタピラではなく4本の脚で歩行し、2本のマニピュレーターで障害物を除去することができる多脚戦車。全長200mという大きさが仇になり、転落事故に巻き込まれた。 ヘリジェット ホバージェットで高速飛行できる、ヘリコプターに類すると思われる一種の垂直離着陸機。第2話(陸軍機)・5話(テレビ中継機)、8話(建設会社)、12話、20話(救急)に塗装を変えて再登場している。 太陽号(Sun Probe) 第3話「ロケット“太陽号”の危機」に登場した有人宇宙ロケット。「太陽計画」によって打ち上げられた物で、太陽の成分採取を目的としている。乗員は3名で、先端部を一時的に切り離し、コロナに突入させて成分を採取する。先端部を回収した直後に、太陽エネルギーにシステムを狂わされて逆噴射が不可能になり、太陽に正面衝突しそうになった。その後、第9話「ペネロープの危機」で改良された太陽号が打ち上げに成功した。本国の放映順では第9話の方が先に放映されており、第3話の冒頭の発射シーンは録画放送という設定のため、第9話の後日譚ということになり、太陽号も1機しか存在しないという設定である。 マイティ・アトム(The Mighty Atom) 第6話「原子炉の危機」に登場した、スパイ道具。ネズミの姿をしており、忍び込んだ先で、対象物を写真に収める事ができる。人間の顔を追って写真を撮る構造になっている。変装したフッドによって開発元の政府研究ユニットから奪われ、サンダーバード2号の秘密を得る目的などで用いられたが、人間の顔を追うと言う構造が災いし、たまたま機内で留守番していたペネロープが本物のネズミだと思い込んで悲鳴をあげる様だけを撮影してしまい、激昂したフッドによって叩き壊された。 大型V-TOL機(EJ-2型)(Thr Vtol Aircraft EJ2) 第7話に登場した、大型の垂直離着陸機。国際スパイ団が使用し、墜落機から脱出した仲間のスパイを収容するために用いられた。第21話では、にせ国際救助隊のメカとして再登場。その際は、2号そっくりの塗装がなされていた。 爆破トラクター(Explosive Tracter) 建設会社のメカとして、第8話に登場。道路建設のための山を切り開くために、ミサイルランチャーを後部に装備している。トラクター部分はヘリジェット同様、再登場する回数が多い。(例:国際救助隊の電波放射器、科学消防車など) 大型道路建設マシーン(The Building Roads Machine) 第8話に登場。走りながら、一度に数車線ある道路を作ることができ、障害物を爆破する大砲も備えている。上記の爆破トラクターを収容でき、住居施設も兼ねている。 舗装道路敷設用大型トラクター(The Road-Building Machine) 26話に登場した原子力大型トラクター。上記マシーンを塗装替え(赤→黄)したもの。 大陸横断高速モノレール(Transcontinental Rocket) 第9話に登場した懸垂式モノレールで、かなりの速度で走る。普通車に加え、食堂車や寝台車も揃えている。第23話で、太平洋モノレールとして再登場した際には7両編成から5両編成へと短くなっている。この時は、手動操縦が出来ない事が仇になった。 センチネル号(The Sentinel) 第10話に登場した、アメリカ海軍の最新鋭ミサイル巡洋艦。前部甲板に多数のミサイル発射台を備え、200ノットで航行可能。応答せず急に進路を変更したサンダーバード2号を敵機と誤解し艦対空ミサイルで攻撃した。後に救助でニューヨークへ向かう4号の輸送に協力。 レッドアロー(Red Arrow) 第11話「超音ジェット機レッドアロー」に登場した高性能戦闘機。1号機・2号機が作られたが、いずれもフッドの陰謀で墜落した。両翼の下にロケットを抱えている。 火星ロケット(Martian Probe) 第14話に登場した大型ロケット。発射台のある基地へ向けて運ばれていたが、輸送中に、あまりの重量ゆえにアーリントン橋が崩落し川に落ちてしまう。 オーシャンパイオニア号(Ocean Pioneer) 第16話に登場した新型の大型タンカー。最新鋭の操縦システムにより、3人の乗組員で操縦することができる。積荷の液体燃料アルステリンが地中海人工的に散布されていた物質OD 60と化学反応を起こし、1世・2世ともに地中海で爆発、沈没してしまう。 AL-4 第21話に名称のみ登場した、超光速で飛行できると言われている飛行機。にせ救助隊の二人組みによって、設計図が盗まれてしまう。 アトランティック号(Atlantic) 第21話・26話に登場した、国連海軍の大型航空母艦。国際救助隊を捜索するために出動した。劇場版にも、海難救助のために登場。 クラブロッガー1号(Crablogger I) 第27話に登場した大型パルプ工場。本体とトレーラー部分で構成される。森林を移動しながら、本体前面のマニピュレーターとチェーンソーで木々を切断して取り込み、製造したパルプをトレーラー部分へ移す。動力は原子力とスーパーガス。日本語吹替版では「クラッブロガー」と発音している。 RTL-2大型輸送機(RTL 2 Transporter) 第28話に登場した、アメリカ空軍の大型輸送機。秘密兵器『ポセイドン』を輸送する任務を帯びていたが、正体不明の戦闘機に3度にわたり撃墜されてしまう。 チャム・チャム(The Cham-Cham) 第28話に登場した機械。ピアノを模した形をしている。楽曲の中に混ぜた暗号文を解読するために、カス・カーナビー・クインテットの編曲者オルセンが使用した。また逆に、暗号を楽曲に混ぜるのにも使用された。しかしブレインズによると、分析できれば、暗号の解読は容易なものらしい。 戦闘機 第28話に登場した、某国の戦闘機。赤い輪を3つ繋げたような紋章を付けている。3度にわたりアメリカ空軍の輸送機RTL-2を撃墜したが、4回目にブレインズが暗号を変更した事により位置を間違えて、マシュー空軍基地の真上に誘導された。 スカイトラスト号(The Skythrust Airliner) 第29話に登場した最新鋭の旅客機。フォルムの特徴としては、機体後部が大きく膨らんでおり、駐車スペースとして用いられている。最大の特徴は、胴体着陸の際に尾翼と同化している燃料タンクがパージされ、上空まで飛行して自爆するシステムである。この仕組みを開発したのがブレインズである。 太陽反射鏡 第30話に登場した、発電用施設。太陽電池とは違い、本体の凹面鏡で太陽光を取り込み、電気エネルギーに変換する機械である。山の上に設置されていたので、雷を引きつけて倒壊。そのはずみで凹面鏡が街を向いてしまい、あわや大惨事になりかけた。 クリスマス・ロケット 第31話に登場したコンテナ搭載型のロケットで、玩具会社がコラルビル子供病院の子供たちのプレゼントを運ぶために使用した。銀行に忍び込んだ泥棒が誤ってコンテナに乗ってしまい、そのまま病院まで飛行した。 宇宙放送局KLA 第32話に登場した、海賊宇宙放送局KLAの有人宇宙船。二人乗り。無許可で活動していたので、位置が把握されずに無人ロケットの爆発に巻き込まれ、地球への落下軌道に入ってしまった。
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スキーコプター 「雪男の恐怖」に登場。オスプレイのような外観で、客室部分は『スペース1999』のイーグル号のように本体から分離することが出来、墜落時には脱出カプセルの役割も果たす。 ヘリジェット 「大豪邸、襲撃」に登場。強盗団が移動するのに使った。静音での飛行も可能。
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