主人公以外の仲間になる人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 02:22 UTC 版)
「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」の記事における「主人公以外の仲間になる人物」の解説
吟遊詩人 / The Minstrel 声 - 仮屋昌伸 マルディアス一有名な吟遊詩人で、世界各地を旅しながら各地に伝わる伝説を語り継いでいるほか、ナレーションも担当している。世界中のほぼ全てのパブに常駐しており、パブで仲間と別れるときには仲間への別れの通告役を担ってくれる。イベントにまつわる伝説の弾き語りやギユウ軍のまとめ役なども行っている。 アコースティックギターとエレキギターのダブルネック・ギターを常時持ち歩いており、オープニングや戦闘中などに演奏することもある。今作ではパブで一曲聞かせてもらった後に仲間になることもあり、全キャラクター中で唯一最初から「伝説のクラス」に就いている。なお旧作で設定されていた「ハオラーン」という名前は、今作ではゲーム内にも関連資料にも出てこない。今作ではパーティーに加えられるようになったが、パブに入ると自動的にパーティーから離脱してしまう(ただし仲間に空きがある場合は何度でも仲間に出来る)。終盤になると加入できなくなることもある。 ナイトハルト / Neidhart 声 - 加藤雅也 ローザリア王国皇太子。身長185cm、体重63kg。南方系。フルネームは「カール・アウグスト・ナイトハルト」。病床の国王に代わってローザリア王国を司っている。政治家としても軍人としても優れた能力を持ち、剣の腕は王国内で右に出る者がいない。漆黒の鎧を纏い、領民からは「ブラックプリンス」の呼び名で英雄視され、タラール族からは「カヤキス・レビタ(黒い悪魔)」の別名で呼ばれ、恐れられている。優しい面とマルディアス統一という野心家の面を併せ持つ。ディアナに求婚しており、エンディングでは一緒に暮らしている場面を見ることが出来る。今作ではイベントの進行によっては一時的ではないパーティメンバーとして仲間にできるようになった。全キャラクター中、初期装備が最も優遇されている。カヤキスの名前が入った武器と防具を装備しているが、固有装備のため外すことはできない。 なお、仲間にしたまま最終決戦に向かうと、仲間にいるナイトハルトと宮殿でコンスタンツの話を聞いているナイトハルトの、2人に増殖する現象が起きる(特に不具合などはない)。他のキャラクターと違い、どのような方法で彼をパーティから外しても即座に宮殿に戻っている。また、冥府でデスに生贄としてささげた場合も何事もなかったかのように宮殿に登場する。 ディアナ / Diana 声 - 雪野五月 ローザリア王国イスマス城主ルドルフの娘にしてアルベルトの姉。身長167cm、体重52kg。南方系。優美な容姿だが性格は男勝りで、剣術を好み、ローザリア薔薇騎士隊に所属。ナイトハルトと婚約するも、直後にイスマス城が襲撃され、行方不明になる。通常の方法では、アルベルトと一緒のパーティーは組めない(ある特殊な方法を用いれば可能。その場合でもナイトハルト同様、アルベルトのエンディングに登場する)。またアルベルトが主人公の場合は出現しないが、ブルエーレの城の中を歩く姿が見られる場合がある(城主であるフランコ(未登場)が貴族間の勢力争いに利用する目的で保護しているため)。 ダウド / Dowd 声 - 飯田利信 ジャミルの幼馴染であり、エスタミルを根城にする盗賊仲間。身長169cm、体重55kg。西方系。優しくひょうきんだが、戦いや盗みといった荒事は苦手で、自身でも力不足を気にしている。主人公がジャミルの時のみ最初から仲間になっているが、パーティから外すと2度と仲間にできない。また、彼がパーティにいない場合、イベントによっては彼の運命に大きな変化をもたらす。ジャミル以外の主人公で彼を仲間にすることもできない(イベントの進め方次第では南エスタミルに常駐しているが、仲間に誘っても断られてしまう)。 シルベン / Sylvan 迷いの森に住む銀色の狼。身長140cm、体重40kg。クローディアでゲームを始めた場合の初期メンバー。物語中盤でパーティーから外れることもある。戦闘の際は武具をほぼ装備できず、体術も通常のものを使えないため、牙などで攻撃する。おとなしく物静かな性格で、時に神秘的な雰囲気を発することもある。その正体はディスティニーストーンに関するイベントで判明する。 ブラウ / Brau 迷いの森に住む茶色い熊。身長260cm、体重580kg。クローディアでゲームを始めた場合の初期メンバー。シルベンと違ってやや短気で乱暴だが、クローディアに対しては親切な性格。シルベン同様、物語中盤でパーティーから外れることもある。戦闘ではシルベン同様に装備品などの制限があるが、爪や腕力を生かした固有技で攻撃できる。 ジャン / Jean 声 - 佐々木健 バファル帝国親衛隊の精鋭で、行動力と剣術の高さをネビルに買われている。身長181cm、体重79kg。東方系。クローディアを調査するため迷いの森に赴いたり、ローバーン公コルネリオの身辺調査を行ったりと諜報活動を主にしているが、大雑把で迂闊な性格が災いして度々危機を招く。以前はグレイと同じ部隊にいて、彼に助けられた事がある。 パトリック / Patrick 声 - 岡野浩介 バファル帝国財務大臣。東方系。バファル帝国皇帝に忠誠を誓っている。国庫の金塊を盗んだ疑いをかけられ、謹慎処分を受ける。今作では文官でありながら武術の腕もあり、特定のイベントをクリアした後に仲間にできるようになった。 ゲラ=ハ / Guella=Ha 声 - 岡野浩介 二足歩行できるようになったトカゲであるゲッコ族の戦士にして、ホークが所有する海賊船レイディラック号の操舵士。身長172cm、体重75kg。怪物のような見た目とは異なり、理知的で礼儀正しい。ゲッコ族は元々サルーインが自身のしもべとするべく創り出したが非好戦的なため人間と戦わなかった種族で、一応サルーインを敬い人間と交流を避けるようにしているが、彼は人間と共生したいという考えの下で人間の仲間を探している。ゲッコ族は概して声が甲高く「か」音が「きゃ」音になる訛りがあるが(例:「海賊」→「きゃい賊」)、ゲラ=ハに関しては全く訛りが見られない。 ガラハド / Galahad 声 - 松本大 戦神ミルザに剣とその身を捧げた大柄な聖戦士。身長180cm、体重75kg。東方系。正義感が強いうえに本作では信心深い一面も見せ、ミルザを信仰しておりクリスタルシティのミルザ神殿にいる(パブには出現しない)。その反面、悪に対して怒りを隠さず、正義に反すると感じた相手には決して手を組もうとはしない。その設定を反映しているためか、三邪神の恩寵値が高すぎると仲間にすることができない。旧作とは容姿が全く異なり、頭が禿げあがっている。伝説の武器「アイスソード」を一目見た時から欲しがっており、イベントで入手した後はアイスソードを片手にアルツールの道端に立っている。事前に彼を仲間にしたこがある場合、その喜びぶりを垣間見ることができるのと、彼とのやりとりで選択肢が若干変化する(主人公がグレイの場合、物語冒頭から仲間にした扱いになっている)。彼を仲間にした状態でフレイムタイラントにアイスソードを渡すと、よほどアイスソードに未練があったのか、悲しい表情をする。 アイスソードを殺してでも奪い取るイベントは今作でも登場するが、旧作とは違って自慢する台詞が変更されているほか、奪おうとすると実際に戦闘に突入するようになっており、しかも強力な全体攻撃を使ってくるため、簡単には奪えないようになっている。戦闘で彼を倒した場合、イベントで死亡した扱いになるため仲間にすることができなくなるが、デスに頼んで蘇生させることは可能(旧作と違い、「ガラハドを生き返らせろ」の選択肢は無い)。蘇生後は従来通りクリスタルシティのミルザ神殿におり、何事もなかったかのように普通に仲間にできる。 アイスソードの購入に必要な所持金を用意した状態で武器屋の店主に話しかけると、ガラハドが購入したため売り切れとなるが、彼がパーティーにいる状態なら売り切れることはなく、普通に購入できる。また、彼がパーティーにいない状態で、アイスソードの購入に必要な所持金を用意していない状態で武器屋の店主に話しかけても、売り切れにならない。この状態でアイテムを売却して購入に必要な金額を満たすことで、アイスソードを購入することも可能になっている。全キャラクター中、赤魔道士に次いで最もLPが高い(エルマンと同じ数値)。 ミリアム / Myriam 声 - 後藤邑子 ガラハドと同様にグレイの冒険仲間である。身長158cm、体重42kg。西方系。好奇心が強い一方、思い込みが激しく自己中心的な性格の魔術師で、少々無鉄砲な行動をとるのが欠点。グレイとガラハドではグレイの方がお気に入り。スタイルには自信があるらしい。北エスタミルに常駐している。デフォルトではクラスに就いていないが術を得意とし、最初から火の術法を会得している。 エルマン / Hermann 声 - 阪口大助 バーバラの旅芸人一座の会計係にしてマネージャーで、バーバラの初期メンバー。身長161cm、体重49kg。西方系。戦闘はあまり得意ではないが、話術に優れており頭の回転は速い。旧作では眼鏡を掛けていたが、今作では眼鏡が無くなり、代わりに特徴的な帽子を被っている。フロンティアのウエストエンドにのみ常駐している。そのため、イベントの進行次第ではジュエルビーストによってフロンティアが壊滅することがあるため、ウエストエンドが壊滅した場合、彼を仲間にすることができなくなる。事前に彼を仲間にしておくか、ウエストエンドの壊滅を防ぐ必要がある。全キャラクター中、赤魔道士に次いで最もLPが高い(ガラハドと同じ数値)。 ダーク / Dark 声 - 藤原啓治 本作の新キャラクター。記憶を失って世界各地をさまよっている怪しい身なりの男。条件を満たすことで2周目以降に仲間にすることができるようになる。記憶を取り戻すと性格が変わり、口数も多くなり、同時に性格に応じたスキルレベルも自動的に上がる。育て方によって2種類の人格に分かれ、最終的な人格によってそれぞれ固有のイベントと入手可能なアイテムが用意されており、展開によっては名前そのものが変更される。ダーク本来の人格 300年前に壊滅したといわれながら実際には水面下で細々と命脈を保っていたクジャラートの闇組織「アサシンギルド」の次期リーダーである暗殺者。アサシンギルドでは集めた子供達を過酷な環境で競い合わせ、その過程で脱落した者達を奴隷として扱い、勝ち残った者を後継者としていたが、ダークは自ら脱落者となり、そのグループを掌握して数の力によってクーデターを起こし、アサシンギルドの実権をつかみ取った。正当後継者となって組織を正式に復活させるべく、アサシンの奥義とされる「仮死復活の技(毒を飲んで仮死状態になった後に蘇生する)」を敢行するものの失敗するが、ミニオンによって後述のアルドラの魂の入れ物にされることで記憶を失ったものの一命を取り留める(アルドラの記憶が戻った場合、ダークの魂は死亡して肉体のみが残った状態となる)。記憶を取り戻した後は、仲間として引き留めた場合はミニオンが世界を混乱させるべく偽のアサシンギルドを作っていたことに怒り、サルーインは共通の敵だとして協力する。引き留めなかった場合は、エンディングでアサシンギルド復活を誓う姿が描かれる。 アルティマニアに掲載された短編小説『吟遊詩人は歌う』では、サルーインとの戦いでアルドラの魂が昇天したことでダークのみの人格が残った状態で生存しており、今後はアサシンギルド後継者ではなく冒険者として自由に生きていくと語っている。 アルドラ / Aldora ダークが宿したもう1つの記憶の正体。1000年前ミルザの仲間であった女性魔術師。一人称は「オレ」で男性口調のため、ダークの肉体では誰も女性と分からなかった。類い希な術法の才能を持っていたが、術の才能を育てるには幼い頃からの修行が必要であり、スラム育ちの彼女にはその機会が与えられず、才能を開かせることはできなかった。サルーイン討伐に赴くミルザへの同行は許されなかったが彼の後を追い、追っ手を防ぐ役割を担って戦死した伝承が伝わる。ミルザに恋心を寄せていたが、その記憶を捨て去り転生することを拒んだため1000年もの間煉獄の最下層に留まっていたところ、サルーインにエロールの妨害をするよう要請されたデスの策により彼女の魂は利用されることになる。記憶を取り戻した後は、復活するサルーインを倒せばミルザの元にいけるかもしれないと考え協力する。 こちらの記憶を取り戻した場合、エンディングにて魂がミルザの元へと昇天するイベントが見られる。 『ロマンシング サガ リ・ユニバース』では、本作では明かされなかったミルザとの出会いとその後が描かれている。 テオドール / Theodore 声 - 山本満太 騎士団領ミルザブール城主であり、「騎士団の剣」とうたわれる老騎士。身長178cm、体重60kg。南方系。熱血漢で騎士団の誇りにこだわりが強く、やや融通の効かない一面も。騎士団領のほぼ全てのイベントに絡み、基本的には初期のイベント攻略中のみ仲間にできる。全キャラクター中、初期BPが最も高い反面、回復BPが最も低い。 ラファエル / Raphael 声 - 保志総一朗 騎士団領オイゲンシュタット城主ハインリヒの従者。身長180cm、体重54kg。東方系。当初は騎士見習いだが、ハインリヒに目をかけられている存在。整った容姿と誠実さから若い娘の憧れの存在であり、コンスタンツと恋に落ちている。イベントの都合上、テオドールと同行する形になるため、初期のイベント攻略中で一時的に仲間にすることができる。テオドールとは違い、彼を本格的に仲間にすることは可能だが、騎士団領のイベントが後半になってからである。 フリーレ / Frielei 声 - 幸田夏穂 今作で初登場。バイゼルハイムのフラーマの姉で、妹同様、エロールの誓いによってディステニィストーン「邪のオブシダン」の守護者を100年間務めている。東方系。一度パーティーから外すと、もう一度加えることはできない。 竜騎士 / Dragon Knight 今作で初登場。騎士団の祖と親交を結んだ伝説の竜。竜の庭でミルザの遺品を護っている。毎ターン自動的にリヴァイヴァ状態(倒されてもLPのある限り自動的に復活する状態)である・武具は装備できず代わりに「ジェミニスター」による攻撃を行う・生まれながらの属性防御が高い、など竜騎士独特の戦闘能力を持つ。吟遊詩人に頼んでパーティから外すことは不可能なため、LPを0にするかデスに捧げるしかない。パーティから外すと2度と仲間にできない。手順次第では、ナイトハルトと一騎討ちになり、死亡してしまう。 ファラ / Farah 声 - 雪野五月 ジャミルの幼馴染であり、彼の仕事の分け前を貰って母親と生活している。身長159cm、体重41kg。西方系。借金のカタに身売りされたり、母親が突如発狂したりとかなりの苦労人だが、性格は純情で、ジャミルに好意を寄せている。今作では仲間にできるようになったが、ジャミル以外の主人公であることが条件となる。 海賊シルバー / Captain Silver 声 - 高橋美佳子 今作で初登場。かつてバファル皇帝から風のオパールを奪った伝説の海賊。旧作までは伝承の中の人物扱いだったが、今作では仲間にできるようになった。財宝を隠すときに仲間を皆殺しにした設定は旧作と同じであるが、その他の設定の大部分が変更された。正体は人間になりたいと願っていたメスのシルバードラゴンで、オパールの守護を条件にエロールから人間にしてもらったが、奪ったオパールを秘匿した途端、守護に都合のいい強大なドラゴンの姿に戻されていた。イベントをこなすと守護者としての使命から解放されて人間の姿になる。名前のあるキャラクターの中で最もLPが低いのが欠点。 赤魔道士 / 声 - いずみ尚 凍りついた城で協力して秘宝を探そうと誘ってくる。非売品の闇術・邪術を修得している(使用出来る闇術と邪術は一部のみ)。首飾りと指輪以外の一切の武具を装備できず、体術技も使えないため、術法しか行使できない。全キャラクター中、最もLPが高い(ガラハドとエルマンよりも若干高い程度だが、キャラクターの性能を総合的に比較すると、明らかに彼らよりも劣る)。 彼を仲間にした状態で凍りついた城を出ようとするとパーティから離脱するため、連れ回すことは不可能。そのため、修練所でスキルレベルを上げる機会がない。また、同名の上級クラスである赤魔道士に就いているが、修得済みのスキルレベル(火術・風術・魔術・闇術・邪術)が全て1のため、クラス特性の効果が無い。既述の通り、これらの不利な制限による都合上、仲間にできるキャラクターとしては総じて使いにくい。彼以外のキャラクターが修練所でスキルレベルを上げることは可能だが、闇術・邪術を修得する機会はないため、クラス特性による恩恵を受けることも不可能。実質的に火術・風術・魔術のBP・LPコストを下げるのみで、クラス特性の効果が無い不遇なクラスと化している。
※この「主人公以外の仲間になる人物」の解説は、「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」の解説の一部です。
「主人公以外の仲間になる人物」を含む「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」の記事については、「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」の概要を参照ください。
- 主人公以外の仲間になる人物のページへのリンク