伝説の海賊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 10:02 UTC 版)
「パイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物」の記事における「伝説の海賊」の解説
世界各地に拠点を構える選ばれし9人の“伝説の海賊”達。「海賊の掟」を作成したモーガンとバーソロミューは、第1回評議会(初代海賊長)であった。 ジャック・スパロウ カリブ海の王。詳細は「ジャック・スパロウ」を参照 ヘクター・バルボッサ カスピ海の王。詳細は「#ヘクター・バルボッサ」を参照 サオ・フェン (Sao Feng) 演:チョウ・ユンファ/磯部勉 第3作に登場。シンガポールを拠点に南シナ海を統べる中国海賊の長。選ばれし9人の“伝説の海賊”の1人。“デイヴィ・ジョーンズの墓場”(デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー)への唯一の手掛かりとなる海図を持っている。水と蒸気で犠牲者を拷問した。一般的に西側と戦わないことを好んだ。 シンガポールを拠点に活動する中国の海賊で長い髭が特徴で、ジャック・スパロウがいるとされる世界の果てを示す海図を持っていたことから、バルボッサ率いるブラックパール号の船員たちが地図を求めてフェンのもとを訪れた。 その後カリプソを人間の体から解放しようとするバルボッサと手を結び、逃げた時の担保としてエリザベスを引き渡すように要求した。エリザベスはこの要求をのんだ。この時サオ・フェンはエリザベスの体にカリプソが封印されていると勘違いしていた。その後エンプレス号を奇襲してきたフライング・ダッチマン号の砲弾を受け、木の破片が胸に突き刺さり致命傷を負う。そして、エリザベスにエンプレス号の船長の証である翡翠の首飾りと船長の権限を託し、息絶えた。東インド会社は8000ギニーの懸賞金を懸けている。 中国語では「嘯風(啸风、xiào fēng)」と書く。伝説の海賊の証である「銀貨」は、翡翠の首飾り。 エリザベス・スワン サオ・フェンから海賊長の座を託された。詳細は「#エリザベス・スワン」を参照 キャプテン・シュヴァル (Capitaine Chevalle) 演:マーセル・ユーレス 第3作に登場。地中海の王。フランスの貿易都市マルセイユ出身。顔に白粉をつけ貴族的な振る舞いをしているが、これにより海賊仲間からは嫌われている。彼は、ヨーロッパの裕福で弱い貿易船や、メキシコからスペインに戻る財宝を積んだ船団を略奪の対象にしている。主に、新世界(アメリカ周辺)のカリブ海に面したフランス植民地(モントセラト、ハイチ等)と旧世界(ヨーロッパ)の間で取引を行なっている。新世界から戻るビジャヌエバのスペインの財宝船を狙ったりした。旗艦は大砲を16門搭載したファンシー号。伝説の海賊の証である「銀貨」は、スペードのクイーン。東インド会社での懸賞金は6000ギニー。 ミストレス・チン (Mistress Ching) 演:タカヨ・フィッシャー/片岡富枝 第3作に登場。太平洋の王。夫の死後、中国の海賊を束ねる。盲目ながら9人の中では唯一の女海賊である。何百隻もの船からなる艦隊を指揮し、日本と中国の間での密輸貿易によって不当に利益を得ている。捕らえた敵の首を刎ねたり拷問することで知られている。売春宿と賭博場を経営しており、記念品として耳を削ぎ落とす。上海を拠点として、恐怖による圧制で中国沖を支配している。旗艦は艦載する大砲の数も名前も不明。感情的になると叫ぶ癖がある。伝説の海賊の証である「銀貨」は、眼鏡。東インド会社での懸賞金は3400ギニー。 吹替えや字幕での名前は「マダム・チン」。 アモンド・ザ・コルセア (Ammand The Corsair) 演:ガッサン・マスード 第3作に登場。黒海の王でトルコ人。北アフリカ沿岸を中心に活動し、黒海に栄えるバーバリー海賊を使って、キリスト教徒の乗る貿易船に海賊行為を行なっている。オスマン帝国と連合して、トルコからモロッコを超える地域の支配をたくらむ。また、コルセアと呼ばれる国家公認の組織化された海賊船の一団を持つ。旗艦は大砲を10門搭載したジーベック艦のSeref号。伝説の海賊の証である「銀貨」は、ブランデーの盃。東インド会社での懸賞金は4400ギニー。 ジェントルマン・ジョカルト (Gentleman Jocard) 演:ハキーム・ケイ=カジム 第3作に登場。大西洋の王。ニューオリンズの奴隷出身海賊。ミシシッピ川とメキシコ湾の両方へアクセス出来るニューオリンズの港を拠点としている。彼の人生の多くが神秘と超自然で満ちている。ジョカルトと言う名前は、彼が奴隷生活から逃げた後、元の主人から取ったものである。旗艦は大砲を22門搭載したフリゲート艦のレンジャー号。伝説の海賊の証である「銀貨」は、タバコカッター。東インド会社での懸賞金は3600ギニー エドゥアルド・ビジャヌエバ (Eduardo Villanueva) 演:セルジオ・カルデロン/広瀬正志 第3作に登場。アドリア海の王でスペイン人。7つの海を旅して、フィリピンや南米の港への道を開いた。キャプテン・シュヴァルと競っている。バーバリー海賊(コルセア)と一緒に海賊行為のために外洋で剣を交える。海賊引退後は、ヨーロッパ貴族の一員となった。旗艦は大砲を44門搭載するセンチュリオン号。伝説の海賊の証である「銀貨」は、割れたボトルの首。東インド会社での懸賞金は2000ギニー。 スンバジ・アングリア(Sumbhajee Angria) 演:マーシャル・マネシュ 第3作に登場。インド洋の王でヒンドゥー教の僧でもある。部下からは、敬称の意味を込め"スリ"スンバジ(Sri Sumbhajee)と呼ばれる。自身の甲高い地声を隠すため、会話をする際は手下を通して喋らせている。領海を移動する金持ちの商船から略奪し、アラブ世界とインドの間で取引している。ボンベイの港を封鎖し、身代金を要求した。また、劇中での描写は無いものの超能力を使って戦うことが知られている。旗艦は大砲を8門搭載するOtter号。伝説の海賊の証である「銀貨」は、子牛の角の嗅ぎタバコ入れ。東インド会社での懸賞金は2800ギニー。
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