騎士団領とは? わかりやすく解説

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騎士修道会

(騎士団領 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/01 01:10 UTC 版)

騎士修道会(きししゅうどうかい)は、主として十字軍時代に聖地エルサレムの防衛とキリスト教巡礼者の保護・支援を目的として創設された中世ローマ・カトリック修道会[1]。単に騎士団とも。修道会の一形態であり、騎士は入会にあたり修道誓願(独身、私有財産の放棄、神への従順)を立て修道士となる必要があり、「戦う修道士」とも呼ばれた。多くの騎士修道会はローマ教皇保護のもと数々の「大特権 (libertas maior)」を与えられ、国家権力からの独立を保った[2]。騎士修道会は当時としては稀有な常備軍であり、十字軍や聖地エルサレムの防衛、イベリア半島東ヨーロッパにおける戦いなど、異教徒との戦いにおいて歴史的に重要な役割を担った。


  1. ^ 当時修道士がよく行った節食や断食を、戦士でもある騎士が実践することを防ぐ意図の会則と考えられている。
  1. ^ a b 橋口倫介 『十字軍騎士団』講談社学術文庫、1994年。 
  2. ^ a b c 佐藤彰一 『剣と清貧のヨーロッパ』中公新書、2017年。 
  3. ^ a b レオン・ゴーティエ 著、武田秀太郎 編 『騎士道』中央公論新社、2020年。 
  4. ^ 佐藤賢一 『テンプル騎士団』集英社新書、2019年。 


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