主人公以外の主要キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 08:09 UTC 版)
「ビートダウン」の記事における「主人公以外の主要キャラクター」の解説
ザネッティ ザネッティファミリーのボス。表向きは実業家で、港の利権を押さえ、いくつもの工場を経営しているが、裏の顔は街を牛耳る暗黒街の帝王。野心的で精力的だったが、年老いてからは猜疑心が異常に強くなっている。クインシーから居場所を聞き出した主人公が乗り込んできた際、マフィアと警察がグルだったことを話し、組織のボスの座をかけて勝負を挑むも、倒される。死ぬ間際、「お前がファミリーの後継者だ」と言い残し、息を引き取る。 全体的に発生が速い技が多い。また、回避にも優れる上、ワレスに次ぐライフを誇る。だが、武器を一切装備していないという欠点がある。 ユージン ザネッティの腹心。野心的で知的。ザネッティの引退後は彼がボスになると目されている。主人公達を「裏切り者」として始末しようとするも、取り逃がす。その後、倉庫で取引を行っていたところを主人公に襲撃され、勝負を挑むも返り討ちにされる。死ぬ間際、「お前達をハメたのは俺じゃない、ザネッティだ」と言い残し、息を引き取る。 主人公がジーナの場合、「最後の頼み」と言いポケットに隠していた銃を渡して自分を殺すように頼み、望み通り殺害される。 ナイフを使った技が非常に豊富で、威力も高め。だが、通常攻撃も決して少なくはないため、ナイフがなくても十分に戦える。 グレゴリオ 麻薬工場を守っているザネッティの部下。単純な性格だが、ボスへの忠誠心は人一倍強い。工場の最深部で勝負を挑むが、返り討ちにされる。 見た目通りライフが高く、攻撃力も高いが、技が全体的に大ぶりで隙が大きい。投げ技を得意とし、非常に強力な技を持っている。 イグナツィ 殺し屋。両手に鉤爪を装備しており、その爪で敵を切り裂くことを快感としている快楽殺人鬼。ポーランドの秘密警察の一員の過去を持つ。主人公の仲間を狙い、各地に現れる。その後、地下鉄跡に主人公を呼び出し、直接殺そうとするが返り討ちにされる。 固有の武器である鉤爪を装備しており、それを使った独特なコンボ技を多く持つ。常に武器を装備しているため、鉤爪による攻撃は通常ガード不可という特性も持つ。 チェスター 本作の真のラスボスで、ラス・ソンブラス市警の警部。仕事一筋、謹厳実直な叩き上げ。かつて同僚を殺されたことからかマフィアに対し強い憎しみを持っており、マフィアに対しては一切容赦がない。その様はトレイシーに「猟犬のような男」と言わしめるほど。マフィアへの対応の違いからか、ワレスとは仲が悪い。仕事一筋の性格のせいで幾度の離婚を経験した。 条件を満たしているとラスボスを倒した後に彼と埠頭で話す展開になる。そこで、裏切りの一部始終を目撃していたこと、奪われたブツと金を回収していたこと、それを利用してマフィアを弱体化させようとしていたこと、そのついでに腐敗した警察の上層部を一掃できたことを打ち明ける(その際主人公に「悪徳警官」と言われる)。そして、主人公に対し「山分けだ。ブツか金のどちらかをやる、残りは私が貰う」と提案する。その後、「ワレスの遺志を継ぐという名目で署長に就任し、街の名士となる」もしくは「市警と闇社会、両方の権力を手にする」という結末を迎える。 主人公が提案を突っぱねる展開の場合、逆上したチェスターは主人公に署長殺しの罪を擦り付けて逮捕しようとするが、倒される。その後、主人公は闇社会の王となる。 拳銃を2丁装備しており、それを使った技が豊富。発射速度も速い。また、出の速い攻撃も多く、距離を問わず戦える万能型。 ファティマ ファティマ・セイントのボス。日本刀を使った攻撃を得意とする。冒頭で何者かに取引を潰され、バスケットコートで復讐のために襲いかかってくる。その後、主人公に倒された後に現れたイグナツィに殺害される。 標準装備の日本刀を使った攻撃に優れており、技の種類も多いが、逆に刀がない場合の攻撃手段はかなり少ない。 ワレス ラス・ソンブラス市警の署長。本作のラスボス。尊大な性格で権力志向。自分の地位とメンツを守ることを第一に考えており、マフィア同士の抗争が激化するぐらいなら一極支配のほうがマシだと考えている。署長に就任後、マフィアの撲滅に乗り出し、ザネッティ・ファミリー以外のマフィアを撲滅。市の救世主として名声を得た。 マフィアを弱体化させた功績を示すことで知事に立候補し、街の利権を独占する野望を持っていた。彼の思惑通り、マフィアは弱体化するも、事実を知った主人公に警察署に乗り込まれてしまう。署長室のシークレットバーに隠れていたが見つかり、迫る主人公に対し自分と手を組むよう提案するも拒絶されたため、自らの手で始末しようとするが倒される。だが、隠し持っていた銃を取り出し、主人公を追い詰めるが、間一髪のところで後からやって来たチェスターに射殺される。 全キャラクター中、最大のライフを誇る。また、コンボのバリエーションが非常に豊富な連続技に特化したキャラ。装備品であるショットガンの扱いも得意。 クインシー 病院の院長でもある心臓外科医。普段は紳士的だが、裏ではザネッティとつるんでおり、非合法の殺人を請け負っている。居場所を聞くために病院に現れた主人公を殺そうと襲いかかってくるが返り討ちにされ、ザネッティの居場所を吐く。 弾数無制限の遠距離武器「手術用メス」を装備しており、遠距離から敵を牽制する。また、キック技が非常に豊富なのも特徴だが、逆にパンチ技はほとんどない。 メルヴィン バー「ザ・ホール」のマスター。元々はギャングだったが、ザネッティとの勢力争いに敗れ、組織を去った。マフィアを快く思っておらず、マフィアに敵対する犯罪者を密かに匿っている。 実はワレスに脅されており、主人公に復讐するようにそそのかして内部抗争を起こさせようとしていたが、マフィアが弱体化して用済みになったためワレスに警官隊を送られる。トレイシーの電話により主人公が到着したときにはすでに息絶えていた。 主人公に技を教えてくれるためか、単発、コンボ問わず威力の高い技が揃っている。特に蹴り技の威力が高い。 ノーマ ファティマの妹。姉の復讐のために何度も勝負を挑んでくる。4回目の戦いではネゴシエーションが可能で、彼女を部下にすることが可能。 モーションおよび装備はファティマと全く同じ。 ウェンデル 大柄な体格をした、警察署の看守長。ワレスやチェスターにバカにされていると思い込んでおり、いつか見返してやろうと思っている。チャプター1で、収監された主人公を痛めつけようとするが、返り討ちにされ脱走を許す。その後、看守長の座を下され、周りからバカにされ続けていた。チャプター7でワレスを倒すため警察署に乗り込んできた主人公にリターンマッチを挑むも、やはり返り討ちにされる。 図体の割に攻撃速度は早めで、カウンター技を多く持つ。また、愛用のスタン警棒を使った固有技を多く持つ。 トレーシー 情報屋。情報は確かだが、金にがめつい性格。普段はバーで酒を飲みつつ野球観戦する日々を送っている。メルヴィンと同じくワレスに脅されていたが、始末される。死の間際にこれまでの全ての事実を話す。 武器を使った技が非常に豊富で特にショットガンの扱いは最も優れている。ただ、素手の状態ではロクな攻撃手段がないというかなり極端なキャラ。 カルロ 元ザネッティファミリーの一員。組織を裏切ったために、追手を恐れてタウンに隠れている。秘密工場の場所を知っており、主人公に場所を教える。 固有モーションではあるが、技の性能はどれも低い。ただし、回避能力だけはトップクラス。
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