不等沈下とは? わかりやすく解説

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不等沈下(ふとうちんか)

 地表面不均等に沈むこと。不同沈下ともいう。

 パイプ埋設し埋め戻し跡地、岩混じりの土などによる盛土(岩の下部空隙生じやすい)、粗大ゴミなどによる埋立跡地など起こりやすい現象である。

     


不同沈下・不等沈下

地盤の状態や基礎耐力不足などの理由で、建物が場所により異な沈下をすること。建物が傾いたり、大きなひびが入るなど、取り返しつかない重大な被害につながることもあり、建設先立って地盤状況調査することが重要である

地盤沈下

(不等沈下 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/11 05:49 UTC 版)

地盤沈下(じばんちんか)とは、地盤(地表面)が収縮や陥没により相対的に沈む現象[1][2]。堆積盆地の沖積層[3]における地盤沈下は世界中のどこでも発生する[4]


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