かん‐よう〔‐ヤウ〕【×涵養】
涵養
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 03:29 UTC 版)
水文学において涵養(かんよう)、または地下水涵養[1]は、地表の水(降水を主としてほかにも、湖沼水・河川水、貯水池・雨水浸透ますなどの水、その他)が地下浸透して帯水層に水が供給されること[2][1][2]。その供給源を涵養源[3]、供給元となっている河川域を涵養域(英語 recharge area)[4]という。
- ^ a b c “地下水涵養”. EICネット(公式ウェブサイト). 一般財団法人 環境イノベーション情報機構 (2003年9月12日作成、2015年1月22日更新). 2019年5月15日閲覧。
- ^ a b c d e 内閣官房 内閣広報室. “地下水用語集(立ち上げ段階版) (PDF)”. 公式ウェブサイト. 首相官邸. 2019年5月15日閲覧。※p.11(コマ番号では18/43)
- ^ くらしと農業用水 農業用水の多面的役割 9.水源かん養
- ^ 『自然地理学事典』p.162
- ^ “涵養”. コトバンク. 2019年5月15日閲覧。
- ^ a b “涵養”. 三省堂『大辞林』第3版. コトバンク. 2019年5月15日閲覧。
- ^ “涵養”. 小学館『精選版 日本国語大辞典』. コトバンク. 2019年5月15日閲覧。
- ^ “涵養”. 小学館『デジタル大辞泉』. コトバンク. 2019年5月15日閲覧。
涵養
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/16 20:10 UTC 版)
オガララ帯水層への地下水涵養量は様々な要因によって限られている。まず、この地域のほとんどが乾燥帯に属し、年間降水量500mmに満たないことが挙げられる。加えて風が強く、乾燥した風によって地表水や降水の蒸発が促されているということが追い討ちをかけている。 こうした気象条件に加え、帯水層のほとんどは炭酸カルシウムを主成分とする不透水層に覆われていることも、地表からの帯水層への水の流入を減少させる要因になっている。この地域にはプラヤと呼ばれる、乾燥地帯特有の浅い水溜りのような湖が多く見られる。その湖岸の多くは炭酸カルシウム層や粘土層で形成されている。炭酸カルシウムには地中の水分蒸発を早めるはたらきがある。一方で、乾燥が進むことによって土壌中の炭酸カルシウムの含有量が増える。こうした循環によって、ただでさえ少ない降水や地表水が土壌に浸透する量はさらに少なくなり、オガララ帯水層への水の涵養量は極めて限られたものになってしまう。
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