オガララ帯水層
別名:ハイ・プレーンズ帯水層
英語:Ogallala Aquifer
米国の中ほどに存在する地下の帯水層。日本の国土に匹敵する面積にわたって大量の地下水を湛えている。帯水層に含まれる水量は4兆トンとも言われている。アメリカ中部の乾燥した気候において重要な水源であり、農業用水、および飲料水として欠かせないものとなっている。
オガカラ帯水層の位置するアメリカ中部は、雨量の少ない気候でありながら、大規模な穀倉地帯として開発が進んでいる。その背景には、オガカラ帯水層から地下水を汲み上げることで豊富な量の給水が可能だったという事実がある。しかしながら、機械化されたポンプによる大量の水の汲み上げなどが続けられたことなどによって、オガカラ帯水層では深刻な水量の低下が進行しているとされ、問題視されている。
オガララ‐たいすいそう【オガララ帯水層】
オガララ帯水層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/16 20:10 UTC 版)
オガララ帯水層(オガララたいすいそう、英語:Ogallala Aquifer)は、アメリカ合衆国中部、グレートプレーンズの地下に分布する浅層地下水層。ハイ・プレーンズ帯水層(High Plains Aquifer)とも呼ばれる。世界最大級の地下水層で、総面積は450,000km²(日本の国土の約1.2倍)におよび、同国中西部・南西部8州にまたがる。この帯水層は1899年にニューヨークの地学者ネルソン・ホラティオ・ダートン(Nelson Horatio Darton)によって命名された。名称はネブラスカ州西部の町オガララ(Ogallala)に由来している[1]。
- ^ Darton, N.H. 1898. Preliminary report on the geology and water resources of Nebraska west of the one hundred and third meridian. In: Walcott, C.D. (ed), Nineteenth Annual Report of the United States Geological Survey, 1897-1898, Part IV, pp. 719-785.
- ^ North Plains Groundwater Conservation District
- 1 オガララ帯水層とは
- 2 オガララ帯水層の概要
- 3 参考文献
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