構造的欠陥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 02:04 UTC 版)
ピサの斜塔 1173年に着工のピサの斜塔(イタリア)は、地盤の弱い場所に建てられたことに原因し、建設途中に早くも傾き始めていた。事態を受けて施工プランは変更を余儀なくされ、塔の高さは当初の予定の半分になってしまったものの、工事が中止されることはなかった。そうして1372年、不等沈下の最も顕著な例として世界にも稀なかたちで落成を見た。 ボーヴェ大聖堂 フランスのボーヴェ大聖堂(1225年 - 1300年頃)は高さ153 mという塔の建設に挑戦した。しかし、完成して10年後に塔は自然崩壊している。 フォントヒル修道院 また、イギリスにおけるゴシック・リヴァイヴァル建築の先駆けであるウイリアム・バックフォード作のフォントヒル修道院(1776- 1812年。右の画像を参照)は、90 mの高さを持つ塔が予定されていた。しかし、工事中に塔は崩落し、バックフォードは設計ミスを認めた。結局、規模を縮小して完成を見たが、それも1825年に崩壊してしまい、再建されることはなかった。
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