edge
「edge」とは、刃・ふち・角などを意味する英語表現である。
「edge」とは・「edge」の意味
「edge」とは、「刃」、「ふち」、「へり」、「かど」などを意味する英語の名詞である。また、「刃」から派生して「鋭さ」や「痛烈さ」、「強み」、「優勢」といった意味で用いられることもある。可算名詞ではあるが、「鋭さ」や「痛烈さ」などは複数形「edges」で表現することはなく、専ら単数形のみで表現する。「edge」は動詞としての用法も存在する。意味は「縁取る」、「じりじりと動かす」、「斜めに動く」、「鋭くする」、「僅差で打ち負かす」などがある。他動詞と自動詞の両方の用法があるため、目的語の有無でどちらの用法なのかを判断したい。なお、活用変化は規則変化に分類され、三人称単数現在形は「edges」、現在分詞は「edging」、過去形と過去分詞は「edged」と表現する。
「edge」の発音・読み方
「edge」の発音は「エッジ」である。アクセントは「エ」に置かれる。「d」は発音せず、「ジ」は歯を閉じつつ舌を上顎につけて口を大きく横に開きながら発声すると良い。なお、古いカタカナ英語において「エッヂ」と書き下している場合もあるが、読みは同じためあまり意識する必要はないだろう。強いて挙げると、「ヂ」を発音する際に歯で舌を挟みながら発声するケースがあるが、「edge」の発音としてはやや正確ではないと言える。「edge」の語源・由来
「edge」の語源を遡ると、ゲルマン祖語の「agjo」に行き着く。意味は「刃」や「角」となる。ゲルマン祖語から古英語が生まれる過程で「ecg」と変化した。「ecg」の意味は刃物や武器の「刃」のみであった。その後、中期英語で「egge」と変化した際には、「刃」から派生するように「ふち」や「へり」、「土地の端」、物事の「外枠」、軍事における陣形の「側面」という意味が追加された。やがて、現代の「edge」の形になり、意味も「ふち」から派生して物事の「瀬戸際」、「刃」から派生して「鋭さ」、「痛烈さ」、「強み」などの意味が生まれた。また、名詞の用法から派生する形で動詞として用いられるようになったのもこの頃である。「edge」を含む英熟語・英語表現
「on the edge」とは
「on the edge」とは、「危機と隣合わせで」、「危機に瀕して」といった意味の熟語である。刃の上にいる、崖っぷちの上に立っているといったイメージから、切れたり落ちたりする「危険がすぐそこにある」という意味でこの言い回しをするようになった。
「live on the edge」とは
「live on the edge」とは、「危険と隣り合わせの生き方をする」という意味の言葉である。「on the edge」、即ち崖っぷちの上で「live」(生きる)ということから、「危険がすぐそこにある状況下で生きる」という意味合いになる。文脈によって多義的に使われることが多く、「スリルを求める」、「危険を顧みず飛び込んでいく」、「ハイリスクハイリターンな選択をする」などの能動的な行為について述べることもあれば、「貧困の中での生活を強いられる」、「その日暮らしを余儀なくされる」、「治安の悪い場所に身を置く」などといった「危険と隣合わせで生きざるを得ない」という受動的な状況について述べるケースもある。
「edge」に関連する用語の解説
「microsoft edge」とは
「Microsoft Edge」とは、マイクロソフト社が開発したWebブラウザである。Internet Explorer 11の後継として開発され、Windows 10よりInternet Exprolerに代わる新たなデフォルトブラウザとしてプリインストールされるようになった。当初はInternet Exprolerのブラウザエンジン「Trident」を改良した「EdgeHTML」を搭載していたが、2020年以降はGoogle製のブラウザコードベース「Chromium」をもとに再構築したバージョンに移行している。名前を「Edge」とした直接の由来は「EdgeHTML」で、「edge」の名の通り「最先端」かつ無駄な機能を削ぎ落として「刃物のように洗練された」ブラウザエンジンになることが期待されていた。
「edge ieモード」とは
「Edge ieモード」は、Microsoft Edgeに搭載された閲覧オプションである。Internet Explorer 11のコンポーネントを利用することで、Internet Explorer 11以前でしか正常に表示できないWebページの閲覧が可能となる。また、Internet Explorer 11向けのアドオンも、ieモードを有効にすることで利用することが可能である。
「edge networks」とは
「edge networks」(エッジネットワーク)とは、ネットワークの末端にあるIoT機器などの「エッジデバイス」にネットワーク上の処理を行わせるように設計されたネットワークのことである。メインサーバーの負荷を減らすことができるというメリットがある。クラウドネットワーク上に構築されたエッジネットワークのことを、クラウドエッジネットワークと呼ぶ。
「edge」の使い方・例文
名詞としての「edge」は、「ふち」や「端」、「へり」といった意味で用いる場合、「The edge of the cup is dirty.」(カップのふちが汚れている)のように、「edge of ●●」と表現することで何のふちや端なのかを明示することができる。また、「There are damaged on the table's edge.」のように所有格を使うことも可能だが、「of」を使用する用法と比べると一般的ではないと考えられる。edge
「edge」とは、縁・刃・縁取る・少しずつ動かす・縁を付けることを意味する英語表現である。
「edge」とは・「edge」の意味
「edge」は、縁・刃・縁取る・少しずつ動かす・縁を付けるのほかに、端・へり・鋭さ・(刀を)研ぐ・少しずつ動くなどの意味がある。名詞と動詞の品詞を持つ英語である。「edge」の発音・読み方
「edge」の発音記号は「édʒ」。カタカナ読みは「エッジ」である。「edge」の語源・由来
古期英語の「ecg(鋭くとがったもの)」が、中期英語の「egg」を経て、現在の「edge」となった。「edge」の同義語
「border(端・縁取る)」「verge(縁)」「blade(刃)」「brink(縁・端)」「sharpness(鋭さ)」「sharpen(研ぐ)」「polish(研ぐ)」などがある。「edge」を含む英熟語・英語表現
「edge out」とは
「追い出す」「僅差で勝つ」などの意味がある。
「edge in」とは
「少しずつ入り込む」「割り込ませる」「(言葉などを)差しはさむ」などの意味がある。
「live on the edge」とは
「危険と隣り合わせの生き方をする」「危険な人生を送る」などの意味がある。
「take the edge off」とは
「(刃物の)刃をなまらせる」「(痛みなどを)和らげる」などの意味がある。
「take one's edge」とは
「優位を保つ」という意味である。
「on the edge of one's seat」とは
「(椅子から)身を乗り出して」「わくわくして」「手に汗を握って」などの意味がある。
「over the edge」とは
「興奮する」「正気を失って」「気が狂って」などの意味がある。
「edge」に関連する用語の解説
「microsoft edge」とは
マイクロソフトにより開発された、Windows 10以降のパソコンから標準搭載されたWebブラウザ。「Microsoft Edge」は「Internet Explorer」の後継である。「Internet Explorer」の略称が「IE」であったため、一部では「Microsoft Edge」を「ME」と略して呼ぶが、多くの人は略して「Edge(エッジ)」と呼んでいる。
「edge ieモード」とは
「Microsoft Edge」では閲覧できない「Internet Explorer」ベースのWeb サイトを「Microsoft Edge」からでも閲覧できるようにする機能のことである。
「edge networks」とは
ネットワーク内でエッジデバイスに計算能力の性能を与え、データの収集から変換・配布・利用までができるネットワークのことである。
「network edge」とは
通信ネットワークの末端にあたる領域のことである。
「Edge Computing」とは
利用者が利用するデバイス(端末)の近くに複数のサーバーを配置し、システムへの負荷を分散して通信遅延を低減するネットワーク技術のことである。
「edge to edge」とは
モバイル端末などのディスプレイの外側の額縁(ベゼル)がないことを意味する。
「edge ball」とは
卓球で台の端の角の部分に球が当たることやその当たった球のことをいう。ルールでは、正規の返球として認められる。
「edge AI」とは
人工知能に必要な処理を、クラウド上ではなく端末側で行うことである。
「edge location」とは
コンテンツ配信やクラウドサービスなどのネットワークの拠点を分散して配置することや、そのように配置された拠点や設備のことである。
「edge(ゴルフ用語)」とは
グリーンとグリーン周りの境目、フェアウェイとラフの境目などのことである。
「edge(映画・映像業界用語)」とは
VTRテープやフィルムの端のことである。
「edge」の使い方・例文
He stood at the water's edge and looked at the lake.:彼は水際に立って湖を眺めた。My office stands at the edge of the town.:私の事務所は町のはずれにあります。
He lived on the edge until he met her.:彼は彼女と出会うまでは、危険と隣り合わせの生き方をしていた。
This knife has a very sharp edge.:このナイフは非常に鋭い刃を持っています。
She edged the handkerchief with lace.:彼女はハンカチにレースの縁取りをした。
I am on the cutting edge in this field.:私はこの分野の最先端にいます。
She edged her chair forward so that her mother wouldn't find out.:彼女は母親に見つからないように、椅子を少しずつ前に動かした。
To keep my edge in school, I have to study every day.:私は学校の中での優位を保つために、毎日勉強しなければなりません。
The death of her child was enough to push her over the edge.: 子どもの死で彼女は気が狂ってしまった。
エッジ【edge】
読み方:えっじ
1 ふち。へり。端。
2 刃物の刃。刃物の切れ味。また比喩的に、人を刺激する鋭い感覚。「—の効いたデザイン」
4 スキー板やスノーボード板の滑走面の両側端。また、両側端に沿って細く取りつけた金属。
6 グラフ理論の点と線分からなる図形における、線分(辺、枝)。路線図の線路、電気回路の導線、WWWのハイパーリンクに相当する。リンク。→ノード2
7 ⇒マイクロソフトエッジ
8(Edge)米国ニューヨーク市マンハッタンのハドソンヤードにある展望台。超高層ビル30ハドソンヤードの100階(高さ345メートル)に設置。楔形のデッキが屋外に張り出し、床の一部がガラス張りになっている。2020年に完成。
エッジ
振動板の周囲を支える支持材のこと。本物の英語(?)ではサラウンドという。信号周波数によって物理的な役割が変化し、音に無視できない影響を与える重要部分なので、エッジにはさまざまな工夫が凝らされている。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 高津修)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
H"
H"とは、WILLCOM(旧DDIポケット)より提供されている高性能PHSサービスの名称である。
「ツインウェーブ」と呼ばれる機能を搭載しており、通話中に、ひとつの電波を捉えながら、常に感度のよい電波を探知し、接続が確認された時点で自動で切り替えることが可能になっている。加えて、PHSの特徴であった「通話の途切れ」を、基地局の切り替え時間を従来の最大1/20と大幅に短縮したことによって改善している。
なお、このPHSの技術を用いて、同社からは、AIR-EDGE(旧AirH")と呼ばれる定額のデータ通信サービスも提供されている。AIR-EDGEの最大通信速度は、2005年6月時点で256kbpsとなっている。
参照リンク
WILLCOM 製品ページ
エッジ
エッジ
エッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/05 08:30 UTC 版)
エッジ(英語: Edge)あるいはエッヂは、端(はし)、縁(ふち)、角(かど)などを意味する英語。
企業
- エッジ (アダルトビデオ) - 日本のアダルトビデオメーカー。
- エッジ - ライブドアの旧社名。
- エッジ・グループ - 日本の企業グループ。
- マイクロソフト
製品・サービス
- EDGE (ソフトウェア) - ドット絵エディタ。
- EDGE - イマ・エンターテイメントの女性向けアダルトゲームブランド。
- EDGE - カストロールのエンジンオイルブランド。
- EDGE (ゲーム) - Mobigameのゲームソフト。
- エッジ -EDGE- - テイジイエルのゲームソフト。
- H"(エッジ) - DDIポケットのPHSサービス。ウィルコム#H"(エッジ)を参照。
- STI・エッジ - STI社のコルト・ガバメント互換銃。
- カーセンサーエッジ - リクルートの輸入車専門誌。
- フォード・エッジ - フォード・モーターが製造・販売する自動車。
- Microsoft Edge - マイクロソフトのウェブブラウザ。
- EGDE - メンズアンダーウェアブランド (読み方はエッジ)。
楽曲
- edge (See-Sawの曲) - See-Sawの楽曲。
- edge - 鬼束ちひろの楽曲。シングル「眩暈/edge」に収録。
- edge - Perfumeの楽曲。シングル「love the world」に収録。
- edge - LUCAの楽曲。
- EDGE (accessの曲) - accessの楽曲。
- EDGE - 今井翼の楽曲。タッキー&翼のシングル「×〜ダメ〜/Crazy Rainbow」に収録。
小説
人名
架空のキャラクター名
- エッジ - ゲーム「エースコンバットシリーズ」の登場人物、ケイ・ナガセ(長瀬ケイ)の通称。
- エッジ - ゲーム『ジャスティス学園』の登場人物。
- エッジ - ゲーム『ファイナルファンタジーIV』の登場人物。
- エッジ・コルトハーツ - ゲーム『サモンナイト クラフトソード物語2』の登場人物。
- エッジ・マーベリック - ゲーム『スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-』の登場人物。
その他
- EDGE (関西テレビ) - 関西テレビのテレビドラマ枠。
- EDGE - 携帯電話の規格「Enhanced Data Rates for GSM Evolution」の略称。
- EDGE - 命令セットアーキテクチャの一つ「Explicit Data Graph Execution」の略称。
- エッジラッシャー - アメリカンフットボールにおいて守備側のポジションで攻撃側のパスプレーを妨害する選手のこと。
- Edge - 30 ハドソン・ヤードの100階にある展望台。西半球で最も高い位置にある屋外展望台である。
関連項目
エッジ(声:石田彰)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 17:44 UTC 版)
「AZEL -パンツァードラグーン RPG-」の記事における「エッジ(声:石田彰)」の解説
この物語の主人公。ドラゴンプログラムにより調停者(作中描写される限りで4人目)に選ばれる。
※この「エッジ(声:石田彰)」の解説は、「AZEL -パンツァードラグーン RPG-」の解説の一部です。
「エッジ(声:石田彰)」を含む「AZEL -パンツァードラグーン RPG-」の記事については、「AZEL -パンツァードラグーン RPG-」の概要を参照ください。
「エッジ」の例文・使い方・用例・文例
- (スケート靴の)内側の刃[エッジ].
- 彼のグラフィック作品を共に形成するエッチング、ドライポイント、リトグラフ、エッジング−ブリティッシュ・ブック・ニュース
- ウエッジソールという,楔形の踵をした靴底
- ウエッジソールという,楔形の踵の靴
- ウエッジヒールという,楔形の踵の靴
- エッジステッチャーという,ミシンの付属部品
- ナイフエッジという形態の尾根
- 秤りのナイフエッジという部分
- ピッチングウエッジというゴルフクラブ
- スキーなどにおいて,エッジを雪面に立てること
- ハードエッジという,美術上の表現傾向
- サンドウエッジというゴルフクラブ
エッジと同じ種類の言葉
「エッジ」に関係したコラム
-
個人投資家が株式投資を行う場合、証券会社を通じて株式売買を行うのが一般的です。証券会社は、株式などの有価証券の売買をはじめ、店頭デリバティブ取引や有価証券の管理を主な業務としています。日本国内の証券会...
- エッジのページへのリンク