その他のパズル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 16:08 UTC 版)
「ファイ・ブレイン 神のパズル」の記事における「その他のパズル」の解説
作中で賢者のパズルか愚者のパズルであることが明言されていないものや、私的なパズルバトルなどをここに挙げる。 校内のパズル(第1シリーズ2話) ギヴァー:逆之上ギャモン ソルヴァー:大門カイト ギャモンの作った簡単なパズルを、校内の各所に設置したもの。T字パズルなどのパズルがある。 ディスクタワー(第1シリーズ5話) ギヴァー:ビショップ ソルヴァー:逆之上ギャモン ルービックキューブのようなものだが、こちらは全て違う色にしなければならない。小型のディスクタワーをクリアすると、カイト達が乗っている超巨大ディスクタワーも同時にクリアでき、超巨大ディスクタワーが下がり、ドアに向かうことができる。 ストーンヘンジパズル(第1シリーズ5話) ギヴァー:ビショップ ソルヴァー:逆之上ギャモン 高さがまちまちのイスの高さを合わせ、ドアまで通れるようにするパズル。しかし、一つ上げると別のイスが下がってしまい、一つ下げると別のイスが上がってしまう。小型のストーンヘンジパズルをクリアすると、カイト達が乗っている超巨大ストーンヘンジパズルも同時にクリアでき、ドアに向かうことができる。 あみだシューター(簡易版)(第1シリーズ5話) ギヴァー:ビショップ ソルヴァー:逆之上ギャモン&井籐ノノハ 青く三か所発光する場所があるプレートに乗り、軌道上をあみだくじの要領で進む。一回移動すると一つ発光する所が減り、同時にドアについている明りも消える。また、プレイヤーの乗ったプレートの移動先にあるプレートは発光点の数にかかわらず消滅(落下)する。全てのプレートを消したうえでゴールにたどり着かなければ、ドアは開かない。 その正体は大門カイトから両親を奪った愚者のパズル(前述の「あみだシューター」)のレプリカであり、トラウマを思い出したカイトが逆暴走を起こすきっかけとなった。 嘘つきパズル(第1シリーズ9話) ギヴァー:ウォーロック(ヘルベルト・ミューラー)→ミノタウロス(介入) ソルヴァー:大門カイト(人質:井藤ノノハ) 7人のドワーフの発言を聞き、ドワーフを「おいしいリンゴを持つ正直者グループ」と、「毒りんごを持つ嘘つきグループ」に分け、正解である「おいしいリンゴを持つ正直者グループ」を見つける論理パズル。出題と同時にテントに火が放たれ、天井に吊るされたノノハの死がタイムリミットとなる。 ただし、このパズルにはある「不備」が放置されており、このままの状態では解答にたどり着くことができない。 ヘルベルト本人にとっては賢者のパズルのつもりのようだが、パズルに不備があり、財は人質のノノハという有様で軸川ソウジからは「パズルと呼べない代物」と評された。 ワードスクエア(第1シリーズ12話) ギヴァー:ルーク・盤城・クロスフィールド ソルヴァー:大門カイト √学園の黒板にルークが書いたパズル。 4×4の正方形に英単語を書き入れるもので、クロスワードパズルの原型となったもの。 カイトにあることを思い出させるために使用された。 算数パズル(第1シリーズ14話) ギヴァー:フンガ(パズル自体はルークが5歳の時に制作) ソルヴァー:キュービック・G 廃棄された軍事基地に設置されたパズル。 数式の答えが全て10になるようにマス目を埋めていく。ただし、一列に同じ数字を使ってはならない。数字はすべてデジタルで表示されており、ヒントとしてデジタル表示の一部分が見えているマスもある。 次第に難しくなる4つのパズルをそれぞれ120秒以内に解き、その後それら4つを連結して完成する最後のパズルを制限時間内に解ければクリア。制限時間を過ぎると、キュービックのいる施設が砲撃される。また前述の4つのパズルを時間内に解けなかった場合も、それぞれ威嚇射撃を受ける(直撃はしない)。 グレートヘンジ(第1シリーズ15話) ギヴァー:メイズ ソルヴァー:アナ・グラム クロスフィールド学園に存在したストーンサークル「グレートヘンジ」を改造した迷路パズル。グレートヘンジはカイトにとっての思い出の場所で、その正体は古代のパズルであった。 石柱の間を通り抜けて、中央にあるゴールを目指す。ただし石柱には太陽と月のマークが描かれており、月のマークのある面だけを通らなければならない。太陽のマークを通ると石柱が倒れ、ソルヴァーを押し潰す。制限時間を過ぎるとすべての石柱が倒れ、遺跡は全壊する。 なお、正解のルートは「ある形」を成しており、グレートヘンジ自体の形状にもヒントがある。 サイコロナンプレ(第1シリーズ19話) ギヴァー:ダイスマン ソルヴァー:逆之上ギャモン サイコロを正方形に並べるナンプレ。ギヴァーとしてやってきたギャモンを試すために出題するも返り討ちにあい、ギャモンによって難しく作り変えられてしまった。 アイアンホースドッグファイト(第1シリーズ19話) ギヴァー:ビショップ ソルヴァー:逆之上ギャモン ビショップが仕掛けたバイクレースのパズル。 5つのレーンのあるサーキットを、テールセンサーとライトガンの付いたバイクで走る。バイクは常に一定速度で進み、止めることはできない。 サーキットには番号の書かれたレーンチェンジポイントが点在しており、ハンドルの端末で番号を入力することでポイントを動かす。 最終的に相手の背後を取り、テールセンサーにライトを当てれば勝利。バイクには火薬が仕込まれており、ライトが当たることで敗者のバイクは爆発する。 惑星パズル(第1シリーズ25話) ギヴァー:ルーク・盤城・クロスフィールド ソルヴァー:大門カイト オルペウス島にある、太陽系を模した巨大な組木パズル。 回転しているシルバーの球体がそれぞれ惑星を表し、8つの球体を渡った先にある中心の「太陽」に辿り着けばクリア。それぞれの惑星は異なるリズムで回転し、また組木構造になっているため、一定時間が過ぎると順番に崩壊する。カイトが「太陽」にあるリングに乗れば、ルークの乗る「太陽」は崩壊しルークは死亡する。 本来は乗ることのできる球体に厳密なルールが設けられた「動く迷路」であり、難易度の高いパズルの筈だったが、カイトが(パズルで命を奪い合うことに対して)「クソパズル」と罵倒したことから、ルークによって球体のほとんどが破壊され、あまりにも簡単なパズルと化してしまった。しかし、このパズルの解放はルークの死を意味するため、カイトは悩むこととなる。 校内のパズル(第2シリーズ5話) ギヴァー:大門カイト ソルヴァー:逆之上ギャモン 第1シリーズ2話でギャモンの出題したパズルを改造したもの(例えばH字パズルはT字パズルを改造したものである)。ギャモン曰く「素人ギヴァーの稚拙なパズル」とのことだが、解いているうちに「自分にとってパズルとは何なのか」を理解していく。 キューブパズル(第2シリーズ11話) ギヴァー:大門カイト ソルヴァー:井藤ノノハ 幼い頃カイトがノノハに渡したキューブパズル。すべての色を合わせたらクリア。 改造版滑車パズル(第2シリーズ12話) ギヴァー:偽ミノタウロス ソルヴァー:軸川ソウジ 第1シリーズ1話、2話に登場した滑車パズルの改造版。選択肢である三本のロープは五本に変わり、難易度は増している。制限時間内に正しいロープを引かなければ、√学園が崩壊する。また、3箇所に爆弾が仕掛けられていて、制限時間をオーバーすると地下空洞ごと爆破され、学園の半分ほども地下に沈むことになっていた。 スライディングジャンクション(第2シリーズ13話) ギヴァー:軸川ソウジ ソルヴァー:大門カイト 卒業制作の対戦パズル。6×6のフィールドにレールブロックが置かれていて、赤と青のプレーヤーは、電車と同じ色のレールを走らせ、相手側にあるゴールを目指す。 パズルを解くソルヴァーの役割と、パズルを作るギヴァーの役割を2人が交代しながら進んでいく。 ソルヴァーターンでは、電車が2ブロック分進むまで盤面上のレールブロックをスライドさせ、電車がゴールに向かうよう線路をつないでいく。1手あたりブロック2枚までまとめてスライドさせることができる。3手分スライドさせると電車が1ブロック進むことになるので、ソルヴァーターンでは一度に6手を打つことができる。 一方ギヴァーターンでは、手元のパネル操作で、盤面の周囲の矢印から新たなレールブロックを1枚差し込むことができる。差し込まれた矢印の方向の1列のブロックは(空きスペースも含めて)ひとつずつスライドし、押し出された1枚は盤面の外へ出て消える。また、全てのターンで2台の電車が乗っているブロックは動かすことができない。 迷走フィールド(第2シリーズ22話) ギヴァー:クロンダイク ソルヴァー:大門カイト クロンダイクが出題した対戦型迷路パズル。ギヴァーとソルヴァー両方の能力が必要とされる。 20×20の方眼上のフィールドに迷路を互いに描き、その後相手の書いた迷路を推測してフィールドを進んでいく。壁にぶつかったら相手にターンが交替し、先にゴールについた方が勝利。 このパズルの正体は、ファイナル・リングを完成させるための最後の「儀式」の場であり、カイトの思考加速を増幅させ、その力をファイナル・リングに取りこむ仕掛けがなされていた。 その後リングを進化させ現れたフリーセルに対し、ファイナル・リングを持つクロンダイクとオリジナルリングを持つメランコリィが同様のパズルで「本物のリング同士の戦い」を行うが、フリーセルが二人を一蹴し、オリジナルのリングは壊れ、ファイナル・リングはフリーセルがカイトのために奪い去った。 クリスクロス(第2シリーズ24話) ギヴァー:ソリティア(ノノハ) ソルヴァー:フリーセル ソリティアの日記に書き残されていたパズルを、ノノハが記憶を基に復元したもの。 ソリティアがまだ幼かったフリーセルのために作ったもので、リストアップされた英単語をマスに埋めていくクロスワードのようなパズル。 正解の英語を並べ替えると「YOU ARE MY HOPE(あなたは私の希望)」となり、実は母親としてのフリーセルへのメッセージが隠されていた。 このパズルは、全く同じものが「第24話への宿題パズル」として番組ホームページに掲載され、予め上記の正解を導きだした上でデータ放送の三択クイズに正解すると、「パズルに挑戦!」コーナーのボーナス点が貰えるというサービスがあった。 ダブルミラーチェイス(第2シリーズ最終話) ギヴァー:フリーセル ソルヴァー:大門カイト フリーセルが「ファイ・ブレイン同士の戦い」をするために作り上げた「神のパズル」。半球状のサークルが通路で繋がった5×5のフィールドを二つ用いて、見えない相手との「追いかけっこ」を行う。 カイトとフリーセルがそれぞれ入る二つのフィールドは「一つの同じパズルの表裏」になっており、縦の通路が赤色、横の通路が青色に光っている。 相手が縦に移動すれば自分のサークルが赤く光り、横に移動すればサークルは青く光る。この情報だけを頼りに、直接見る事の出来ない相手の動きを予測し、追跡する。 カイトがフリーセルと「同じ」サークルに立てばカイトの勝利となる。一方、フリーセルには勝利条件は無く、彼が逃げ続ける限りパズルは永遠に続く。 このパズルの真の目的は、カイトを「閉じた世界」に誘い永遠に遊び続けることであり、フリーセルは中央のエリアを延々と回り続けることで、互いの命が尽きるまでパズルを継続しようとしていた。 グリフォンの部屋(第3シリーズ2話) ギヴァー:レイツェル ソルヴァー:大門カイト&ルーク・盤城・クロスフィールド&井籐ノノハ 愚者のパズルである教会の地下迷路を抜けた先にある、グリフォンの石柱と複数のドアのある円形の部屋。レイツェルが指を鳴らすたびに出口の位置が変化し、調べられるのは3回だけ。法則を見抜いて正しいドアを開け、出口を見つけなければならない。 間違ったドアを開くと天井からブロックが落下、ドアを開けた人間を押し潰す。また途中から石柱や壁の崩壊が始まる。 カイトは「レイツェルが指を鳴らすたびに部屋自体が回転している」と推測したが、実は部屋だけではなく像そのものも回転していた。 キリング・コロシアム(第3シリーズ16話) ギヴァー:レイツェル(設計は真方ジン) ソルヴァー:大門カイト&レイツェル かつてジンが設計しレイツェルが作ったパズル。すり鉢状のフィールドの最下層をスタートとし、上部から次々落ちてくる鉄球を分岐点を操作してかわしながら、最上部のゴールを目指す対戦型パズル。 フィールドは5層になっており、各層にレイツェルが操作できる分岐点、カイトが操作できる分岐点、どちらも操作できない分岐点の3つが点在する。どちらかがゴールした後は出口が閉じられ、死ぬまで鉄球に追い回されることになるが、カイトは構造図から2人が同じタイミングでゴール下の階段にたどり着ければ引き分けとなり死者が出ないことに気づいた。 しかし、ゴール下までたどり着いた時にエニグマの妨害を受け、ノノハたちと観戦していたジンが最下層に移動させられてしまう。ジンを助けるべく、勝負を放棄して最下層へ戻った2人は記憶を取り戻したジンを先頭に、「設計通りに作られていれば存在する」というセーフティゾーンの脱出口から脱出することに成功した。 暴走コースター(第3シリーズ21話) ギヴァー:ルーク・盤城・クロスフィールド ソルヴァー:大門カイト&ルーク・盤城・クロスフィールド オルペウスから腕輪を受け取ったルークがアムギーネ共和国の地下に建造した対戦型パズル。迷路のようなコースを走行し、相手より早くゴールすれば勝利となる。 2台のコースターは円周コースと直線コースが同じ時間で同じ距離を進むよう自動制御されており、進路上には手動で切り替えが可能なポイントと1台通るごとに自動で切り替わるポイントが存在する。また、途中にはゲートが3つ用意されており、そこを相手より早く通過すると相手側の対応するゲートが閉じてしまう。 そのため、カイトはルークを死なせることなくパズルをクリアするべく、周回する必要のないところでタイミングを調整しゲートの同時通過を図っていた。第2ゲートまでは同時通過に成功したが、第3ゲート手前でコースは1本になり、ゲートが1つだけであることがルークから告げられ、さらにルークがコースターを緊急停止させて減速、カイトだけがゲートを通過することになった。 パニック・ルーム(第3シリーズ22話) ギヴァー:オルペウス ソルヴァー:大門カイト&逆之上ギャモン&フリーセル&レイツェル エニグマがオルペウスの命を受けて海上に停泊した船の中に製作したパズル。 障害物となるブロックを移動させて、中央のゴールまでたどり着けた2人が新たな神のパズルの参加者となる。プレイヤーの正確な位置はお互いに知らないが、ブロックが移動する音で推測が可能、またブロックの移動による進路妨害も可能というバトルロイヤル形式の対戦パズル。 ギャモンとフリーセルはレイツェルがクリアできないよう、かつ自分たちのどちらかがゴールにたどり着けるよう苦心しながら進めていくが、レイツェルはゴールに到達してしまう。その後エニグマの爆弾による妨害の結果、ギャモンが負傷。それを爆発音で察知したカイトは3人が無事に脱出するすべを探りながらゴールを目指す。重傷を負ったギャモンも何とかゴールへの道を開く(その結果フリーセルが通路をふさがれてしまう)がその手前にはカイトがおり、さらなる爆発でギャモンとカイトが分断され、ギャモンはがれきの下敷きになる。爆発が重なり沈んでいく船の中、フリーセルとギャモンはカイトに後を託して生死不明となり、23話にて、事態を把握していたPOGによって捜索活動が行われている。 時の迷路(第3シリーズ24話、最終話) ギヴァー:オルペウス ソルヴァー:大門カイト&レイツェル エニグマがオルペウスの命を受けて高くそびえたつ塔の中に製作したパズル。 斜めに移動するエレベータに乗り、陣取りの要領で線をつないで自らのマスを増やす。しかし、相手にその斜め上下のマスを奪われれば線が切断されてしまい、短い方は陣地とはならない。 また、オルペウスが見せるソルヴァーの望んだ過去に囚われないようにしつつ、過去を一部改変しながらファイ・ブレインを目指さなければならないが、改変された過去に干渉しすぎてしまうと過去ですらない「偽りの世界」に堕ちてしまうこともある。 「偽りの世界」からレイツェルを救出したカイトは、その後再び迷路に取り込まれたレイツェルと「ジンがピタゴラス伯爵と戦った神のパズル」で出会うが、その過去において現実とは異なる別れ方をしたノノハがソルヴァーとして合流し、「一緒に解こう」と提案したことでレイツェルとともに現実世界に帰還。カイトはあえてレイツェルが移動する場所を残しながら陣取りを続け、その意図に気づいたレイツェルが役目を全うしたことで「勝者はレイツェルだが、パズルを解いたのはカイト」という、オルペウスが望んだものとは違う未来を導き出すことに成功した。
※この「その他のパズル」の解説は、「ファイ・ブレイン 神のパズル」の解説の一部です。
「その他のパズル」を含む「ファイ・ブレイン 神のパズル」の記事については、「ファイ・ブレイン 神のパズル」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からその他のパズルを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からその他のパズル を検索
- その他のパズルのページへのリンク