そのほかのATとは? わかりやすく解説

そのほかのAT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:19 UTC 版)

アーマードトルーパー」の記事における「そのほかのAT」の解説

諸元ダイビングビートル形式番号 ATH-06-WP 分類 ヘビィアーマードトルーパー 所属 ギルガメス軍アッセンブルEX-10 設計 メルキア星・レメンブルク社 開発 メルキア星・レメンブルク社 製造 メルキア星・レメンブルク社 生産形態 制式採用全高 4.148 m(降着時は2.753 m) 乾燥重量 8.130 t 基本待機重量 8.415 t 装甲厚 6 - 15 mm 最大出力 360馬力320馬力(スワンピークラッグ使用時最大トルク 68 kg/m42 kg/m(スワンピークラッグ使用時巡航走行速度 47.0 km/h35.0 km/h(スワンピークラッグ使用時限界走行速度 56.0 km/h34.6 km/h(スワンピークラッグ使用時メインコンピューター MCT-228-CF マッスルシリンダー スレック方式2P-LJ-S4 ポリマーリンゲル液 DT-MS 11.5HP/L2 PR総量 190リットル 予備タンク容量 32リットル 標準交換時間 166時間 武装 アームパンチミッドマシンガン 乗員人数 1名 搭乗者 カン・ユーブリ・キデーラポル・ポタリアギルガメス軍兵シャリフ・ペイージ青の騎士ドク・マローライトニングスラッシュATH-06-WP ダイビングビートル ギルガメス陣営機体アッセンブルEX-10主力である水陸両用タイプ新鋭ヘビィ級AT。『デュアルマガジン誌上名前の意味は「ゲンゴロウ」であるとされている(ただし、ゲンゴロウ正式な英訳はPredaceous diving beetle肉食性水生甲虫であり、正しくは「水生甲虫全般を指す名前である)。クメン内乱の他、百年戦争休戦直前のタイパス渡河作戦でもかなりの数の機体上陸任務投入されている。また、クメン内乱終結後は、メルキア連邦クメン政府軍制式ATとなっている。 旧式ATH-06STスタンディングビートル原形に、湿地装備施したこのためATH-14より型番数字は古いが、06WPはクメン内乱時点最新鋭となっている。 開発元はレメンブルク社。開発当初から湿地戦用として設計されており、大容量のエアータンク、トロピカルフィルター、高い気密性により2時間水中行動を可能としている。このため、マーシイドッグはもとより、スタンディングタートルよりも湿地戦用ATとしての能力は高い。脚部に普通のグライディングホーイルと「スワンピークラッグ(湿地用グライディングホイール)」と呼ばれる沼地走行装置装備し状況合わせて使い分けができる。トータス系AT同様、本機頭部固定式で首は回らない(だが、カメラ回転する)。標準火器はGAT-19ミッドマシンガン。 後年ムック設定本での後付設定では、「パイロット安全性・居住性優先させた名機だが、製造コスト高くATH-14シリーズ配備優先され、あまり使用されなかった」とされている。上記のように『ペールゼン・ファイルズ』ギルガメス軍使用する機体相当数登場しているが、同作1巻ライナーノーツに「高価な機体」と紹介されており、やはり製造コストが高いことが公式設定となっている。 テレビ版ではクメン編で初登場。ゴウトが裏ルート通じてEX-10へ大量に持ち込んだ機体とされており、キリコに対して新型だ」と居並ぶ本機の前で自慢している。カン・ユー以下、傭兵側の乗る標準的な機体として描写されており、パイロット技量水準格差相まってゲリラ側のスタンディングトータスが次々と爆散していくのとは対照的に頭部吹き飛ばされても平然と戦闘続行するポタリア機や、たびたび被弾しながらもしぶとく生き延びるカン・ユー機など、乗員生存性の優秀ぶりを随所見せ、仮に撃墜されても部分的に原型とどめている描写多かった。カンジェルマン宮殿侵攻作戦では大量本機が「AT降下ポッド」(通称バケツ)に搭乗して大型輸送ヘリから空挺降下している。 『幻影篇』ではクメン政府軍反旗を翻したクーデター側の機体として登場。しかし、ほとんどがモブやられ役ありあまり活躍せず、水中戦闘も行われない一方、ポタリア率い政府軍機体は、かつての敵機スタンディングトータスで、敵味方逆転する皮肉な構図になっているゲーム『鋼鉄の軍勢』では雪上戦型としてスライディングビートルという機体登場する局地戦オプション装備していない標準タイプはスタンディングビートル(ATH-06-ST)と呼ばれるOVA『機甲猟兵メロウリンク』では、水中装備除去した山賊バンディット所有のダンピングビートルが登場する諸元ベルゼルガ分類 ヘビィアーマードトルーパー ベルゼルガWP形式番号 ATH-Q64 設計 クエント星ゴモル 開発 クエント星ゴモル傭兵センター 製造 クエント星ゴモル 生産形態 湿地戦用機 全高 4.274 m(降着時は2.865 m) 乾燥重量 8.103 t 基本待機重量 8.333 t 装甲厚 8 - 14 mm 最大出力 360馬力320馬力(スワンピークラッグ使用時最大トルク 76 kg/m70 kg/m(スワンピークラッグ使用時巡航走行速度 42.0 km/h35.0 km/h(スワンピークラッグ使用時限界走行速度 69.0 km/h48.0 km/h(スワンピークラッグ使用時)※通常時とスワンピークラッグ使用時逆にしている資料多数あり メインコンピューター QT-M-11J マッスルシリンダー スレック方式1P-NJ-S4 ポリマーリンゲル液 DT-M 9.6HP/L2DT-MO 10.2HP/L2 PR総量 180リットル 予備タンク容量 60リットル 標準交換時間 162時間 武装 パイルバンカーアサルトライフル 乗員人数 1名 搭乗者 ル・シャッコ ベルゼルガDT形式番号 ATH-Q58 設計 クエント星ゴモル 開発 クエント星ゴモル傭兵センター 製造 クエント星ゴモル 生産形態 砂漠戦用機 全高 4.274 m 基本待機重量 8.590 t 装甲9 - 14 mm 巡航走行速度 38.0km/h メインコンピューター QT-M-10J マッスルシリンダー スレック方式1P-NJ-S5 ポリマーリンゲル液 DT-K 8.8HP/L2DT-M 9.6HP/L2DT-MO 10.2HP/L2 PR総量 180リットル 標準交換時間 120時間 武装 パイルバンカーアサルトライフル 乗員人数 1名 搭乗者 フィアナラ・ガロア(ライトニングスラッシュATH-Q64 / ATH-Q58 ベルゼルガ クエント製のヘビィ級AT。機種名の「ベルゼルガ」とは、バーサーカーベルセルクドイツ語での発音正式名称登場順に湿地戦用のベルゼルガWP(Water Proof)、砂漠戦用のベルゼルガDT(Desert Trip)とされる。必ず機体名最後にアルファベット付加され派遣され戦地仕様もしくは現地改造などの特殊装備の略称二文字イニシャル付けられる標準火器はGAT-40-CアサルトライフルDT携行火器本編登場するがとくに名称は設定されていないクエント星首都ゴモル技師ギルガメス製ATを参考開発製造しており、マッスルシリンダーや武装液体火薬等もギルガメス製のものが使用されている。後述するように、ギルガメス機体そのもの改修したないしはパーツ流用したらしき節も見受けられるクメン王国内戦では、ル・シャッコが操縦する番組終盤では砂漠戦用に改造され旧型ベルゼルガDT型式番号:ATH-Q58)も登場するが、こちらはフィアナ搭乗する。 なお後発行されムックでの後付設定では、本機クエント人傭兵向けに職人カスタムメイドしたもの持ち込むので、形式名はギルガメス軍内での登録順に付けられるため旧式の方が形式番号が若いとは限らないとされる。ただし、『デュアルマガジン』の設定解説ユニオンモデルプラモデル「1/60ベルゼルガDT」の説明書では、やはり「58」は「64」より旧式であり、また装甲が厚い、などと説明されている。さらに、第50話「乱雲劇中セリフでも「58」について「旧型ベルゼルガ」と明言されている。また湿地仕様ベースはダイビングビートルのようで、脚部同型である。ベルゼルガ全体ベースになった機体はATH-06STに設定されている。 左腕の盾に装備された「パイルバンカー」は本機特徴づける兵器である。圧搾空気によって金属製打ち出し敵機貫通するというもので、ギルガメス製ATのアームパンチ代替兵器として設定された。その後小説青の騎士ベルゼルガ物語』や各種ムック等ではその設定イメージ変化しアームパンチとは別個の格別に強大な格闘戦用装備として描かれ圧搾空気ではなく炸薬撃ち出すギミックバトリング選手の間で高値取引されている場面などが描かれている。こういったものは外伝小説などで描かれ非公式設定であり、「ベルゼルガパイルバンカークエントでしか作れない特殊金属クエントでのみ採取される単結晶金属)製である」「ストライクドッグ試作タイプにはベルゼルガが持つクエントオリジナルパイルバンカーでしか貫通できない特殊装甲施されている」などという設定は『ボトムズ本編には一切無い。 一方惑星クエント産出されるクエント素子」を使用した高感度信頼性の高いセンサー採用されており、劇中でもル・シャッコの機体搭載されセンサー精度について会話する場面がある。 中世騎士思わせるヒーロー性のある独特のデザインである。これも非公式設定だが、宇宙用の機体・ATH-Q59-SA(雑誌コミックボンボン』で初出)もあり、クエント人傭兵としてさまざまな戦場出向いているため、『ボトムズ』の作品世界存在していても不思議ではない。 ゲームブック『復讐の惑星シド』では、クエント人傭兵乗るベルセルガMD(ATH-Q32)が、バララント軍雇用され登場するOVA『幻影篇』では、ATH-Q64が再び登場するクエント星崩壊後30年経過したウドバトリング場で、数少ない残存機としてル・シャッコが搭乗。この機体はゴウトが用意したものだが、クエント素子等は既に新規入手不可能になっているため、どこまで純正品パーツ出来ているかは定かでない形状クメン編の頃とは変化しており、頭部スコープレンズが3基一体型ではなくなり、パイルバンカーバナナマガジンで給弾する液体炸薬射出方式変更されている。携帯火器持たぬ不利な条件で、本来搭乗するはずだったバトリング選手入れ替わった謎の刺客駆る「レッドショルダースペシャル」と死闘展開する。 またクエント双子星ヌルゲラント神殿では、火器やローラーダッシュ、高度なセンサー持たない基本型ATH-QX ベルゼルガ プレトリオ多数登場。これは火器代わりにジョルトパイク(手持ちパイルバンカー)と、至近距離からのGAT-22ヘヴィマシンガンの射撃耐える大型の盾を装備している。密集陣形取り自在に用いトリッキー戦法新式ATに抗する諸元ファッティー形式番号 BATM-03/BATM-03-SA 分類 ミッドアーマードトルーパー 所属 バララント軍 設計 バララント軍 開発 宇宙総軍兵器開発製造 バララント軍 生産形態 制式採用全高 4.020 m(降着時は2.313 m) 乾燥重量 8.089 t 基本待機重量 8.812 t 装甲6 - 16 mm 最大出力 グライディングホイール未登載のため無し 最大トルク グライディングホイール未登載のため無し 巡航走行速度 32.0 km/h 限界走行速度 60.0 km/h メインコンピューター GCT-2C マッスルシリンダー PP-BS・305-II(バララント305改良2型) ポリマーリンゲル液 BP-CC 11.8HP/L2 PR総量 188リットル 予備タンク容量 92リットル 標準交換時間 98時間 武装 GBATM-04カタパルトランチャーGBATM-02ハードブレッドガン 乗員人数 1名 搭乗者 バララント軍兵士テリー・モルガン青の騎士キリー・オルグ青の騎士フェン・マチューシィライトニングスラッシュキース・リーベックライトニングスラッシュBATM-03 ファッティー バララント軍主力ATで、「突撃ブースター」を用いた集団宇宙戦能力重きを置いた機体で、宇宙空間での直線突撃時速度はギルガメス機体はるかにしのぐ。資料によって、スコープドッグ対抗して造られたとするものと、スコープドッグより前から存在したとするものがある。 サイズ的にはヘビィ級でありバララント軍もそう位置づけているが、ギルガメスは“ヘビィサイズありながらミッド級の力しかもたない”として、「BATM」のコード与えたとされる。 「ファッティー」という愛称や「BATM-03」という型式番号先述のようにギルガメス側の呼称である。バララント名であるとされるフロッガー」という名前は初期設定での名称であり、アニメーター参照する武装設定書はそのままフロッガー専用銃」と記されている。 宇宙戦用機であるためローラーダッシュ機能がないが、テレビシリーズ3738話でキリコ搭乗してバララントのAT部隊イプシロン戦ったときの機体普通にドッグ系等と同じ駆動音で)おこなっているなど、矛盾した描写もある。これについては背部足裏ロケット用いてホバリング代用しているとする設定がある。「最大出力」および「最大トルク」はグライディングホイールのスペックのため、未登載ファッティーには該当スペック存在しないまた、手を5本指からバーナーノズルつき作業用アーム換装したタイプもあり、1992年ホビージャパンから刊行された『装甲騎兵ボトムズ・パーフェクト3Dブック135ページ設定イラスト掲載されている。 ゲーム『鋼鉄の軍勢』には重装甲型(BATM-03-STC)も登場OVA野望ルーツ』及び『機甲猟兵メロウリンク』には、発展型として2種類地上戦用のファッティー(BATM-03-GAおよびGB ギルガメス名:グランドファッティー)が登場し、こちらは大型のグライディングホイールを用いてローラーダッシュできる。A型突撃戦法主とするため急旋回用のターンピックが無く、左肩には敵に体当たりした際に打ち込む正面固定のショルダーパイルバンカーを内蔵B型火力支援主としており、右肩シールド大型化多量小型ミサイル放つポッド換装、左肩はスモークディスチャージャー搭載するなど、多少差異見受けられるゲーム『鋼鉄の軍勢』登場高機動型・BATM-03-HMCにはむき出しでジェットノズルが固定装備されている。他に湿地戦用(WP)や雪原用(SN)もあり、それぞれに高機動型HMC)が存在するゲームブック『復讐の惑星シド』では重装改良型ファッティーカスタム(B-ATM-03C)が、5回使えるグライディングホイールと、両腕アームパンチまでも搭載した装甲機体として、さらに通常型ファッティー外装落下後に中からスタンディングトータスが出現するという、偽装ATが登場する。 『ENTERTAINMENT BIBLE.5 装甲騎兵ボトムズ ボトムズ大図鑑』119ページには、バララント軍次期主力ATとして、本機代わり開発されたオッドローリー(BATH-03)が掲載されている。 なお、番組放映当初型式番号は「BATM-03」という表記だったが、1984年刊のムック『ロマンアルバム・エクストラ63 装甲騎兵ボトムズ』で「B・ATM-03」というナカグロ入ったものにアレンジされ、現在『ペールゼン・ファイルズ』オフィシャルサイトでもそれに準拠している。その理由明らかでない諸元ブロッカー形式番号 BATM-02-ST 分類 アーマードトルーパー 所属 バララント軍 設計 バララント軍 開発 宇宙総軍兵器開発製造 バララント軍 生産形態 主力機(前代全高 4.238 m 乾燥重量 7.313 t 装甲厚 8 - 18 mm 限界走行速度 50.0 km/h 乗員人数 1名 搭乗者 バララント軍兵士 BATM-02-ST ブロッカー ファッティー前代バララント軍主力AT。第1話冒頭にほんのわずかな時間登場している。これは企画時準備稿設定をもとに描かれたものであるムック同人誌で「ブロッカー」と命名されゲーム『鋼鉄の軍勢』初めて公式な設定書が描かれた。また、1985年みのり書房から刊行された『ボトムズ・オデッセイ』にデザイン画が、1992年ホビージャパンから刊行された『装甲騎兵ボトムズ・パーフェクト3Dブック23ページにはフルスクラッチビルド模型掲載されている(形式番号はB・ATM-02)。陸戦型(BATM-02-DT)も存在する。 『ENTERTAINMENT BIBLE.5 装甲騎兵ボトムズ ボトムズ大図鑑』51ページでは、形式番号はBATM-01。 [目次移動]

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