主要な怪人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:58 UTC 版)
怪人達の表記は、それぞれ単行本にて初登場した順に準じる。 ドルゴン 声 - 斧アツシ 必殺技 - ヘルネイル トリ(やや翼竜寄り)の怪人。腕の皮膜によって時速700キロメートルで飛行が可能。自慢の爪で改造クマを一撃で倒す程の実力を持つが、サンレッドを強襲した際に牛丼を台無しにしたため、激怒したレッドに凶器で殴り倒される。その後も飛行能力を持つことに起因して、かよ子の引越しや短編等でたびたび登場する。「フロシャイム翼の会」のメンバー。メダリオやカーメンマンからは「ドル」と呼ばれている。 アニメ版では第18話以降、クチバシに口紅を塗り、内股、女言葉が目立つオカマキャラとなり、体格も細くなっている。バイトの同僚である田口とは仲が良い。チャームポイントはお尻。 タイザ 声 - 斧アツシ オオカミの怪人。凶暴な外見に似合わず人当たりのいいのんびり屋で、登場しても寝るか食べるかパチスロしかしていない。何もしない時は涎を垂らして呆けていたり、アニメ版では単語の復唱で喋る等、幼児のような言動がよく見られる。ヴァンプ曰く「一度寝たら隣で爆弾が爆発しても起きない」。時速100キロメートルの大型トラックを止めるほどの怪力を誇るが、後述の理由もあって戦闘要員ではないらしく、必殺技も持たない(初登場時のみ戦闘要員として出撃している)。その人懐っこい性格から、基本的に怪人に対して排他的なレッドが友好的に接する数少ない怪人の1人となっている。 月の満ち欠けによって知能が変化するという特徴を持ち、満月に近いほど知能が高くなる。最も知能が低い新月の時には会話すら出来ない状態だが、満月の夜になるとIQは200以上とヘンゲル将軍を上回り、姿も爽やかな「男狼」になる。川崎支部の経理担当で、満月の夜にひと月分の川崎支部の経理を片付けてしまう。 一度ヴァンプの計らいにより、ギョウ達と合コンに行ったが、何をすればいいのかわからずにそのまま座っていたところを自分と同じく浮いていた女性と仲良くなる。 川崎支部に住み込んでいるらしく、支部での食事のシーンにはほぼ必ず加わっている。体色は原作では青みのかかった紫だが、アニメでは青。 ジェノラ 声 - 松本忍 人型怪人。3秒間だけだが時間を止める能力を持つとされる。 レッドとの対決の際、バイト先の終礼が予想以上に長引いてしまい、待機していたレッドを苛立たせた。ヴァンプ達が彼の機嫌取りをしていたところでようやく到着し、遅刻した理由に呆れ果てて戦意が失せ、帰ろうとしたレッドに不意打ちを仕掛けるが返り討ちに遭い、本部へ帰還。ヴァンブらは苛立ちが収まらないレッドに夜まで説教を食らう羽目になった。 その後、単行本10巻にて再登場。レッドに敗北していたものの、健気な様子でテレビのインタビューに応えた。 メダリオ 声 - イッキ 必殺技 - マシンガンシャワー、メダリオキャノン、ツインデスアタック(カーメンマンとの合体技) 人型怪人。両肩に装着されている砲台から放たれるナパーム弾は、厚さ1メートルの鉄板を撃ち抜く程の破壊力を持つとされる。悪友のカーメンマンと行動を共にすることが多く、共に川崎支部の中では古参らしい。ウサコッツと行動を共にすることも多く、レッドからはカーメンマン、ウサコッツとひとまとめにして「3バカ」と呼ばれている。口癖は「溶かすぞ」。アニメ版では「レベル高ぇ〜」や「レベル低い」も口癖になっている。 川崎支部によく出入りしており、登場回数はかなり多い。自分のライフワークと主張するほどカップラーメンが好物で、新製品のカップ麺が発売されると必ずチェックしている。楽しみにとっておいたカップ麺をカーメンマンに食べられたことで喧嘩したことがある。他にもカーメンマンの言動や行動を罵ったりからかったりしては喧嘩することが多いが、彼と一緒にウサコッツをからかうのが趣味。登場初期に装着していたトゲが付いたアームカバーは単行本10巻以降ウサコッツを傷つけないために外したが、理由に関しては恥ずかしいのか「柱や畳を傷つけると大変だから」と誤魔化している。乗り物に弱く、カーメンマンの車に乗った時は必ず乗り物酔いする(本人曰く「彼の安全運転が性に合わない」とのこと)。また、食後での乗車にも弱い。 カーメンマン 声 - 清水聖 必殺技 - 太古の呪い、ヴァジェットウィップ、ツインデスアタック(メダリオとの合体技) ミイラの怪人。通称「カーメン」(レッドからは「エジプト」と呼ばれている)。4000年以上生き続けており、実家はエジプト。アントキラーの兄でもある。年齢は4002歳(アニメ版では生年月日の書かれた履歴書が登場しており、BC2429年生まれの満4439歳)。悪友のメダリオと行動を共にすることが多く、共に川崎支部の中では古参らしい。4日後に確実に対象を殺す呪いを使えるが、肉弾戦にも優れている他、頭のコブラの飾りもヴァジェットウィップという武器になる。口癖は「呪うぞ」「呪ったろかコラ」。 メダリオと同じく川崎支部によく出入りしており、登場回数はかなり多い。どちらかと言えば、メダリオやウサコッツに振り回される立場である。元々アパートで暮らしていたが、金が無いとの理由で弟・アントキラーのマンションに転がり込んでいる(アニメ版では「車を買って家賃が払えなくなった」とアントキラーが語っている)。また、川崎支部の怪人の中では数少ない自動車運転免許所持者で、中古で買った「ビッツ」を所有している。ドライブする時はサングラスをかけることが多い。非常に運が悪く、貧乏くじを引いて自分が悲惨な目に遭うシーンが多い。このこともあってかメダリオ等に「カーメンマン有利説」と馬鹿にされることもあった。 ミイラだが本人曰く「死んでない」ため、自分を死者と認識して付きまとうハニーバンダム達を鬱陶しがっている。食べ過ぎで太ったり、長風呂で水分を吸収して一時的に元に戻ることもある。腕に巻いている包帯はゴム製で、干乾びても緩くならない。頭飾りと服の色は原作ではオレンジ、水色だが、アニメ版では黄色一色となっている。 アーマータイガー 声 - 斧アツシ 必殺技 - デスハリケーン、タイガー殺法、タイガークラッシュ、タイガークロー、タイガーラリアット トラの怪人。名前が長いので、たまに「アーマー」と名前を縮められることがある。実家はベンガル。原作での一人称は「俺」で荒い口調だが、アニメ版での一人称は「自分」、二人称は「貴様」、語尾は「ッス」となっている。川崎市内の古アパート「山本荘」の103号室に住む。メダリオ、カーメンマンと共に川崎支部の中では古参らしい。 活動する時はダイヤモンドよりも硬いとされる鎧を着用するが、普段はランニングシャツにトランクス、時にジャージというラフな格好をしており、ヴァンプから「アーマータイガーじゃなくてランニングトランクスタイガーだ」と突っ込まれた。万年床で、武器の槍を物干し代わりに使ったり、レッドとの対決の予定をうっかり忘れ続ける等、自堕落なシーンが多い。しかし戦闘能力は川崎支部の中でも高い方であるようで、本気を出すと「ヒーローを3人倒した」と称する強力な怪人すら一方的に倒す程の実力を持つ。たまに河川敷で打倒レッドのためのトレーニングを行うこともある。鉄壁の防御力を自負しているが、対レッド戦では顔面を執拗に殴られたり逆関節を極められている上、悪口を言われて逆上したレッドに鎧を凹まされる等、全く良い所が無い。同じネコ科で鎧を纏うヨロイジシとは同属嫌悪的なライバル関係にあり、「ねこ科の会」のメンバー。 住んでいる部屋はボロアパートのため隣の部屋との音漏れ等が酷く、昼間は隣に住む夜間タクシーの運転手の中年男性が寝ているので大きな音が出せず、抗議を受けてしまいがち。アニメでは着ている鎧に縁がついている。 ゲイラス 声 - 松本忍 必殺技 - ブラックプレッシャー イカの怪人。イカだが空を飛ぶことが可能で、空を飛べる怪人としてよく登場する。鳴き声は「ゲゲー」。 イカであるため、伸縮自在で器用な足がたくさんあり、さらに冷蔵庫のような重い物も簡単に飛んで運べる怪力を誇る。そのため、かよ子の引越しでは活躍した。性格は至って穏やかで、言葉遣いも丁寧。また、アニメ版では高い声で喋る。血の気が低いため体が冷たく、ウサコッツによる「座り心地ランキング」は最下位だが、「風邪を引いた時の枕ランキング」では堂々の1位となっている(ナイトールは「水枕扱い」と指摘)。「フロシャイム翼の会」と「フロシャイム海の会」のメンバー。 初登場回ではレッドと対決する予定であったが、母親に許可を得て誘拐してきた少年・よしお(アニメ版ではとしお)の面倒を見た後、ヴァンプと一緒に対決をすっぽかしてよしおの母親から貰ったビールを飲み、レッドを激怒させる。それから長らくレッドと対決する機会が無かったが、急成長したゴーヤに引っかかり凍死しかけたヴァンプとしぶしぶヴァンプを救出しに登ってきたレッドに鉢合わせた時は、レッドの「両腕が塞がっている俺を倒すチャンスだぞ」の口車に納得したヴァンプの命令でレッドの抹殺を図ったものの、蹴り1発で沈められた。また介入はしていないが、かよ子の甥・哲也と共にモスキーとヒトデ型怪人・トデラーがレッドとヒーローらしい激闘を繰り広げるのを見守った。 体色は原作では水色、アニメでは黄色がかった白。 ガニメデ 声 - 大林洋平 必殺技 - シザーハンド カニの怪人。右腕に鉄をチーズのように切り裂くハサミを持ち、外殻はミサイルを防ぐ程の硬度を誇る。興奮したり驚くと、カニの脚を模した角が威嚇の意味なのか、「がぱぁ」と展開する。キャラクターとして目立った出番は少なく、モブ的な登場が多い。ハサミ状の腕でスマートフォンのタッチパネルを操作できたり、箸を持つ等器用な面がある。 防音対策がされていないアパートに住んでいるが、隣に住む女性の部屋の騒音に悩まされており、最初はこのことに愚痴をこぼしていたところを偶然レッドに出くわし、対決の日では無いにも関わらず攻撃を仕掛ける。当然返り討ちに遭ったが、これによってようやく安眠が出来た。その後、「自分から抗議をしたら負け」だと考え慣れてしまう。 隣人との問題を抱えるという点でアーマータイガーと仲が良く、アーマーからは「ガニ」と呼ばれている。また、サミエルのような幹部級やメダリオやカーメンマン、ヨロイジシ、アニマルソルジャーのような同期メンバーとも交友があり、サミエルと親しげに飲みに行ったりメダリオとカーメンマンの口喧嘩を見て「本当に中学生だなお前ら…」と呆れている。また、ヘルウルフと一緒にホラービデオを見ている時に、ビデオの内容以上に彼が驚いたことに寄る威嚇行動にヘルウルフが驚き、それ以降、ガニメデが角を開くとヘルウルフも驚くという、所謂パブロフの犬な間柄にある。「フロシャイム海の会」のメンバー。 体色は原作では薄い赤だが、アニメでは外殻は濃い赤、右肩と縁は紫になっている。 原作において隣人の目覚まし音楽は小柳ゆきだが、アニメ版では曲が『好きです かわさき 愛の街』に変更されている。 ガジェム 声 - 斧アツシ モグラの怪人。アントキラーには遠く及ばないが、地中戦での勝率は10割だと豪語する自信家で、犬並みの嗅覚を持つ。 かよ子からレッドが現在双子玉川の髙島屋にいると聞き、ヴァンプらと共に双子玉川へと向かう。迷路のように複雑に入り組んだ高島屋の内部に苦戦するも、持ち前の嗅覚を用いてようやくレッドの居場所を突き止め、襲撃しようとするが、運悪くレッドは評判のメロンパン屋に並んでいて対決する気が無かったため、彼がメロンパンを買い終えるまでヴァンプらと共にしばらく待つことにする。結局待っている間に気力が萎えてしまい、レッドとの対決を諦めて帰っていった。 同じモグラ型怪人であるモギラとモゲラからは表面上は後輩として顔を立てられているが、「アントキラー先輩の方が100万倍強い」と一蹴される等内心では見下されている。 モスキー 声 - 清水聖 必殺技 - ヘルドリーム 蛾の怪人。彼の鱗紛は生物の神経を狂わせるとされる。鳴き声は「キチュー」。 初登場はかよ子の引越しの手伝いで、「空を飛べる」という理由で荷物運びに選抜された。その後も主役ではないが高頻度で登場している。アニメではチャラ男のような口調で喋り、「すっげー」や「ちーす」「ぱねぇ」が口癖になっており、触角と嘴の描き方が異なる。毒鱗紛は塗るタイプの物を使っている。 レッドに対してはアダルト雑誌をもらった縁で彼を勝手に兄貴分と慕う等下世話な考えや行動が多いが、ヴァンプからは真面目な性格と見られている。カーメンマンと並ぶ不運体質で、散々な目に遭わされることが多い。同じ昆虫型怪人かつ同期のアントキラーとは仲が良く、アントからは「モス」と呼ばれる一方「モスキーが自分を差し置いて登場するのが悔しい」と若干対抗意識を持たれている。「フロシャイム翼の会」のメンバー。 哲也のためにトデラーと共にレッドと激闘を演じたところ、何故かレッドを差し置いて哲也に一番好かれてしまい、かよ子から嫉妬される羽目になった。 幼虫時代は同じ蛾型怪人のオカイコをトップにアゲハンドラーと3人で不良チーム「デス・キャタピラーズ」を組んでおり、その質の悪さと実力は近所一帯では知らない者がいないほどの有名なグループだった。 デルズ 声 - 清水聖 必殺技 - デルズショック クラゲの怪人。毒を持つとされる。軟体怪人とも呼ばれ、ゼリー状の体によって物理的な攻撃は一切効かない。そのために無敵と思われていたが、レッドに脅されて無理矢理ポリバケツの中に詰め込まれ、数日間出られなくなったことがある。かなり臆病な性格。体内には様々な物が入っていることが多い。 最初、本部から川崎支部にクール便で郵送され、不完全体(アニメ版では蛹の状態)から完全体になるまで風呂場に置かれた。ヴァンプ不在中に完全体となったが、そのまま川崎支部を出てしまい、方向音痴であるため数日道に迷ってしまう。そして、その間に居着いた「天井」がデルズだと思われていた。 アニマルソルジャー 川崎支部でウサコッツをリーダーに活動するぬいぐるみ型怪人達。略称は「アニソル」。ウサコッツ、デビルねこ、Pちゃん・改の3名を指し、後にヘルウルフが加入する。 ぬいぐるみ型怪人とは、フロシャイムが子供を人質にするために作った怪人であり、子供に危害を加えることが出来ないように設定されている。そのため、逆に子供から苛められることが多い。また、そうでなくとも、その愛くるしい姿から若い女性や子供に人気があり、取り囲まれて身動きが出来なくなることがよくある。男性からも見惚れられている。 非生物であり、定期的に布地を張替え、負傷の際は綿がはみ出し、縫う等して処置する。しかし、かなり機械的なPちゃん・改ですら普通に食事を摂り、デビルねこに至っては生活習慣病を患っている等、実態は生物と変わらない。 打倒サンレッドの意欲は川崎支部の怪人の中でも強く、ヴァンプに無断で襲撃をかけることもよくある。また、ヘルウルフ以外の3名はフロシャイムの中でも古参で、多くの怪人は彼らに敬語を使い、「兄さん」「先輩」等と呼ぶ。他の怪人とは一線を画した組織のようで、隊員集めもヴァンプは関与していないらしい。ウサコッツ 声 - 間宮くるみ 必殺技 - デーモンクロー ウサギのぬいぐるみ型怪人。アニマルソルジャーのリーダー格。自分自身は可愛くないと言うが、外見や行動が可愛いため、若い女性や子供から好かれる。ウサギ型だが、背中に羽を持つため、飛行能力を有する。必殺武器であるデーモンクローは、通常のナイフ型の他に爪型、孫の手型等がある他、左目の電子義眼からは破壊光線が出る。負けん気が強くやや怒りっぽく、「ぶっ殺すよ!!」が口癖。 川崎支部の中でもレッドを倒す気は随一だが、見た目の可愛さで失敗することが多い。レッドも大抵はデコピン等で済ませることが多く、重傷を負うのは基本的に自業自得の結果である。一度寝ぼけてレッドの膝の上に乗ったのを機にそこを気に入ってしまい、口では文句を言いつつ、事あるごとにレッドの膝の上に乗りたがる。レッドも文句を言いつつ、気に入られていることに満足している。以来人の膝の上に座ることが趣味になっているらしく、彼の中でも座り心地にランキングがあるという。 メダリオとカーメンマン、アーマータイガー、ムキエビ、タレミミからは「ウサ」、デビルねこ、かよ子からは「ウサちゃん」、アントキラーを始めとする後輩怪人からは「ウサ兄さん」、レッドからは「ウサ公」と呼ばれている。メダリオ・カーメンマンからは「ムサコッス」、レッドからは「ロリコッツ」と呼ばれたこともあった。 アニマルソルジャー以外では、同期であるらしいカーメンマン、メダリオと一緒にいることが多く、大抵はメダリオの肩の上に乗っている。メダリオと一緒にカーメンマンをからかうことが多いが、逆に2人にからかわれることも多い。アパートで1人暮らしをしているが、たまに川崎支部の屋根の上で他のアニマルソルジャー達と寝ている。 元々は「デビルウサ」という名前で「デビルシリーズ」というぬいぐるみ型怪人の一角だったが、自分とトラックに轢かれそうになった仲の良かった少女・大野ゆきを庇い瀕死の重傷を負ったところをフロシャイムの改造手術によって復活。ウサコッツと改名し、作中で描かれているような姿になった。 かよ子に綻びを直してもらったことがあり、以来彼女に好意を持つ。マフラーをもらったお返しにケーキをプレゼントしようとしたこともある。 デビルねこ 声 - イッキ 必殺技 - 頭突き ネコのぬいぐるみ型怪人。ウサコッツと同じく「デビルシリーズ」の一角で、彼がデビルウサだった頃からの付き合い。戦闘時には頭から角状の物がニョキッと出るが、これは10円ハゲを隠すために施されたもので、角が出る仕組みは後付け。 よく語尾に「なの」「の」をつけて話す等可愛らしい印象があるが、糖尿病、四十肩、円形脱毛症、加齢臭、重度の関節痛と、様々な持病を患っており、中年男性のような挙動をとる。ウェストポーチに糖尿病の薬を始め、たくさんの薬を常備している。膝の関節痛のため、普通なら川崎支部から歩いて10分圏内のかよ子宅に行くのにも命がけで、往復は不可能。 基本的にネガティブで疑り深い性格で、ウサコッツがかよ子と仲良くしているのを見る度に「本当はウサコッツがかよ子に拷問を受けている」と考えている。ウサコッツと共にレッド抹殺に出向くことも多いが、レッドに小学生から助けてもらった際には素直に礼を言ったり、一緒に行動する等、ウサコッツほどレッドに対する対抗意識は強くない。 また、釣りに出掛けたものの1匹も釣れず不機嫌になっていたアントキラーに対して率直に「釣れたの?」と尋ねる等、少々空気を読めない一面もある。 カーメンマン、ムキエビ、レッドからは「ねこ」、後輩怪人からは「デビル兄さん」と呼ばれている。 単行本11巻で「翼の会」や「海の会」のように、アーマータイガー(虎)・ヨロイジシ(ライオン)・スイゼン(チーター)を集めて「ねこ科の会」の結成を宣言するが、他の会が居酒屋でどんちゃん騒ぎしているのと比べて発起人の彼自身が糖尿を患っているため、会合ではお茶しか出せない。そのためメンバーは決して会合に乗り気ではなく、3人全員が欠席したこともある。 『BAMBOO BLADE』に彼のイラストが登場したことがある。 履歴書で昭和44年生まれであることが判明した。自分が干支に含まれないことを僻んでいる。 Pちゃん・改 音 - 奥田維城 / 鍋井まき子(アナウンス音) / 柿原徹也、マイケル・リーバス(エラー音) 必殺技 - 破壊光線、核兵器 ヒヨコ(カモ)のぬいぐるみ型怪人。自分の体を改造するのが趣味。初登場時は普通に喋り、また動いていたが、回が進むごとに改造を重ねて機械的な動作が目立つようになり、喋ることも出来なくなったが、単行本15巻からはアンドロイド口調になった。過度の改造によって音声システムにエラーを起こすこともある。また、忽然といなくなることが多い。 初期の戦力はビーム砲や普通の飛行能力程度だったが、登場する毎に自己改造がエスカレートし、核ミサイルを搭載したり、米軍の戦闘機並の飛行能力を有すようになる。果ては深海6500メートルから大気圏、宇宙空間へと活動可能領域を増やしていき、大出力太陽光レーザー砲等近未来的な能力まで持つに至る。当然、戦闘能力はフロシャイム中でも群を抜き、特に必殺技の1つである破壊光線は巻き添えを喰らったウサコッツに瀕死の重傷を与え、怪人の攻撃を苦にもせず秒殺してきたレッドにさえ「今のはやばかった」とほんの一瞬だけ思わせた他、惑星を粉砕するほどの威力を誇る。それ以外にも液体金属になったり、映写機に変形したりでき、カーメンマンに「一家に1台は欲しい」と賞賛された。しかし、一気に電力を消耗する能力を使用すると電池切れになり、その際には数時間の充電を要する。自分だけ得するような行動をする等、見た目によらず独善的で狡猾な性格。 アニマルソルジャーの面々やメダリオ、カーメンマン、アーマータイガー等の同期メンバーからは「Pちゃん」、後輩怪人からは「Pちゃん先輩」、レッドからは「とり」と呼ばれている。 「翼の会」で「フロシャイムの飛べる怪人で誰が最強か?」の議論になった際、「能力が高すぎる」「別次元」「もはやSFの世界」という理由で真っ先に除外され、「フロシャイムの飛べる怪人」最強となった。また己の強さを極限まで高めようと考えに考えた結果、レッドに弟子入りを志願するという結論に行き付き、デビルねこに「僕たち凡人には分からないレベルに達しちゃった」と言われた。 アニメ版では初登場時から普通に喋ることが出来ないほどに自己改造しており、モールス信号のように頭部のランプの点滅で意思表示するようになっている。2期では、エフェクトの音声で単語程度の短い言葉を発するようになった。また、嘴やランプの描かれ方が異なる。体色は原作では黄緑、アニメでは緑。 ヘルウルフ 声 - あおきさやか(通常時) / 斧アツシ(変身時) 必殺技 - ムーンスパイク オオカミのぬいぐるみ型怪人。元々アニマルソルジャーではないが、本部から川崎支部に着任後に加入。「魔界の狂えるキバ」の異名を持つ。普段はぬいぐるみの姿だが、満月の光を浴びると巨大なオオカミに変身し、その姿での戦闘力はフロシャイムでもトップ5に入るという。しかし、満月が隠れると元のぬいぐるみ姿に戻るため、レッドに勝てるか以前に月がちゃんと出るかが問題となる。 基本的に「○○、スキ」か「○○、コロス」(アニメ版では「チュキ」「コロチュ」)としか話さない(○○は「オマエ」や相手の名前)。そのような無口な面と合わせ一匹狼であり、基本的に単独で登場することが多く、アニマルソルジャーの一員として登場しても独立している。一応、アニマルソルジャーの一員という自覚はある。ニンジンが苦手。 メダリオとカーメンマンは当初彼を散々嘲笑していたが、満月の光を浴びて変身した彼の姿を見てからは恐怖感と苦手意識を持つようになる。また、気に入らないことや都合が悪いことがあると他人に殺害予告を出すやや理不尽な一面もある。カーメンマンやギョウ等からは「ヘル」、かよ子からは「へるちゃん」と呼ばれている。 フロシャイム内ではヴァンプやアニマルソルジャーの他、健康を気にしてくれたギョウに対して友好的のようである。一方で自身を見下したメダリオとカーメンマンに対してはことあるごとに殺害予告をするほど嫌っており、ガニメデに対しては彼の威嚇行動に驚いて以来苦手意識を抱いている。 アニメ版52話(2期26話)では「オメデトウ」と発言したり、同話のエンディングでヴァンプや他の怪人達と「センキュー」と言ったりしている。 ゴドム&ソドラ 声 - 清水聖(ゴドム)、イッキ(ソドラ) 双方とも人型怪人。西洋の兜風の顔をしたゴドムと、顔の左半分が木目状になっているソドラの2人組。2人でルームシェアをしており、彼らの私生活をサンレッドが目撃するシーンもある。2人の登場回はゴドムが何かを言い、ソドラが一言リアクションをして終わるという流れになっている。 ゴドムは事あるごとに疑問を口にする理屈屋な性格で、「人を怒らせる天才」と作者から称されるほど鬱陶しく、ソドラもゴドムにイラつかされることがかなり多い。反面、深い発言をすることもあり、作者からは「天才?」とも言われている。ソドラはゴドムと対照的に寡黙、というよりも根暗かつ陰気で、いつもゴドムの疑問に対して気だるそうに答える。また、自身の疑問をゴドムに聞いたところ、皮肉交じりの正論で返され、不貞腐れて家出する等、やや短気なところもある。 所属は暫く不明のままだったが、原作最終巻で川崎支部と判明。サンレッドの事も知っていたが、なかなか対決が実現しないためゴドムがヴァンプに直談判しに行ったところ完全に忘れ去られていた。 アニメ版第1期ではミニコーナー「ゴドムとソドラ」として準レギュラーとなっている。当初は原作同様ルームシェアをしていたものの、意外な展開を迎えることになる。アニメ版第2期ではしばらく出演はなかったが、FIGHT.39で久々に登場した。 名前の由来は旧約聖書の『創世記』に登場する都・ソドムとゴモラを捩ったもの。 ハンマーヘッズ 声 - 川本宗幸 シュモクザメの怪人。水中での機動力はトビウオ型怪人トビウオン(声 - 井吹哲也)より下回るが、水中戦での実力は魚型怪人ゴアに次いでフロシャイム最強と言われる。陸上では5分間の活動が可能。獰猛そうな見た目に反し、泳ぎ方が平泳ぎ(アニメ版では背泳ぎも披露している)と普通。 初登場は陸上ということも相俟ってレッドに倒されてしまうが、再登場では多摩川で一泳ぎしていた(本人曰く「野性的に」)ところ、溺れた子供を助けて表彰され、この出来事が後に新聞に記載された。また、レッドたちに鮟鱇鍋を食べさせようとアンコウを獲りに泳ぐという活躍を見せた。また、肉は下処理せずに生で食べる。「フロシャイム海の会」のメンバー。 ギョウ 声 - 川本宗幸 必殺技 - ドメステッククラッシャー、ドメステックアーム 人型怪人。基本的に陽気でノリの良い兄貴肌かつ俺様的な性格だが、一度戦闘になると相手の息が絶えるまで甚振り続ける残虐かつ凶暴な狂戦士と化すとされ、「血塗られし悪鬼」の異名を持つ。合コン好きで、人数合わせのため後輩を集めたりする。 合コンに飛び入り参加することになったヴァンプに女性陣の人気を取られ、直後飲み屋でレッドに泣きじゃくる。その後レッドと飲みに行った際、絡んできた一般人と一触即発状態になりかけたレッドを宥め、自身がレッドに暴行される。今ではよくナイトールを誘っているらしい。また、バレンタインデーでは大量のチョコレートを貰っているため、女性からの人気は高いようである。一度ヴァンプによって雷様にされたことがある。 手首から先を切り離して遠隔操作できるが、作中では這ったりよじ登ったりして前進しており、自力で浮遊できるかは不明。 キャラクターとして目立った登場は少なく、相槌を打つような役回りでしばしば登場する。上下関係は不明だがメダリオやカーメンマン、アーマータイガーのような同期メンバーと交友があり、原作ではメダリオとカーメンマンにタメ口で話すシーンがあるが、アニメ版では入社年度が書かれた履歴書が登場しており、カーメンマンより後輩であるため、敬語になっている。ただし、アントキラーが敬語で接していることから、アントキラーよりは先輩であるらしい。アントキラーほどではないが、ガメスをはじめとした後輩にはやや横暴な態度をとることが多いが基本的に後輩の面倒見がよく、その陽気かつ気さくな立ち振る舞いから慕われており、レッドとも一緒に飲みに行くほど友好的な関係を築いている他、人参を残したヘルウルフを注意してからは彼からも気に入られているが、ノースキングのことは嫌っているわけではないものの若干面倒臭がっている。また、アニメでは両指を鳴らしたりファンキーな喋り方をしたりと陽気な性格がより強調され、口の描き方も異なっている。 ガメス 声 - 髙木俊 必殺技 - メガトンセントーン、ガメスウイング カメの怪人。川崎支部の怪人の中では下っ端の方であり、ギョウに振り回されたり、ムキエビに愚痴を聞かされたり、アニマルソルジャー達の食べたデザート代を立て替えさせられたり、ドルゴンとアーマータイガーから武装したレッドの標的にされる等、カーメンマンやモスキーほどではないにしろ、貧乏くじを引かされることが多く、基本的には先輩に苦労させられる後輩としての役回りで登場することが多い。 原作では、アニメ版での声を同じ声優が演じていることから、サンレッドがガメスの声真似をしてヴァンプに電話をするシーンがある。カメだが空を飛ぶことが可能で、ゲイラスと同様に「フロシャイム翼の会」と「フロシャイム海の会」双方に参加している。前述のようにギョウには頭が上がらないが、基本的に彼のことを慕っている。 アニメでは頭部の斑模様が無く、目の描き方も異なっている。 フルブ 声 - 菊タロー 人型怪人。右手が刃となっており、彼に斬られた傷は一生治らないとされる。 レッドとの戦闘で刃を用いた接近戦に持ち込むが、悉く紙一重の差で避けられ敗北する(アニメ版ではこのシーンは省略されている)。その後ヴァンプの付き人として区民会に参加、空き缶を潰して処理するのが面倒でついそのままにしてしまうレッドを叱咤し、区民会が終わった後に他の区民から散々説教されて機嫌を悪くしたレッドがペットボトルをゴミ箱に捨て損ね、そのまま去ろうとした光景を見て「意固地になって拾わない」「仕方がないから代わりに捨ててやろう」と彼の目の前で厭味を言い放った結果、レッドを完全にキレさせてしまい、レッドが無言で放った渾身の一蹴を顔面に受けて気絶した。アニメでは避難訓練に参加したり、レッドとかよ子の下へ新年の挨拶に行く等、主役ではないが出番が多い。 ムキエビ 声 - イジリー岡田 必殺技 - デススプリンガー 殻を剥いたエビの怪人。フロシャイムのバイオ実験によって生まれた。命を持たないため、殺すことはできない(ハニーバンダム達に死んでいると誤解されたことはある)。川崎支部にはヴァンプ将軍よりも前からおり、地位が上のヴァンプ将軍も敬語で接する珍しい存在。 非常に自己主張が強い上に、思い込みが激しく、気性も荒く、相手の都合を考えずに自分のペースで話を進める自分本位な性格。そのくせ古参なので無下に扱うことも出来ず、かなり鬱陶しい存在。このため、(ある意味では)レッド以上に人望が無く、ウサコッツからは勝手にアニマルソルジャーに加わろうとする図々しさや、その気性の荒さを理由に嫌われており、デビルねこ、ガメス、モギラとモゲラをはじめとした他の後輩怪人や戦闘員達からも公言されてはいないものの、内心疎ましく思われている。 川崎支部所属の怪人の中でも水泳能力がある者のみ加入できる「フロシャイム海の会」に加入する日を夢見ている。また、モテたいという理由でアニマルソルジャーへの加入を狙っており、その回以降、自分がアニマルソルジャーの一員であると勝手に思い込んでいる。海の会、アニマルソルジャー双方のメンバーからは加入を嫌がられているが、本人はそれに全く気づいていない。 アニメ版では怒ると体色が赤くなる。一度アニマルソルジャーとデルズと共にレッドの対決に参加し、久々にやる気になっていたレッドの興を冷めさせたり(アニメ版ではヘルウルフに差し替えられている)、戦闘員にレッドと未対決の怪人に挙げられた時にヴァンプが無反応であったところからヴァンプからは戦闘には不向きと見られている。 グルゲゲ 声 - 清水聖 必殺技 - バブルヘルドリーム カエルの怪人。ショベルカーを破壊する程の腕力を誇る他、象を3秒で死に至らしめる猛毒と生物を狂わせる鳴き声を持つとされる。喋る際は背景に「ゲコッ」と手書きで書かれることが多い。趣味はラーメン屋巡りとブログだが、周囲にはグルゲゲがブログをしていることは知られていない。 1日5食と自称する程のラーメン好きで、「めん吉」というハンドルネームを使いネット上でラーメン屋の感想を書いたブログを開設、アクセス数が多かったため、増長していた。実際は酷い味音痴で、ブログのアクセス数も電子掲示板上で晒し者にされていたため。名店と信じていたラーメン屋を「間接的に知った」と偽ってヴァンプや戦闘員に紹介したが、彼らに味を否定され、さらに戦闘員に自身のブログを酷評された上、それを受けたヴァンプの「見ず知らずの人を貶すのは良くない」という皮肉としか言いようのない注意を耳にし、その日にブログを閉鎖した。アニメ版では後に掲示板を書き込み不可にして復帰。 その後はパソコン・インターネットが使える怪人として一役買っている。 バタク 必殺技 - バタクキック バッタの怪人。脚力はフロシャイム一で、キック力は他の怪人からも一目置かれており、「最凶の脚」という異名を持つ。 アーマータイガー、ゲイラスと共に年末年始の大掃除に参加する予定だったが、支部に向かう前にムキエビと会話したため遅刻し、ヴァンプの機嫌を損ねてしまう。その後、不機嫌のヴァンプを気にかけつつ大掃除に取り組み、手伝いに来た他の怪人達と共に忘年会に参加した(アニメ版では彼の役がギョウに差し替えられている)。他にも戦闘員と共にコンビニを訪れ、変わった客に飢えていたコンビニ店員から普通に接せられていた。 ジャルゴ 声 - マイケル・リーバス 必殺技 - ロックハマー 岩の怪人。ゴアに次ぐ巨漢で、自身の拳が砕けるほどのパンチ力と5万トンの体重を持つが、魁偉な見た目とは裏腹に無類の犬好きで、犬からも懐かれる好人物。アメリカから川崎支部に派遣された。 本来はジャンゴを派遣させるつもりだったが、幹部の手違いで川崎に来日、ペットショップに来店し店内の犬達に囲まれ喜んでいた。後に犬を飼い、川崎支部に訪れたことがメダリオとウサコッツの会話で明かされている。 原作では普通の日本語だったが、アニメではマイケルが彼の声を担当したことにより堪能な英語交じりの日本語となっている。 アントキラー 声 - 井吹哲也(1期では山崎祐名義で出演) 必殺技 - サンドミキサー、ブルシザース アリジゴクの怪人でカーメンマンの実弟。砂漠戦では随一の戦闘力を誇る自信家だが、背後からの奇襲や相手を罠に嵌める戦法を好む卑劣漢でもある。通称「アント」。アニメ版ではカーメンマンから「アントキ」と呼ばれている。 モゲラとモギラを呼び出して付き合わせることが多い。モゲラとモギラを始めとした後輩には傲慢な態度をとり、先輩風を吹かせたり悪態を吐いて威張り散らす一方、ヴァンプ将軍を始めとする上司や先輩の前では大人しくなり、媚びへつらう、良くも悪くも上下への態度の差が激しい性格。相手がアニマルソルジャーのような幼い容姿の先輩やムキエビのような周囲から鬱陶しがられる先輩であっても、先輩である限りは態度を変えることなく後輩として献身的に接する。 前述のようにモゲラとモギラに対しては事あるごとに自慢したり強引に付き合わせる等、基本的に意地悪かつぞんざいに扱っており、それを見かねたレッドに手痛い目に遭わされることも多い。自ら「後輩に優しくするのは嫌」と語っているが、モスキー曰く「強がりに見えて実は寂しがり屋」らしく、モゲラとモギラが2人で飲んでいる際には、「一番好きな先輩は?」という話題でそれが彼であることを仄めかす描写があったり、子供に対し粗暴に振る舞う母親を注意したり、後輩からも人生について相談される等、善良な描写も多い。また、育てていた花の球根が腐ってしまった時や、釣りに行って1匹も魚が釣れなかった時は落ち込む等ナイーブかつ拗ねやすい一面もあるが、カーメンマンによると「些細なことで落ち込むような奴じゃない」タイプのようで立ち直りも早い。綺麗好きでもある。 とある事情により「地獄を見た漢」と呼ばれている他、レッドがヴァンプから強引に借りた自転車を盗んだことがある。単行本8巻以降「○○じゃねぇーよ、○○だよ(だけどよ)」と混ぜ返すのが口癖となっており、アニメ版でもこの口癖が多く使われている。ウサコッツによる座り心地ランキングでは3位に入っており、彼から「ソファレベル」と評されている。重度のヘビースモーカーで、一度カーメンマンに頼んで禁煙に挑戦したが、失敗に終わった。 アリジゴクなので巣を作れば無敵であり、それを使ってサンレッド抹殺を目論み、ヴァンプが許可を得た民家の庭に巣を作ったが、たまたま近くを通っていたレッドに作戦がばれ、巣に落とすことも無く倒された。また、同話では巣を作るのに適応する砂地がないため、「住み難い世の中になったもんだ」と社会の現状に不満を呈した。 カーメンマン同様4000年以上生きているが、年は2歳違いであるため、メダリオからは「4000年生きてて2歳違いのバカ兄弟」と馬鹿にされる。100年以上アルバイトしたことで多額の貯金があり、貧乏暮らしが多いフロシャイム怪人の中では例外的に高級マンションに住んでいる。腕時計も購入しているが、装飾系は好みではない。 あくまで「アリジゴク型」であるためモスキーやセミンガのように成虫(ウスバカゲロウ)になったりはしないし、カーメンマンのように入浴中に水分を吸収して若返ることはない。 モギラ&モゲラ 声 - 川本宗幸(モギラ)、イッキ(モゲラ) 必殺技 - 以心伝心 双子のモグラ型怪人。双子という特徴を存分に生かしたコンビネーション攻撃が得意とされる。アントキラーの取り巻きで、彼に付き合わされる形でつるんでいることが多い。通称「モギ」(モギラ)、「モゲ」(モゲラ)。 ガメスに似て基本的に先輩に苦労させられる立場で、先輩風を吹かし理不尽に振舞うアントキラーを若干疎ましく思っているが、「自分たちに優しくしてほしい」と文句を言うことはあっても反抗したりはせず、同時に先輩ならば分け隔てなく接するところには尊敬の念を持っている。常に2人一緒にいる上、双方の見分けがつかないほど瓜二つだが、就寝の仕方はそれぞれ異なる。怪人の中では特に若手で、ナイトールに先輩扱いを受けた際は新鮮味を感じていた。同じモグラ型怪人であるガジェムとは対立関係にあり、実際モギラが彼のことを貶してアントキラーに諌められている。 モゲラは世界3大時計メーカーを知っているほどの時計マニアで、自身も中古のジャガールクルトの腕時計を付けており、ポテトサラダが大好物。 レッドと対決したことのない怪人の1人だが、「レッドは最強だからどうせ戦場に出ても負ける」と弱音を吐く等、他の怪人に比べかなり厭戦的でレッドに対する対抗意欲は無い。 ムツリ 声 - 松本忍 必殺技 - ヘルシャワー カタツムリの怪人。強酸性の雨を降らせるヘルシャワーはフロシャイム3大必殺技の1つとされている。腕・足は伸縮自在で、普段は這って移動しているが、走る際は足を伸ばす。また、背中の殻は着脱可能。 初登場時はヴァンプ達がサンレッドに呼び出された際「戦闘前に挨拶しておきたい」と付いて行くが、炎天下でレッドのシャチホコイダーGに対する愚痴を聞かされている最中日射病に倒れ、レッドと共に涼しい場所へ移動し療養を取る。この件はレッドとギルムとの会話でネタにされた。 その後、以前の経験を反省して夏場は帽子を被るようにしたが、熱中症で倒れたヴァンプをコンビニまで運び、そこでバイトしていたギョウと共に彼を看病した。 アビム 声 - 清水聖 必殺技 - シャドウダンス 人型怪人。暗殺のスペシャリストと称されており、体温を調節することであらゆるセンサーから隠れることが出来るらしい。 避暑目的で図書館を訪れ、涼んでいるついでに本を探していたところをレヴン(声 - 斧アツシ)と出会い、彼をフロシャイムにスカウトしようとヴァンプに持ち掛け、彼の下を訪ねるが、逆にヴァンプが料理教室の講師からスカウトされ、状況が分からないまま特別講師に任命されるヴァンプの様子を戦闘員と共に呆然と眺めた。 後にホライが営むラーメン屋を訪れた際、彼から過去の話を聞くことになる。アニメ版では登場順が逆になっており、前者のエピソードは2期、後者のエピソードは1期で放映された。 カビラジェイ 声 - 山田ルイ53世 / ひぐち君 / 河西智美 / 髙木俊 / 鍋井まき子 / 斧アツシ / 清水聖 / イッキ / 間宮くるみ / 村瀬克輝 / 川本宗幸 / 井吹哲也 / 中村俊洋 / 大林洋平 / 柿原徹也 / マイケル・リーバス (全員で一役) 必殺技 - ショッカーパウダー 意思を持った無数のカビの胞子が集合合体した怪人。本部から川崎支部へ派遣される。 動くだけで周囲に毒胞子を撒き散らすため、カビ毒に弱いヴァンプ将軍を筆頭に、仲間からは避けられている。口が無く喋れないため、カビの胞子で文字を作ったり、立て札に文字を書き自分の意思表示をしている。また、梅雨の時期にはパワーアップし、『千と千尋の神隠し』のカオナシのように、メダリオやカーメンマンを取り込むことで喋ることができるようになった。 アントキラーのマンションに同居することになったが、カーメンマンが同居していたこともあって部屋中をカビだらけにしてしまう。最終的に病弱な近所の老人の秋山さんを取り込んで、彼の家に住み着くようになった。これは秋山さん本人が希望したことであり、寝込みがちだったのがカビラのおかげで外出が容易になった。それ以後デビルねことレッドは「カビラが部屋中をカビだらけにしたらねこが掃除をし、それを守らなかったらレッドが彼を撃退する」という約束を誓い合った。 ジョンカビラという生き別れの兄がいる。 ゼネ 声 - 菊タロー 必殺技 - モンキーマジック サルの怪人。パワー・スピード・防御力のバランスが取れており、フロシャイムの中でも実力者と評価されている。 すでにレッドに倒された状態で初登場したが、立ち上がった後もピンピンしているというタフさを見せ付けた。 再登場時は、中国のスターの戦闘スタイルを試したかったレッドに呼び出された他、レッドとの対決に負けた後、塀に押し付けられた状態で降参するように脅迫されたことを酒の肴にしてキューム、カッターバイトと共に盛り上がっていたが、隣に座っていたウェザーブルーから「レッドにやられたことを酒の肴にして楽しいか…?」と呆れられた。 クララ クラゲの怪人。ヴァンプと共に支部で待機していたため(アニメ版ではゴタに差し替えられている)、かよ子の母親を迎えに行く予定のレッドから「襲いに来るな」と言われるが、その当日に彼の言い分を反故にして襲撃するも返り討ちに遭う。レッドがヴァンプを叱っている最中に立ち上がり、再び奇襲を仕掛けるが再度倒された。その後、かよ子の母親を迎えに行くためレッドと行動を共にするが、かよ子から予定の立ち消えの連絡が来たことによりヤケクソ気味に喜んだレッドに半ば強引に酒場へ飲みに付き合わされる。 再登場した際は他の怪人と共にレッドを初日の出代わりに拝みに行った(アニメ版ではゲイラスに差し替えられている)。また、初登場となった単行本5巻のコラムでは立ち上がった様子を自身の名前に起因してカーメンマンにからかわれていた。「フロシャイム海の会」のメンバー。 アゲハンドラー(水道管アゲハ) アゲハチョウの怪人。ヴァンプの改造手術により右手に水道管(水道管にした理由はヴァンプ曰く「刑事ドラマとかで悪漢が水道管をよく使うから」)を武装した「水道管アゲハ」になったが、レッドにあっさり倒され、もっと強い物を改造に使うよう突っ込まれた。 モスキーとは幼虫時代の頃からの悪友で、元に戻った後も彼を始めとするメンバーから「水道管」と渾名をつけられている。 セミンガ 声 - つぶやきシロー 必殺技 - ビーストシックル セミの怪人。作中ではマスクドフォームと呼ばれる幼虫形態をとっており、全身を覆う殻の防御力はフロシャイム中でも最強の部類を誇り、本人もそのことを自負している。 脱皮(キャストオフ)を重ねることで成長し、最終的に羽虫形態になるらしい。しかし、それがいつの日になるのかは当の本人すら不明で、アニメでは「羽化さえしていれば」が口癖となっている。すでに脱皮を何度か経験済みだが、失敗して下半身が殻の中にくっついた状態になることも多い。川崎支部所属の怪人の中でも飛行能力がある者のみ加入できる「フロシャイム翼の会」に加入する日を夢見ている。なお、翼の会のメンバーは彼が訪れた際は「羽化してから来てほしい」と断っており、加入すること自体は歓迎していると同時に悩みの種となっている。アニメ版では入社歴20年とされている程の古参であるが、羽虫形態になれずに未だにパッとせず、フロシャイム内での立場が微妙なため戦闘員達からも将来を心配されている。 合コンで出会った天童よしみ似の女性・みき(声 - 野川さくら)と同棲しており、「だっぴー」「ミキティー」と呼び合う仲。出会った当初は彼女の強引さを鬱陶しがっていたが交際が始まると溺愛し、みきも辟易する程に束縛するようになった。その後、原作最終巻で結婚した。 ゴタ 声 - 中村俊洋 必殺技 - デビルテンタクル、ブラックドリーム タコの怪人。鳥取戦士サキューンに成りすましたレッドにヒーローらしい戦い方で戦ってもらえた「幸せな怪人」。後日、戦闘員1号と共に公道を歩いていた際、本物のサキューンと対面するが、本人は前述の件で気を良くしていたので、彼を散々馬鹿にした上で「悔しかったら何とか言ってみな!!」と挑発したところ、無言で放たれた渾身の拳骨を喰らい気絶してしまった。 特に強いわけではないが、登場回はブラックドリームによる墨攻撃が話の鍵になっていることが多い。この攻撃によってレッドに様々な損害を与えた。「フロシャイム海の会」のメンバー。 RX77(アニメ版ではSMR-KK) フロシャイムがレッド抹殺用に開発した量産型ロボット兵器の試作品。初期動作の調査のため、川崎支部へ部品の状態で送られてきた。平均的な怪人よりも強いとされる。 不器用なヴァンプでは組み立てることができず、正体を隠してレッドの下へ持ち込んだがすぐバレてしまった。当初渋ったレッドも最終的に組み立てたが、最後は戦う前に空中爆発してしまう。 アニメではこの個体と思われるロボットが登場しており、ゴタの実戦訓練で破壊されている。 闇忍者 マンジ 声 - 大林洋平 忍者型怪人。技の多彩さはフロシャイム随一とされるが、忍術をレッドに期待された際は戸惑っていた。忍者っぽい走り方をする割に、速度は常人と変わらない。 ヒーローレーダーを開発したヴァンプによって呼び出され、レーダーを駆使してレッドの下へ向かうが、目的の場所に辿り着いた途端トラブルに遭う。これらの件でヒーローレーダーを批判し、最終的に「レッドの場所はかよ子に聞いた方が早い」という方向に落ち着かせた。 再登場した時は、痺れ玉を置きっ放しにし、黒豆と間違えて口にしたヴァンプに注意された。 作者の別作品『突撃!ぷるぷる学園』の登場人物がモデルとなっている。 バラオ / バラオII 声 - 井吹哲也 必殺技 - デスホール 異形型怪人。両腕にダイヤモンドの岩盤をも砕くとされる宇宙合金製のドリルを持つ。 レッドを自分が仕掛けた超速乾性セメントが入った落とし穴に落とし身動きを封じるが、「川崎支部が火事」という知らせを受け、帰ってしまう。レッドはそのまま放置される羽目に遭い、怒りで周囲の地面を粉砕することで落とし穴から脱出した。 2度目の登場では強化され、「バラオII」と改名して登場。再びレッドをセメント入りの落とし穴に落とした上でロケットで宇宙に追放しようとしたが、途中で燃料切れを起こし落下、ロケットはレッドを巻き込んで爆発してしまう。黒焦げ程度で済んだとは言え、この仕打ちには流石のレッドも「ぶっ殺してやる!!」と本気で殺意をむき出しにし、追いかけ回されそうになったものの、あらかじめ作っておいた落とし穴に落とすことには成功した。 いずれもまともに戦って得た勝利ではないものの、事実上レッドに勝った数少ないフロシャイム怪人。地中戦が得意な怪人であるアントキラーとは仲が良い。 ゴア 魚型怪人。全長5メートルというフロシャイム随一の巨漢で、シロナガスクジラを5秒で仕留める毒を持つ。水中戦ではフロシャイムの中でも最強の部類に入るが、水陸両用の怪人であるハンマーヘッズやトビウオンと異なり、純粋な水中専門の怪人であるため陸上では戦えない。普段は多摩川に潜んでいる。 レッドと対決するためヴァンプにより呼び出された際は、上記の弱点もありレッドに水中戦に持ち込もうと提案するが、レッドに「冬に水中戦なんかしたくない」と断られた。単行本12巻収録の4コマ漫画では、ウサコッツ達と釣りをしていたムキエビを餌と勘違いして捕食した。 リギー 声 - 川本宗幸 必殺技 - 地獄の音色 人型怪人。戦闘能力は高くないものの、笛を吹くことで相手の動きを封じ込め体力を奪う能力を持つ。ただし、相手が動いていると効果を発揮できない。 初登場時はレッドに蹴られたり追い回されたりして吹奏を散々妨害された上、元々対決の待ち合わせに遅刻して急いでいたため、息が乱れて吹けるような状態ではなかったため、レッドから「こんな(笛を吹く以外に能力を持たない)雑魚死んだほうがいい」とまで言われてしまう。 2度目の登場以降は吹奏を封じられたことを反省し、あらかじめカセットテープやiPodなど笛の音を録音したもので封じようとしたり、鼓で同じ能力を発揮する技を習得したりしたが、ことごとく失敗。レッドイヤーの有害音波遮断機能打破に方針を切り替え、試行錯誤の末、鋸を叩いた時に出る音を使おうとまで考えたためカーメンマンから「お前、疲れてんじゃねーのか?」と呆れられた。 骸骨顔だがカーメンマン同様「死んでいない」ため、ハニーバンダムたちに新たな死人と認識され付き纏われた。 キューム 異形型怪人。10メートルを超えるジャンプ力と毒の爪を持つ。 レッドに奇襲を仕掛けるが、避けられてしまう。しかし「正座王」ことヴァンプのおかげで逃げ足は速かったようで、反撃を食らう前にそのまま撤退。レッドから「こんな(攻撃して逃げる)戦い方認めねーぞ!」と罵声を浴びせられた。 その後、レッドとの対決でレッドの攻撃をかわしつつも右足への蹴手繰りを受け続け、後日その箇所が腫れて苦痛に見舞われたことを酒の肴にしてゼネ、カッターバイトと共に盛り上がり、隣に座っていたウェザーブルーに呆れられた。 ヨロイジシ 声 - 村瀬克輝 必殺技 - シシ落とし ライオンの怪人。アフリカ出身。自らの体力を防御力に変える「呪われた鎧」で身を固め、鉄壁の防御を誇る。 同じ猫科の怪人であること、鎧というコンセプトが同じであること等からアーマータイガーとライバル関係にある。登場初期は、アーマータイガーとは出会い頭に喧嘩する程仲が悪かったが、後には他の怪人も含めて一緒に出かける等、多少は改善された。レッドには「アーマーライオン」と呼ばれることもある。 2度目の登場以降、キャラ付けを意識し古風な武家言葉で話すようになったが、鎧を脱いでいる時は普通の喋り方に戻る。鎧の色は原作では黒と黄色、アニメ版では黒と赤(2度目の登場時はアーマータイガーの鎧と同じ若竹色)になっている。単行本11巻ではキャラクターを捨て、アフリカ出身の怪人達と共に「チームアフリカ」を結成するが、やはりレッドに倒され、昔から仲が悪かったガゼル型怪人・ガゼルオに抜け駆けしたことを詰め寄られた上に「(レッドに負けたのは)自業自得でしょ」と散々蔑まれ意気消沈してしまった。「フロシャイムねこ科の会」のメンバー。 アーマータイガー同様、鉄壁の防御力を自負しているが、鉄壁の防御力を自負しているが、対レッド戦では顔面を執拗に殴られたり逆関節を極められる等、アーマータイガーと同じような負け方をすることが多い。一方、レッドからは「鎧を着ていることが一番のセールスポイント」として認められている。 ナイトール(ナイトマン) 声 - 市来光弘 必殺技 - ナイトフラッシャー 元々は「ナイトマン」というヒーローであり、レッドの後輩。山口県を守るヒーローの家系に生まれ、ヒーロー業界若手の有望株として育てられてきたが、幼い時より「ヒーローではなく怪人としてありたい」という悩みを持っていた。今まで家族には打ち明けることができず、思いつめてレッドに相談、レッドを悩ませる。 その後、ヴァンプの下を尋ねてフロシャイムに就職、名前もナイトールと改め怪人への転向を果たす。デビュー戦となった対レッド戦では、実家から父と兄(後述)も駆けつけて応援、レッドをさらに悩ませた。また、ヴァンプのお下がりの割烹着を貰って料理をしたり、ヴァンプ直伝の料理をレッドに振る舞う等して、レッドから「やることなすことヴァンプに似てきている」と評される。 ウサコッツによる座り心地ランキングは153位で、「問題外」「壊れた折りたたみ椅子」などと酷評されたが、私服に着替えた際には9位に昇進した。 性格は至って真面目で、先輩怪人にも後輩らしく礼儀正しい態度で接するが、怪人の心理ゆえに「正義の味方を倒したい」という衝動を持ち、先輩のレッドのことも以前から「嫌いではないが殺したい」と思っていた。川崎支部に入ったのもレッドを倒したい欲求への拘りからである。怪人転向後も、プライベートではレッドに後輩として接しているが、時々この性に目覚めてしまうことも多々ある。サキューンとジャスティマンとは昔からの友達で、サキューンからは「ナイト」、ジャスティマンからは「ナイちゃん」と呼ばれている。元ヒーローということもあり、様々なヒーローの性格も熟知している。 作者の別作品『突撃!ぷるぷる学園』の登場人物がモデル。 闇の使者 ギルム 必殺技 - キャトルミューティレーション コウモリの怪人。本名はギルムだが、手違いでフロシャイムでは異名の「闇の使者」で登録されており、当初はヴァンプからも「闇の使者君」と呼ばれていた。 普段はフード付きのマントを被って顔を隠した怪しい風体をしており、フードを外して初めてコウモリと分かる。12巻以降はTシャツを着ていることが多い。同じ吸血攻撃を得意とするヒル型怪人ヒルガーを凌駕する戦闘力と、その異名の通り夜戦ではフロシャイムでも1、2の強さを誇るが、体質として夜に弱いため、あまり意味がない。 見た目に反して几帳面かつ非常にフレンドリーで話好きだが臆病な性格をしており、夜行性動物型怪人なのに他ならぬコウモリと蛾が苦手(蛾の怪人であるモスキーに関しては最初は「蛾型」と割り切っていたが、蛾の話をするうちに苦手意識を持つようになってしまった。その後レッドにも蛾関連の話をして彼を蛾嫌いにさせた)。また、鰯の匂いも苦手で、匂いを嗅ぐとヒスタミン中毒になる。飲み屋で出会ったレッドに部屋にコウモリが入ってきた話を2度行い、それがレッドのツボに入ったため、以後飲み友達となる。 第177話では「闇の王」と名乗る何かに「闇の使者」として付き合い接待をしている話をしている。 ノースキング 必殺技 - ホワイトヘル(ヘッドバット) セイウチの怪人。北極(ベーリング海)出身で、世界征服を志して川崎へとやってくる。愛らしい見た目に反して「ベーリング海最強の戦士」の異名を持ち、その強靭な体から繰り出される物理攻撃と海中戦と寒冷地戦といったセイウチ型という特徴を生かした戦法が得意。 いわゆる勘違いして上京してきた田舎者で、地元では普通であったハイレグ型の水着に王冠を被ったファッションをレッドに散々笑われる。それを気にしてファッションを変えようとするが、身の丈を知らずにヒップホップ系の服装や長髪にして、戦闘員も笑いを必死にこらえる始末。また、上京当初は一人称が「オラ」だったが、最近「俺」に変わっており、本人はそれも「都会に迎合した証」と思っている。その後も髪型やファッションの話を持ち出しては他の怪人たちから面倒臭がられたり、呆れられている(ギョウ曰く「変なところで自信をつける」)。 トドの怪人ビッグZとはベーリング海にいたころの悪友にして良き戦友で、彼が上京するまではシャチとの激闘に明け暮れていた。 はにわ戦隊ハニャーン 埼玉支部から川崎支部へ派遣されたハニーバンダムをリーダーに活動するハニワ型(ド・グーは土偶型)怪人達。ハニーバンダム、ブジンガーZ、ド・グーmkIIの3名を指す。大きさはアニマルソルジャーとほぼ同じ。 そのまま素材は焼き物で非生物であり、負傷の際は体が割れたりひびが入り、体が粉々になっても動くことが可能。ハニーバンダム 必殺技 - クレーマークレーマー ハニワ型怪人。大きさはアニマルソルジャーとほぼ同じ。埼玉支部から川崎支部へ派遣される。基本的に意図不明のクレームや攻撃をしかける。ブジンガーからは「ハニーちゃん」、レッドからは「節穴」と呼ばれている。また、レッドには最弱と見られており、相手すらしてもらえない。よくレッドやカーメンマンなどに蹴飛ばされる。 ハニワは墓の番人ということで、カーメンマンやムキエビやリギーなどを死者として慕い、彼らを守ろうと勝手に行動している。そのため、カーメンマンと親しいウサコッツを、馴れ馴れしいとして攻撃をしかけるが、カーメンマンやリギーたちからは鬱陶しがられている。 後日、「はにわ戦隊ハニャーン」と名乗り、アニマルソルジャーにキャラが被っていると勝負を挑むが相手にされていない。 ブジンガーZ ハニワ型怪人。基本的にハニーに対して相槌や助言を行う。 ハニーにはデビルねこと立ち位置や役割が被っていると指摘されているが、本人は「あんなおっさん(デビルねこ)と一緒にしないでほしい」と否定している(もちろんデビルねこ当人もそのことを否定している。ただし、ウサコッツからは「少し似ているかも」と言われている)。 ド・グー mkII 土偶型怪人。ハニーやブジンガーと一緒に行動しているが彼らと違い、自分からは何もしないが、人の心を読む能力を持ち、その心中を円グラフにして映すことができる。ハニー曰く「古代兵器」。 アニマルソルジャーのPちゃんとは立ち位置が非常に似ており(特にしょっちゅう忽然といなくなる点)、馬が合う様子。 カッターバイト 必殺技 - ムーントルネード、デッドエンドクレセント 人型怪人。三日月刀使いの達人で、右肩に収納されている三日月型のブーメラン「デッドエンドクレセント」を振るう。マンジと同じ忍者怪人でもあるが、一度戦闘に入ると周囲を無差別に攻撃する「残虐モード」という危険な形態を持つ。 出陣の儀式の最中に残虐モードに入ってしまい、レッドを抹殺しようとしたところを偶然ペットの散歩をしていた区民を巻き込みかけてしまい、現場に駆けつけた山岸さんに注意されてしまう。警察署から帰ってきた後はヴァンプたちに勝手に出撃したことを謝罪した。 再登場した際はアーマータイガーとヨロイジシに自身の必殺技「デッドエンドクレセント」が最強であるとアピールするが、二人に「必殺技というより飛び道具」と指摘され「デッドエンドクレセントは自分の体の一部」とフォローした。また、レッドに攻撃を避けられたことで100キロメートル先の10円玉の狙撃という無理難題を課せられたことがある。 ルゴル14 人型怪人。「寡黙のスナイパー」の異名を持つが、無口ではなく人見知りで心を許した相手にしか口を開かない上、風で翻った女子高生のスカートに必死になるなどややスケベな一面を持つ。 立ち寄った酒場でレッドに会い、そのまま飲み友達となった。レッドを「天さん」と呼んでいる。上記のように人見知りな性格から戦闘員たちからも心配されていたが、アダルト雑誌が下で彼らとも打ち解けた。 名前の由来はゴルゴ13の捩り。
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