セメントとは? わかりやすく解説

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cement

別表記:シメント、セメント

「cement」とは・「cement」の意味

「cement」は、主に建築土木工事使用される粉状物質であり、混ぜることで硬化し、石やレンガ接着する役割を果たすまた、「cement」は動詞としても用いられ物事固める、結びつけるという意味を持つ。Cementingという言葉同様の意味で使われることがあるスラングとして使用例少なく一般的な会話ではあまり使われない中文では「泥」と表現されるまた、「cement」には色に関する意味はない。

「cement」の語源

「cement」の語源は、ラテン語の「caementum」であり、これは「モルタル作るための石材破片」を意味する。さらに遡ると、ラテン語の「caedo」(切る)が語源となっている。古代ローマ時代には、石材接着するための材料としてセメントが使用されていたことがわかる。

「cement」の発音・読み方

「cement」の発音は、 /simént/となる。日本語では「セメント」と読むのが一般的である。

「cement」の使い方・例文

「cement」は、主に建築土木工事関連する文脈使用される。以下に例文を示す。 1. The workers mixed cement and sand to create concrete.(労働者たちはセメントと砂を混ぜてコンクリート作った。) 2. Cement is an essential material in the construction industry.(セメントは建築業界において不可欠な材料である。) 3. The cement factory produces a large amount of dust.(セメント工場大量粉塵生み出す。) 4. The cement had hardened by the time they finished work.(彼らが仕事終える頃には、セメントは硬化していた。) 5. The cement truck delivered the materials to the construction site.(セメントトラックが建設現場資材運んだ。) 6. The cement was not mixed properly, causing the structure to be weak.(セメントが適切に混ぜられていなかったため、構造弱くなってしまった。) 7. The workers used cement to repair the cracks in the wall.(労働者たちは壁のひび割れ修復するためにセメントを使用した。) 8. The cement industry has a significant impact on the environment.(セメント産業環境大きな影響与える。) 9. The cement bags must be stored in a dry place to prevent hardening.(セメントの袋は硬化を防ぐために乾燥した場所に保管しなければならない。) 10. The bridge was built using cement and steel.(そのはセメントと鋼材使って建設された。)

セメント【cement】

読み方:せめんと

石灰主成分とする、土木建築用の無機質接合剤石灰石粘土などを粉砕し、煆焼(かしょう)・焼成し作る粉末練ったあと、疑結・硬化する現象空気中だけで進む気硬性セメントと、水中でも硬化が進む水硬性セメントとに大別される普通に後者ポルトランドセメントをさし、コンクリートなどの原料にする。セメン

「セメント」に似た言葉

セメント

読み方せめんと
【英】:cement

無機質粉末と練ると硬化する性質有するものをいう。セメントには気硬性セメント(石灰石こう、マグネシアセメントなど)と水硬性セメントポルトランドセメント高炉セメントなどの混合セメントアルミナセメントなど)があり、主に土木建築用に使用される

セメント〈cement〉

粘土石灰適量混ぜ合わせて焼成し細かく砕いてつくられたもの。通常、セメントといった場合カルシウム珪酸シリカ)との化合物で、混ぜるだけで高強度石材となるポルトランド・セメントを指すことが多い。

セメント―「暴走列車を止めろ!少年幽霊の説得はおいらにおまかせ」の巻

作者ゾラン・ドヴェンカー

収載図書走れ!半ズボン
出版社岩波書店
刊行年月2008.6


セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 06:54 UTC 版)

セメント: cement)、膠灰(こうかい)[1]とは、一般的には、や液剤などにより水和重合硬化する粉体を指す。広義には、アスファルト(にかわ)、樹脂石膏石灰等や、これらを組み合わせた接着剤全般を指す。


  1. ^ 膠灰とは - コトバンク
  2. ^ Hill, Donald: A History of Engineering in Classical and Medieval Times, Routledge 1984, p106
  3. ^ PURE NATURAL POZZOLAN CEMENT
  4. ^ Aqueduct Architecture: Moving Water to the Masses in Ancient Rome
  5. ^ A J Francis, The Cement Industry 1796-1914: A History, David & Charles, 1977, ISBN 0-7153-7386-2, Ch 2
  6. ^ Francis op. cit., Ch 5
  7. ^ P. C. Hewlett (Ed)Lea's Chemistry of Cement and Concrete: 4th Ed, Arnold, 1998, ISBN 0-340-56589-6, Chapter 1
  8. ^ a b c 一般社団法人セメント協会「セメントハンドブック2019 」8頁
  9. ^ a b c NEDOプロジェクト実用化ドキュメント”. www.nedo.go.jp. NEDO. 2020年5月4日閲覧。
  10. ^ 社団法人 日本建築学会「建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事 2003」
  11. ^ a b c d e f g h 青山咸康・服部九二雄・野中資博・長束勇編 2003, p. 11.
  12. ^ 青山咸康・服部九二雄・野中資博・長束勇編 2003, p. 12.
  13. ^ a b 一般社団法人セメント協会「環境にやさしいセメント産業2019
  14. ^ 温暖化対策と高炉セメント:協会活動”. www.slg.jp. 鐵鋼スラグ協会. 2020年5月4日閲覧。
  15. ^ a b 野畑健志「高炉セメントのCO2削減効果について」『コンクリート工学』第48巻第9号、日本コンクリート工学会、2010年9月、9_58-9_61、doi:10.3151/coj.48.9_58 
  16. ^ 金津努, 中井雅司, 齊藤直「フライアッシュの活用による環境負荷低減への取組み」『コンクリート工学』第48巻第9号、日本コンクリート工学会、2010年9月、9_54-9_57、doi:10.3151/coj.48.9_54 
  17. ^ 一般社団法人日本建設業連合会「低炭素型コンクリートの普及促進に向けて」2016年4月
  18. ^ NEDOプロジェクト実用化ドキュメント”. www.nedo.go.jp. NEDO. 2020年5月4日閲覧。


「セメント」の続きの解説一覧

セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 18:06 UTC 版)

コンクリート」の記事における「セメント」の解説

セメントは反応して硬化する鉱物質の粉末である。

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セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:53 UTC 版)

日本の経済」の記事における「セメント」の解説

「セメント」および「コンクリート」も参照 セメント業界もガラス業界同様に装置産業であるため、太平洋セメント宇部三菱セメント住友大阪セメントの3社による市場寡占化進んでいる。1990年代からの公共事業削減影響を受け、セメントの生産量1996年の9499.2トンピーク2017年では6078.8トンまで減少した。 セメントの原料である石灰石日本自国内で供給できる資源であり、埼玉県秩父地方山口県秋吉台などで生産されている。

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セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 14:37 UTC 版)

プロレス用語一覧」の記事における「セメント」の解説

シュートガチンコとほぼ同義。⇔ワーク

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セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:34 UTC 版)

船体」の記事における「セメント」の解説

セメント船は鉄筋コンクリート一種のプレストレス・コンクリートで作られ1920年前後には荒天にも十分耐えて航洋性があるため多数作られ、7,200重量トンタンカー出現した最近でも海上作業用浮体構造物やはしけとして建造されており、アメリカ合衆国では排水量68,000トンLPG貯蔵船が建造されている。フェロセメント船は金網補強材セメント・モルタル船体構成されている。貨物船から、漁船、はしけ、作業船、上陸用舟艇タグボートヨット作られている。

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セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 00:36 UTC 版)

泥灰土」の記事における「セメント」の解説

ポルトランドセメント原料とされるそのまま組成使える泥灰岩は、セメント岩(セメントロック)と呼ばれる一般に酸化鉄マグネシウムが多すぎるなど成分ばらつきがあるという欠点がある。

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セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 07:56 UTC 版)

手を用いた遊び」の記事における「セメント」の解説

上げた指が硬直状態になる。

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セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 03:03 UTC 版)

人工岩」の記事における「セメント」の解説

セメント系は耐久性優れ激し使用環境下での利用にも耐えうるなにより素材感が岩そのもの近似している。セメントの場合は、骨材混ぜないモルタルから、グラスファイバー編みこんだGRC同じくカーボンファイバーによるCFRCなどまで多岐に渡る。場合によっては内部コンクリート充填し叩いてもまったく空洞感のないものにすることができる。

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セメント(Simentu)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:45 UTC 版)

ラムセス2世」の記事における「セメント(Simentu)」の解説

第二十三王子。母不明メンフィス王立葡萄園管理者シリア船長ベナナス(Benanath)の娘イリエット(Iryet)と結婚した

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セメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:38 UTC 版)

カルシウム」の記事における「セメント」の解説

日本石灰岩資源が豊かで、自給自足輸出もしてきたが、近年減少傾向2009年度生産量は5800トンと、ピーク時半分程度となっている。生産量の4分の3をポルトランドセメント占め残り大部分高炉セメントである。

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