ゴムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 工業 > 加工 > ゴム > ゴムの意味・解説 

ゴム【Ghom】


ゴム【(オランダ)gom】

読み方:ごむ

わずかな力で大きく伸び外力を除くとほとんど瞬間的にもとに戻る性質をもつ物質ゴムの木から採取したラテックスから作る天然ゴム石油などから化学的に合成する合成ゴム再生ゴムなどがある。ラバー。→弾性ゴム

植物から分泌される多糖類で、水溶性粘性のある物質弾性示さない。アラビアゴム・トラガカントゴムなど。

俗にコンドームのこと。

[補説] 「護謨」とも書く。

「護謨」に似た言葉

ゴム


木材事情知らない人にとっては、何故木材ところに、ゴムがでてくるのか奇妙に感じられるのではないでしょうか。このゴムの木は、勿論天然ゴム原料ですが、その幹が最近木材原料として注目されるようになってきました。多分、ゴムの木材を材料としたテーブルのような家具をそうとは知らないで、使っている家庭も多いのではないでしょうかパラゴムはもともとはブラジル原産ですが、いまでは、東南アジアなど熱帯各地域広く植栽されており、重要な産物です。

木材
心材と辺材の色の差はほとんどなく、淡黄白色です。したがっていろいろな色をつけることが容易です。一方で変色の害を非常に受けやすく水分の高い状態で、ちょっと油断をすると、ひどい場合には、黒い汚い木材になってしまいますので、迅速に乾燥をする必要があります木理はほとんど通直で、肌目はやや粗です。気乾比重は0.56-0.64で、硬さ中庸木材いえます切削などの加工は容易です。

用途
代表的なものとしては家具材料あります産地部品加工されたものが日本輸入されています。熱帯各地広く植栽されていますし、また、木が古くなる植えかえる必要があるため、一定量供給期待出来るよい材料いえます


ゴム

名前 Gomm; Gaume

ゴム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 05:08 UTC 版)

ゴム護謨オランダ語: gom)は、元来は植物体を傷つけるなどして得られる無定形かつ軟質の高分子物質。現在では、後述の天然ゴムや合成ゴムのような有機高分子を主成分とする一連の弾性限界が高く弾性率の低い材料すなわち弾性ゴムを指すことが多い。エラストマーの一種であり、エラストマーはゴムと熱可塑性エラストマーの二つに分けられる。


  1. ^ a b c 伊藤眞義『図解入門よくわかる最新ゴムの基本と仕組み』秀和システム、2009年。ISBN 978-4-7980-2425-7 
  2. ^ a b c d 化学はじめて物語”. 日本化学工業協会. 2020年2月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 前田守一「配合設計 (1) 原料ゴムの種類と性質」『日本ゴム協会誌』第51巻第8号、632-640頁。 
  4. ^ 下川耿史『環境史年表 明治・大正編(1868-1926)』p.391 河出書房新社 2003年11月30日刊 全国書誌番号:20522067
  5. ^ 我国ゴム工業誕生の地発祥の地コレクション、2006年7月
  6. ^ a b c d 三田土護護製造株式会社の話西岡正光、日本ゴム協会誌ひすてれしす、第69巻第1号(1996)
  7. ^ 土谷秀立(つちやひでたつ)谷中・桜木・上野公園路地裏徹底ツアー
  8. ^ 創刊70周年特別企画 ゴム産業の変遷60年 1992~2005ゴムタイム、2016年10月24日
  9. ^ a b c 配合師 第1報山田均、日本ゴム協会誌、第84巻 第11号(2011)
  10. ^ a b c d e 戦前日本企業の東南アジアへの事業進出の歴史と戦略- ゴム栽培、農業栽培、水産業の進出を中心として丹野勲 神奈川大学 国際経営論集 No.51 2015-03-31
  11. ^ 高弾性 大辞林
  12. ^ 高弾性 大辞泉
  13. ^ a b 日本ゴム協会 編『ゴム技術入門』丸善、2004年。ISBN 4-621-07393-1 
  14. ^ a b c カシオ EX-word XD-SF6200収録 ブリタニカ国際大百科事典 小項目電子辞書版 『老化(ゴムの)』
  15. ^ a b カシオ EX-word XD-SF6200収録 百科事典マイペディア 電子辞書版 『老化(化学)』
  16. ^ 長岡技術科学大学化学系の天然ゴム研究
  17. ^ 1. 1 はじめに”. 東京材料. 2020年6月24日閲覧。
  18. ^ a b c d 渡辺訓江, 近藤肇「ゴムの工業的合成法」『日本ゴム協会誌』第90巻第4号、2017年、210-214頁、doi:10.2324/gomu.90.210  アーカイブページ
  19. ^ International Standards of Quality and Packing for Natural Rubber Grade というマニュアルによる格付け[18]
  20. ^ TOCOMにTSR上場、日本が発信する天然ゴムの国際指標”. 2019年10月23日閲覧。
  21. ^ a b TOCOM、TSR(技術的格付ゴム)上場へ”. 株式会社ポスティコーポレーション. 2019年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月23日閲覧。
  22. ^ a b 第10条1号 : 業務規程”. 株式会社東京商品取引所. 2019年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月23日閲覧。



ゴム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 01:08 UTC 版)

シリコーン」の記事における「ゴム」の解説

シロキサン結合5000 - 10000直鎖構造分子はゴムの性質示し、主に二次加硫して利用される。 ゴムコンパウンド:成型品として、各種シーリング剤ダイヤフラム保護用部品などに広く使われている。正確にはゴムではないことから、エラストマーとも称する優れた耐久性のほか熱収縮性放熱性強化したものなど幅広いRTVゴム:室温硬化型ゴムとして一般に液体の状態で市販されており、触媒加える事でシリコーン重合反応により硬化する。一液型と二液型があり、さらに反応タイプにより付加反応型と縮合反応型とに大別される密着性のよい保護材や放熱材、またガレージキット歯科医療などの型取り剤として用途は広い。 医療素材弾性材料繊維材料として利用されており、前者ではバルーンカテーテル後者では気体透過性良い事から人工心肺膜としても利用されている。 シリコーンハイドロゲル親水性ゲルシリコーン配合したもので、酸素透過型コンタクトレンズや、形成外科美容整形手術充填剤などにも用いられている。過去には大相撲新弟子検査身長足りない者が合格基準達するため頭部入れたこともあった(大受久晃舞の海秀平 )。

※この「ゴム」の解説は、「シリコーン」の解説の一部です。
「ゴム」を含む「シリコーン」の記事については、「シリコーン」の概要を参照ください。


ゴム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/16 09:54 UTC 版)

耐油性」の記事における「ゴム」の解説

ゴムは油によって膨潤しやすく、耐性優れた合成ゴム開発された。 ニトリルゴム(NBR) アクリロニトリルブタジエン重合させたもので、前者が多いほど耐油性が高まるが、耐寒性低下する極性大きいため非極性鉱油に強いが、動植物性油脂や極性物質添加したオイルには弱い フッ化ビニリデン系ゴム(FKM) フッ素ゴムとも。テフロンに近い性質備えるため、極性物質にも強いが高コスト難点となっている。

※この「ゴム」の解説は、「耐油性」の解説の一部です。
「ゴム」を含む「耐油性」の記事については、「耐油性」の概要を参照ください。


ゴム(エラストマー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/05 08:40 UTC 版)

真空用材料」の記事における「ゴム(エラストマー)」の解説

真空チャンバ全体密封のためチャンバとの接続部真空バルブシール材として多く用いられる真空中使用されるゴムには天然ゴム合成ゴムがあり、ネオプレンゴム、ニトリルゴムシリコンゴムフッ素ゴムといった合成ゴム真空用途広く用いられている。合成ゴムは耐高温性、ガス透過性小さい物が多く耐油性耐酸、耐アルカリ性天然ゴム比べて優れている代表的な材料デュポン社開発したバイトンであり、真空用のゴムガスケットシールでは多く用いられるまた、より高温使用するために開発され材料多くあり、代表的な材料デュポン社のカルレッツがある。

※この「ゴム(エラストマー)」の解説は、「真空用材料」の解説の一部です。
「ゴム(エラストマー)」を含む「真空用材料」の記事については、「真空用材料」の概要を参照ください。


ゴム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:51 UTC 版)

Dr.STONE」の記事における「ゴム」の解説

人間機動力劇的向上させる、フィールドスピードに特化した科学の脚」。日本アメリカ共に素材不足から代用苦労していた(日本:竹を編んだ車輪アメリカランディングスキッド)が、アマゾンゴムの木発見したことで製作・加工できるようになった

※この「ゴム」の解説は、「Dr.STONE」の解説の一部です。
「ゴム」を含む「Dr.STONE」の記事については、「Dr.STONE」の概要を参照ください。


ゴム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 13:36 UTC 版)

タイヤ」の記事における「ゴム」の解説

パラゴムノキ樹液からなる天然ゴム各種合成ゴムがある。 天然ゴム 合成ゴム

※この「ゴム」の解説は、「タイヤ」の解説の一部です。
「ゴム」を含む「タイヤ」の記事については、「タイヤ」の概要を参照ください。


ゴム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 23:40 UTC 版)

ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists」の記事における「ゴム」の解説

思い出は億千万」が有名。歌の途中でキー上げる、切れるなどのパフォーマンスボケ担当部分も多い。

※この「ゴム」の解説は、「ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists」の解説の一部です。
「ゴム」を含む「ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists」の記事については、「ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ゴム」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ゴム

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 23:55 UTC 版)

名詞

ゴム護謨

  1. 弾性特徴とする素材で、元来ゴムノキ植物体を傷つけるなどして得られる無定形かつ軟質高分子物質指したが、現在では、有機高分子主成分とする一連の弾性材料を指すことが多い。
  2. 語義1の素材用いた製品
  3. (俗語) コンドーム

語源

オランダ語 gom

関連語

複合語:天然ゴム合成ゴムゴム状ゴムとび

翻訳

字音仮名遣い

  1. 現代音「ガン」、「カン」「ゲン」。一部は「キン」。

「ゴム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ゴムと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「ゴム」に関係したコラム

  • 株式上場企業の業種分類

    日本の株式上場企業は、東京証券取引所(東証)をはじめとする証券取引所の独自の基準により、業種別に分類されています。例えば、東京証券取引所(東証)の場合、業種分類は「業種別分類に関する取扱い要領」により...

  • 株式市場の01銘柄とは

    株式市場の01銘柄とは、4桁の証券コードのうち下2桁が01で終わる証券コードの銘柄のことです。01銘柄は、その業種の代表的な銘柄であることが多く、株価の値動きは市場関係者から注目されています。次の表は...

  • 株式の株価水準による分類

    株式市場に上場している銘柄を分類する方法の1つに、株価水準が挙げられます。株価水準では、株価の高い、安いによって銘柄を分類します。一般的に株価水準では、次のように分類します。値がさ株(値嵩株)中位株低...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ゴム」の関連用語

ゴムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ゴムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日本木材総合情報センター日本木材総合情報センター
©Japan Wood-Products Information and Research Center 2024 All Rights Reserved, Copyright
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのゴム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのシリコーン (改訂履歴)、耐油性 (改訂履歴)、真空用材料 (改訂履歴)、Dr.STONE (改訂履歴)、タイヤ (改訂履歴)、ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのゴム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS