ハンドルネームとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生活 > 暮らし > ネーム > ハンドルネームの意味・解説 

ハンドル‐ネーム

《(和)handlenameチャットネット掲示板などで、本名代わりに用いニックネームハンドル名(めい)。ハンドルHN

[補説] 英語では単にhandle日本では多く登録不要運営者ユーザー身元知り得ないサイト使われるものを指していう。登録が必要なSNSなどでのニックネームは、アカウントネーム・ユーザーネームなどとよばれることが多い。


ハンドル

別名:ハンドルネーム
【英】handle

ハンドルとは、インターネット用いられる別名(ニックネーム)のことである。雑誌投稿などにおけるペンネーム相当する。ハンドルネームと呼ばれることが多いが、英語の本の意味では「ハンドル」(handle)だけで別名の意味を持つ。

ハンドルは、匿名性保ちながら、コミュニケーションをとるため手段一つとなっており、掲示板BBS)などを中心としてインターネット上で広く用いられている。

なお、同一人物によって継続的に用いられているハンドルは「コテハン」(固定ハンドル)、逆にその場限り用いられ継続して使用されないハンドルは「捨てハン」などと呼ばれることがある

WWWのほかの用語一覧
Webサイト:  FAQ  fj  FTPサイト  ハンドル  ポータルサイト  プロフ  顔文字

ハンドルネーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 05:27 UTC 版)

ウィキペディア投稿記録。投稿者がハンドルネームで示されている。[1]

ハンドルネーム (handle name) 、ハンドル (handle) とは、インターネット上で活動する際に名乗る仮名を指す和製英語頭文字を取ってHN、またはハンネと略される。インターネットが一般に普及する以前のパソコン通信時代から「ハンドルネーム」という語は使われていた。使い捨てではないものを固定ハンドル(ネーム)、略してコテハンコテと呼ぶ場合がある。

またアマチュア無線など、インターネット上以外での名前を指す場合もある。個人の匿名性を保つためのニックネームという点において、ペンネームラジオネームなどと同種のものである。

概要

インターネットコミュニティ電子掲示板チャットブログなど)において、実名での活動は住所を特定されたり、日常生活に影響が出るなどのリスクが高く、ストーカー被害やネットいじめなどから自身や身内の危険を回避し自己防衛するため、ハンドルネームでの活動が広く普及している。

用法

語誌

オックスフォード英語辞典 (OED) によれば、この用法はまず肩書き・称号を指して使われていた。文献の初出は1833年で、"Mister Coxswain! thanky, Sir, for giving me a handle to my name."(コクスウェインさん!  ありがてえです、おれの名前に肩書きをくださいまして) とある [2]

ここからさらに、名前を指して使われるようになった。初出は1870年で、"I would rather be called ‘Big-Foot Wallace’ than ‘Lying Wallace’.‥ Such handles to my name would not be agreeable."(「ほら吹きウォレス」よりは「ビッグフット・ウォレス英語版」と呼ばれたい。……そんなあだ名は、私の名には好ましくない)とある[3]

アマチュア無線

CB無線アマチュア無線では自身や他人と「無線上で呼び合う名前」を、「肩書き」や「名前」や「あだ名(ニックネーム)」の意味を持つ英語で「Handle(ハンドル)」と称していた[4]

しかし、無線熟練者が「ハンドルなに?(名前なに?)」と尋ねたところ、無線初心者が逆に「ハンドルなにって?ああ、ニックネームは○○です。」というようなやりとりや、無線熟練が逆に初心者に対して「ハンドルだけで名前の意味で通ずるのでハンドルとネームで混同しないように」などと用語を解説したつもりが、転じて「ハンドルネーム」となり広く伝わったとされる。これらのやり取りは英会話の場合も、日本語の場合も似たような場面で交わされた(ただし、あくまでインフォーマルな語法である)。

日本アマチュア無線連盟発起人で米国アマチュア衛星通信協会理事を歴任した米田治雄は、アマチュア無線専門誌『CQ ham radio』にて「ハンドルネームと言う英語はないので、ハンドルか、ネームか、どちらかで使って下さい」と語っており、ハンドルネームという語句が浸透してゆく経緯を物語っている[5]

2ちゃんねる

2ちゃんねるなどに代表される匿名掲示板群などでは、一般的に名前欄に空欄で投稿するとその板に設定されている匿名を表す「名無し」となり、「ウィキペディア太郎」と投稿するとハンドルネーム「ウィキペディア太郎」と言うことになる。

SNS

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)においてもハンドルネームでの活動が一般的であるが、Facebookのように実名でのアカウント登録を義務付け、ハンドルネームでの活動を認めないSNSもある。またmixiでも初期は実名登録を推奨していた。

脚注

  1. ^ 特別:関連ページの更新状況/Wikipedia:削除依頼」より?削除依頼の状況が当時と異なるので、現在画像とまったく同じ内容の記述は出力できません
  2. ^ Marryat P. Simple iv (OED)
  3. ^ J. C. Duval Adv. Big-Foot Wallace xxxviii. 236 (OED)
  4. ^ Howard Jackson, Etienne Zé Amvela, "CB talk"Words, meaning and vocabulary: an introduction to modern English lexicology
  5. ^ 米田治雄『ハムのための英会話』(改訂新版)CQ出版社、東京都〈(『CQ ham radio』2008年4月号別冊付録、1969年の書籍の改訂新版)〉、2008年。ISBN 978-4-7898-1173-6 、p. 18

関連項目


ハンドルネーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 15:25 UTC 版)

TBS掲示板捏造問題」の記事における「ハンドルネーム」の解説

放送され映像映された4件の書き込みは、ハンドルネームが全て通販さん@賛成です」という名前で行われていた。2ちゃんねる書き込んだ視聴者は、「通販さん@賛成です」というハンドルネームを持つ住民格闘技について語っているのはおかしいのではないか指摘した。さらに、「通販さん@賛成です」というハンドルネームをGoogle検索したものの、1件もヒットしなかったことから、掲示板書き込み自体捏造したものではないかという疑惑生じた

※この「ハンドルネーム」の解説は、「TBS掲示板捏造問題」の解説の一部です。
「ハンドルネーム」を含む「TBS掲示板捏造問題」の記事については、「TBS掲示板捏造問題」の概要を参照ください。


ハンドルネーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 23:46 UTC 版)

山本一郎 (実業家)」の記事における「ハンドルネーム」の解説

ハンドルネーム「切込隊長」はパソコン通信時代から使用しており、ニフティサーブ活動していた頃は「切込隊長山本一郎」だった。ネーミングの由来草野球で一番を打っていたことによる2011年平成23年8月ネット上で活動使っていたハンドルネーム「切込隊長」を止め実名用いることを表明した

※この「ハンドルネーム」の解説は、「山本一郎 (実業家)」の解説の一部です。
「ハンドルネーム」を含む「山本一郎 (実業家)」の記事については、「山本一郎 (実業家)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ハンドルネーム」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ハンドルネーム

出典:『Wiktionary』 (2020/03/21 12:03 UTC 版)

名詞

ハンドルネーム

  1. インターネット上(Webページインターネット掲示板など)で本名代わりに使う名前ニックネーム

語源

翻訳

参照


「ハンドルネーム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ハンドルネームと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハンドルネーム」の関連用語

ハンドルネームのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハンドルネームのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリハンドルの記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハンドルネーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのTBS掲示板捏造問題 (改訂履歴)、山本一郎 (実業家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのハンドルネーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS