emotion

実用日本語表現辞典

emotion

別表記：イモーション、エモーション

「emotion」とは・「emotion」の意味

「emotion」とは、感情や心情を表す英単語である。エモい、emotional、emotionallyなどの言葉も同様に感情に関連する言葉であり、それぞれ「感情的な」「感情的に」といった意味を持つ。

「emotion」の発音・読み方

「emotion」の発音は、イモーション（/imóuʃən/）と読む。アクセントは「mo」の部分に置かれる。

「emotion」の語源・由来

「emotion」の語源は、ラテン語の「emovere」であり、「動かす」や「扇動する」という意味がある。これが中世フランス語を経て英語に取り入れられ、「emotion」という言葉が誕生した。

「emotion」を含む英熟語・英語表現

「by emotion」とは

「by emotion」とは、感情によって、感情的にという意味で使われる表現である。人の行動や判断が感情に左右されることを示す際に用いられる。

「ノーエモーション」とは

「ノーエモーション」とは、感情を表に出さない、無表情な様子を指す日本語表現である。英語では「no emotion」や「emotionless」と言い換えることができる。

「Emotion（JavaScript）」とは

「Emotion」は、JavaScriptのライブラリであり、CSSをReactコンポーネントに組み込むために使用される。これにより、スタイルの再利用や管理が容易になる。

「Emotion（三船栞子の曲）」とは

「Emotion」は、ラブライブ！サンシャイン!!のキャラクター、三船栞子が歌う楽曲である。アイドルグループ「Aqours」のメンバーである彼女のソロ曲として制作された。

「emotion」の使い方・例文

1. He couldn't control his emotions.（彼は感情を制御できなかった。）
2. The movie evoked strong emotions in the audience.（その映画は観客に強い感情を呼び起こした。）
3. She expressed her emotions through her paintings.（彼女は絵画を通じて感情を表現した。）
4. The music was filled with emotion.（その音楽は感情に満ちていた。）
5. He was emotionally drained after the argument.（彼は口論の後、感情的に疲れ果てていた。）
6. The decision was based on emotion rather than logic.（その決定は論理よりも感情に基づいていた。）
7. She has difficulty expressing her emotions.（彼女は感情を表現するのが苦手だ。）
8. The news stirred up a lot of emotions.（そのニュースは多くの感情をかき立てた。）
9. His emotional state was unstable.（彼の感情状態は不安定だった。）
10. The speech was emotionally charged.（そのスピーチは感情的に充実していた。）

（2023年4月27日更新）

エモーション

英語：emotion

 「エモーション」とは、感情・感動・情緒のことを意味する表現。

「エモーション」の基本的な意味

「エモーション」は感情・感動・情緒のことを意味する言葉で、英語の「emotion」をカタカナ読みしたものである。「喜び」「悲しみ」「怒り」などの、心が揺れ動くような強い感情や感動を表す際に使用される。心理学では情動のことを意味する表現。

同じように感情を表す言葉に「フィーリング（feeling）」や「ムード（mood）」があるが、その強弱や持続する長さで区別される。比較的にフィーリングが感情を指す言葉として使用される頻度が高い傾向にあるが、平常時の感情を表すものとしてのニュアンスが強い。そして理性的な感情であり、態度に表れるものではない。ムードはフィーリングよりもさらに起伏が落ち着いた長く持続される感情であり、気分とも表される。それに対しエモーションは特定の状況に対する反応的・本能的なものであり、より強い感情が急激に沸き上がり態度にも表れるようなものを指す。

「エモーション」の語源・由来

「エモーション」の語源は英語の「emotion」で、日本語と同様「強い感情」や「感動」、「情緒」などを意味する。emotionの語源は「動く」「動かされる」を意味するラテン語の「emovere」で、「ex（外）」と「movere（動く）」に由来する。

「エモーション」を含む熟語・言い回し

エモいとは

「エモい」とは、ある出来事や物に対して「心が動いた」「心に刺さった」という意味で用いられる若者言葉。広い意味で使用されており、場面や対象によってニュアンスが変化する。「懐かしい」「感傷的」「感動的」「ノスタルジック」「情緒的」などの意味を込めて使われることが多い。人の感情や想いを吐き出すような叙情的な歌詞を激しく歌い上げるロックミュージックのジャンル、「Emo（イーモウ）」が語源と言われている。個人のブログで誕生後ネット用語として徐々に広まり、メディアアーティストが使用し始めたことで急激に広がりを見せた。

エモーショナルとは

「エモーショナル」は英語の「emotional」のカタカナ語で、「感情的」「情緒的」「感情に動かされるさま」を意味する。ある出来事や物に対して心を揺さぶられている様子を表す言葉。英語の「emotional」も「感情的な」「情緒的な」「感動的な」を意味しており、日本語と同じように使用される。

「エモーション撮影会」とは

「エモーション撮影会」とは、株式会社エモーションカンパニー主催の撮影会のこと。モデル、レースクイーン、グラビアアイドル、アイドル、コンパニオン、素人モデル等が出演し、料金を支払いカメラを持参すれば誰でも参加することができる。出演者に対し複数のカメラマンが一定時間ごとに交代で撮影をする団体撮影会と、出演者とカメラマンが一対一で撮影をすることができる個人撮影会がある。

「ワーク エモーション」とは

「ワーク エモーション（WORK EMOTION）」は、大阪府東大阪市に本社を置く自動車用アルミホイールメーカー「WORK」の商品。初代のWORK EMORTIONは、1999年の全日本GT選手権シリーズに参戦したマシンのために専用設計された。その後一般販売が始まり、シリーズを通して性能だけでなくドレッシーなデザインが人気を誇っている。

「エモーション （バンダイナムコグループ）」

「エモーション （バンダイナムコグループ）」はバンダイナムコグループ傘下の映像事業を扱う会社「株式会社バンダイナムコフィルムワークス」のレーベル。レーベル創設当時の担当者がインパクトのあるレーベルの顔がほしいと考えた時、イースター島のモアイ像の顔を思い出しロゴにモアイが採用されている。

「エモーション（MAN WITH A MISSIONの曲）」とは

日本の5人組ロックバンド「MAN WITH A MISSION」の楽曲。2枚目のシングルで初回限定盤と通常盤がリリースされ、グループ初の音楽番組生出演・生演奏を果たした。歌詞はほぼ英語で書かれている。週刊少年ジャンプで連載されていたコミック「究極!!変態仮面」が原作の実写映画「HK／変態仮面」の主題歌。「JBC2022スペシャルプロモーションビデオ」でも使用されている。

「エモーション」を含むその他の用語の解説

「エモーショナルイーティング」とは

「エモーショナルイーティング」とは、過剰なストレスや不安を紛らわすために本来必要ではない大量の食べ物を摂取してしまうこと。身体が欲する自然な食欲を満たすためではなく感情の動きを鎮めるための行為。一時的に気持ちが満たされても、その後自分をコントロールできなかったことへの罪悪感や自己肯定感の低下でさらに気持ちが低迷する傾向にある。過剰なエネルギーの摂取は生活習慣病や肥満の原因となりうるため、習慣化してしまわないよう注意が必要。

「エモーションズ」とは

「エモーションズ（The Emotions）」は、シカゴで結成されたアメリカのコーラス・グループ。ハッチンソン3姉妹「Wanda（ワンダ）」「Sheila（シーラ）」「Jeanette（ジャネット）」が子供時代に結成したゴスペル・グループ「Hutchinson Sunbeam（ハッチンソン・サンビーム）」から始まった。1969年にスタックス・レコードからエモーションズとしてデビューし、その後メンバーの脱退や新メンバーの加入、移籍を経て1977年にリリースした「Best of My Love」ではビルボードのポップ・チャートとR&Bチャートで第1位を獲得した。

「エモーション」の使い方・例文

「エモーション」は感情について表す際に下記のように使用される。
・エモーションのコントロールができるようになりたい。
・エモーションに飲まれて人に怒りをぶつけてはいけない。
・衝動的なエモーションに動かされた行いをしてしまった。
・この瞬間に感じたエモーションは生涯忘れることはないだろう。
・彼の音楽で私たちはエモーションを共有している。
・私たちのエモーションとエモーションがぶつかり合った。
・人々のエモーションに訴えかけるものを作り上げたい。
・その時はエモーションにより言葉がうまく出てこなかった。
・エモーションが気付かないうちに涙を流させた。

「エモーション」の英訳

「エモーション」の英訳は「emotion」、形容詞は「emotional」。

（2022年12月28日更新）

エモーション

英語：emotion

「エモーション」とは・「エモーション」の意味

「エモーション」は「感情」や「感動」、「情緒」などの意味を持つカタカナ語である。感動した時や感情が高まった時に用いられる「エモい」という言葉は、「エモーション」の頭文字をとって作られたという説が一般的であるが、「Emo」という音楽ジャンルから派生したという説もある。「エモい」は単なる感動や感情の動きではなく、趣があったり、ノスタルジーを感じたりなど様々な感情を表現する言葉である。また、車用語においては、「エモーション」はD9Rという名のタイヤホイールを製造するメーカーの名前として知られている。

ビジネスにおいても、「エモーション」はマーケティングにおいて重要なカギだと考えられている。「エモーション」に訴えかけるマーケティングを行うことは、顧客のロイヤルティを貯金することだとされている。顧客の「エモーション」に訴えかける方法としては、顧客からのフィードバックに対して返信する、顧客に向けてちょっとしたサプライズを仕掛ける（誕生日にポイントを付与するなど）ことなどがあげられる。これらの「エモーション」は顧客満足度として少しずつ積み立てられていき、ビジネスの成功へと繋がる。これらのマーケティングは、「エモーショナル・マーケティング」と呼ばれる。

「エモーション」の語源・由来

「エモーション」は、英語の「emotion」に由来する。英語の「emotion」の語源はラテン語の「emoveo（興奮させる）」で、「ex（外へ）」＋「moveo（動かす）」という単語から構成されている。

「エモーション」の熟語・言い回し

エモーショナルとは

「エモーショナル」は、感情的、情緒的という意味の熟語である。人の性格や性質が感情的であることを表現するほか、音楽や映像、文章などに感情を動かされた時にも「エモーショナル」という表現を用いる。また、「エモーショナル」はじわじわと心にしみる感動ではなく、突発的にこみ上げる感動や感情のことを意味する。

ノーエモーションとは

「ノーエモーション」とは「感情がない」、「感情を動かされない」という意味である。「機械はノーエモーションである」や、「悲しい知らせを聞いても、彼はノーエモーションであった」などと表現される。

リアルエモーションとは

「リアルエモーション」は、2003年に発売された倖田來未のシングルである。プレイステーション2のゲームソフトのファイナルファンタジーX2とコラボした曲で、ゲームの世界観とリンクさせた「絆」をテーマとしている。

5エモーションとは

「5エモーション」はティーンから絶大な人気を誇る5人組ユニットで、通称「5えもん」と呼ばれている。石川翔鈴、向葵まる、海老野心、大塚美波、大橋あかりで結成されたが、結成2周年の2022年9月に石川、海老野、大塚の3名が卒業した。

「エモーション」の使い方・例文

・彼は裁判で証人席に着いた時、ノーエモーションであった。
・監督は若い選手たちに、その場のエモーションに流されないようにと注意を促した。
・彼は慎重な思考ではなく、エモーションに動かされて軽率な行動をしてしまった。
・音楽は人間の幅広いエモーションを共有するのに最適なツールである。
・多くの男性と同じように、彼は自分のエモーションを表現するのが難しいと感じている。
・俳優として、彼は演技であらゆるエモーションを伝えることができる。
・虐待された子供はエモーションを抑制する傾向があり、外向的な行動をしなくなる可能性がある。
・これらの器官は、エモーションや認知、体性感覚の認識に関わるものである。
・子どもの遊びにおいてのエモーションやテーマは、問題行動を予測できるのだろうか?
・それはあなたを過去へ、記憶へ、抑圧されたエモーションへと導くものだ。
・若い女性の心を動かすには、エモーションに働きかけるのが一番である。

（2022年12月5日更新）

エモーション

英語：emotion

「エモーション」の基本的な意味

「エモーション」とは、英語で「emotion」と表記し「感情」「感動」「情緒」などを意味する表現。心理学では「情動」とも言い、喜びや悲しみ、怒りといった一時的で急激な感情状態を表す。

「エモーション」の語源・由来

「emotion」は「ex-（外へ）」「moveo（動かす）」「-ion（こと、もの）」のラテン語が語源。外へかきたてるものや心から湧き出るものを意味することから、感情を表す言葉になったとされる。

「エモーション」と「エモーショナル」の違い

「エモーション（emotion）」が名詞で「エモーショナル（emotional）」は形容詞である。どちらも基本的な意味は同じで、感情を表現するときに使う。エモーションは「感情」エモーショナルは「感情的な」と訳される。

「エモーション」を含む熟語・言い回し

エモーションから派生した感情を表す言葉もある。

エモいとは

主に若者の間で使われる言葉。エモーションを略した俗語で、SNSや日常会話などでも使われている。感情が揺さぶられたときに使われる場合が多く「感動」「感傷」「懐かしさ」といった意味がある。「もの悲しい」「しみじみ」「レトロ」といった、哀愁を感じる場合に使われるケースも多い。例えば「映画のラストーシンがエモかった」「恋人と別れたばかりでエモい気持ちでいっぱい」などのように使われる。

エモいの語源は、1980年代アメリカで広まった音楽ジャンルの一つである「Emo（エモ、イーモウ）」だと言われている。メロディアスな音楽性で、切なさや哀愁を感じさせる歌詞が特徴的だ。Emoは感情を表すemotionを略した言葉で、感動や悲しいなどの感情表現の一種として使われるようになった。日本語でなんとも言い表せない、形容しがたい、といった意味がある「えもいわれぬ」が語源だとする説もある。

「エモーション（曲）」とは

MAN WITH A MISSION（マン・ウィズ・ア・ミッション）の2枚目のシングルで、2013年2月20日に発売。正式タイトルは「Emotions」である。テレビ朝日のミュージックステーション（2013年2月22日放送）で演奏し、初の音楽番組出演となった曲だ。歌詞には英語でメッセージが込められ、躍動的なサウンドと合わさり、聴衆の感情を揺さぶるロックな曲となっている。2013年4月に公開された「HK 変態仮面」の主題歌にもなった。

「エモーション（レーベル）」とは

株式会社バンダイナムコフィルムワークスの映像レーベルで1983年に誕生した。ロゴにはモアイ像が使われており、映像作品のオープニングで登場する場合もある。モアイのロゴは「有名な映画会社のようにインパクトあるものにしたい」との理由で選ばれた。1983年には、世界初のOVAである「ダロス」を発売するなど、アニメ界において多大な影響を与えたとされる。

「エモーション（会社）」とは

株式会社エモーションは、アニメ作品のプロデュースやWebコミック、電子書籍の編集・発行などを手掛けていた日本の企業。1986年に設立し、2011年にバンダイビジュアルに吸収合併される。当初の社名は、エモーションミュージック（2006年まで）で、音楽著作権の管理・運用事業を担っていた。株式会社バンダイナムコフィルムワークスの映像レーベルであるエモーションとは、直接的な関係はない。

「エモーション」を含むその他の用語の解説

エモーションが使われる用語もある。

エモーション撮影会とは

グラビアアイドルやモデル、レースクイーンなどの団体・個人撮影会。大阪、名古屋、東京などで開催されている。基本的に撮影するカメラの種類は自由だが、撮影会によっては一部のカメラが使用不可の場合もある。撮影会では、サイン会が開かれる場合も多い。ホームページやSNS上での情報発信もしており、撮影会の開催日時や予約情報などを確認可能だ。

「エモーション」の使い方・例文

エモーションは、感情を表す場合に使われることが多い。

例文1
彼は感情のコントロールができない。（he can't control his emotions）

例文2
感動の感情が止まらない。（I can't stop feeling the emotions）

例文3
失恋したばかりで感情が落ち込んでいる。（I just lost my love and my emotions are depressed）

「エモーション」の英訳

エモーションの英訳は、「emotion」である。

（2022年12月2日更新）

デジタル大辞泉

エモーション【emotion】

読み方：えもーしょん

情緒。感情。感動。心理学では情動という。

催奇形性所見用語集

情動

【英】Emotion
読み方：じょうどう

情動には不快情動、快情動等の区別があるが“情動”の生物科学的定義は必ずしも明かではない。心理学の分野では心的活動としての知情意のうち情（情操、情熱、気分、感情）を総括する上位の概念を“情動”とする考え方がある。

ウィキペディア

感情

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/25 01:28 UTC 版)

感情（かんじょう）とは、ヒトなどの動物がものごとや対象に対して抱く気持ちのこと。喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖などがある（感情の一覧）。