自己肯定感
自己肯定感
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/06 09:34 UTC 版)
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり[1]、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である[2][3][4][5]。現在、これらの言葉は多義的に用いられることが少なくなく、結果としてあらゆる肯定的な心理的要素を表現する包括的名称(umbrella term)となっているという指摘がある[6]。
- ^ “自己肯定感”. 実用日本語表現辞典(Weblio). 2019年1月25日閲覧。
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- ^ a b c 吉森丹衣子「大学生の自己肯定感における対人関係の影響 (PDF) 」 『国際経営・文化研究/Cross-cultural business and cultural studies』21(1)、淑徳大学国際コミュニケーション学会、2016年12月1日、 179-188頁。
- ^ 太田肇(2019)『「承認欲求」の呪縛』新潮社。
- ^ 高垣忠一郎 (2009年6月). “〔退職記念最終講義〕 私の心理臨床実践と「自己肯定感」” (PDF). 立命館産業社会論集 第45巻 (第1号) .
- ^ 竹内健太. “子供たちの自己肯定感を育む― 教育再生実行会議第十次提言を受けて ― (PDF)”. 参議院常任委員会調査室・特別調査室. 2019年1月29日閲覧。
- 1 自己肯定感とは
- 2 自己肯定感の概要
- 3 自己肯定感に関する批判
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