家族による支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 12:10 UTC 版)
家族による支援で何よりも大切なのは、吃音をとがめるのではなく、本人のありのままを温かく認めることで、吃音による自己肯定感の低下を防いでいくことである。また、気になることや不安になることがあったら、気軽に言語聴覚士に相談することが大切である。 家族が本人と関わっていく上で大切なポイントとして、以下の点が挙げられる。 本人が安心して話すことのできる時間をつくる 言葉の先取りをせず、本人の話にじっくりと丁寧に耳を傾ける 話し方ではなく話の内容に着目し、興味をもって話を聞いたり笑顔で相づちを打ったりする 本人が話すことのできた言葉を、復唱したり要約したりする(「しっかりと伝わっている」・「受け止めてもらえている」という安心感を持つことができ、話す意欲が高まる) どのような話し方でも、言葉を伝えることのできた本人の意欲と行動を褒める このような関わりを通して、本人の話す意欲と自己肯定感を育んでいくことが重要である。
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