琉球神道記とは? わかりやすく解説

りゅうきゅうしんとうき〔リウキウシンタウキ〕【琉球神道記】

読み方:りゅうきゅうしんとうき

島津氏統治する以前琉球宗教について記した書。浄土宗の僧袋中(たいちゅう)[1552〜1639]著。多数神話説話収録


りゅうきゅうしんとうき 【琉球神道記】


琉球神道記〈上下/〉

主名称: 琉球神道記〈上下/〉
指定番号 2231
枝番 00
指定年月日 1970.05.25(昭和45.05.25)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書 慶長十三十二月六日奥書
員数 2冊
時代区分 江戸
年代 1608
検索年代
解説文:  「琉球神道記」(二巻)は浄土宗僧にして袋中庵開祖袋中良定( ? ~一六三九)が、慶長八年一六〇三)入明志して果たさず琉球滞留三年間に当地見聞した風土習俗宗教等記録したもの。日本人琉球に関して著述した最初のものとして、また島津氏支配以前の古い琉球の姿を伝えているなど、歴史的価値が高い。この二冊は慶長十三袋中帰国途次船中浄書した清書本である。
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琉球神道記

読み方:リュウキュウシントウキ(ryuukyuushintouki)

分野 紀行

年代 江戸前期

作者 袋中


琉球神道記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/04 01:13 UTC 版)

琉球神道記(りゅうきゅうしんとうき)は、琉球王国に渡った日本の僧の袋中良定が著した書物である。神道記と題しているが、むしろ本地垂迹を基とした仏教的性格が強い書物となっている。また、薩摩藩が侵攻する以前の琉球の風俗などを伝える貴重な史料でもある。


  1. ^ a b c d 『古代文学講座11 霊異記・氏文・縁起』1995年6月
  2. ^ a b 『書物捜索 上』1978年11月
  3. ^ 本書では身分の高い人物に逢った際の礼儀として「両ノ袖ヲ結テクビニカク」と言う作法があると記しているが、『琉球国由来記 巻2』の「石奉行」の条では、この作法が康熙8年(1669年、和暦では寛文9年)から公事で禁止されたとある。
  4. ^ 『琉球史料叢書 第5』1962年7月に所収。
  5. ^ 『琉球史料叢書 第1』1962年6月に所収。
  6. ^ a b 『檀王法林寺 袋中上人 - 琉球と京都の架け橋 -』2011年11月。「袋中上人と琉球 三 琉球での袋中上人」より。
  7. ^ a b 『檀王法林寺 袋中上人 - 琉球と京都の架け橋 -』2011年11月。「袋中上人と琉球 五 『琉球神道記』と『琉球往来』」より。


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