テレビアニメ第2作第1期オリジナルキャラクター
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「ドラえもんの登場人物一覧」の記事における「テレビアニメ第2作第1期オリジナルキャラクター」の解説
ドラえもん(テレビアニメ第2作第1期)は26年の放送の末、アニメオリジナル作品及びアニメオリジナルキャラクターが大勢にいるため一部を筆記する。 トラえもん 声 - 山本圭子(1980.9) 放送初期に登場したキャラクター。 ドラえもんとほぼ同型のネコ型ロボットで、黄色いドラえもんに黒の斑点がついたトラ猫のような姿をしている。生意気な性格で、講談風の時代掛かった台詞回しを用いる。イタズラや金儲けが大好きで、常にトランクを持ち歩いている(タイムマシンの出入り口も兼ねている)など、かなり『男はつらいよ』の車寅次郎を意識している。有名になったドラえもんに嫉妬し、現代で彼になりすましてスネ夫にインチキ貯金箱を売りつけて金を詐取したり、しずかにマジックハンドでセクハラなどさまざまなイタズラを行ったり、路上で通行人に秘密道具を売りつけたりしていたが、野比親子に囲まれて絶体絶命かと思ったらドラえもんの優しさに心打たれて退散した。 なお、漫画『ドラベース ドラえもん超野球外伝』にも同名のキャラクターが出てくるが、関係はない。 ミイちゃん(ロボット) 声 - 太田淑子(1980.11) ドラえもんがセワシと共に過ごしていた時にドラえもんが付き合っていたネコ型ロボットである。 未来の世界の緑ノ丘ハイツという土地に住んでいるカオリちゃんという女の子のもとで養われている。 ドラえもんの耳がなくなってしまうまでは仲の良いカップルだったが、ドラえもんの耳がなくなってしまった姿を見て爆笑し、後に別れてしまう。そのことを知ったのび太はドラえもんに会いにいくことを勧め二人で未来の世界のミイちゃんに会いにいく。しかしミイちゃんは既に故障しており旧型のため使える部品が無いという理由で修理不可能となっていた。ドラえもんとのび太は必死になってミイちゃんを修理し動けるようにはしたものの部品が古かったため記憶が全てバックアップされずドラえもんとの思い出は消え去ってしまっていた。また多少似てはいるがノラミャー子とは別型のロボットである。 ミイちゃん(ミーちゃん) 声 - 不明(1987.5.1 - 1992.8.28)→真柴摩利(1993.2)→麻見順子(1993.4)→渡辺久美子(1994.5 - 1995.8)→中沢みどり(1995.11 - 1996.10)→くまいもとこ(1997.12)→松本さち(1998.5 - 2005.3)、瀧本富士子(1998.12)、不明(2004.10.1 - 2004.12.10)→まるたまり(2009.5 - )、不明(2014.2) ドラえもんのガールフレンドのネコ。原作での「ミイちゃん」の名前のネコは、ぴっかぴかコミックス第5巻「なかまバッジ」、42巻「ふたりっきりでなにしてる?」に登場。14巻「すてきなミイちゃん」では、おもちゃのネコのことを「ミイちゃん」と呼んでいた。 ドラえもんとのデート中に、ドラえもんがのび太を助けるためにどこかへ行き、戻ってきたらミイちゃんはいなかったというストーリーが多い。そのため、のび太のことを「ドラえもんがいないと何もできない人」と評している。その一方でのび太に窮地を救ってもらったこともある。またのび太たちを乗せた道具が欠陥品で壊れることを知ってパニックになっているドラえもんに正論を告げて落ち着かせたりしている。実は黒猫の兄がいてテレビアニメ第2作第1期「ぼくのライバル」に登場している。その際ドラえもんに恋人だと間違われているほど兄とは大の仲良しである。 テレビアニメ第2作第1期では、2000年以降かなりの頻度で登場しており、劇場作品『ドラえもん のび太とロボット王国』と『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』にも登場した。 泥棒 通称「つるつるおじさん」。「赤ちゃんほんやく機」(1993年12月17日放送)に登場した泥棒。盗みを働こうとするが、情に弱い。その後、「ラッキーカラー棒」(2004年5月14日放送)等、泥棒キャラが登場する際、何度か顔を出す。 テケテケ 声 - 渡辺久美子(1993.9) 「宇宙人がやってきた」(1993年9月24日)に登場。のび太が裏山で「未知とのそうぐう機」を誤って操作したせいで呼び出された宇宙人、毬のような体に足が生えて頭に手が一本生えている。 先生のお説教やジャイアンたちの虐めを挨拶と勘違いする位に世間知らず。 野比宅で宿題の手伝いに利用されながら、カップラーメンをごちそうになりそれに味をしめ町内を散策した後、のび太に握手を交わして自分の星に帰るがお土産代わりにカップラーメンをねだりに野比宅の庭に戻った。 ビショップ 声 - 中博史(1998.2) 「王様セット」(1998年2月13日放送)に登場するキャラクター。チェスの駒をモチーフにしたキャラクターで、王様セットの使用者である、のび太を王様とする従者。仲間にナイトとピエロがいる。王様(のび太)に対して何かと口うるさくしているが、それは真に王様のためを想ってのことだった。 恐竜ハンター 声 - 宝亀克寿(1998.4『ジュラ紀でドラミが大ピンチ』) ドラミ達が訪れたジュラ紀で、恐竜を殺傷・捕獲し、未来人に売りさばいていた密猟者。 親子のウルトラサウルスの狙撃を目撃したドラミ達を口封じの為に始末しようとしたが、ドラミ達を追いかけてきたアロサウルスに蹴り飛ばされたことにより未遂に終わる。定期健診を終えて駆けつけて来たドラえもんが、狂時機で時間を止め桃太郎印のきびだんごでアロサウルスを森に帰した後、自分の邪魔をしたアロサウルスに悪態をついたためにドラえもんの怒りを買い、御用セットで拘束された。狙撃した母親のウルトラサウルスがお医者さんカバンの力で復活した際、自分の悪行を棚に上げてドラえもん達に媚びるようにすがりつき終始睨み返された。そのまま放置され、数頭のウルトラサウルスに至近距離で見つめられる恐怖を味わいながらタイムパトロールに助けを求め、ドラえもんが事前に通報したことで現れたタイムパトロールに引き渡された。 モデルは、原案エピソードで恐竜をはじめとした絶滅動物を殺傷・捕獲し、シノグナータスを射殺しかけた密猟者(こちらは、目撃した凡とリームを口封じの為に始末しようとしたところを、2人を追いかけてきたアロサウルスに踏み潰され生死不明となっている)。 アネーゴ、チョビ、ゴーリ 声 - 松井菜桜子(アネーゴ)、山崎たくみ(チョビ)、石井康嗣(ゴーリ)(1998.12『サンタバックでクリスマス』) 22世紀でタイムパトロールが指名手配中の武器商人の3人組。露出度の高い服装の女がリーダーのアネーゴ、デモキンに似た小柄な男とフランケンに似た大柄な男が子分のチョビとゴーリ。拳銃や大砲、石器時代の斧などの大量の武器を密造し、過去の時代に売り飛ばしていた。 故障していたドラえもんのサンタバックをミニドラが誤って修理した結果、彼女の秘密工場が偶然繋がることになり、迷い込んだジャイアンとスネ夫、ミニドラと遭遇する。秘密工場を知られたこととジャイアンに「おばさん」呼ばわりされたことで激怒し、彼らを捕まえようとする。中世の鎧型ロボットを大量に従えており、それでジャイアンとスネ夫を捕らえて過去の時代に飛ばそうとしたが、ミニドラに手を噛まれたことで失敗。ミニドラ探知機で場所を探っていたドラえもん達も現れ、全ての鎧型ロボットを率いて応戦するが、スーパー手ぶくろとスーパーシューズを身につけたのび太によりまとめて倒された鎧型ロボットの下敷きになり、最後はのび太によって武器を製造する機械も破壊され、駆け付けたタイムパトロールに3人とも逮捕された。 その際タイムパトロールは、彼女達の逮捕に協力した褒美としてドラえもん達にクリスマスプレゼントを渡した。 ミニドラに大量のキャンディで応戦されたり、玉子にサンタバックをゴミ袋に使われてゴミの下敷きになる等、他の時間犯罪者に比べてコミカルな面が目立った。 中学生 声 - 菅原淳一(1999.5) 「カニツメッター」(1999年5月21日放送)に登場する隣町の中学生で、名前は不明。柔道を習っており、ジャイアンを圧倒するほどの腕前を持つ。ジャイアンの本名と同名の幼稚園児の弟(声 - 大塚瑞恵)がいる。 スネ夫が空き地でラジコンを飛ばしていた時に偶然通りかかったところを、彼の操縦ミスで頭に当たった為に注意した際、通りかかったジャイアンと喧嘩をし、風邪を拗らせていたこともあって返り討ちにする。 後日ジャイアンと決着をつける為に公園で勝負し、後一歩のところまで追い詰めるが、その場を目撃した弟から、事前にジャイアンが幼稚園が火事になった時にカニツメッターで自分を救助したことを聞かされ、恩人として感謝して礼を言い、ジャイアンと仲直りした。 クイズ大魔王 声 - 飯塚昭三(2001.3.23『春だ!元気だ! ドラえもん スペシャル』) 宇宙からやって来た大魔王。ドラえもんを人質にのび太達にクイズを出すが、全て答えられてしまい降参。ドラえもんを返した後「この次はもっと難しいものを用意してくる」と言い残し去って行った。 ジャック、バット、サム 声 - 青森伸(ジャック)、中村大樹(バット)、神奈延年(サム)(2002.3『謎の四次元カバン(「未来世界の怪人」のリメイク)』) 22世紀で銀行強盗を働いた3人組で、原作の未来の犯罪者をアレンジしたキャラクター。金髪で長身の男がリーダーのジャック、恰幅のいい男が子分のバット、貧相な風貌の男が下っ端のサム。ジャックとバットは子供であろうと容赦なく殺害しようとする非情な性格で、サムは気弱で善良な性格。 銀行強盗で大金を奪ったが、大金を持ち逃げしたサムを追いかけてのび太達の時代にタイムスリップする。その後、サムは裏山に不時着し負傷するが、ドラえもん達の手当てを受けて治され、ジャック達に狙われないよう「時間旅行をしていた」と誤魔化し、持ち逃げした大金を地中に埋めて隠した。タイムマシンを修理している際、ジャック達がジャイアンとスネ夫を連れてきて現れ、人質にとられた2人を助ける為にジャック達を取り押さえようとするも失敗。彼らに始末されそうになるが、タイムテレビで事情を知ったドラえもんとのび太の協力によってジャック達を取り押さえる事に成功する。その後サムは、地中に埋めて隠した大金とジャック達と共にタイムパトロールに連行される際、ジャイアンとスネ夫に「自分達を命懸けで助けようとしてくれたから悪者じゃない」と弁護され、「自分は銀行強盗だから悪者だ」と言い返しつつ、親切にしてくれた皆を巻き込みたくなかったからと身分を隠したことを後悔して反省し、のび太とジャイアン、スネ夫に涙しながら「本当は捕まってほっとしてる」と感謝の意を述べた。 ルナ 声 - 御崎朱美(2002.4) 「スネ夫のロマンス」(2002年4月26日放送)に登場する、外国の映画スター。金髪ツインテールの少女。富士山に行きたいため、仕事を抜け出してスネ夫と行動した。英語しか話せなかったが、ほんやくコンニャクによって日本語(若干片言になっている)も話せるようになった。当初は自分がスターなのをいいことにスネ夫を散々振り回したが、マネージャーに連れてかれそうになったところをスネ夫に助けてもらったことで念願の富士山を見ることができ和解した。 たもつ 声 - 摩味(2003.5) 「カウンセリングノート」(2003年5月2日放送)に登場する北海道在住の男の子。スネ夫の家族である骨川一家が北海道旅行に行ってそこで知り合った。その後、東京に遊びに来た。 スカンクル 声 - 石井康嗣(2003.10『ツアーロボット』) タイムマシンの故障で、魔の谷と呼ばれるアマゾン奥地の谷底に不時着した22世紀の男。 空想動物達を22世紀で売りさばこうとしていたが、動物商を生業としていたのか、たまたま空想動物を手に入れて儲けようとしたのかは不明。 現地の村での診療を終えて帰る途中だった医者であるベティ(声 - 川田妙子)の父親(声 - 大滝進矢)と助手のジャック(声 - 檜山修之)の前に現れ、ベティの父親が医者だと知ると、怪我や病気で弱っていた動物達の治療を命じた挙げ句、動物達を解放してほしいという要望に激怒。過労で体調を崩しているにも関わらず、地下牢に閉じ込めた。 その後、タイムマシンを修理して全快した動物達と共に22世紀へ帰る準備をしていたが、ベティとドラえもん達にアジトに乗りこまれると、ベティを人質にとり、彼女の父親とジャックの3人と共に22世紀へ逃げようとするが、ドラえもん達の活躍でタイムマシンを撃墜され、ツアーロボットが秘かに呼んでいたタイムパトロールに逮捕された。 タイムマシンや電撃を放つ光線銃の他に、目玉型の監視用メカ(声 - まるたまり)や、瞬間的にタイムマシン内からアジト内を移動できるタイムベルトに似た装置を所持している。 ボス 声 - 飯塚昭三(2004.4『ゴム・カム・カンデー』) 地球系惑星・ゴミラス星の住人で、「ゴミックスカンパニー」の社長。 表向きはゴミラス星のゴミを回収して綺麗にしているが、裏では回収したゴミを分別せず、ゴミを砲丸状に丸めて宇宙に飛ばして捨てている。また、ゴミラス星の警部とグルになっており、彼が捕らえたポイ捨て犯をゴミックスカンパニーで強制労働をさせている。 ポイ捨ての罪で捕らえたジャイアンとスネ夫を工場で強制労働させ、警部に大金を渡すが、その秘密をドラえもん達と少女・マイに知られてしまった為、ロボットでドラえもん達を追い詰めようとするが、ドラえもんにゴム・カム・カンデーを食べさせられ、警部や部下諸共宇宙に飛ばした砲丸状のゴミに襲われる羽目になった。最終的には警部や部下達と共に警察に逮捕され、ゴミを分別して正しく捨てる作業をする事になった。 警部 声 - 若本規夫(2004.4『ゴム・カム・カンデー』) 地球系惑星・ゴミラス星の住人で、警察官。 表向きはゴミラス星でゴミをポイ捨てした人を捕まえているが、裏ではゴミックスカンパニーのボスとグルになっており、捕まえたポイ捨て犯をゴミックスカンパニーに連行し、強制労働をさせている。さらにその悪事を黙秘しており、ボスから多額の報酬を貰っている。 道端でゴミをポイ捨てしたジャイアンとスネ夫を捕らえてゴミックスカンパニーに連行し、ボスから大金を貰うが、その秘密をドラえもん達と少女・マイに知られてしまった為、ドラえもん達を追い詰めようとするが、ドラえもん達にゴム・カム・カンデーを食べさせられ、宇宙に飛ばした砲丸状のゴミに襲われる羽目になった。最終的にはボスや部下諸共警察に逮捕され、ゴミを分別して正しく捨てる作業をする事になった。 マイちゃん 声 - 松岡由貴(2004.4) 「ゴム・カム・カンデー」(2004年4月2日放送)に登場する女の子。「ゴミラス星」という星に住んでいる。なお、「ゴム・カム・カンデー」というひみつ道具は番組が行ったアイディア募集企画「ひみつ道具大募集」において、大賞を獲得した視聴者からのアイディアが基となっていて、それの考案者がモデルとなっている。 暴走族 声 - 田中一成、鳥海勝美、岸尾だいすけ(2004.4『七色変化だま』) ドラえもんやのび太達の住む町の近所でバイクを乗り回し、我が物顔で暴走行為を繰り返していた4人組。少なくとも学校から帰宅途中ののび太としずか、散歩をしていた野良猫が危うく轢かれそうになっており、事情を聞いたドラえもんとのび太によって、七色変化だまでバイクを様々な動物に変えられて成敗され、恐れをなして逃げていった。 男性2人組 声 - 江川央生、川中子雅人(2004.9『昆虫変身スーツ』) 裏山にゴミを不法投棄していた2人組。色黒でボサボサ頭の男が兄貴分、痩身でストレートヘアの男が子分で軽トラックの運転手を務める。家庭ゴミや電化製品などの粗大ゴミを軽トラックに大量に積んでは裏山に行き、不法投棄を繰り返していた。崖下には彼らが今まで捨てたゴミが山積みになっており、投棄していたところを昆虫に変身して遊んでいたドラえもん達に目撃され、徹底的に打ちのめされた挙げ句、今まで自分たちが投棄してできたゴミの山に軽トラックごと突っ込み昏倒。最後はミツバチに変身したスネ夫と彼が連れてきたミツバチの群れによって誘導された警官に逮捕された。 ナマズ 声 - なし 本編には登場せず、11代目エンディングテーマ「ああ、いいな!」に登場するナマズ。ドラえもんに好意を寄せている場面が度々見られる。
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