狂時機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 23:12 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (ま)」の記事における「狂時機」の解説
狂時機(マッド・ウォッチ)あるいは驚時機(きょうじき)は、以下の作品に登場する道具。 タイトル収録書籍名称読み脚注「マッド・ウオッチ」 てんとう虫コミックス第8巻 狂時機 マッド・ウォッチ 「ひろびろ日本」 てんとう虫コミックス第21巻 狂時機 きょうじき 表現の改変については後述 「ガンファイターのび太」 てんとう虫コミックス第24巻 マッドウォッチ マッドウォッチ 「『時』はゴウゴウと流れる」 てんとう虫コミックス第34巻 マッド・ウォッチ マッド・ウォッチ 「万能クリーナー」 てんとう虫コミックス第42巻 ストップウオッチを象った道具。この道具を使うとある一定の範囲だけ時間を遅く進めたり、早く進めたり、止めたりすることができる。スイッチをSに合わせると遅くなり、Cに合わせると早くなる。「ひろびろ日本」では全世界の時間を止めており、ウルトラストップウォッチ、タンマウオッチのような使い方をしている。 「マッド・ウオッチ」では、作動時点で使用者の体に他の者が触れていれば、その者は道具の影響を受けずに済むようになっている。「ひろびろ日本」では、作動時点で使用者のそばにいる者は道具の影響を受けずに済むようになっている。「ガンファイターのび太」では、道具の影響を受けなくする者を使用者が指定できるようになっている。 「『時』はゴウゴウと流れる」では、「どこかで落とした」とドラえもんが発言しているが、後作の「万能クリーナー」でジャイアンの動きを止めるために使用している。 この道具も「狂音波発振式ネズミ・ゴキブリ・南京虫・家ダニ・白アリ・虫退治機」と同様に、ある時期を境に「狂」の「驚」への改変(言葉狩り)が行われ、このひみつ道具も「驚時機(きょうじき)」という名称に改変された。それを受けて、「マッド・ウオッチ」という名称も「驚時機(きょうじき)」という名称で登場するようになった。しかし時間を狂わせる機械であるので、「驚」は誤った表現。藤子・F・不二雄大全集へ収録するにあたって、この改変は作者によるものではないと判断され、エピソード「マッド・ウオッチ」と「時はゴウゴウと流れる」については道具名が掲載当初の表記に差し戻された(なお、ほかのエピソードは2012年5月時点で大全集未収録であるため、対応は不明)。 ひみつ道具の事典の場合、『ドラえもん全百科(ドラえもんオールひゃっか)』(1979年7月発行)から『ドラえもんひみつ道具完全大事典』(1994年12月発行)までは「狂時機」(読みがなの表記は「マッドウォッチ」。「マッドウオッチ」ではない)、『最新版ドラえもんひみつ道具大事典』(2004年1月発行)以降は「驚時機」(読みがなの表記は「マッドウオッチ」)としている。
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