fan
「扇」の語義はラテン語の vannus(扇状の)を語源とする。「愛好者」の語義は fanatic(熱狂者)の略である。
「fun(面白いこと)」との混同に注意。
fan(うちわ・扇子・扇風機)の意味
fan は、風を送る用途に用いられる道具のこと。要するに、漢字の「扇」に対応する語である。扇(おうぎ)、団扇(うちわ)、扇子(せんす)、扇風機、換気扇、あるいはファン送風式の送風機などは、英語では fan と表現される。
fan の語源
扇を意味する fan の語源は古英語の「fann」であり、さらにはラテン語の「vannus」に遡る。もともと「うちわ」を指す語である。fan(うちわ)の派生的な意味
fan は「扇」の意味から転じて「扇状のもの」を指す意味でも用いられる。たとえば「扇状地」は alluvial fan もしくは単に fan という。
送風のための扇だけでなく、推進力を発生させるための翼や、風車が風を受けるための羽根なども、fan と呼ばれる。
動詞としての fan の意味
fan は、主に「扇」を意味する名詞として用いられるが、「扇ぐ(扇で風を送る)」あるいは「扇状に広がる」といった動詞の意味で用いられることもある。「扇ぐ」という意味で用いる場合は他動詞として、「(対象)を扇ぐ」という言い方で用いる。「扇状に広がる」という意味では自動詞として用いる。
fan(愛好者・支持者・ファン)の意味
英語の fan は「愛好者」や「支持者」を指す意味でも用いられる。いわゆる「映画ファン」「ファンクラブ」「ファン感謝祭」などの語に用いられるファンである。この「ファン」と、「扇」を意味する「ファン」とは、別の語義である。同音同綴意義語。語源も異なる(たまたま一致しただけ)。
fan の語源
支持者・愛好者を意味する fan は、fanatic の略語である。fanatic は「熱狂者」「熱狂的支持者」あるいは「狂信者」などと訳される語。もともとは宗教に関連する文脈で用いられる語である。
fanatic という語源を踏まえると、fan は俗にいう「信者」のニュアンスを含む語といえるかもしれない。
形容詞としての fan
fan は基本的に名詞であり、人を指す語である。複数形は fans。fan には形容詞の用法もある。たとえば 「fan club(ファンクラブ)」や「fan letter(ファンレター)」という場合の fan は、名詞に係る形容詞である。
ちなみに、「fan club」は英語でも一般的に用いられる表現である。「fan letter」は英語表現として通用するが「fan mail」と呼ばれることが多い。「fan service(ファンサービス)」は英語では用いられない、和製英語の類である。
fan と fun の違い
日本語のカタカナ表記における「ファン」は、「fan」の他に「fun」を指す場合がある。
fun は「楽しみ」「面白さ」「面白いこと」「面白い人」といった意味の名詞、または、「楽しい」「面白い」という意味の形容詞として用いられる語である。
fan の発音は /fˈæn/ であり、fun の発音は /fˈʌn/ である。母音の音が微妙に異なる。
fan を使った関連表現
「扇」を意味する fan の関連表現- fan heater:ファンヒーター。温風を生じさせる暖房器具。
- electric fan heater:電熱式ファンヒーター。
- oil fan heater:石油を熱源とするファンヒーター。
- cooling fan:クーリングファン / 冷却ファン / 空冷ファン。ファンを回転させて風を送り対象を冷却する装置。
- CPU fan:CPUファン。CPUを冷却するためのクーリングファン。
- ventilation fan:換気ファン / 換気扇
- ceiling fan:シーリングファン。天井に設置される空気攪拌装置。
- centrifugal fan:遠心ファン。遠心送風機。遠心方向に風を送る装置のこと。
- fan blade:ファンの羽根。ブレード。扇風機(ファン)全体に対して個々の羽根を指す言い方。
- axial fan:アキシャルファン。軸流ファン。軸と同じ方向に送風する機構を持ったファンを指す語。道路トンネル用換気送風システムは典型例。
- fan belt:ファンベルト。自動車のエンジンを冷却するファンを駆動させるベルトのこと。
- electric fan:電気扇風機。
- portable fan:ポータブルファン。いわゆる携帯扇風機。
- paper fan:うちわ、または扇子。紙を主な素材とする fan の総称。
- hand fan:手持ち扇。paper fan(扇子・団扇)を指す場合もあれば、portable fan(携帯扇風機)を指す場合もある。
- hand held fan:携帯扇。hand fan とほぼ同義だが、portable fan を指すことが多い。
- big fan:大ファン。いわゆる信者。
- big fan of ~:「~の大ファン」「~が超好きな人」
- diehard fan:ガチなファン。ガチ勢。たとえ何があってもファンをやめないような「筋金入りのファン」を意味する言い方。
- fan art:ファンアート。他者の創作物に敬意を評して描かれた二次創作的なイラスト等のこと。
- fan club:ファンクラブ。ファンの集い。後援会。
- fan base:ファン層。とりわけ自分を応援してくれる人たちの中心にいる濃い衆のこと。
- fan convention:いわゆるファンミーティングのこと。文脈によっては con と略される。
- fan girl:ファンガール。「オタク女子」に近いニュアンスのある表現。V系バンドの fan girl が「バンギャ」である。
- fan fiction:ファンが描いた架空の話。いわゆる二次創作のこと。
ファン【fan】
ファン【fan】
ファン fan
そうふうき 送風機 fan、blower
Fan
FAN
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Kanebo Presents FAN Fantastic Amusement Night | |
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ジャンル | 音楽番組 |
企画 | 寺内 壮 |
演出 | 尾高賢哉、寺内 壮 |
出演者 | 永井美奈子(2代目ナビゲーター) |
ナレーター | 時任三郎(初代ナビゲーター) |
製作 | |
プロデューサー | 増田一穂→寺内 壮 |
制作 | 日本テレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 1995年4月14日 - 1998年9月25日 |
放送時間 | 金曜 23:00 - 23:30 |
放送分 | 30分 |
『FAN』(ファン、Fantastic Amusement Night)は、1995年4月14日から1998年9月25日まで、日本テレビ系列で毎週金曜23:00 - 23:30(JST)に放送された、日本テレビ制作の音楽番組。カネボウの一社提供でもある。
1990年10月より金曜23時台前半に編成されていた、ニュース番組『NNNきょうの出来事』を30分繰り下げる形でスタートした番組であり、本番組以降の同時間帯は2025年現在まで原則として、報道番組以外の番組枠として定着することとなる。また本番組の終了後には、同じカネボウ一社提供による音楽番組『FUN』が後番組に充てられた。
ナビゲーター
スタッフ
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- 構成:木崎徹、白木礼司
- SW:秋山真
- CAM:木村博靖
- 調整:中鉢加奈子
- 音声:村上正
- 照明:佐野利喜男、鈴木千絵
- 音効:岡崎宏
- 編集:関井昭男(RVC)
- MA:林光伸(RVC)
- 美術:山浦俊夫
- デザイン:道勧英樹、中村桂子
- 美術進行:有尾達郎
- 大道具:三宅武士
- 電飾:関口信彦
- オブジェ:八谷明彦
- 広報:大関雅人
- ステージング:土居甫
- ディレクター:寺内壮、尾高賢哉
- TK:池田佳寿子
- 演出・プロデューサー → チーフプロデューサー:増田一穂
- チーフプロデューサー:渡辺弘 → 吉岡正敏
- 制作著作:日本テレビ
外部リンク
日本テレビ 金曜 23:00 - 23:25 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
NNNきょうの出来事(金曜)
(1990年10月5日 - 1995年4月7日)
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FAN
(1995年4月14日 - 1998年9月25日)
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FUN
(1998年10月9日 - 2004年3月26日)
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日本テレビ 金曜 23:25 - 23:30 | ||
ウンナン世界征服宣言
(1992年10月2日 - 1995年3月31日)
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FAN
(1995年4月14日 - 1998年9月25日)
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FUN
(1998年10月9日 - 2004年3月26日)
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ファンプラス
(Fan から転送)
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ナビゲーションに移動 検索に移動URL | http://fanplus.jp/ |
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運営者 | NTTプライム・スクウェア株式会社 |
収益 | 有料コンテンツ利用料 など |
営利性 | 営利 |
登録 | サービス利用には会員登録(無料)が必要 |
ファンプラスとは、NTTグループと角川グループが合弁で設立したNTTプライム・スクウェア株式会社が運営していたクラウド型デジタルコンテンツ配信サービスである。
「大好き」が、ここにある。をキャッチフレーズに、2011年4月14日よりサービスを開始した[1]。
2013年6月28日、即日コンテンツ販売を終了し、2013年11月30日をもってコンテンツ配信を終了することを発表した[2]。
サービス名の表記は、報道発表資料では「Fan+(ファンプラス)」と表記されるが、サイトでは「ファンプラス」と表記されている。この項目では「ファンプラス」で統一する。
概要
ファンプラスのウェブサイトは、電子商店街となっており、複数のコンテンツプロバイダが提供するショップと呼ばれるウェブページの集合体となっている。
ショップで販売されているデジタルコンテンツは、ハイブリッドコンテンツと称する、動画、画像、音楽・音声、テキスト等を自在に組み合わされたもので、「電子書籍の一歩先を行くデジタルマガジン」を標榜していた。
ハイブリッドコンテンツは、同社で提供されるハイブリッドコンテンツメーカーというエディタを利用してコンテンツプロバイダが新たに制作したオリジナルのコンテンツであり、所謂二次利用(ライセンス)のコンテンツではないとされる。
ファンプラスに無料で会員登録したファンプラス会員だけがデジタルコンテンツを購入することができる。決済手段は、クレジットカードとウェブマネー。 購入したコンテンツはMyBoxと呼ばれるクラウド上のデータベースに保管され、パソコン、Android端末のスマートフォンやタブレットPC、iPad、iPhone、iPod touch、携帯電話で閲覧することができた。
ショップ
ショップは通好みでユニークなものが多く、便宜的にカルチャー系、エンタメ系、スポーツ系などのジャンルに分類されており、その数は100ショップ[3]を超えた。2013年1月31日現在。
主なカルチャー系ショップ
- 談志市場
- 落語家の立川談志の事務所が秘蔵していた落語高座映像を解説付きで販売。コンテンツプロバイダは、亜紀書房ZERO事業部。
- 寺山修司ワールド
- 劇詩人の寺山修司の偉業を掘り起こす映像やエピソードを盛り込んだ『寺山修司ワールド』を販売。コンテンツプロバイダは、株式会社ジー・コム。監修に九條今日子(元天井桟敷制作、寺山修司元夫人)、編集長に高取英(劇作家、演出家、月蝕歌劇団代表、マンガ評論家)。
- 鉄動館〜鉄道車両研究 by 鉄道ホビダス
- 鉄道ファン、特に車両鉄と呼ばれる車両研究マニア向けのコンテンツを販売。コンテンツプロバイダは、『レイルマガジン』、『RM MODELS』の出版社であるネコ・パブリッシング。
- 和泉流宗家〜狂言への誘い〜
- 和泉元彌が継承する和泉流宗家が映像で解説する入門編、御稽古編、観賞編などを販売。
- お化け大学校
- 京極夏彦、村上健司、多田克己、郡司聡による『それゆけ!妖怪馬鹿おやじ』を販売。日本各地を駆け回り、山の妖怪、海の妖怪、遠野の妖怪、川の妖怪などをテーマに妖怪談義の動画を販売。コンテンツプロバイダは、『怪(KWAI)』の角川書店。
- サイエンスエレメンツ
- 立川志らくの「アナロジー落語」、細谷功の「思考の積み木」、森田正光の「気象の事件簿」、近藤誠の「問題解決の科学」、水島弘史の「調理の科学」、岡部恒治の「通勤数学」、石村源生の「議論の科学」、信田さよ子の「家族の問題集」など知的好奇心を刺激するコンテンツを提供する「知」の総合エンターテインメントショップ。コンテンツプロバイダは、亜紀書房ZERO事業部。
主なエンタメ系ショップ
- コエチカラ
- 恒松あゆみ、羽多野渉など声優事務所81プロデュースの声優のオリジナルのドラマCDや映像作品を販売。コンテンツプロバイダは、81プロデュース。
- HuneX乙女PLUS
- 乙女ゲームから派生した声優出演ドラマなど乙女系コンテンツを販売。コンテンツプロバイダは、ヒューネックス。
- 富士見書房公式TRPG ONLINE
- テーブルトークRPG (TRPG) をオンライン上で楽しむための初の公式サービス。コンテンツプロバイダは、富士見書房。
- CINEMA247(シネマ・ニーヨンナナ)
- ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のインターナショナル・ショートフィルム・ショウケース部門で上映されたショートフィルム作品を販売。コンテンツプロバイダは、アールツーエンターテインメント。
主なスポーツ系ショップ
- サッカーファン
- 『SoccerJIN』の「世界を目指した男たち」シリーズと「Mr.と呼ばれた男たち」シリーズ、オブリガードサッカースクール代表の藤田豊が指導する「魔法のサッカートレーニング」シリーズを販売。
- 戦乙女〜Fighting Girl
- 女子プロレス団体スターダムの愛川ゆず季などのビジュアル系レスラーのプライベート画像や動画が掲載されるファン向けデジタルコンテンツ『月刊スターダム』を販売。
- 愛犬EX
- ドッグスポーツ・エクストリーム愛好家のための情報コンテンツ。
脚注
Fan(ファン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 02:42 UTC 版)
「イー・アル・カンフー」の記事における「Fan(ファン)」の解説
チャイナドレスを身に付けた女性で、スターよりも女性的な風貌。羽毛のように落下する、鉄製の扇を手裏剣のように投げてくる。
※この「Fan(ファン)」の解説は、「イー・アル・カンフー」の解説の一部です。
「Fan(ファン)」を含む「イー・アル・カンフー」の記事については、「イー・アル・カンフー」の概要を参照ください。
「fan」の例文・使い方・用例・文例
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