利益
(営利 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 00:03 UTC 版)
利益(りえき)とは、よい効果を得ること。また、儲けを得ること。利得とも。この項目では会計および法律における意味について説明する。
- ^ 1982年9月9日最高裁判所第一小法廷昭和52(行ツ)56一般に法律が対立する利益の調整として一方の利益のために他方の利益に制約を課する場合において、それが個々の利益主体間の利害の調整を図るというよりもむしろ、一方の利益が現在及び将来における不特定多数者の顕在的又は潜在的な利益の全体を包含するものであることに鑑み、これを個別的利益を超えた抽象的・一般的な公益としてとらえ、かかる公益保護の見地からこれと対立する他方の利益に制限を課したものとみられるときには、通常、当該公益に包含される不特定多数者の個々人に帰属する具体的利益は、直接的には右法律の保護する個別的利益としての地位を有せず、いわば右の一般的公益の保護を通じて附随的、反射的に保護される利益たる地位を有するにすぎないとされているものと解されるから、そうである限りは、かかる公益保護のための私権制限に関する措置についての行政庁の処分が法律の規定に違反し、法の保護する公益を違法に侵害するものであつても、そこに包含される不特定多数者の個別的利益の侵害は単なる法の反射的利益の侵害にとどまり、かかる侵害を受けたにすぎない者は、右処分の取消しを求めるについて行政事件訴訟法九条に定める法律上の利益を有する者には該当しないものと解すべきである。しかしながら、他方、法律が、これらの利益を専ら右のような一般的公益の中に吸収解消せしめるにとどめず、これと並んで、それらの利益の全部又は一部につきそれが帰属する個々人の個別的利益としてもこれを保護すべきものとすることももとより可能であつて、特定の法律の規定がこのような趣旨を含むものと解されるときは、右法律の規定に違反してされた行政庁の処分に対し、これらの利益を害されたとする個々人においてその処分の取消しを訴求する原告適格を有するものと解することに、なんら妨げはないというべきである。
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「営利」の例文・使い方・用例・文例
- 非営利組織
- 非営利のテレビ局
- パワーハラスメントは、企業だけではなく、非営利団体や公共団体でも起こりうる。
- 非営利法人会計は営利企業の会計とは若干異なる。
- なぜ非営利ライセンスが必要なのか簡潔に説明しなさい。
- 非営利目的の場合に限り、ご自由にお使い頂けます。
- 営利目的ではない個人的な使用に限って、画像の複製を認めます。
- 彼は営利のためにこれをした。
- 科学技術の営利的利用.
- 非営利団体[組織体].
- 武士は営利的の事業を恥とした
- 武士は営利的の事業を恥じた
- 営利に汲々としている
- 営利的
- 営利的事業
- 武士は営利的事業に従事することを耻とした
- 営利のために起こした事業でない
- 彼は営利の念を捨てて事業に尽した
- 商業か営利事業に関連している、従事した、後援される、または使用される
- 営利事業に従事していないまたはそれに関連しない
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