空冷ファン
【英】cooling fan
空冷ファンとは、コンピュータ内部の熱を発する部品を冷却したり、内部で発生した熱を外に排出したりするための換気・送風用のファンのことである。
コンピュータが稼動すると、内部で使用されている半導体などに電気が供給され、その結果各部品から熱が放出される。これらの部品が放出した熱がコンピュータ内部に溜まって温度が上昇し、個々の部品が耐えうる温度を超えてしまうと、コンピュータが正常に動作しなくなったり、故障したりといった異常が発生しやすい。そうなるのを防ぐため、空冷ファンなどによる排熱が行われる。
空冷ファンはモーターによりファンを回転させるため、稼動させるとわずかに回転音が生じる。コンピュータの台数が多い事務所などでは、回転音がほとんど騒音になることもある。騒音を生じない冷却・排熱システムとしては、水冷システムなどがある。
冷却ファン
ラジエーターのコア部分を通過する空気量を増大させるために用いるファン。とくにアイドリング時や低速走行時、あるいはエアコンを効かせているときはラジエーターやエアコンのコンデンサーへの通風量の確保が必要になる。そのため、放熱器の下流側にファンを設け、放熱器に空気を吸引しながら導く。一般に軸流式が用いられ、クランクシャフトからの動力でウオーターポンプと同軸で駆動する方式と、電気モーターによって回転させる方式とがある。横置きエンジン車においては、ウオーターポンプの先端でファンを駆動できないため、電動式の冷却ファンを用いる場合が多い。また、電動式はエンジンキーオフ後も水温が高けれは、作動させることができ、ホットリスタートが容易になる。冷却ファン騒音は車外騒音として問題になることもある。
参照 電動冷却ファン「cooling fan」の例文・使い方・用例・文例
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