ケースファン
とは、PCの筐体(ケース)内部を冷却する目的でケースに取り付けられる空冷ファンのことである。
ケースファンを駆動させることで、PC内部の空気が流れ、熱の外部排出・冷却が促される。これによって、熱による部品の劣化やCPUの熱暴走を抑えることができる。なお、特に熱を多く放つCPUやGPUには、放熱板(ヒートシンク)に加えてCPUファンが取り付けられることも多い。
一般的には、ケースファンは筐体後方に排気用部品として取り付けられる。吸気用のケースファンが別途取り付けられることもある。小型・薄型のPCやノート型PCではケースファンが搭載されない場合も少なくない。より静かに駆動する製品や、華やかに発光するLEDファンなどにカスタマイズされることもある。
ケースファンは構造もメンテナンスも比較的簡易であり、最も一般的に採用されている冷却装置の一つとなっている。いっそう効率的な排熱性能が要求される場合には空冷でなく水冷の方式が用いられることがある。
ケースファン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/11 08:53 UTC 版)
外部から空気を取り入れたり、あるいはケース(筐体)内部の熱を外部に排気するためのファンで、空冷式では最も重要なエアフローの根幹となる。ケース外部に接して装着されるため、このファンも騒音源となりやすい。全て無くす事も可能だが、パソコン内にはCPU以外にもチップセットや各種オンボードチップ類、HDDなど発熱する部品が多々あり、それらを全体的に冷却するためにケース内からの排熱は必ず行われるべきである。通気性の高いケースを使って大型・低回転のファンを使うのが効果的であるが、ケース自体が巨大なヒートシンクになるファンレス前提の製品も少数存在する(電源ユニットのファンと同じく、小口径のファンを大型のサイズに変換出来る製品が存在する、網目状の部品も金網状の部品に取り替えるとより静音が期待出来る。ネジを鉄製では無く、専用のゴム製のネジを取り付ける事によって振動を防ぐ事が出来る。ゴムシートを併用する事で静音の効果が高まる)。排気ファンは電源ユニットのファンで兼ねる事も可能。その他の方法としては煙突などを用い熱対流(煙突効果)を利用する方法が存在する。
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