放熱器とは? わかりやすく解説

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ほうねつ‐き〔ハウネツ‐〕【放熱器】

読み方:ほうねつき

内燃機関暖房器具などで、熱を外部放出する装置ラジエーター


ヒートシンク (放熱器)

過度なケース温度増大避けるため、パワー・アンプで、一般的に筐体底部装着するもの。 必要なヒートシンクの熱抵抗算出は、以下のとおり
Rth (Tcmax Tamax) /Pd
Rth : ヒートシンクの熱抵抗
Tcmax : 動作ケース温度保証最大値
Tamax : 周囲温度最大値
Pd : アンプの全電力消費 (Pd = Iop×Vop)

放熱器

英語 radiator

おもに冷却系ラジエーターのことを指すが、オイルクーラーもこれに含まれるシリンダー内で燃料燃焼したときの熱エネルギー2030%は、冷却水エンジンオイル放熱され、昇温した冷媒オイルを放熱器に導き、ここで放熱して温度下げエンジン循環される。オイルクーラー使用するエンジンシステムでは、ラジエーター5分の1程度の熱をオイルクーラー放熱する。また、空冷エンジン場合は、シリンダーまわりやシリンダーヘッド設けた冷却フィンが放熱器となる。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ぼうねつき 放熱器 radiator

暖房をする室内設置して蒸気あるいは温水供給を受け、その熱で主としてふく射暖房をする 暖房用機器。ファンコイル・エアハンドリングユニット、住宅用ではファンヒート・パネルヒートなどと 呼ばれるものがある。

放熱器

作者稲垣足穂

収載図書ちくま日本文学全集 015 稲垣足穂
出版社筑摩書房
刊行年月1991.9

収載図書稲垣足穂全集 第2巻 ヰタ・マキニカリス
出版社筑摩書房
刊行年月2000.11

収載図書ヰタ・マキニカリス 上
出版社筑摩書房
刊行年月2005.2
シリーズ名ちくま文庫

収載図書稲垣足穂
出版社筑摩書房
刊行年月2008.5
シリーズ名ちくま日本文学


ヒートシンク

(放熱器 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/06 06:05 UTC 版)

ヒートシンクの3例
マザーボード上のヒートシンク
ヒートシンク ストレートタイプ(CPU用)

ヒートシンク: heat sink)とは、放熱・排熱を目的として機器に取り付けられる部品である[1]

熱の排出効率を高めるために下記を兼ね備える:

概要

ヒートシンクの材料としては主に熱伝導性が高い金属が用いられる。

外気などへ効率良く熱を排出するため、表面積が広くなるような形状(一般的にはフィンと呼ばれる板や棒の生えた剣山状や蛇腹状)に成型されることが多い。ヒートシンクにファンを取り付けることにより、冷却能力を向上させることができる。

ヒートシンクの性能は熱抵抗によって表され、一般的用途においては熱抵抗が小さいものほど性能が高い。熱抵抗はヒートシンクの材質、大きさ、形状などによって決まる。用途によって大きさ・形状も千差万別であり、小さいものは数mmから、大きなものは数百メートル程度まである。

用途

材質

アルミニウム
熱伝導率が高く、放熱の表面積を増やすための形状加工性も良好。比重が軽いことから天井面への取り付けや、体積を増すこともしやすく、最も多用される。
アルミより熱伝導率で勝るが高価で重量がかさむ。特に小型化が求められる機器や、発熱量が大きいGPUCPUなど高付加価値製品で用いられる。
上記2つに比べ熱伝導率、加工性とも劣るため単体でヒートシンク製品として用いられることは少ないが、鉄と比べ融点が低いアルミや銅では耐えがたい空冷エンジンブロック機関銃の銃身、電動機変圧器など重電製品のケーシング等では一体構造のヒートシンク(冷却フィン)が設けられる。
特殊素材
近年のハイブリッドカーなど高出力モーター制御用のパワートランジスタは、発熱量が多く100℃を超える高温になるため、ヒートシンク自体の冷却性能に加えて、発熱する半導体からヒートシンクまで低熱抵抗であることが必要とされる。そのため絶縁体には窒化アルミニウム窒化ケイ素などの熱伝導率の高いセラミック部材が用いられている。またヒートシンクとの熱膨張差による絶縁体半導体ハンダの破壊防止のため放熱板には熱膨張係数が半導体に近い銅モリブデン合金やアルミ-炭化ケイ素複合体が用いられる。

出典

  1. ^ ヒートシンク」『ASCII.jpデジタル用語辞典,デジタル大辞泉,IT用語がわかる辞典』https://kotobank.jp/word/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AFコトバンクより2021年7月20日閲覧 

参考文献

関連項目


放熱器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:42 UTC 版)

合成ダイヤモンド」の記事における「放熱器」の解説

金属のような高い熱伝導率有する物質は、たいてい電気伝導性を持つ。純粋な合成ダイヤモンド熱伝導率大きいが、電気はわずかしか通さない。このダイヤモンド性質電子産業にとって非常に貴重で、高出力レーザーダイオードトランジスタ用のヒートシンク利用されている。効率的な熱の拡散素子寿命伸ばすので、多少高価ではあるが効率的なダイヤモンド放熱器を使用することは、寿命尽きた素子入れ換え要する高価なコスト見合う半導体技術にも、合成ダイヤモンド製の放熱板利用されオーバーヒートによるシリコン半導体物質に受ける損傷防いでいる。ナノダイヤモンド使用した熱伝導グリス商品化されている。

※この「放熱器」の解説は、「合成ダイヤモンド」の解説の一部です。
「放熱器」を含む「合成ダイヤモンド」の記事については、「合成ダイヤモンド」の概要を参照ください。

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