小学館の幼稚園とは? わかりやすく解説

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幼稚園 (雑誌)

(小学館の幼稚園 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 14:49 UTC 版)

小学館の幼稚園
Shogakukan no Yochien
『幼稚園』が並ぶ売場(下から2段目(上から4段目)の右端。2004年撮影)
ジャンル 幼児誌
読者対象 日本の幼稚園児に当たる4・5・6歳児
刊行頻度 2021年度まで月刊、2022年度は年7回発売、2023年度以降は隔月刊
発売国 日本
言語 日本
定価 1000円以上
出版社 小学館
編集部名 小学館幼稚園編集部
編集長 河内 紫秀[1]
刊行期間 1932年 -
発行部数 57,500部(2024年10月 - 2024年12月日本雑誌協会調べ)
姉妹誌 てれびくん(男児)、ぷっちぐみ(女児)
ウェブサイト 小学館 - 幼稚園
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幼稚園』(ようちえん)は、小学館が発行している幼児向け雑誌隔月刊誌[注 1])。創刊は1932年。背表紙には競合誌の『たのしい幼稚園』(講談社発行)と差別化を図る為に「小学館の幼稚園」と書かれている。

概要

主に、日本の幼稚園児に当たる4歳から小学校入学前の幼児(主に5歳児前後)を対象読者にしている。誌面構成としては、藤子不二雄[注 2]が本誌を含む「小学館の学習雑誌」にて1970年に連載開始し、2020年に原作連載から50周年を迎え、児童のみならず親や祖父母世代の知名度も高い『ドラえもん[2]と、1996年に発売された任天堂のゲームソフト及び株式会社ポケモンから発売されたその続編を原作とし、幼児から小学生にかけての児童に根強い人気を誇る『ポケットモンスター』を二枚看板とし、絵本図鑑玩具子供達に人気が高いテレビアニメ特撮キャラクターの情報を網羅している。1997年にアニメ版『ポケットモンスター』がヒットしてから、2009年に再逆転されるまでは本誌の部数が『たのしい幼稚園』を上回っていた。その後は劣勢に立たされていたが、2022年秋に再び『たのしい幼稚園』を上回った。

姉妹誌として、3歳児前後(2歳~4歳)を対象とした『めばえ』が1959年から月刊誌、5歳児前後(4歳~6歳)の小学校入学準備用として小学1年生の学習内容を先取りした『学習幼稚園』が1982年から季刊誌(2006年度まで月刊誌)の形態で発売されている。『学習幼稚園』は本誌を含めた小学館の他の幼児誌とは違い「小学館の学年別学習雑誌」の扱いとされてきたが、2016年の『小学二年生』の休刊を機に『小学一年生』・『小学8年生[注 3]と共に幼児誌とまとめられ、どちらも2021年現在の公式ホームページ上では「児童・学習誌」扱いとなっている。

かつては本誌と『めばえ』の中間として、4歳児前後(3歳~5歳)向けに1956年から『よいこ』も刊行されていたが、1995年に本誌と『めばえ』に統合する形で休刊した。それから2019年3月号まで本誌の対象年齢表示が3・4・5・6歳と表記されていたのはこの名残であった。2019年4月号以降は本誌の対象年齢表記が『よいこ』が刊行されていた頃や『学習幼稚園』、競合誌の『たのしい幼稚園』と同じく4・5・6歳に戻っている。

内容

2010年4月号から本誌の内容編成が変更され「にんきもの」「せいかつ」「ちえ」などジャンル別にリニューアルし、近年別冊に分割されていたふろくの説明やドリルは本誌に統合、全ページはオールカラー化され、価格も標準価格500円(特別号価格は550円)から600円(特別号価格は650円 - 700円)に値上げを実施した。2016年5月号では本誌の内容再編が行われ、ジャンルは「にんきもの」「ちえ」は継続され、「せいかつ」は廃止と入れ替わる形として新たに「おはなし」「とくしゅう」が新設された。また全ページはオールカラーで掲載されていたが2016年11月号から「ちえ」とふろくのページはカラーからモノクロへ戻され、本誌の印刷や付録の品質向上もされ価格も標準価格600円(特別号価格は700円)から700円(特別号価格は750円 - 880円)に値上げを実施した。2019年4月号では付録と表紙デザインの大規模なリニューアルを行い、同号での幸楽苑とのタイアップを行った「びょんびょんらーめん(動くラーメン看板)」をきっかけに、食品、自動販売機、セルフレジ、配送トラック、流しそうめん機など著名企業の製品、機器、乗り物を本物に忠実に模した付録を付けるようになり[3]、表紙もこれまでのアニメのキャラクター主体から付録を押し出す内容へと変わっている。以降も「メダルおとしゲーム」(セガ)、「ガチャマシン」(タカラトミーアーツ)、「やきにくリバーシ」(牛角)、「セブンぎんこうATM」(セブン銀行)など、実物をリアルにスケールダウンして再現した付録が大人を取り込む程好評となっており、「セブンティーンアイスじはんき」(江崎グリコ)が付録となった2019年7月号では創刊以来初の重版となる人気となった[4]。2023年4・5月合併号からは再び幼児誌らしい表紙デザインに戻った。


2005年9月号に『ふしぎ星の☆ふたご姫』のみを取り上げたDVD(約30分程度の内容)が付けられてから、DVDが付録になっている。当初は年に1回程度であったが、現在は年4回と増えてきている。2回目からは(2008年9月号の『ポケットモンスター』を取り上げた付録DVDのように、1つのキャラクターのみ取り上げることもあるものの)、基本的に複数の作品をまとめて収録する内容に変わっている。

1980年代から1990年代にかけては同じ一ツ橋グループ集英社や、稀に白泉社の雑誌[注 4]に掲載された原作を題材とするアニメ作品も掲載されていたが、2021年12月現在は本誌では掲載されている作品はない[注 5]

ディズニーキャラクターのコンテンツの出版権については、長い間、講談社系の雑誌のみに独占的にライセンスが供与されていた時期があった。しかし、2002年の『ディズニープリンセス』の河出書房新社へのライセンスの供与をきっかけに講談社以外の雑誌での連載が始まり、2006年頃からは徐々に小学館系の雑誌にも『リロ&スティッチ』などが開放された。本誌を含めた小学館幼児誌各誌の2008年8月号(2008年7月発売)からは『ミッキー&フレンズ』『くまのプーさん』など最主力級のキャラクターも含めてほぼ完全に供与され、これによりディズニーキャラクターの扱いは講談社幼児誌とほぼ同じになり、小学館の雑誌のみに掲載されている『ドラえもん』、『ポケモン』、『アンパンマン』とともに、主力キャラクターとなっていた時期もあった。その後の縮小を経て、2021年現在も『ライオン・キング』の派生作品『ライオン・ガード』が掲載されているが、講談社の幼児誌ほど多くはない。

登場キャラクターは基本的に本誌内で掲載されているキャラクターであるが、本誌では当時定期掲載前(『こんにちはアン』)、または終了した作品(『アンパンマン』)や定期掲載されていない作品(『ねぎぼうずのあさたろう』、『やさいのようせい』(ただし本誌のお話コーナーで単発で掲載されたことはある)など)が取り上げられることがある。一方で『めばえ』及び『ベビーブック』(小学館の1歳児から3歳児を対象とする幼児向け雑誌)の看板キャラクターである『それいけ!アンパンマン』は本誌には掲載されていない(本誌と『めばえ』が共同編集し、1991年から2013年まで季刊で発行していた『いたずら・ぶっく』及び、2018年まで幼稚園入園準備を控える3・4歳児向けに毎年2月頃に刊行していた増刊号には掲載されていた)。

男児向けコンテンツ

男児向けアニメ・ゲームのコンテンツに関しては前述の『ポケットモンスター』及び、2013年度から『妖怪ウォッチ』、2018年度から『新幹線変形ロボ シンカリオン』(過去には『甲虫王者ムシキング』や『古代王者恐竜キング』)と大ヒット作品が幼児誌においては本誌を含む小学館の雑誌だけで独占的に掲載されていることもあり、本誌が『たのしい幼稚園』を大きくリードしている。また特撮ヒーローの情報も殆ど網羅しているため、表紙においても『たのしい幼稚園』とは対照的にこちらは男児向けキャラクターが優先されることが多い。ただし、小学館と講談社ともに男児向けコンテンツ専門誌『てれびくん』・『テレビマガジン』を発行、コンテンツの多くがそれらでも重複して掲載されており、本誌との競合が生じている。

なお、『ポケットモンスター』と『妖怪ウォッチ』については女児もターゲットとしている。

女児向けコンテンツ

女児向けアニメのコンテンツはもともと講談社陣営の『たのしい幼稚園』掲載作品が強く、特に1992年から1997年にかけてテレビアニメが大ヒットを記録した『美少女戦士セーラームーン』シリーズ(以下『セーラームーン』)が同誌で看板作品になってからは、本誌でもそれに対抗するために1992年から1996年にかけて『花の魔法使いマリーベル』、同社の小中学生向け少女漫画雑誌『ちゃお[注 6]関連の『ムカムカパラダイス』、『愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん』、『愛天使伝説ウェディングピーチ』の他に、集英社の小中学生向け少女漫画雑誌『りぼん[注 7]関連の『姫ちゃんのリボン』、『赤ずきんチャチャ』、『ナースエンジェルりりかSOS』などを順次起用した。『姫ちゃんのリボン』、『赤ずきんチャチャ』、『とんでぶーりん』のアニメ自体は視聴率も良かったため放送期間が延長され、本誌でも人気コンテンツとなったが、いずれも『セーラームーン』には及ばなかった。

1997年に『セーラームーン』が終了し、その後番組『キューティーハニーF』は小学館が出版権を得た関係で本誌で連載、翌年の『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー[注 8]や、1999年から2000年にNHK教育テレビにて放送された『コレクター・ユイ』も本誌で連載されたが、いずれも商業的には不振となり、『たのしい幼稚園』が『セーラームーン』終了後もヒット作に恵まれる[注 9]のとは対照的で、部数面でも同誌に差を付けられていた。

しかし1997年にテレビアニメ化された『ポケットモンスター』が女児にもじわりと人気が広まり、2000年には傘下の小学館プロダクション(当時)が直接企画・制作を行った[注 10]とっとこハム太郎』のヒットによって同誌との差を縮め、さらに『Dr.リンにきいてみて!』、『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』、『きらりん☆レボリューション』などの『ちゃお』から派生したアニメ作品や、『オシャレ魔女♥ラブandベリー』、『ワンタメ』などのカードゲームと連動したコンテンツが相次いでヒットし、更に本誌だけの限定カードを付録に付けた事で売上が伸び、2000年代の本誌は『たのしい幼稚園』を部数面で追い抜き上回った。またアニメ版は強力なライバルであった『セーラームーン』は、2003年から2004年に放送された特撮ドラマ版で小学館も出版権を獲得し、本誌と『たのしい幼稚園』両誌の看板コンテンツとなった。

だが、2008年から2009年に掛けて『とっとこハム太郎』と『きらりん☆レボリューション』が終了し、代わりに2008年11月号からサンリオキャラクターの『ジュエルペットシリーズ』、2009年5月号から『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』、同年10月号から『たまごっち!』に入れ替わったことや、2009年度以降から漫画・情報専門誌の『ぷっちぐみ』が月刊化し(男児向けの『てれびくん』と本誌の関係と同様に)『ぷっちぐみ』と本誌で読者が分散したことにより、同年には『たのしい幼稚園』を含む講談社陣営が独占的に取り扱う『プリキュアシリーズ』が『セーラームーン』を超えて長期シリーズ化したこともあり、同誌に部数面で再逆転された(なお、『たまごっち!』はテレビアニメの終了とともに2015年10月号まで、『ジュエルペット』も2015年12月号までで連載を終了した)。

2016年3月号からは『ジュエルペット』の後継に当たる『リルリルフェアリル』、2016年2月号からはサンエックスの『すみっコぐらし』、2017年4月号からは児童向けドラマ『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』(ガールズ×戦士シリーズの第1作)が加わった一方で、『ぷっちぐみ』及び『ちゃお』の主力コンテンツである『アイカツ!シリーズ』と『プリパラシリーズ』・『キラッとプリチャン』(プリティーシリーズ)は本誌には掲載されていない[注 11]

このうち『とっとこハム太郎』と『たまごっち!』については男児もターゲットとしていた。

なお、2002年3月号から2003年4月号にかけての約1年間は『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』が放送予定を繰り上げ、年度の途中で終了したことを受けて『ギャラクシーエンジェル』第2期・第3期や『ぴたテン』などのテレビ大阪制作日曜朝9時30分枠のアニメ(いわゆるブロッコリー枠)の作品が『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』の後番組となった関係で、急遽女児向けキャラクター扱いとして掲載された[注 12]

現在の掲載作品

※()内は掲載期間を表す。

※2010年4月号からジャンル別連載へと新設されたが、2016年5月号から再編された現地点の記載。但し、号によって作品によるジャンルを変更しての連載する場合あり。

※「にんきもの」以外単発連載作品あり

にんきもの
おはなし
  • ドラえもん(1970年1月号 - 1971年3月号、1972年10月号、1973年3月号 - 12月号(原作)、1979年5月号 -(アニメ版の情報))←「せいかつ」から移籍(2016年11月号から)
ちいく(2017年5月号から「ちえ」から改称)
  • ぷちドラゼミ特別版(201x年xx月号 -)
  • シェイプといっしょ!(201x年xx月号 -)
  • シャライヒ いきものづかん
  • まみむめもんちのおやくそく
  • おたよりようちえん
  • おえかきようちえん
とくしゅう
  • はなかっぱ(2010年5月号 -)←「にんきもの」から移籍(2016年11月号から)
  • ブーブーボーイ(2016年xx月号 -)
  • こねこのプーフー(2016年11月号 -)

他にも国内外企業の生産工場の紹介などが掲載されている。

2010年4月号から2016年4月号まで設けていたジャンル

せいかつ
  • ドラえもん →「おはなし」へ移籍

過去の掲載作品

1950年代掲載

  • ポパイ(1959年7月号 - 1965年9月号)

1960年代掲載

1970年代掲載

1980年代掲載

1990年代掲載

2000年代掲載

2010年代掲載

2020年代掲載

※付きの作品は、『おともだち』『たのしい幼稚園』(講談社刊)にも掲載されている、もしくはされていた作品を表す。

発行部数

  • 1954年 - 40万部[5]
  • 1955年 - 40万部[6]
  • 1956年 - 50万部[7]

日本雑誌協会のデータによる本誌と競合誌『たのしい幼稚園』(講談社)の月平均発行部数推移は以下の通りである[注 13]。2007年度までは本誌が優勢であったが、2009年度以降は女児向け漫画・情報誌『ぷっちぐみ』の月刊化(2008年11月号から)の影響を受け本誌の部数が激減し、『たのしい幼稚園』と比べて劣勢となったが、2022年秋以降は再び優勢となった。[独自研究?]

  • 2005年度 - 27.7万部(21.9万部)
  • 2007年度 - 26.4万部(19.9万部)
  • 2009年度 - 17.6万部(19.2万部)
  • 2011年度 - 12.4万部(18.6万部)
  • 2013年度 - 10.4万部(18.1万部)
  • 2015年度 - 11.0万部(15.9万部)
  • 2017年度 - 9.9万部(14.2万部)

※()内は『たのしい幼稚園』(講談社発行)の部数である。

発行部数(2008年4月以降)一般社団法人 日本雑誌協会
1 - 3月 4 - 6月 7 - 9月 10 - 12月
2008年 211,667 部 206,667 部 191,250 部
2009年 197,500 部 165,000 部 151,667 部 145,000 部
2010年 147,500 部 150,000 部 140,000 部 132,000 部
2011年 130,000 部 112,000 部 120,000 部 122,000 部
2012年 121,667 部 106,667 部 107,500 部 105,000 部
2013年 107,500 部 102,334 部 103,334 部 96,250 部
2014年 107,500 部 95,667 部 130,000 部 103,750 部
2015年 125,000 部 111,667 部 108,334 部 100,000 部
2016年 115,000 部 97,333 部 100,000 部 100,000 部
2017年 100,000 部 101,750 部 95,000 部 87,667 部
2018年 86,000 部 75,667 部 77,500 部 78,750 部
2019年 75,000 部 88,333 部 82,500 部 96,667 部
2020年 125,000 部 76,667 部 100,000 部 81,250 部
2021年 100,000 部 75,000 部 73,333 部 80,000 部
2022年 70,000 部 60,000 部 72,500 部 72,500 部
2023年 85,000 部 55,000 部 70,000 部 62,500 部
2024年 65,000 部 56,000 部 60,000 部 57,500 部

関連雑誌

競合雑誌

脚注

注釈

  1. ^ 2021年以降は合併号が増え、事実上の隔月刊誌になっている。
  2. ^ 1988年から藤子・F・不二雄(藤本弘)の単独名義。
  3. ^ 2016年に休刊した『小学二年生』及び、2010年から2012年にかけて休刊した『小学三年生』 - 『小学六年生』の代替として2017年に創刊した小学生向け総合誌。
  4. ^ 集英社・白泉社とも自社で幼児誌は持たない。
  5. ^ 「めばえ」では2010年から『ちびまる子ちゃん』の掲載が再開されている。一方で2000年前後からは、主に男児向けアニメにおいて集英社系のコンテンツが講談社の幼児雑誌に掲載されるケースも出てくるようになり、女児向けアニメでもプリティーリズムの掲載は講談社「おともだち」およびその女児向け増刊「おともだちピンク」が先行していた(本誌の2011年5月号に対し、2010年10月号に開始)。ただし続編の『プリパラ』以降、講談社は撤退している。
  6. ^ 2021年12月時点で本誌で掲載された、同誌の漫画を原作とした最新の作品は『極上!!めちゃモテ委員長』であるが、2009年6月号に掲載されたのみ。玩具メーカーの戦略上の都合で幼稚園以下をターゲットにしていない『アイカツ!』や、性教育が題材の一部になっているなど幼児向けの内容ではない『水色時代』・『こっちむいて!みい子』(オムニバス番組『アニメ週刊DX!みいファぷー』内の作品の一つ)・『12歳。〜ちっちゃなムネのトキメキ〜』を始め、他に『少女革命ウテナ』など幼児をターゲットにしていない『ちゃお』関連のアニメ作品は本誌に掲載されていない。特に1996年度の同社の女児・少女向けアニメコンテンツが『水色時代』と『ふしぎ遊戯』シリーズ(少女コミック掲載作品)しかなかったことや、同年度から後述の集英社作品の連載もなくなったことから、この1年間は本誌では『魔法使いサリー』(絵柄は2代目アニメ版に準拠)が復活・連載された。
  7. ^ 集英社は幼児向け雑誌を発行していないため、『りぼん』や『週刊少年ジャンプ』・『Vジャンプ』・『最強ジャンプ』の作品のうち低年齢層をターゲットにした作品のみ本誌を含む小学館の幼児雑誌に掲載されている(ただし男児向けの『デジタルモンスター』シリーズなど、小学館のコンテンツと競合する一部作品《この場合は『ポケットモンスター』との競合となる》は『たのしい幼稚園』に掲載)。そのうち『りぼん』関連は『ナースエンジェルりりかSOS』の次作である『こどものおもちゃ』以降から本誌での連載を廃止した。
  8. ^ 同社の子供向け絵本雑誌で、2018年まで刊行されていた『おひさま』に掲載された絵本が原作で、オムニバス番組『アニメ週刊DX!みいファぷー』内の作品の一つである。後作品の『神風怪盗ジャンヌ』は本誌では連載されなかった。
  9. ^ 例えば『セーラームーン』と『カードキャプターさくら』は原作単行本の累計発行部数が約1000万部以上を記録し、『夢のクレヨン王国』、『おジャ魔女どれみ』シリーズも高視聴率を記録している。
  10. ^ 1980年代・1990年代の小学館及び集英社陣営のアニメはADK傘下の日本アドシステムズ(NAS)、東映アニメーションなどを経由した外部製作が多かった。
  11. ^ 『プリパラ』は2016年度まで発行していた増刊『なないろようちえん』には掲載された。
  12. ^ これらの作品は本来は中高生以上のアニメファンがターゲットであるため、テレビ東京系を除くほとんどの放送局では深夜アニメとして放送されていた。一方で同じくブロッコリー枠で、『ギャラクシーエンジェル』第三期の後番組『デ・ジ・キャラットにょ』は、子供向けの商業展開を行なうために内容面も子供向けにアレンジされたのに関わらず、本誌には掲載されなかった(『ちゃお』では『ギャラクシーエンジェル』は掲載されず、それと入れ替わるかのように『デ・ジ・キャラットにょ』が掲載された)
  13. ^ 日本雑誌協会が発行部数の算定に用いる「年度」とは前年の10月からその年の9月までの期間についてである。

出典

外部リンク


小学館の幼稚園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 13:48 UTC 版)

わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」の記事における「小学館の幼稚園」の解説

小学館の幼稚園児向け幼児雑誌幼稚園』で漫画2002年4月号 - 2005年10月号まで連載された。 テレビアニメ版ベースにしつつも独自のストーリー展開になっており、基本的に登場キャラミルモ仲間妖精交流メイン恋愛ドラマとしての要素無かった(安純、沙織、はるか、ダアク等は登場していない)。上記理由によりTVアニメ性格等変わったキャラも多い。中には本誌にしか登場しないオリジナル妖精ヤシチミルモ友達、アクミは只のいたずら妖精タコスミルモお友達ロボット等。 『幼稚園』版(2005年10月号最終回ミルモ喧嘩してしまい、その仲直りとしてミルモに腕飾りプレゼントして仲直りをするという独自の結末迎えたキャラクターデザイン音地正行2002年5月号の連載スタートには連載作画を手掛けており、更に『めばえ』『学習幼稚園』に加え作画監督1人岩佐とも子数回書き下ろし連載作画にも参加しており、本編アニメ作画監督らが参加している。幼稚園版『ミルモ』の場合はタイトルロゴの上に「作画 スタジオ雲雀」と小さく書かれている

※この「小学館の幼稚園」の解説は、「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」の解説の一部です。
「小学館の幼稚園」を含む「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」の記事については、「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」の概要を参照ください。

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