ジム・クゥエル 次世代試作機

ジム・クゥエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:17 UTC 版)

次世代試作機

雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場した、ジム・クゥエルをベースとした試作機。「ヘイズル開発相関図」に記載されているバリエーションだが、コンセプトはヘイズルと異なり、オプション装備での能力拡張よりも、MS単体での完成度を高めている。

外観や装備などにガンダムMk-IIと共通点が多い形態である。機体構成は大部分がジム・クゥエルのままだが、頭部はヘイズルと同型のガンダムヘッドに換装、ガンダムMk-IIと同型のバックパック・ライフル・シールド・バルカンポッド一式を装備する。また両脛側部にガンダムNT-1のサブスラスターユニットが装備される。『A.O.Z Re-Boot』において「次世代実験機」の名称で再掲されており、ジムIIIに技術がつながることが示されている[16]

なお、プラモデル『HGUC ジム・クゥエル』外箱や説明書には、脚部をジム・クゥエルのままとした組み換えパターンが「次世代量産型試作機」として紹介されているが、「ヘイズル開発相関図」上の次世代量産型試作機はパーツ構成が大きく異なる、ガンダムMk-IIよりバーザムとの共通点が多い機体である。

ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]

雑誌企画『A.O.Z Re-Boot』に登場。型式番号RX-123。

TR-1[ヘイズル・アウスラ]の再設計機であり、ドラムフレームとプリムローズによる換装システムを搭載している。決戦兵器[インレ]の中核となるべく開発されていたが、「機種統合計画」も同時に達成したTR-6[ウーンドウォート]の開発によりコアMSの座は譲っている[17]

強化形態の[エルアライラー]に付随する形で発表されたものであり、素体時のはっきりした全身像は公開されていない。また『Re-Boot』におけるバーザムはヘイズル・フレアの簡易機と位置付けられている[18]

ガンダムTR-S[エルアライラー]

『A.O.Z Re-Boot』におけるエゥーゴ側の主役機とされるが、2020年時点でストーリー上は登場していない。型式番号はRX-123のほか、MSA-0012[ADVANCE OF Z GUNDAM UNIT]との表記がある。初出記事のラフ画には「ZZZガンダム」の名も確認できる。

大型MA TR-S[ラブスカトル]の護衛随伴機として開発された可変MS。ヘイズル・フレアを素体に、専用の強化パーツを装備している。

左肩のウェポンカーゴ内に搭載されたIフィールド発生装置でビーム兵器を無効化し、実体弾兵装やギガンティック・アーム・ユニットでの積極的防御を旨とする。ギガンティック・アーム・ユニットを機体前方で組み合わせ、頭部と胸部をバックパックが覆い、脚部を後方に伸ばすことで、MA形態に変形することもできる。歩行脚を持たないジオングサイコ・ギャプランと同じ「高機動戦闘用MS」ともされる。ラブスカトルと共にティターンズによる核攻撃作戦での投入を予定されていたが、エゥーゴの手に渡りA.O.Z(アドバンス・オブ・ゼータ)計画のガンダムへと改修された。改修によってアナハイム製のパーツが多数追加されているため、パーツにはアナハイムガンダムとの共通点も多い[17]

漫画『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』では、本機の強化パーツは宇宙世紀0089年に火星のジオン残党勢力「レジオン」において、新装備の「フレア・ユニット」として量産化されており、ガンダムTR-6[クインリィ]のみならず量産機であるハイザックも装備している。

ガンダムTR-S[ラブスカトル]

GUNDAM TR-S [RUBSCUTTLE]

TR-S[ヘイズル・フレア]を素体に成層圏機動および大気圏突入用のバインダーを装着した大型MA形態。

宇宙から地球に侵攻してくる外敵に対して、成層圏にて待ち構えて迎撃することを目的に開発されている。成層圏では大気の抗力を利用した軌道制御を行い、必要ならばバインダーをリフティングボディとして大気圏突入、ミノフスキークラフトユニットである「ダイダロス・ユニット」によって大気圏飛行も可能。[エルアライラー]と2機1組でのセット運用を前提に設計されており、ウェポンカーゴ内にMA形態のTR-S[エルアライラー]格納することも可能で、その換装パーツなども格納している。ベースとなっているのはTR-4[ダンディライアン]である。機体正面に装備された2連装ハイ・メガ粒子砲や巨大なクロー・アームによってジオン軍機を連想させるMA形態から、武装を展開したMF(モビルフォートレス)形態への変形機能を持つ(MF形態のデザインは未発表)。TR-S[エルアライラー]と共にエゥーゴの手に渡り、SSDでの運用を目的に建造された。この形態は強化人間の搭乗が推奨されている[19]

脚注

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注釈

  1. ^ 腹部コクピットハッチのほか、額中央、頭部側面インテーク、胸部左に増設されたセンサーなどに、後のRX-178 ガンダムMk-IIへと繋がる意匠が認められる。
  2. ^ 胸部複合インテーク・ダクトおよびバックパックは、ジム・カスタムと同じくオーガスタ系ガンダムであるガンダムNT-1に準ずる形状のものが設置されている。
  3. ^ 宇宙世紀0083年のティターンズ設立計画書によれば、そもそもはオーガスタ研究所で開発されて宇宙世紀0084年に地球連邦軍の各部隊に配備予定であったものを、前倒しでティターンズに配備し、専用機として運用することとなった。
  4. ^ ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』第1巻による[4]。同書137頁には「ジム・クゥエルの近代化改修」との記述があるが、これがリニアシート式への換装を指すかは不明。
  5. ^ コンペイトウ配備機の作例にはTRマーキングが残ったままになっている[10]
  6. ^ ソール部と頭部センサーはバーザムと関連づけられていることはムック『ADVANCE OF Z 〜ティターンズの旗のもとに〜 Vol.4』のアドバンスド・ヘイズルの記事で言及[11]
  7. ^ A.O.Z Re-Bootで次世代量産型試作機の画稿が「ヘイズルアウスラ」、Vol.24で次世代量産機が「ヘイズル・アウスラ」表記。Vol.25には「アドバンスド・ヘイズル」表記もある。
  8. ^ 書籍『データガンダム キャラクター列伝[宇宙世紀編II]』では実機が存在したかのように書かれている。
  9. ^ サイコ・ブレード」とする資料もあるが[15]、本機へのサイコミュ搭載に言及した資料はない。

出典

  1. ^ a b c 『HGUC 1/144 ジム・クゥエル』バンダイ、2007年1月、組立説明書。
  2. ^ a b c d e 『1/100 MG ジム・クゥエル』バンダイ、1999年12月、組立説明書。
  3. ^ GUNDAM LEGACY』第3巻、角川書店、2009年4月。(ISBN 978-4-04-715181-9)
  4. ^ ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』第1巻、アスキー・メディアワークス、2011年3月、169頁。(ISBN 978-4048704564)
  5. ^ a b 『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに Vol.2』メディアワークス、2003年12月、74-75頁。(ISBN 978-4840225892)
  6. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』第7巻、角川書店、2013年9月、3頁。(ISBN 978-4041208410)
  7. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』第1巻、角川書店、2010年12月、159頁。(ISBN 978-4047155923)
  8. ^ 「U.C. ARMS GALLERY」『電撃ホビーマガジン』2006年9月号、付録、アスキー・メディアワークス。
  9. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.07」『電撃ホビーマガジン』2014年7月号、アスキー・メディアワークス。
  10. ^ a b 『電撃ホビーマガジン』2012年6月号、アスキー・メディアワークス、73-74頁。
  11. ^ 『ADVANCE OF Z 〜ティターンズの旗のもとに〜 Vol.4』アスキー・メディアワークス、2006年1月、40-41頁。(ISBN 978-4840233576)
  12. ^ 「TITANS 蒼き巨人」『電撃ホビーマガジン』2012年6月号、アスキー・メディアワークス、63頁。
  13. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.03」『電撃ホビーマガジン』2014年3月号、アスキー・メディアワークス。
  14. ^ Vol.23左上「バーザム(ティターンズ仕様)」解説に記述。
  15. ^ HG 1/144 ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ・ラーII](ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに)”. プレミアムバンダイ. BANDAI SPIRITS. 2020年7月27日閲覧。
  16. ^ A.O.Z Re-Boot Vol.23 ページ右上
  17. ^ a b 電撃ホビーマガジン2015年7月号(最終号)A.O.Z Re-Boot Vol.19。
  18. ^ A.O.Z Re-Boot Vol.23
  19. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.20」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA






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