裏格闘技団体とは? わかりやすく解説

裏格闘技団体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:33 UTC 版)

ケンガンアシュラ」の記事における「裏格闘技団体」の解説

拳願会 御用達地位求めた商人たち血で血を洗う争い繰り広げていた時代徳川幕府7代将軍徳川家継の命で結成され組合発足1716年以来現代まで存続し続けており、その規模は裏格闘技界でも最大となっている。拳願会企業社員出向して運営している。 利害対立した場合に「闘技者」と呼ばれる腕自慢同士が「拳願仕合」を行い勝負結果絶対化、それ以外争い一切禁止したのである基本的に一対一戦いで武器の使用禁止女性闘技者は存在しない仕合中の服装規定ないようだが、あからさまに武器仕込めそうな丈の長いコートなどは仕合前に脱がされ場合がある。現在では暗殺者のような裏稼業人間だけでなく、プロレスラー大相撲力士プロボクサー総合格闘家といった表格闘技界の著名人多く参加している。常設会場はなく、目立たないためにも、仕合するたびに金網リングをいちいち設営することはない。 「ケンガンアシュラ時点では大日本銀行総帥片原滅堂が会長。登録闘技者数は1205名、年間仕合数は選手平均8.5仕合大半企業常駐闘技者は1〜2名。無敗選手少なくないが、これは敗北後解雇引退死亡することも少なくないためである。一概に言えないが、企業獲得資産高額であるほど企業にとって重要な仕合任されているということになり、闘技者の力量目安一つとなる。反則のない拳願仕合レフェリーが果たす役割少なく仕合中の仕事基本開始決着コールのみ。「企業同士面子利益」に影響があるため、時間無制限消極的なファイトへの罰則もないものの打ち合わず逃げ続けることは基本的に許されず、闘技者が「明らかな戦闘不能」に陥るか「明確な降参」の意思示さない限りレフェリー安易に仕合止めることができない仕合中に闘技者が重傷負った場合明確な反則行為わかった場合でもストップ行わない417社が加盟しており、会員なるには「富と社会的地位」と「拳願会承認」が必要だが、挑戦1億円で会員権賭けた非公式な仕合が行われている。拳願仕合での成績順に「企業序列」が決められる闘技者が引退後所属企業の職員となる場合もある(禍谷園ガンダイでは社長が元闘技者)が、現役闘技者が社長兼任するのはSH冷凍初めてであるとされる企業集合体であるという関係から、企業同士で「派閥」を結成しており、例として最古派閥である「三傑」、2番目に古い派閥の「四龍」、現最大派閥東洋電力頂点として複数企業従える百人会」が存在する次の覇権を狙う戦国時代例えられるほどに深刻な派閥対立抱えているため、会長責任問題追及され事態極力避けなければならない。 なお第1回目の公式仕合8代将軍決定戦として行われた尾張藩主徳川継友側は闘技者として山田浅右衛門選出紀州藩側は藩主徳川吉宗自身闘技者として出場した結果歴史の語る通りである。 拳願絶命トーナメント優勝した風の推薦で、乃木グループ会長乃木新会長に就任。『ケンガンオメガ』の時点闘技者の死亡事故ゼロ目標掲げ乃木改革により、「闘技者を死なせ企業には、最長1年間の拳願仕合禁止」という新ルール追加され、これにより企業側は闘技者に無理な連戦を強いることが難しくなった。明らかに重傷闘技者を仕合送り込み死亡した場合所属企業責任問われ審判決着コール相手企業降参後に相手殺害した場合殺害した側の企業ペナルティを負う。ただ、仕合終了降参の「前」に殺した場合は表格闘技で言う「リング禍」として誰も罪には問われず、故意事故かの判断難しい。ルール対応するためにフリー闘技者を派遣する部門として「山下商事」が設立され稀に企業所属闘技者が他企業仕合スポット参戦するようにもなった。雇いたい闘技者がいる場合は一旦山下商事登録しなければならず、企業新たに闘技者を直接雇用することは禁止となった。また政策一つとして、登録の際に「基準達していない」者を弾く目的闘技者との立ち合いを行う「採用試験」が導入され、これを見届ける採用部門設立されている。闘技者にとっては自分実力企業側に売り込む絶好機会ともなる。公平を期すため、対戦する闘技者の情報伏せられている。また、他の会場行われている仕合結果リアルタイム配信する動画画像無し)新システム導入されている。 絶命トーナメントから2年の間に「煉獄」と「毘沙門」の統合によって裏格闘技最大規模の座を譲ったが、それでも全団体レベルが一番高いとされている。滅堂の代で築いた東南アジア格闘技界とのコネだけでなく、「煉獄」の東アジア格闘技界とのパイプ狙っている。一方で先代会長の滅堂の威光薄れたことで求心力失いつつあり、拳願会員がダークウェブ画像流出させたり、闘技者が「煉獄」へ移籍するといった問題出始めている。拳願絶命トーナメント 拳願会会長の座を賭けて行われるトーナメント明治期より大規模な拳願仕合開催となっていた無人島で、現在は片原滅堂のプライベートビーチとなっている「願流島」が開催地となる。安易な参加を防ぐため高額になっており、今回参加費50億円であるが、参加自体ステータスとされるため仕合勝敗かかわらず新たに契約が決まることもあり出資分を取り返すことも不可能ではない。 今大会では「拳願会会長指名」を賭けるという特殊なルールの下で行われる417社中151社がエントリーし予選免除され企業序列上位28社および残り123社で行われたバトルロワイヤル方式予選潜り抜けた5社の計33社で行われる予定だったが、ペルシイ石油闘技者が開催前脱落したことで32社で行われる1回戦2回戦準決勝・決勝それぞれ1日ずつかけて行い中日として1日インターバル設けられている。これは名目上では闘技者の休息のためということになっているが、企業同士の裏工作自由に行わせる目的もある。さらに2回戦以降本人合意さえあれば1度だけ自由に闘技者の変更が可能となる(他企業闘技者の引き抜きもあり)。それ以外の本大会の特徴としては拳願仕合初出場である闘技者が多く参加していることなどが挙げられる大会出場した32名の闘技者は、2年経たケンガンオメガ』ではレジェンド呼ばれている。 煉獄 日本の裏格闘界で拳願仕合に次ぐ第2位規模(「ケンガンアシュラ時点)を誇る団体。代表は豊田出光。『ケンガンオメガ』の15年前に発足、他の裏格闘技団体一線を画するエンターテイメント全面押し出した路線爆発的な支持得た参加選手は「闘士」と呼ばれる会場人里離れた山中建てられ5万人は収容できる闘技場豊田ワンマン組織なので、拳願会違って派閥存在しない東アジア格闘技界とのパイプ持っている。 他の裏格闘技一線を画する独自のルールとして、「ノックダウン審判宣言から10カウント以内に立ち上がらなければ決着)」「場外リングの外に体の一部着いた時点敗北)」「不殺(試合中相手死に至らしめた闘士反則負けになり、ファイトマネー没収)」の3つ存在する一見すればスポーツのようで拳願仕合よりヌル感じられなくもないが、この3つ以外は何でもアリ時点で表格闘技より過激である。この「過激性と競技性」のバランス調整成功したことが一大勢力築け最大理由であり、「ある程度の」生命の安全と表格闘技トップ同等〜以上のファイトマネーA級闘士一部B級闘士のみ)が保証されていることで、優秀な選手集まり観客支持得られた。拳願仕合よりレフェリー仕事多くダウン制があるので試合中ストップも度々起きる。 「ケンガンアシュラ」から『ケンガンオメガ』までの間に「毘沙門」と統合したことで登録選手数では拳願仕合超え日本最大の裏格闘技団体成長する。『ケンガンオメガ時点所属する闘士2000人に達し上位30人までを「A級」、続く300名を「B級」、残る全員を「C級」の3階級で格付けしている。C級玉石混淆で光る者もいるが全体レベルそれほどでもなく、C級内の「玉のほう」はさっさとB級昇格するB級ピンキリ。だがA級は格別で、「強い奴」か「超強い奴」かのどちらかしかおらず、超強いとされる者は拳願仕合トップクラスか、あるいはそれ以上実力があるとされる。「双王(そうおう)」と称される2人実力者や、“三鬼拳(サンキケン)”と呼ばれる3人の強力な中国拳法家などを擁し仮にも“滅堂の牙”まで登り詰めた弓ヶ浜でもトップ5に入れないほど選手層が厚い。 毘沙門 日本の裏格闘界で第3位規模を誇る団体根津絶対王者として君臨していた。 『ケンガンオメガ』より前に煉獄」と統合して消滅した。 UNDER GROUND-1 西日本拠点とする裏格闘団体。 デスファイト ヤクザ主催し、その資金源となっている裏格闘団体武器の使用許可される。裏格闘界では老舗だが、少し前まで桐生平良参加しており、彼の手でめぼしい相手全員倒されてしまったらしく、その影響最近では他団体押されている。 殺戮武闘会 ルール過激さで知られる格闘団体英雄故事 中国北京行われる裏格闘技団体。階級制採用しているのが特徴運営にはチャイニーズマフィアが関わっており、ミドル級チャンピオンの隼と無差別級チャンピオンムドー同時に引き抜いた煉獄としばらく揉めることになった団体対抗戦 拳願会煉獄行われることになった裏格闘技団体間の対抗戦勝利した団体敗北した団体吸収し合併することが決まっている。 5月当初1年後13名の代表選手戦わせるという取り決めだったが、豊田1ヶ月後に50名での開催変更要求したため、協議の末に半年後の11月13名で行われること決定したその後開催直前になって拳願会から延期要求出され煉獄側も主力弓ヶ浜負傷していたためこれを受諾したことで、さらに1ヵ月遅らせて12月開催になる。 会場は神殺山の火口築かれ10万人を収容可能な「神殺ドーム」。試合ルール煉獄側に準拠し先攻チーム選手決定したのを受けて後攻チーム選手決め先攻後攻は3試合ごとに入れ替わるというスペシャルルールが付け足されている。選手1人につき出場できるのは1試合だけ。また、第4試合リング上の「時間」と共に狭まる光の範囲でしか戦えないという、制限時間5分間のスペシャルマッチとなり、「体全体」が範囲外押し出されたら敗北、5分以内決着しなければ無効試合となる。基本的にルール煉獄側の闘士有利に働くように設定されている。

※この「裏格闘技団体」の解説は、「ケンガンアシュラ」の解説の一部です。
「裏格闘技団体」を含む「ケンガンアシュラ」の記事については、「ケンガンアシュラ」の概要を参照ください。

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