腸管出血性大腸菌感染症
腸管出血性大腸菌
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 23:49 UTC 版)
腸管出血性大腸菌(ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきん、enterohemorrhagic Escherichia coli:EHEC)とは、ベロ毒素 (Verotoxin; VT)、または志賀毒素 (Shigatoxin; Stx) と呼ばれている毒素を産生することで病原性を持った大腸菌である[1]「病原性大腸菌」の一種である。このため、VTEC (ベロ毒素産生性大腸菌、Verotoxin producing E. coli) やSTEC (志賀毒素産生性大腸菌、Shiga toxin-producing E. coli) とも呼ばれる。この菌の代表的な血清型別には、O157が存在する。
- ^ a b c 国立感染症研究所 (2002), IDWR感染症発生動向調査週報 2002年第6号感染症の話 2010年2月9日閲覧。
- ^ a b 岡田淳ほか (1994), 微生物学・臨床微生物学, 臨床検査技師講座, 22 (3rd ed.), 医歯薬出版, ISBN 4-263-22622-4
- ^ ベロ毒素の新たな知見 化学療法の領域 25(5) 39-48. 2009
- ^ 厚生労働省検疫所 (n.d.), 3類感染症・腸管出血性大腸菌 2010年2月9日閲覧。
- ^ 大阪大学 (n.d.), ヴェロ毒素産生性大腸菌(VTEC), オリジナルの2009年4月15日時点におけるアーカイブ。 2010年2月9日閲覧。を基に一部追加
- ^ 山篠貴史、太田美智男、ベロ毒素生産性大腸菌 O157 の有機酸耐性 化学と生物 2003年 41巻 9号 p.619-627, doi:10.1271/kagakutoseibutsu1962.41.619
- ^ 知って得する病気の知識 O157 日本医師会
- ^ なお、激しい腹痛と血便のあった場合は、その数日後に上記の合併症を起こすことがあるので、特に注意が必要である。
- ^ a b ">厚生労働省 (1997), 一次、二次医療機関のための腸管出血性大腸菌(O157等)感染症治療の手引き(改訂版) 2010年2月9日閲覧。
- ^ 腸管出血性大腸菌(EHEC)検査・診断マニュアル 平成24年6月
- ^ 一次、二次医療機関のための O-157 感染症治療のマニュアル 厚生労働省食中毒関連情報
- 1 腸管出血性大腸菌とは
- 2 腸管出血性大腸菌の概要
- 3 治療法
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