物語に関わる人物(安子編)
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京田武男 演 - 笑福亭松喬 安子編(岡山編)に登場。 日本最初のアナウンサー。東京放送局(JOAK)の第一声を発した人物。 平川唯一(ひらかわ ただいち) 演 - さだまさし 安子編・ひなた編(岡山編)に登場。 1946年2月から始まったNHKラジオ英語講座「カムカム英語」の講師。1945年8月15日にはJOAK(現在のNHK)のアナウンサーとして終戦詔書の英語版を読み上げた。 安子編においては声のみの登場だったが、ひなた編においては、岡山で迎えた1994年の終戦記念日に、ひなたが出会った幻として登場する。実際には平川は1993年に死去しており、そのことをるいが話した際に、直前に彼の幻と出会ったばかりのひなたは目を丸くしていた。 なお、平川本人も安子と同じく岡山県の出身。 監督 演 - 要冷蔵 安子編(岡山編)に登場。 弓丘中学野球部の監督。 ジェイムズ・バーナード・ハリス 声 - ロバート・ハリス 安子編(岡山編)に登場。 「実用英語会話」の講師。 ピンダー 声 - ドナ・バーク 安子編(岡山編)に登場。 「実用英語会話」の講師。 こわもての田中 演 - 徳井優 安子編(岡山編)・るい編(大阪編)に登場。 算太の借金を取り立てに、ある日突然橘家に押しかけてきた借金取り。 それから20年以上後の第41回、竹村クリーニング店にクレーマーとして現れるも、来店した片桐春彦に撃退される。 それから更に十数年後の第66回、京都でるいが営む「大月」の前を通りかかった子門真人似の男の「アフロの田中」が登場(後述)したが、「こわもての田中」との関係は作中で触れられていない。 初代 桃山剣之介(ももやま けんのすけ) 演 - 尾上菊之助 全編に登場(すべてスクリーン上や回想シーン)。 1915年(大正4年)生まれ。1933年(昭和8年)にデビューした時代劇映画のスター。デビュー作の「桃から生まれた剣之介」の役名がそのまま芸名となり、「モモケン」の愛称で親しまれた。「棗黍之丞」シリーズが大人気となり、戦前から戦後にかけて息の長い活躍を続けるが1964年、作品の打ち合わせ中に突然倒れ、入院先で死去する。「棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘」が生前最後の出演となった。 息子の団五郎とは、彼が映画を見限りテレビ出演を選んだ事で仲違いしていた。「妖術七変化 隠れ里の決闘」では、相手役に団五郎を充てる条映の意向を拒否して、自身が目をかけていた無名の大部屋俳優である伴虚無蔵を指名した。 桃山剣之介は架空の時代劇スターであるが、本作と同じく昭和期の太秦撮影所が舞台の一つとなっている2000年後期朝の連続テレビ小説「オードリー」にも一字違いながらも読みは同じ名前の時代劇スター「桃山剣之助(演:林与一)」が登場している。 堀英四郎 声 - 松坂ヒロシ 安子編(岡山編)に声のみの登場。 実在人物。ラジオ英語番組「基礎英語」で講師を務めていた。「基礎英語」は戦争が本格的になりつつある中最後まで放送されていた外国語語学番組であったが、真珠湾攻撃が行われた1941年12月8日の朝、放送が終了する。 アナウンサー 声 - 栗田晴行(日本語センターアナウンサー) 安子編(岡山編)・るい編(大阪編)に声のみの登場。 戦時中の臨時ニュースを報じるアナウンサー。 神田猛(かんだ たけし) 演 - 武井壮 安子編(岡山編)に登場。 帝国海軍主計中佐。「雉真繊維」と取り引きをし、戦争の本格化により軍服を発注するよう依頼する。 小椋くま(おぐら くま) 演 - 若井みどり 安子編(大阪編)に登場。 大学に通う稔の下宿先「おぐら荘」の大家。 るいを連れてやって来た安子を、物置に住まわせる。安子のことを当初「鈴木くん(詳細不明)の奥さん」と思い込んでいた。 少年 演 - 山ノ内亮 安子編(岡山編)に登場。 終戦直後の1945年、掘っ立て小屋から営業を再開し路上販売していた「たちばな」のおはぎを盗んだ少年。すぐに捕まるが金太からおはぎを番重ごと渡され、売るように命じられたことをきっかけに、商売の面白さを知る。すべて売り終えて戻ってきた後、金太の最期を看取る。約束通り売上金を安子に渡そうとするが、安子は労い、これからしっかり生きていくよう告げ全額を少年に渡す。 ひなた編最終回(第112話)にて、横須賀へ移住後の1954年に「御菓子司 たちばな」を出店、全国に支店を持つほどの企業へと成長させたことが判明する。また商品のおはぎに添付されたリーフレットから、彼の名前が「高野信治」であることが明らかとなる。健一がこの店のおはぎが好物という縁から、2003年のクリスマス・フェスティバルでは、「(株)たちばな」の名前でスポンサーとなっている。 小川澄子(おがわ すみこ) 演 - 紺野まひる 安子編(大阪編)に登場。 安子が大阪で出会う主婦。倒れた安子を介抱し、安子に繕い物の仕事を紹介する。 小川勉 演 - 森田一休 安子編(大阪編)に登場。 澄子の夫。 小川敏夫(おがわ としお) 演 - 神谷龍翔 安子編(大阪編)に登場。 澄子の息子。 セーターのほつれを安子に繕ってもらう。 後年、幼少期の思い出から娘の未来に英語ならラジオで勉強すれば良いと勧めた事が語られ、未来はその思い出をひなたに話すが、それが未来の父とひなたの祖母の話である事は二人とも知る由もなかった。 小川博子(おがわ ひろこ) 演 - 山内陽葵 安子編(大阪編)に登場。 澄子の娘。 岡野明 演 - 有北雅彦 安子編(大阪編)に登場。 岡野商店の店主。安子に大量のおはぎを発注する。 岡野正子 演 - 嘉納みなこ 安子編(大阪編)に登場。 明の妻。 ロバート・ローズウッド 演 - 村雨辰剛 安子編(岡山編)に登場。 連合国占領軍(進駐軍)所属の米陸軍中尉。 シアトル出身。高校在学時に思いを寄せていた女性(後の妻)が大学合格を交際の条件としたため、専らその目的のために進学した。大学で日本語を学び、ある程度日本語会話が出来た。来日時点で妻は既に故人。 戦後、岡山に駐屯。1948年、路上で花売りの女性から亡妻に手向ける花を買おうとするも慌てて日本語が上手く話せず、野の花を摘んで売り歩くことを咎められたと勘違いした彼女に恐れられて途方に暮れるなか、偶然通り掛かった安子の通訳でことなきを得る。後日クリスマスの日に安子と偶然再会。安子が英語が話せるようになった理由や身の上話を聞き、彼女を進駐軍のクラブのクリスマスパーティに連れていく。程なく岡山撤収で大阪へ異動するが、その後も岡山の復興状況を気にかけ、折々立ち寄る。英語教室開設の要望を引き受け、その教材作りの手伝いを安子に依頼する。 やがて安子に想いを寄せるようになり、失踪した算太を探しに来阪中倒れた安子を介抱した際に自身の想いを伝え、ともにアメリカへ来て欲しいと告げる。それに対し安子が感謝の思いを伝える瞬間を目撃したるいが安子を拒絶する直接の原因となる。一度は安子に断られたが、その後岡山へと向かい、傷心の安子を伴って帰国後に彼女と再婚する。帰国後はシアトルの大学で教鞭を取っていた。 結婚後は安子にボビーと呼ばれ、夫婦仲も円満だったようで、安子は2004年に再会した勇との会話で「木漏れ日のような人だった」と追懐している。 林善郎 演 - 関秀人 安子編(岡山編)に登場。 戦後の雉真繊維の専務。野球部の部長として活躍していた勇を見守る。 花屋のおばさん 演 - 川本美由紀 安子編(岡山編)に登場。 野の花を摘んで売り歩いていた女性。1948年、ロバートが花を買おうとした時に慌てて日本語を上手く話せずにいたため、自身の行動を咎められたのだと勘違いして怯えるが、偶然通り掛かった安子の通訳により解決する。 トランペッター 演 - MITCH 安子編(岡山編)に登場。 定一に斡旋され、進駐軍のクラブのクリスマスパーティーで演奏する。演奏を偶然見ていた錠一郎の人生に大きな影響を与えた。
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物語に関わる人物(るい編)
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磯村吟(いそむら ぎん) 演 - 浜村淳 るい編・ひなた編(京都編)に登場。顔出しする最終週以外は声のみの出演だった。 ラジオパーソナリティ。錠一郎とるいが鑑賞した映画「棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘」について、作品自体は「日本映画史上まれに見る駄作」と酷評するが、ラストシーンの殺陣は好評する。ジャズにも詳しく、関西一のジャズトランペッターを決めるコンテスト「関西ジャズトランペッターニューセッション」の優勝はトミー北沢と予測する。 1999年時点でも息の長い活動を続けており、夏の高校野球やノストラダムスの大予言について言及している。 2003年時点ではラジオ番組「みんなあつまれ磯村吟です」を担当しており、「棗黍之丞 仁義剣」について言及した際にゲストのアニー(安子)が突然日本語を話し出した時には、困惑しながらも無事に番組を進行させた。 笹川光臣(ささがわ みつおみ) 演 - 佐川満男 るい編(大阪編)に登場。 東京の芸能事務所「ササプロ」の社長。1963年8月10日のコンテスト「関西ジャズトランペッターニューセッション」を主催した。 笹川奈々(ささがわ なな)→ 北沢奈々(きたざわ なな) 演 - 佐々木希 るい編(大阪編)に登場。ひなた編(岡山編)では声のみの登場。 光臣の娘。コンテストに優勝した錠一郎をデビューに導くべくビジネスパートナーとして支える。錠一郎がトランペットを吹けなくなると通院に付き添い、るいから錠一郎宛の手紙が届くと、二人の仲を理解し、錠一郎に返事を書くよう勧める。錠一郎が父に見限られ帰阪した際、心配して彼の後を追う。錠一郎と親しげに話す様子をるいに目撃され、誤解を招く。その後、トミーをプロにスカウトしに口説きこっぴどく振られたが、1994年の時点ではプロになったトミーと結婚しており、彼の遊び癖に頭を悩ませている。 内山裕三 / 里見雅彦 演 - 黄啓傑 / 横尾昌二郎 るい編(大阪編)に登場。 ジャズトランペッターコンテストの出場者。磯村からは最有力候補としてラジオ番組で取り上げられていたが、錠一郎(ジョー)とトミーに敗れる。
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物語に関わる人物(ひなた編)
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アナウンサー 声 - 森下和哉(日本語センターアナウンサー) るい編(京都編)に声のみの登場。 桃山団五郎が父・桃山剣之介の二代目を襲名したことを報じるアナウンサー。 アナウンサー 声 - 小野塚康之(元NHKアナウンサー) るい編(京都編)・ひなた編(京都編)に声のみの登場。 1975年の夏の甲子園大会の実況アナウンサー。1983年にも京都の天気予報を報じている。その後も高校野球の実況担当として登場している。 アフロの田中 演 - 徳井優(二役) るい編(京都編)に登場。 「大月」の前を通りかかった子門真人似の男。『およげ!たいやきくん』の大ヒットによるたい焼きブームで回転焼きの販売が激減していたため、るいの険悪な視線を浴び、慌てて立ち去る。 東後勝明(とうご かつあき) 声 - 伊藤サム 実在人物。るい編(京都編)に声のみの登場。 NHKラジオ「英語会話」の講師。「Welcome to our English conversation program!」が番組冒頭の常套句。 ラジオ英語講座の声 声 - BOA、ブレイク・クロフォード、エリカ・ピーターソン、ジョエル・D 「英語会話」の登場人物の声を担当。 ウィリアム・ローレンス(ビリー)/ナレーション 演 - 城田優(幼少期:幸本澄樹) るい編(京都編)・ひなた編に登場。 アメリカ人で、通称はビリー。1976年、子供の頃に叔父と共に観光で京都を訪れ、ひなたとは太秦映画村で初めて出会う。彼に恋心を抱いたひなたは俄かに英語を勉強し始めたが挫折し、結局一言も交わすことがないまま帰国する。 それから50年近くが経った2024年、ひなた編の最終週で、ラジオ英会話番組「ひなたのサニーサイドイングリッシュ」の講師パートナーとして再登場。2025年に太秦映画村でひなたと再会し、彼が落としたキーホルダーをひなたが拾った事から、彼の正体がかつてひなたが恋心を抱いていたビリーであることに気付く。そして、子供の時には言えなかった「回転焼きを食べましょう」というひなたの英語を聞き、「Why not(いいですね)」と返し、二人で「大月」に向かうところで物語は幕を閉じる。また、彼とひなたによる英語のナレーションが、「ひなたのサニーサイドイングリッシュ」(全112回)の語学番組のテキストであったこともここで判明する。 ビリーの叔父 演 - 桂三輝 るい編(京都編)に登場。 受付 演 - なるみ ひなた編(京都編)に登場。 ひなたが3か月間のマンツーマン英語講座を受講した英語教室の職員。 メアリー 演 - ケイト・J ひなた編(京都編)に登場。 ひなたが3か月間のマンツーマン英語講座を受講した英語教室の講師。 1999年、「大月」で回転焼きを購入した帰りに偶然、ひなたと再会。英語で言葉を交わし、別れ際に英語がとても上達している、と励ます。 雉真勇(きじま いさむ) 「#雉真(きじま)家の人々」を参照。 雉真雪衣(きじま ゆきえ) 「#雉真(きじま)家の人々」を参照。 柳沢健一(やなぎさわ けんいち) 「#喫茶店「Dippermouth Blues」」を参照。 柳沢慎一(やなぎさわ しんいち) 演 - 前野朋哉(二役) ひなた編に登場。 定一の曾孫で健一の孫。健一に曾祖父の経営していた喫茶店「Dippermouth Blues」の再興を勧め、自身も手伝う。トミー北沢のファンというおませな一面を持ち、2005年時点では定一、健一の遺影を手元に置き一人で店を切り盛りするが、その後トミー北沢に気に入られ付き人になり不在がちになったため、るいと錠一郎が「Dippermouth Blues」を引き継ぐことになる。 トミー北沢 / 北沢富夫(トミー きたざわ / きたざわ とみお) 「#ジャズ喫茶「Night and Day」」を参照。 遠山顕(とおやま けん) 声 - 遠山顕 本人役。ひなた編(岡山編)に声のみの登場。 NHKラジオ第2放送の英会話講座『英会話入門』(1994年度)の講師で、声も本人が担当。 ジェリー・R・デビッドソン 声 - ジェフ・マニング 実在人物。ひなた編(岡山編)に声のみの登場。 『英会話入門』(1994年度)における遠山のパートナー。 声を担当したジェフ・マニングは、『遠山顕の英会話楽習』で実際に遠山のパートナー役を務めている。 小川未来(おがわ みき) 演 - 紺野まひる(二役) ひなた編に登場。NHKの職員。澄子に瓜二つ。 ひなたに2024年度から始まるラジオ英会話講座の講師を依頼する。その際に、子連れの女性と共に「英語会話」を聞いていたという父の思い出話をし、自身が敏夫の娘で澄子の孫であることを示唆している。 マーシャ・クラッカワー 声 - マーシャ・クラッカワー 実在人物。ひなた編に声のみの登場。 NHKラジオ英会話講座の講師。遠山同様、本人が声を担当。 大杉正明(おおすぎ まさあき) 声 - 大杉正明 実在人物。ひなた編に声のみの登場。 NHKラジオ英会話講座の講師。遠山、マーシャ同様、本人が声を担当。
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