喫茶店「Dippermouth Blues」
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「カムカムエヴリバディ」の記事における「喫茶店「Dippermouth Blues」」の解説
柳沢定一(やなぎさわ ていいち) 演 - 世良公則 安子編(岡山編)に登場(るい編では回想シーンのみに登場)。 岡山にある、稔の行きつけの喫茶店「Dippermouth Blues」のマスター。酒とジャズをこよなく愛し、海外の珍しいレコードを数多く集めている。 終戦後は、進駐軍のクラブで演奏するバンドメンバーのオーディションや斡旋を行い、同クラブでのクリスマスパーティーのバンド演奏に立ち会った際には、客席にいる安子を見かけて思い付き、飛び入りで「On the Sunny Side of the Street」を歌唱、その場に居合わせた戦災孤児(後の錠一郎)の記憶に刻み込まれる。その後、本業の喫茶店業務を再開する。 店を覗いたりクリスマスパーティーに付いてきたりする「じょういちろう」を当初は邪険に扱うが、クリスマスパーティー後にはホットドッグ(進駐軍からの盗品)を与え優しく声をかけた。以来、親身に世話を焼き、「大月錠一郎」の名と生年月日を決めて戸籍を作った。彼を自分の店の雑用に雇い、錠一郎がジャズミュージシャンらと交流しトランペッターとなるきっかけを作る。 錠一郎がバンドの巡業で大阪を訪れている時に訃報が届いた。彼は生前「Night and Day」の先代支配人に、自分が死んだら錠一郎の後見人になって欲しいと頼んでいた。 柳沢健一(やなぎさわ けんいち) 演 - 前野朋哉(老年期(ひなた編):世良公則(二役)) 安子編(岡山編)・ひなた編に登場。 定一の一人息子。父の店を手伝っている。小学校では算太の二級下の後輩で、在学時に直接的ではないが彼から迷惑を被ったことを示唆している。1943年ごろ出征、1945年に復員。終戦時には連絡の行き違いから定一が死んだと思い込み、復員船が到着した横須賀にそのまま住んでいた。1951年父も店も無いと承知で岡山に帰るが、「Dippermouth Blues」が営業中と確認するとともに定一と再会する。 1994年、孫の慎一の提案で喫茶店「Dippermouth Blues」を開業し、錠一郎が定一と見間違えるほど、父によく似た容貌となっている。2005年時点では店内のカウンターに定一と並んで遺影が飾られている。
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