喫茶店「うま介」の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:32 UTC 版)
「ごちそうさん (2013年のテレビドラマ)」の記事における「喫茶店「うま介」の人々」の解説
高木 馬介(たかぎ うますけ) 演 - 中村靖日 源太の知り合いで、喫茶店「うま介」の店主。焼氷(やきごおり)と称するかき氷の一種を始め、ユニークなメニューを店の売りにしているが、当初はあまり流行っていなかった。源太から頼まれ、東京から駆け落ちしてきた桜子と室井、さらに西門家を追い出されため以子と希子を受け入れる。め以子たちのテコ入れにより、閑古鳥が鳴いていた店は賑わいを見せるようになる。 戦時下では食材が入手困難のため店は開店休業状態となり、ドイツで飲まれているとされるたんぽぽコーヒーを試行錯誤して作ったり、日々の有り合わせの野菜・野草などで「よしだ汁」を作ったりして、店で提供する。 普段はお人好しで、ひ弱な雰囲気のある優男だが、焼氷を注文した客が特高警察によって連行されそうになった際には、せめて客が食べ終えるまで待ってくれるよう、身を挺して役人たちを説得する男気を見せ、め以子に深い感銘を与える。その後は「うま介」を国防婦人会の共同炊事の場として提供したり、西門家が全焼した最初の大阪空襲時には行き場のない住民たちの一時避難場所としても開放した(その後、2回目以降の空襲で店舗は焼失した模様)。 終戦後、焼け跡にできた闇市でめ以子と再会し、め以子の露天商に協力する。その後、竹元の提案と進駐軍の資金援助により、進駐軍の出入り自由(オンリミット)とする条件で「うま介」を再建する。 昭和23年、実家が破産して「うま介」の店舗を勝手に売りに出されてしまい閉店の危機に陥るが、焼氷を超える新たな看板メニュー「いわしサンド」が人気を得て結果的に危機を乗り切るが、新たな家主となった和枝から高額の家賃を取られる事になったため、儲かるどころか「馬車馬のように」働かざるを得ない状態になっている。 室井 桜子(むろい さくらこ) 演 - 前田亜季 詳細は東京編の登場人物 清明高等女学校の人々の項を参照。 室井 幸斎(むろい こうさい) 演 - 山中崇 詳細は東京編の登場人物 開明軒の人々の項を参照。 室井 文女(むろい あやめ) 演 - 安部洋花(少女期:杉本瑛) 室井夫妻の長女。幼少期より父の幸斎に溺愛されて育つ。口数は少ないものの、「うま介」にて皆が集まる場面にはたびたび顔を出しており、戦時中では母の桜子と共に東京へ疎開。終戦後、復縁した父母と共に「うま介」に戻るが、「阿呆の佛」最終話の原稿が書き上がらないにもかかわらず甲子園へ観戦に行きたがる父・幸斎を椅子に縛り付け、戻ってきた後もまだ完成していないと分かると活を入れるなど、桜子のしたたかな性格を受け継いだ様子が窺える。 高木 龍子(たかぎ たつこ) 演 - 木全晶子 馬介の姉。音楽の素養があり、店の宣伝のために室井が作詞した「焼氷有り〼の唄」に曲を付け、街頭宣伝の際にオルガンで伴奏をする。また、源太の壮行会の際にも、希子が歌う「いちごの唄」の伴奏をする。
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