清明高等女学校の人々
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「ごちそうさん (2013年のテレビドラマ)」の記事における「清明高等女学校の人々」の解説
堀之端 桜子(ほりのはた さくらこ) → 室井 桜子(むろい さくらこ) 演 - 前田亜季 め以子の清明高等女学校時代の級友。専属料理人がいるほどの裕福な家柄の子女。マイペースで押しが強く、室井によると「生まれてから人に命令しかしたことがない」。め以子にとっては時に叱咤激励してくれる、良き理解者で相談相手である。小説が好きで、女学生時は文筆家になることを夢見る。兄の友人と交際を始めるが、交際に反対する桜子の父親の圧力により失恋する。 女学校卒業後、室井の心許なさに同情し結婚。駆け落ちし、め以子を頼って大阪を訪れる。駆け落ち後は、居候する喫茶店「うま介」で働きながら、室井を一流の作家にすることを人生の目標とし、彼を叱咤しながら支えていく。しかし、戦局の悪化に伴って国威高揚を宣伝する作品しか発表できなくなった室井の境遇に憤りを露わにするものの、室井がラジオの番組で役人の監視もかまわず世界平和を唱える物語を即興で語った際にはこれを絶賛する。戦況が悪化した昭和20年に父と和解した模様で、幸斎・文女および静と共に実家の別荘に疎開する。 その後、突然幸斎を疎開先から追い出した上、終戦後には別れを告げる内容の手紙をしたため、大阪に帰宅する静に託す。さらには民子の姪・路代を自身の影武者に仕立てて幸斎と文通させ逢引きにまで至らせるが、これらはいずれも幸斎を極限の状態まで追い込んでその文才を開花させるための一計であり、その努力は幸斎を「阿呆の佛」執筆に至らせたことで結実。無事和解して元の鞘に納まった後は大阪に戻り、ふたたび「うま介」で働く。 野川 民子(のがわ たみこ) 演 - 宮嶋麻衣 め以子の清明高等女学校時代の級友。小柄で控えめな性格で、将来は教師になることを夢見る。愛称は「たみちゃん」。悠太郎に思いを寄せるが、悠太郎に意中の女性がいることを知り失恋する。 め以子が大阪に嫁入りした以降は一切姿を見せなかったが、関東大震災での宮本先生の訃報をめ以子と桜子に知らせるため、手紙をしたため室井に託す。また疎開中の桜子に女優志望の姪・路代を紹介する。 宮本先生(みやもと せんせい) 演 - 奥貫薫 め以子の清明高等女学校時代の担任で、割烹(調理)の教師。菓子を勝手に学校に持ち込んで食べたり、授業に身が入らないめ以子に厳しく対処する。一方、め以子の料理に対しての関心に気付き、彼女の将来の夢のきっかけに導いたり、悠太郎のために料理を考えるめ以子の相談相手となり親切にアドバイスをする。 関東大震災時の火事に巻き込まれ命を落とす。
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