清春芸術村と清春白樺美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 08:09 UTC 版)
「白樺派」の記事における「清春芸術村と清春白樺美術館」の解説
現在の山梨県北杜市長坂町中丸に所在する清春芸術村および清春白樺美術館は、武者小路実篤が『白樺』第8巻第10号に発表した『日記のかはり』の中で語った、新美術館建設の理想が元になっている。 武者小路や志賀直哉を敬愛して親交のあった銀座吉井画廊社長・吉井長三が、白樺派の理想を実現すべく、山梨県旧日野春村、旧秋田村、旧清春村の3村合併に伴い、1975年(昭和50年)に廃校となっていた旧清春小学校跡地を買い取り、1981年(昭和56年)に芸術村を建設した。 続いて1983年(昭和58年)には芸術村内に清春白樺美術館を建設。同美術館には白樺派同人の絵画や原稿などを中心とした諸資料が収蔵されている。美術館以外の施設としては、フランスの首都パリのモンパルナスにある集合アトリエ「ラ・リューシュ」を模した会員制貸しアトリエ、東京から移築された梅原龍三郎のアトリエ、ルオー礼拝堂、レストラン(ラ・パレット)などがある。
※この「清春芸術村と清春白樺美術館」の解説は、「白樺派」の解説の一部です。
「清春芸術村と清春白樺美術館」を含む「白樺派」の記事については、「白樺派」の概要を参照ください。
- 清春芸術村と清春白樺美術館のページへのリンク