アトリエとは? わかりやすく解説

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アトリエ【(フランス)atelier】


アトリエ

工房の事。画家美術家工芸家建築家などの芸術家仕事を行うための専用作業場の事。英語ではスタジオ(studio)と呼ばれ必要な機材材料を置くため、また大きな作品制作するために、広くて天井大きな明る空間であることが重要とされる

アトリエ

作者山田詠美

収載図書風味絶佳
出版社文藝春秋
刊行年月2005.5

収載図書風味絶佳
出版社文藝春秋
刊行年月2008.5
シリーズ名文春文庫


アトリエ

作者細谷地真由美

収載図書30センチ水面
出版社新風舎
刊行年月2007.6
シリーズ名新風舎文庫


アトリエ

名前 Atelier

アトリエ(Atelier)

読み方:あとりえ

  1. 画家彫刻家の製作場のことをいふ。仏語Atelier(アトリエ)「仕事場」又は「技術室」のこと。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

アトリエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 15:41 UTC 版)

アトリエで制作中のアドリアーン・ファン・オスターデの自画像、1663年。
洋画家小磯良平アトリエ(1949年築)
日本画家木島桜谷アトリエ(櫻谷文庫画室、1913年築)

アトリエatelier)、工房(こうぼう) とは、画家美術家工芸家建築家などのアーティスト(Artiste=美術家)芸術家が仕事を行うための専用の作業場のこと。また、その工房を拠点とする芸術家集団をさしてアトリエと呼ぶこともある。フランス語のatelierは「木片の堆積」を意味することから転じて「大工・木工の仕事場」をさすようになったともいわれる。 英語ではスタジオstudio)と呼ばれる。

概要

15世紀以降、多数の注文を受けて社会的に成功した画家彫刻家は、弟子たちとともに作業をする大きな工房を構えた。大人数が大きな作品の制作のために働くには、作業スペース、材料・道具置場、制作中や制作後の作品置場などが必要であり、作品をよく見て作るために光のさしこむ大きな窓も必要であった。

今日でも美術家のアトリエは、必要な機材や材料を置くため、また大きな作品を制作するために、広くて天井の大きな明るい空間であることが重要である。もっとも資金力のない若い画家などは大都市の中心で大きな部屋は借りられないため、廃工場や廃倉庫ロフトを格安で手に入れ再利用したり、農村部の納屋などを使うこともある。都市郊外の家賃が安い地区や、都心に近いが衰退した地区など、アトリエの手に入れやすい地区は歴史的に美術家街となりやすい(例:19世紀から20世紀初頭のパリモンマルトルモンパルナス、第二次大戦後のニューヨークソーホーチェルシー、近年の旧東ベルリンのミッテ区、北京郊外の大山子地区など)。

アトリエ事務所

建築分野では建築設計事務所を、ゼネコン設計部(公共建築の設計は出来ない)、ハウスメーカー組織系建築設計事務所(例、日建設計)、アトリエ系建築設計事務所建築家個人の事務所)と分類することがある。このうちアトリエ系建築設計事務所とは、ひとりの建築家を中心とした建築設計事務所を指し、組織系建築設計事務所と比較して述べられ、建築家の個性と理念を強く反映した設計が行われる。

通常、アトリエ事務所の主宰(と組織事務所の設計チーフ)が建築家と呼ばれ、建築家はもちろん、スタッフも建築設計関連の資格は保有していることが一般的である。アトリエ事務所は作家性、作品件を追求し、妥協なくより良い作品を創るのが一般的な方針で、意匠設計能力が重視される。

このほかデザイン分野の小規模な事業者、事務所で、創作活動の場、という意味で「アトリエ」という名称を使用している場合もある。また造園ランドスケープデザイン分野やアーバンデザイン業務を中心とした都市計画コンサルタントで小規模な場合も、アトリエ事務所を指すことがある。

関連項目


アトリエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/04 10:39 UTC 版)

THALASSA FAMILIA r」の記事における「アトリエ」の解説

東京都渋谷区神宮前にあるペリーハウスの一角THALASSA FAMILIA r(サラサファミリア)はアトリエを構えている。サラサファミリアファッション(TFレーベルデザイン等を行うアトリエではあるが、THALASSA FAMILIA r(サラサファミリア)のレーベル多く展示されている。

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アトリエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 14:36 UTC 版)

トーベ・ヤンソン」の記事における「アトリエ」の解説

1944年から約60年間にわたって使ったウッランリンナ1番地住宅兼アトリエは、ビル最上階角部屋にあり、天井は約7メートルあった。トーベはこのアトリエを気に入ったため多額借金をして買い取り多数絵画制作やムーミン・コミックの連載によって返済していった。1960年頃の改装では、パートナーだったトゥーリッキの弟夫妻であるレイマとライリ・ピエティラ(英語版)が設計した高窓の下にベンチを置き、天井欄干渡して吊り戸棚ロフト追加した螺旋階段は鏡がある部屋続き寝椅子本棚キャビネットがあった。アトリエ部分にはベンチテーブル本棚絵画や父ヴィクトル彫刻模型など置かれた。キッチンバスルームどちらかしか置けず、トーベバスルーム選んだ改装が終わる頃にトゥーリッキが隣の建物引っ越してきたので、アトリエとトゥーリッキの部屋屋根裏通路つないだ。窓からはヘルシンキの海が見えロフトベッド置いていた。トーベ昼間から強い酒とタバコたしなんでいたという。 クルーヴ島の小屋では、1964年から1992年まで毎年の夏をトゥーリッキと暮らした。レイマとライリ・ピエティラが設計し、トゥーリッキが木材関係、トーベ石材関係を分担して建てたワンルーム地下室があり、2人ムーミンパペット・アニメのための模型人形小屋制作した

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アトリエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 14:47 UTC 版)

マリオのふぉとぴー」の記事における「アトリエ」の解説

このゲームメイン機能である写真加工出来る。専用画像集からクリップアート等を追加することも出来た

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アトリエ(小スタジオB)(KAAT)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:52 UTC 版)

神奈川県立県民ホール」の記事における「アトリエ(小スタジオB)(KAAT)」の解説

KAAT8階。14.6m×10.2m、高さ4.8mで、専らホールまたは大スタジオ・中スタジオで公演される舞台稽古ワークショップ供される

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アトリエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 04:40 UTC 版)

ロンシャン (フランスの企業)」の記事における「アトリエ」の解説

ジャン・キャスグランは、はじめは喫煙者向けアイテム(特にパイプ)を販売していた。それらはパリ職人たちが手作業パイプに革を巻いたのだった成功に伴い提供する製品多様化し、それに対応するため、彼は1959年フランススグレに初のアトリエを立ち上げた会社製造能力は、スグレと、1969年開設のレマラール、1972年開設のエルネ、そして2000年代開設のコンブレ(フランス語版)、シャトー=ゴンチエ、モントルネ(フランス語版)といった新施設通じて徐々に増えていった。 ロンシャンフランスで製品作り続けている。独自のアトリエを持ちフランスで最大規模皮革製造行っている。フランス国内にある6つのアトリエでブランド販売しているハンドバッグのうち半分製造し残り半分製造パートナー担当している。 現在ロンシャンは、フランスプゾージュ新し製造工場建設中である。現在モントルネがベースとなっている皮革工房を、この新工場移転する予定となっている。このプロジェクトは、製造プロセス発展近代化させるための計画一環である。新工場敷地面積は約7000平方メートルにのぼり、従業100人(現在は70人)の稼働スペース加え、新スタッフ教育研修フォローのためのラーニングワークショップのスペース設けている。新し製造工場2018年オープン予定となっている。 主にフランスイタリアで専門メーカー製造しているプレタポルテとシューズコレクションを除き製品大部分自社製造行っている。 従業員1650人とハンドバッグアクセサリー製造者1500人の合計3000人にのぼる。 ロンシャンは、2018年ヴァンデ県プゾージュ敷地面積7000平方メートルにのぼる新工場オープンフランス国内で6番目のアトリエとなる。この新製ユニットには、研修・ワークショップスペースを設けている。 2018年生産半分フランス国内行いフランス西部位置するアトリエでは、900名の従業員雇用するロンシャン2018年世界各国1500か所の販売ポイント数えそのうち300店舗直営ブティック展開している。世界中でロンシャン事業携わる者の人数は3200名にのぼる。

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アトリエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 16:27 UTC 版)

アンナ・クロミイ」の記事における「アトリエ」の解説

彼女はピエトラサンタトスカーナにアトリエを持ち、そこにはブロンズ鋳造場(Fonderia Artistica Mariani と Massimo Del Chiaro)がある。大理石彫刻ピエトラサンタのアトリエで制作している。カッラーラでは Studio Michelangelo of Franko Barattini で彫刻制作している。

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