新たな進路とは? わかりやすく解説

新たな進路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 03:21 UTC 版)

女子柔道強化選手への暴力問題」の記事における「新たな進路」の解説

9月12日には改革委員会第2回会合開かれて、30名以上60以内定められている評議員30程度削減する案をまとめて10月理事会評議員会諮ることになった。それによれば各都道府県からの代表者などが53存在している現行制度全国10ブロックからの地区代表に改めて、そこからの選出20程度とする。従来会長による指名撤廃して残りの約10名は外部有識者から選出する。さらにそのいずれにも女性枠加えるなどの方針固めた9月25日には内閣府会見開いて現時点における全柔連による一連の問題への対応は内閣府勧告趣旨沿ったのであるとして、一定の評価与えた。しかし、「競技者レベルを含む暴力問題への対策徹底評議員会改革に関しては「道半ば措置」であるとして、「組織運営でさらに看過できないこと判明すれば、別の処分検討する必要もある」とも指摘した。そのため、内閣府全柔連に対して来年8月までに計3度に及ぶ勧告へのさらなる報告書提出求めることになった9月26日にはアスリート委員会第1回会合開かれて、当初の予定通り理事田辺陽子委員長選出された。田辺は「それぞれの立場から意見をすることで、活発に活動していきたいと。これまでのように上から言って終わりではなくて選手の声を吸い上げていきたいです。」と決意語った委員である鈴木桂治は「連盟対し指導者として声を届けていきたい」、同じく委員である福見友子は「選ばれたことを光栄思います選手思い伝えたいです」とそれぞれコメントした10月7日全柔連新体制移行したことに伴い女子柔道暴力指導問題受けて戒告処分受けていた強化委員長であった吉村和郎監督であった園田隆二及び強化コーチであった徳野和彦新たな処分下すための懲罰委員会開いた当事者である吉村園田その場弁明する機会与えられた。園田暴力指導反省しつつも、「決していじめやしごきではない。何としても勝たせたい、強くなってほしいと思いだった」との弁明行った。なお、徳野は出席しなかった。 10月8日全柔連前日懲罰委員会受けて園田1年6ヶ月吉村1年、徳野を6ヶ月会員登録停止処分にしたことを公表した園田選手を度々殴った蹴ったりした他、何度も暴言浴びせたことから最も悪質性が高いと見なされ、吉村一部暴力行為知りながら看過していた点、徳野は2度ほど暴力行為加担した点がそれぞれ考慮されて、各々停止期間に差が設けられた。3名はそれぞれの期間に全柔連主催する大会でコーチなどを務めることが禁じられるものの、実業団大学など所属先での指導試合会場への出入り認められることになった専務理事の近石康宏は改め処分行ったことに関して「(前回処分は)理事会決定しておらず、手続き上の問題があった。さらに国際柔道連盟IJF)から処分軽さ指摘されこのままだとIJF処分するとの通達があった。」と語り当時処分正式なものとしては無効であるとの認識示したまた、この問題IOCからも対処甘さ指摘されていた。なお、IJFには10月15日までに一連の経緯含めた報告をすることになった一方副会長山下園田監督としての手腕評価して、「熱血漢成果挙げていた。やり方間違っていたことを大い反省し処分解けたら、ぜひとももう一度現場復帰して指導してもらいたいまだまだこれからの人材だ。」と語った10月10日には全柔連改革委員会第3回会合開かれて、30日開催される理事会理事評議員定年制設けることを提案することが決まった従来強化審判などの各専門委員会には65歳定年制設けていたが、理事評議員には設けていなかった。 10月22日には全柔連アスリート委員会第2回会合開き11月開催されるグランドスラム・東京2013|グランドスラム・東京において同委員会主催による柔道普及イベントの実施決めた。また委員会活動方針として、(1)アスリート環境整備(2)普及広報(3)社会貢献挙げるとともに2020年東京オリンピック向けて他の競技団体連携していく意向があることを明らかにした。なお、今回より委員会塚田真希加わったことで規定14名に達することになった10月23日全柔連11月千葉ポートアリーナ開催される講道館杯子供を持つ女性指導者審判員のための定員10名ほどの託児所を、コマツ協賛設置することに決めた今後主要な国内大会でも設置予定だという。また、コンプライアンス委員会新設して外部から委員長を招くことになった事務局長宇野博昌によれば、「社会規範を守る重要性周知徹底させることが目的だ」という。 10月29日講道館臨時評議員会開き日本レスリング協会会長福田富昭や元警視総監弁護士石川重明ら4名を新理事迎え入れることになったこの人に関して関係者は「組織改革一環。外の声を聞き業務運営見直し目的だ」と説明した10月30日全柔連宗岡新会長に就任して以来初の理事会開いて一連の不祥事受けた組織改革一環として理事評議員選任時に70歳未満であることを規定した定年制導入することに決めたまた、評議員会意思決定迅速化させるために、定員53名から30前後削減するとともに都道府県代表を集めて意見交換を交わす全国代表者会議新設して年に1回以上開催することになった。来月15日臨時評議員会にそれらを諮り、定款改定する。そこでは8月新設され常務理事会明記する。さらに会長指名により、日本からの理事不在になったIJFとの交渉を図るために、元外交官東京大学柔道部出身でもある小川郷太郎国際渉外担当特別顧問として選任することになった。なお、小川理事には就任しない。 また、この日の理事会強化委員長である斉藤提案により、TwitterFacebookなどのSNS代表選手使用する際に「SNSフェアに使う。宗教人種性差別に関することや審判対す文句書かない。」という一文盛り込むことに決めたロンドンオリンピックにおいて代表選手このように記され誓約書にすでにサインをしていたが、新たに世界選手権グランドスラムなどの国際大会出場する選手にも誓約書サイン求めることとなったこのような制限持ち込まれたのは、下級生暴力振るって停学処分になりながらTWITTER不適切みなされる書き込み行っていた大野将平行為全柔連幹部逆鱗触れたためだとも言われている。 11月8日全柔連オリンピック世界選手権代表選手選考透明化求められていたことを受けて日本代表選出する際の指標となる国内ポイント制に関する説明会を、選手所属監督などを対象行った来年世界選手権代表選考から、過去2年間にさかのぼってポイント集計して実施される。それによれば国内外各大会優勝ポイントオリンピック200ポイント世界選手権180ポイントワールド・マスターズ140ポイント全日本選手権選抜体重100ポイントなどと配点する。国際大会出場した選手出場基礎点与えられるまた、有力外国選手との対戦成績考慮に入れるため、過去4年間にオリンピック世界選手権優勝した外国選手勝利した場合は、85点の強豪選手勝利加点付与されるポイント2年半減されて、4年経過する無効になる。ただし、全柔連強化委員長斉藤仁によれば、このポイント制度は「あくまで参考とする一つ指標であって最終的に強化委員会判断によって代表選手選考されるとしている。 またこの日に斉藤は、ツイッターなどSNS適切な使用選手徹底させるため12月講習会を開くことを明らかにした。ガイドライン作成のために選手から利用実態などのアンケート調査合わせて実施する加えてかねてから大会会場においてごみの撒き散らしなどの苦情受けていたことから、9日から開催される講道館杯では東海大学日体大学など5大学の学生清掃活動を行うことにもなった。 11月9日から2日間に渡って開催され講道館杯では、女性へサポート充実させる目的託児所設けられて、女性指導者審判員ら6名が利用することになった子供2人預けた女子強化部長増地千代里は「今まで試合中も子どものことが気になっていたんですが、きょうは安心して仕事ができた」と謝意表した今後このようなサポート継続させるという。 11月14日には全柔連アスリート委員会委員長の田辺陽子委員小野卓志10名が、柔道界のイメージ回復一環として今月末に開催されるグランドスラム・東京2013PRするために、街頭において柔道衣姿でチラシ配り行った11月15日には評議員会開催されて、53存在する評議員定数意思決定迅速化目的として、25名から35以内削減する定款改定出席した評議員50名のうち48名の賛成により承認された。変更後これまでのように各都道府県からの選出ではなく関東近畿などの全国10ブロックか選出されることになる。評議員選出にあたって女性3名以上を含めることも条件付加された。理事及び評議員就任する際は70歳未満とする定年制導入された。各都道府県連盟意見を聞くための全国代表者会議新設することも決まった一方で今回出席した評議員全員が「(不祥事の)責任一端がある」として辞任表明した来年2月までに新し定数で新評議員選定される前に辞任の手続きを取るとしている。加えて評議員会において、8月新会長に就任した宗岡正二任期2015年6月までになるとの認識示された。当初来年6月役員改選までとの解釈だったが、規定精査し結果このような確認なされたという。しかし、宗岡自身は「しっかり改革道筋がつけば(役職を)後進に譲ることもありえる」と任期前の退任ありえることを示唆した12月2日全柔連は、ヨーロッパから講師招いて暴力根絶に関する講演会開催した国際柔道指導者研究協会会長マイケル・カレンイギリス)は、「指導者資格認定制度他の競技団体先駆けて整備してほしい。今こそチャンスだ」と全柔連要望するとともに講演会聴講していた全日本男子監督井上康生に対して全国指導者模範となってほしい」と語りかけた。また、フランス柔道連盟副会長ミッシェル・ブルースは「柔道教育的なものにするか、暴力的なものにするかは教え次第だ」と述べた12月6日全柔連は、選手に対して暴力振るったとして3名の指導者に登録停止処分課した1年間登録停止処分受けた千葉県道場60歳になる指導者は、柔道だけでなく英会話教育施していたが、とある男子中学生家庭学習怠っていたことに立腹してこの中学生路上土下座させて顔を蹴り鼻骨骨折させるなど全治2週間怪我を負わせた。この中学生柔道をやめて、警察被害届けを提出した一方、6ヶ月と3ヶ月登録停止処分受けた神奈川県道場のともに37歳となる指導者2名は、素行問題があるとみなした3名の中学生数度平手打ち加えた処分受けた指導者3名は「指導力足りなかった」と反省の色を見せているという。3名とも登録停止期間は全柔連主催大会に関われないものの、道場での指導制限されない一連の処分に関して暴力の根絶プロジェクト責任者副会長山下は、「極めて残念。加盟団体には(同様の事案が)起きないよう徹底させる。」と語った12月9日全柔連の「暴力の根絶プロジェクト」が今年最後会合開いて来年3月以降プロジェクト名から暴力称号取り外して、より幅広い活動転換することを明らかにした。責任者山下副会長は「人間教育のできる指導者育成し柔道界が本来あるべき姿向かっていきたい」と述べとともに、「暴力セクハラ行為劇的に減り目指してきたものは浸透しつつある」との現状認識示した

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