新たな進化と考えられる能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 01:44 UTC 版)
「ハイブリッドイグアナ」の記事における「新たな進化と考えられる能力」の解説
ハイブリッドイグアナは、雑種ではあるものの鋭い爪をそなえており、サボテンに登りそれを食べることができ、また海に潜り海草も食べることができる。この優れた身体能力によって、陸上のサボテンと海中の海草のいずれも食べることができるハイブリッドイグアナは、今後も継続する地球温暖化によると考えられている気候変動によって、彼らの食料の不作や不足が起こったとしても、生き延びられる雑種と主張する向きもあるが、繁殖能力はないため、ウミイグアナ・リクイグアナ両種が存在しない限り生まれ得ない。一般に動物は気候変動などによる生息地の環境の変化に対応して棲息地を住み変える、または移動して新たな生息地を求めるが、ガラパゴス諸島のような閉じた環境では新たな移動と言われる別の生息地はなく、ウミイグアナが海岸から陸地に侵入して住み着くのができる範囲の限られた生息地の移動である。このハイブリッドイグアナはチャールズ・ダーウィンが進化論の確立のもととなったガラパゴス諸島で21世紀初頭の現代において起こった新たな進化として一部の人間にはセンセーショナルに捉えられているが、ただの雑種を進化と呼べるかどうかは疑問である。交雑によってロバとウマの雑種のラバや、ライオンとトラの雑種のライガーが生まれたからといって、これを進化とは呼ばない。
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