園田隆二とは? わかりやすく解説

園田隆二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/01 19:29 UTC 版)

園田 隆二(そのだ りゅうじ、1973年9月16日 - )は、福岡県大牟田市出身の柔道家[1]明治大学経営学部卒業。柔道全日本女子代表監督、警視庁警察官(役職は警視庁警務部教養課柔道指導室助教、階級は巡査部長[2])を務めた。2023年現在はパーク24柔道部の女子監督。


注釈

  1. ^ 雑誌『近代柔道』のインタビューによれば、敗れはしたものの園田はオジョギンが強いとは全く感じず、翌年の五輪では肩車などソ連選手が得意とする技さえ研究しておけば問題ないと、この時点では考えたという。
  2. ^ ロンドンオリンピック48kg級代表になった了徳寺学園福見友子は2008年の北京オリンピック以降、出場した20の国際大会のうち2010年の広州アジア大会で地元中国の呉樹根に疑惑の判定負けを喫した以外(2010年アジア競技大会#問題の項を参照のこと)外国選手には一度も負けた事がなく、対外国選手の戦績は72勝1敗を記録していた。福見と最後まで代表の座を争っていたコマツ浅見八瑠奈もまた北京オリンピック以降、出場した19の国際大会のうち2010年のグランドスラム・モスクワで地元の選手に敗れた以外は一度も外国選手に負けた事がなく、対外国選手の戦績は72勝1敗を記録していた。さらに、48kg級という階級は北京オリンピック以降、2009年の世界選手権では福見が優勝、2010年と2011年の世界選手権は浅見が優勝、福見が2位、ワールドマスターズでは大会が始まった2010年には日本選手が1位から3位まで表彰台を独占、2011年と2012年も1位2位を独占、グランドスラム大会は2009年に始まって以来、日本選手が出場した13大会のうち12大会で優勝(残り1大会も決勝で1-2の微妙な判定で敗れて2位)と、IJFの主要国際大会をほぼ完全に制覇している状況にあった。52kg級は48kg級ほど圧倒的ではないにしても、ロンドンオリンピック52kg級代表となった三井住友海上中村美里は2009年と2011年の世界選手権で優勝、2010年は2位、2009年から2011年にかけて外国選手に43連勝を記録していた。中村と最後まで代表の座を争っていた了徳寺学園の西田優香も2010年の世界選手権で優勝、2011年は2位、2010年から2011年にかけて外国選手に36連勝を記録していた。さらに、ワールドマスターズで中村は2010年と2011年が優勝、2012年は2位、西田は2011年が2位、2012年は優勝、グランドスラム大会でも中村と西田が出場した12大会のうち9大会で優勝を飾っていた。
  3. ^ 2012年12月30日にBSジャパンで放映された「激論!よみがえれ日本柔道~今こそ 強い、日本になる。~」という番組内で、北京オリンピックではメダルを1つも獲得できなかったロシアチームにロンドンオリンピックでは金メダル3個を含む5個のメダルをもたらしたイタリア出身の監督であるエツィオ・ガンバが、ロンドンオリンピックにおける日本チームの結果について尋ねられると、「男子が金メダルを獲得できなかったのは妥当な結果である」と述べる一方で、女子に関しては「あれほど強いチームが金メダルを1つしか獲得できなかったのは信じられない、何か大きなミスがあったとしか考えられないものの、この不可解な結果は説明が付かない」と述べた。

出典

  1. ^ a b c d e f 「平成12年度後期全日本強化選手名鑑」近代柔道 ベースボールマガジン社、2001年2月号
  2. ^ 暴力柔道監督 園田隆二巡査部長が警視庁でやっていたこと ゲンダイネット 2013年2月1日
  3. ^ 「ZOOM IN 素顔 園田隆二」近代柔道 ベースボールマガジン社、1993年3月号、88-89頁
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m “転機-あの試合、あの言葉 第47回-園田隆二-”. 近代柔道(2006年7月号) (ベースボール・マガジン社). (2006年7月20日) 
  5. ^ 「20歳の世界チャンピオン 園田隆二に迫る!」近代柔道 ベースボールマガジン社、1994年1月号、3-8頁
  6. ^ 著名な柔道家インタビュー 園田隆二
  7. ^ 女子柔道・園田隆二前監督の「本当の評判」 週プレNews 2013年2月9日
  8. ^ アテネ金の阿武教子さん、園田監督と結婚へ 読売新聞 2010年1月5日
  9. ^ アテネ五輪女子78キロ級金メダリストの園田教子(旧姓阿武)が第1子を出産 スポーツニッポン 2011年6月6日
  10. ^ 金メダル増産狙う女子代表 苛酷な科学トレ、効果は…? MSN産経ニュース 2012年7月1日
  11. ^ 史上最強の呼び声も高い日本女子柔道、福見友子金1号となるか? サーチナ 2012年7月27日
  12. ^ 中村美里、初戦敗退…福見に続く「大誤算」 サンケイスポーツ 2012年7月30日
  13. ^ a b 吉村強化委員長「おれの責任」進退伺提出へ サンケイスポーツ 2012年8月5日
  14. ^ 柔道の篠原監督続投の意向 女子の園田監督も続投へ スポーツニッポン 2012年9月9日
  15. ^ 井上氏が男子監督に就任 女子は園田氏が留任 MSN産経ニュース 2012年11月5日
  16. ^ JOC「調査不十分」柔道告発 全柔連、追加処分も 日本経済新聞 2013年1月30日
  17. ^ 「家畜」「ブタ」「ブス」柔道女子への暴言、ここまで… スポーツニッポン 2013年3月17日
  18. ^ 女子柔道15人が暴力で園田監督告発 nikkansports.com 2013年1月30日
  19. ^ 女子柔道パワハラ:園田監督らに戒告処分 毎日新聞 2013年1月30日
  20. ^ 女子柔道暴力:園田監督が辞任の意向 全柔連に進退伺 毎日新聞 2013年1月31日
  21. ^ 園田監督が辞任…全柔連、進退伺受理 サンケイスポーツ 2013年2月1日
  22. ^ 女子柔道の園田元代表監督、明大助監督を辞任 読売新聞 2013年5月27日
  23. ^ 園田前監督を訓戒処分=柔道女子2人に6回暴力-立件は見送り・警視庁 時事通信 2013年4月26日
  24. ^ “全柔連、園田前監督ら3人を会員登録停止処分”. 読売新聞 . (2013年10月8日)
  25. ^ “【柔道】暴力指導問題の園田前監督、登録停止1年半”. スポーツ報知 . (2013年10月8日)
  26. ^ “園田前監督に異例のエール 全柔連の山下副会長”. MSN産経ニュース . (2013年10月8日)
  27. ^ 暴力指導問題で辞任の園田氏、海老沼ら所属パーク24のコーチに サンケイスポーツ 2016年4月1日
  28. ^ 海老沼匡が選手兼任コーチに 五輪2大会連続の銅 - 柔道 日刊スポーツ 2017年3月29日


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