地球圏統一連合
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「新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop」の記事における「地球圏統一連合」の解説
トレーズ・クシュリナーダ 【登場編:-|○|-|-|○】 かつてのOZの指揮官。宇宙の平和的指導者ヒイロ・ユイの甥、アインとクシュリナーダ家の令嬢アンジェリーナの間に生まれる。財団の後継者となるべき立場であったが、養父フンデルトとアンジェリーナとの間に弟ヴァンが生まれると、片方の血しか引いていない自分よりもヴァンのほうがふさわしいと、連合軍の士官学校へ入学した。士官学校では優秀な成績を収め、誰よりも優秀な将軍になると叔父のカタロニア将軍にも認められていた。当時無用の長物と言われ、自身も有効ではないと思っていたモビルスーツという兵器に、コルシカ基地でのトールギスとの邂逅に着想を得たことで、モビルスーツの戦闘理論を構築、史上初となるモビルスーツ部隊を創設するに至った。 イズミ・ターノフ 【登場編:-|○|-|-|○】 レイク・ビクトリア基地の士官候補生の青年でトレーズの最初の教え子の一人。モガディシオ攻略戦で選抜された4人の精鋭の一人で、作戦ではノインと同じくトラゴスにて間接:支援を担当した。 第一次月面戦争では4人の部下を任される形で参戦。モガディシオ攻略戦にてトレーズが担った後の兵士のための教育役を期待される。 戦術眼に優れる様で、第一次月面戦争では常に戦局を予測し行動する姿や、出撃前のブリーフィングで部下たちに熱くトレーズの作戦の素晴らしさを説く姿が見られた。 漫画『敗者たちの栄光』では、オペレーション・デイブレイク初同時に一コマのみ作戦発動を了承するセリフがみられる、この時の階級は上級特尉。 エルヴ・オゲネル 【登場編:-|○|-|-|○】 トレーズの元で共にMS訓練を受けていたゼクスの親友。かつてサンクキングダムを滅ぼしアニメ本編でゼクスが復讐を果たしたダイゴ・オゲネルの実子であるが、エルヴはゼクスの心情を理解し友好関係を続けた。反乱軍との戦いで二人とも捕虜になるが、ゼクスがミリアルドだと判明するとそのまま反乱軍の一員として共に行動するようになる。 その後優秀なパイロットとして試作機「プロメテウス」のテストパイロットを務めるようになり、ガンダム開発に貢献する。 ゼクスがトレーズとの決闘に敗れOZに戻った後もゼクスとは協力体制にあり、火星に落ち延びていたがホワイトファングと地球統一軍の決戦終了後にゼクスと会い、半壊していたエピオンを託される。しかしエピオンを狙ったディズヌフの策略で暗殺されてしまう。 ソラック・デルブリュック 【登場編:-|○|-|-|○】 トレーズの元で共にMS訓練を受けていたスペシャルズ一期生の一人。陽気な性格で第一次月面戦争では一隊を率いてゼクス隊とともに近接戦闘で多大な戦果を挙げる。 アオイ・クラーク 【登場編:-|○|-|-|-】 OZのエージェントで、ヒイロの実の母親。セイス・クラークの妻。 かつてチームアオイという特殊部隊を率いており、当時の同僚であったアディン・ロウの恋人であったが、ヒイロ・ユイ暗殺を契機に別れた。その時にはヒイロを身籠っており、アディンに出産を反対されるが出産を強行している。 ヴァンから依頼され、地下組織に潜入ガンダニュウム合金製モビルスーツ(後のウイングガンダムゼロ)の設計図の入手を図っていた。 AC186年秋のバルジ完成パーティでは、ヒイロのけなげな姿を見たことでエージェントからの引退を考えており、動揺からヴァンに直接顔を合わすことができず入手に成功した設計図をヒイロを通じてヴァンに渡すが、それが仇となりアルテミス率いる反連合軍の襲撃時にヒイロとはぐれ、バルジ内で彼を探す中宇宙空間へ放り出され死亡する。 高い身体能力の持ち主であり、それはヒイロにも受け継がれた。 セイス・クラーク 【登場編:-|○|-|-|-】 アオイの夫で、ヒイロの義理の父。トラント・クラークの年の離れた兄。リーオー、エアリーズの開発者であり、宇宙要塞バルジの設計を担当した。 安価で誰にでも扱えるというリーオーのコンセプトに反し、トールギスに先祖返りしたグライフに対しては嫌悪を露わにしており、グライフの採用を受けOZのモビルスーツ設計製造担当技師長を辞任、連合軍の技術顧問となる。 非常に優れた技術と堅実な設計はMS関係者からの評価こそ高いものの、一般人から見ると華に欠けており、正当な評価を受けられないことに対し劣等感を抱き、晩年は鬱状態となっていた。 バルジで発生したテロ事件に巻き込まれ、家族を守るためにリーオーIII型に搭乗し戦うも死亡する。ヒイロはそんな義父を尊敬しており、エージェントとして活動している間もリーオーに対し無自覚ながら愛着を感じている。 キーリア・カタロニア 【登場編:-|○|-|-|-】 サンカント・クシュリナーダの弟でドロシーの父。トレーズの叔父。 カタロニア家の入り婿であるが、当初はそれを拒否していたため、ロームフェラ財団内では変わり者とみなされている。 トレーズの士官学校時代には教官で、モビルスーツの操縦や戦略・戦術論に傾注しておりそれが後のトレーズによるスペシャルズの創設につながる。 ヴァンの後見により地球兼統一連合軍の統括元帥に就任。トレーズの軍内での後見人の役割を担う。 ノベンタ 【登場編:-|○|-|-|-】 地球圏統一連合大将。温和で平和主義な人物で、モガディシオの反乱に対し意見の対立するヴァンとベンティの仲裁を行う。攻略後、モガディシオには彼の名を冠した巨大レーザー砲が設置されるほど軍内部に絶大な影響力を持つ。 ベンティ 【登場編:-|○|-|-|-】 地球圏統一連合中将。モガディシオの反乱に際しトレーズ率いるMS部隊の投入を主張するヴァンと意見を対立させる。 ミリオン・リデルハート 【登場編:-|○|-|-|-】 連合宇宙軍総司令官。宇宙戦艦ピースミリオンの建造を計画、実行するほどの大艦巨砲主義者。 第一次月面戦争時において、アルテミスのMS隊に翻弄されマリウス・プラントを吹き飛ばしてしまう失態を演じる。その後サジタリウスに乗り込んできたアルテミスに投稿し捕虜となる。 准尉時代には戦艦ヴェルソーに司令官クラレンス・セプテムの補佐として搭乗していた。 セプテム 【登場編:-|○|-|-|○】 地球連合宇宙軍少佐。 指導者ヒイロ・ユイの片腕として活動していたアインと会談予定であったが、アインの妻アンジェリーナが誘拐され、それを追うアインが宇宙軍管轄のスペースポートに侵入した際射殺しようとする。 後に指導者ヒイロ・ユイの殺害をアディンに依頼した。 第一次月面戦争時には地上軍統括本部詰めの参謀として参戦。実質的な敗戦にトレーズが参加した記録を残したくないヴァンの意向を受け手柄を譲られ短期間で准将にまで異例の出世を遂げる。 その後L3方面軍指揮官を経て暗殺されたドッツエントの後任としてバルジ要塞指揮官に就任。報復として、無実の民衆を含む捕虜の公開処刑を行おうとし、第二次月面戦争のきっかけを作る。 第二次月面戦争はスペシャルズの介入もあり膠着状態となるが、癒着しているバートン財団との関係を悟られないためにトロワ・バートンとの連合軍将兵の捕虜交換を受け入れ終戦する。 シェーシチ・オネゲル 【登場編:-|-|○|-|-】 地球圏統一連合軍、海軍第三艦隊司令官。圧倒的戦力で反乱軍をサンクキングダムもろとも壊滅しようとするが、カテリナの駆るワイバーンの活躍によって敗北し、艦隊の大部分を無傷で鹵獲されてしまう。 失態を挽回しようと、外交的手腕を用いて第四・第五艦隊と反乱軍の会戦直前に、カテリナとワイバーンの制御AIであるサムをロームフェラ財団の会合に呼びだすことで無力化しようとするが、サンカントに見抜かれサブリナと本物のサムが出席することで策は崩れ、再び大敗のきっかけとなってしまう。 彼の挫折が、この後三代にわたって続くピースクラフト王家とオネゲル家の因縁の端緒となる。 クラレンス・セプテム 【登場編:-|-|○|-|-】 少佐。戦艦ヴェルソーの司令官として、新鋭機ジュゴンを持って地球降下を図るカテリナを待ち受けるが、あっさりとそれを許してしまう。上記のセプテムとの関係は不明。 ドッツエント 【登場編:-|-|-|-|○】 地球圏統一連合宇宙軍准将。バルジ要塞指揮官。思慮に欠け頑迷な典型的な無能な人物で、廃棄コロニーの事故ではその性格ゆえ後手に回り被害を拡大させたうえ、バルジ砲の連続発射でさらに被害を増やしかねなかったが、アディンらの活躍により回避された。 極度の高所恐怖症のため航空機が苦手であり、月面での移動は常にバギーで行うという臆病な一面を持っている。 対宇宙強硬派でレジスタンスの暗殺対象となっており、最後はバルジ内部に潜入したディオ(ファザーマックスウェルの前身)により暗殺されるが、これがセプテムのバルジ要塞司令の着任と公開処刑の実施を招き、第二次月面戦争へとつながることとなる。 ブローデン・ディエス スペシャルズの二級特尉。第二次月面戦争では8機編成のスペースエアリーズ隊を率いて参戦するも、静かの海において五飛の乗るトールギス始龍と遭遇。瞬く間に5機の部下を失い撤退する。 撤退中に偶然獠牙救出作戦中の竜姉妹の操る魔王と遭遇。撤退中のためブローデンには交戦の意図は無かったが逸った部下が魔王に攻撃をしかけ、相打ちで胡蝶を殺害してしまう。部下との交戦後走り去る魔王を追撃することなく撤退する。
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地球圏統一連合
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「アフターコロニーの勢力」の記事における「地球圏統一連合」の解説
A.C133年にコロニー間での紛争を阻止するために発足した。それと同時に統一連合軍も創設される。もともと紛争解決を名目にした組織であったが、紛争が下火になると組織存続のために小国や宇宙コロニーを軍事力で屈服させるなどの暴走行為が行われていく。そのため、連合を構成する各国の政治経済を軍国主義で圧迫するまでに至っていた。地球圏統一連合軍内部にはOZが隠れ蓑としている「スペシャルモビルスーツ部隊」(スペシャルズ)も存在する。 物語当初は地球全土と宇宙コロニーを支配下に置いている非常に大規模な軍事力を誇る勢力として君臨していたが、ニューエドワーズ基地での総司令官ノベンタや地球方面軍司令官ベンディを始めとする上層部がガンダムパイロットにより死亡、宇宙方面軍司令官セプテムもOZに暗殺されたことから統一連合軍の首脳陣が壊滅。その混乱に乗じて決起したスペシャルズ(OZ)のクーデターにより、地球上の拠点は各基地が状況把握すら出来ないまま、OZに各個撃破されてしまう。 その後も宇宙軍はコロニーに駐留を継続し、支配権を強めていたがOZの宇宙用モビルスーツ「トーラス」とモビルドールシステムの圧倒的な性能の前に徐々に駆逐されていく。 コロニー革命集団「ホワイトファング」が決起すると連合軍残党の一部はホワイトファングに加わった者がいた模様である。また、地球上の連合軍残党にはサリィ・ポォに協力した元連合深海部隊など反OZゲリラと化している部隊も存在する。 コズミック・イラにおいても同じ概念の組織が登場するが、関係はない。
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地球圏統一連合
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「新機動戦記ガンダムWの登場人物」の記事における「地球圏統一連合」の解説
本編開始時点で地球全土を統合し、全ての宇宙コロニーを軍事制圧していた組織。最高司令官の下に「宇宙方面司令部(宇宙軍)」、「地球方面司令部(陸・海・空軍)」、「SMS(=OZ/宇宙MS隊・地上MS隊)」が置かれている。
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