指導者ヒイロ・ユイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:34 UTC 版)
「新機動戦記ガンダムWの登場人物」の記事における「指導者ヒイロ・ユイ」の解説
Heero Yuy 故人。暴力に頼らない完全平和主義を唱え、コロニー間の代表として選出される。ヒイロ・ユイの支持者はコロニー全体に広がり、宇宙移民者の意思統一が実現しつつあった。コロニーの自治権を得るための交渉のため連合にも赴いていたが、その存在を危険視するOZ(もしくは連合)に手によって暗殺される。死後、彼の願いもむなしく、連合とOZによって宇宙への統制は逆に強化されてしまう。 非暴力運動によるコロニー独立自治を唱えた、伝説的な指導者である彼の名前が、地球政府への武力抵抗のために送り込まれた工作員の少年にコードネームとして与えられたのは、ある意味皮肉な事ではある。しかし、このコードネームは同時に「真のオペレーション・メテオ」を行わない旨をその少年に伝える意味もあった。 また、後にOZがコロニー統治のために宇宙に進出した時には、その布石として、コンピューターで閲覧できるコロニーの歴史から、ヒイロ・ユイの暗殺事件の記録が抹消されていた。 『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』でも過去の回想に登場している。 AC145年当時の学生時代は19歳にしてハイスクールの臨時講師を任されるほど秀でた青年であったが、熱意が欠落していたために『極端な合理主義者』と周囲から囁かれる程淡白な性格だった。しかしドーリアン家の養女となったカテリナ・ピースクラフトの家庭教師を引き受けた事で彼女と出会い、次第に自分の考えを見つめ直すようになっていく。 同年冬、カレッジで行われた学生運動に参加。この時、地球側の代表であるサンカント・クシュリナーダと会談し、後にコロニー代表と地球側の代表が互いを認め合う因縁を生み出している。 その後はコロニー市民の権利確立のために数多の政治活動に身を置いてきたが、AC173年春、非暴力と非武装によるコロニー独立を発表(後の『宇宙の心宣言』)。しかしこの事が連合により一層の危機感を抱かせてしまい、AC175年4月7日、セプテムの依頼を受けたアディン・ロウによって暗殺されてしまう。 家族は姉のヒカル・ユイ(AC152に暗殺される)、ヒカルの実子にして後にトレーズ・クシュリナーダの父となる甥のアイン・ユイがいる。 目次へ移動する
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