指導者・元選手等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 22:05 UTC 版)
「ガンバ!Fly high」の記事における「指導者・元選手等」の解説
岬 絵莉(みさき えり) 声 - 本多知恵子 平成学園女子体操部の鬼コーチ、後に同校体育教諭。田所誠治の一人娘であり、田所のお婆ちゃんの孫娘に当たる。1969年度生まれ。父の死後、母・秋子の再婚によって岬姓となる。典型的ツンデレキャラかつ、重度のファザコン。男っ気がないことを少々気にしている節があり、作中では度々「行き遅れ」とからかわれた。外伝では中学1年生時の三バカにナンパされたことがある。 実力のない男子選手を蔑視していたが、懸命に努力する藤巻たちの姿を見て、次第によき理解者となる。 アンドレアノフとの出会いはお婆ちゃん宅での入浴中の鉢合わせ。なお、番外編で幼少時に面識があったことが判明する。当初はその大胆さを嫌っていたが、後に強い想いを寄せ合うことになり、最終話で結婚。その後、ロシアへ移住。2001年に、長男ミハイルが誕生した。外伝収録の後日談によれば、15年が経過してもロシア語が喋れないという。 田所(たどころ)のお婆ちゃん 声 - 堀絢子 平成学園の躍進を支えた影の立役者。第二次世界大戦で夫と死別。一人息子の誠治が体操競技をすることについて、快く思ってはいなかった。誠治の死後は隠居生活をしつつも、息子の遺志を継いで近所の子供たちに体操の楽しみを教えていた。平成学園とはひょんなきっかけで出会うことになり、平成学園メンバーにそれぞれの代名詞となる必殺技をマスターさせる等、大きな影響を与える。2016年時点でも存命である。 田所 誠治(たどころ せいじ) 声 - 千葉一伸 田所のお婆ちゃんの息子。1945-6年頃生まれ。将来を嘱望され、1970年世界選手権(リュブリアナ大会)にも出場した選手だったが、練習中に膝関節を損傷したため引退を余儀なくされた。実家の庭に鉄棒をつくり、「金メダリストを育てる」ことを新たな夢としていた。1972年頃、交通事故により死去した。誠治の「楽しい体操」は、旧ソ連の選手で勝利至上主義だった当時のアンドレアノフに多大な影響を与えた。 彼の形見でもある“研究ノート”には先進的な技術・新技が多数記されており、“夢のプロテクター”は藤巻によってシドニーオリンピックで使用された。 日本代表チームの仲間に山田三郎・剣物永造(モデル・監物永三)ら。大学時代からの親友に町内会長の隆(ヤスダスポーツ勤務)がいる。 セルゲイ・アンドレアノフ 声 - 村山明 ロシアの元体操選手で、モントリオール五輪の個人総合金メダリスト。コーチを始めた当初は中国で女子選手(児童)を指導していた。田所誠治に深い恩があり、田所家を訪問したのがきっかけで平成学園男子体操部のコーチとなる。楽しい体操をモットーとし、成長するまで彼らを支えた。 普段は「酔っぱらった外人」であるが、体操については技術のみならずメンタルまで高い指導能力を発揮する。藤巻らが、シドニー五輪一次選考を通過したことをうけて、自分自身の体操を見つけて欲しいと、離日する。 モデルはニコライ・アンドリアノフで、連載当時、来日して塚原直也を指導していた。 陳 清華(ちぇん ちんふぁ) 声 - 天野由梨 アンドレアノフがコーチとなってから初めて体操を指導した少女。当時10歳で明るい笑顔が印象的だった。しかし、後任の李東生による極端な食事制限・プレッシャーにより皮下脂肪はギリギリまで落ち、少女の頃の面影は無かった。その後、演技中に健康を害し、以来体操が出来なくなってしまった。その後、健康を取り戻し、日本で体操を教えており、ジュニア大会会場でアンドレアノフと再会。彼に感謝の意を伝えた。アニメでは大会会場に現れず、大会後に李東生がアンドレアノフに居場所を教えると話している。 大沼 重昭(おおぬま しげあき) 声 - 辻親八 「伝説の補助師」とも呼ばれている老人。知ったかぶりの貝塚の鼻をあかして、いつの間にか解説者になる。また、藤巻の補助師として活躍した上野は彼の愛弟子でもある。田所や、岬の現役時代にも補助を務めている。 李 東生(りー とうせい) 声 - 銀河万丈 中国人のコーチ。かつての中国体操界のエース。引退後はコーチをし、選手に過酷な食事制限・トレーニングを課す一方、彼の思い通りに演技が出来ないと、演技中の選手を引きずり出したり、体操スクールをやめさせていた。コーチのやり方に反する者は許されない。 当初は他を批判する言動ばかりが目立ったが、その後はやや柔軟な見方をするようになり、世界で活躍するようになった嵯峨を見て、笑顔を浮かべていた。 外山(そとやま) 声 - 菅原正志 全日本ジュニアチームのコーチ。藤巻の「他人の視界が見える」能力を知り、最初期に才能を見抜いた。 剣物 永造(けんもつ えいぞう) 声 - 大滝進矢 日本体操協会役員。藤巻を世界ジュニア代表に推す。 名前の由来は監物永三から。 古屋 達造(こや たつぞう) 日本体操協会役員、嵐雲高校体操部監督。堀田の才能を愛し、何かとかばってきた。交歓試合後、平成学園の「楽しい体操」を認め、日本トップ選手の新技練習に招待する。 上総 英賢(かずさ ひでまさ) 日本体操協会役員。「楽しい体操」を「気楽な体操」と曲解し、平成学園を敵視する。 山田 三郎(やまだ さぶろう) アジア大会時の、日本チーム監督。現役時代は滞空時間の長さから「ムササビ山田」の異名を取った。「信じられない事件」を起こしたため五輪出場は叶わなかった。外見はヤクザそのもの。 徳丸 大三郎(とくまる だいざぶろう) シドニー五輪時の、日本チーム監督。「オーダーの魔術師」の異名を取り、選手の心理を把握する能力に優れる。 新林 卓(しんばやし すぐる) シドニー五輪時の、日本チームコーチ。パソコンを活用したデータ分析にこだわり、確実性を追求する。
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