佐藤家の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 08:37 UTC 版)
ドラ(ドラちゃん) 左目に傷がある放浪の野良猫。少しふっくら系。ポヨをライバル視しており、度々戦いを挑んでいる。食べるのがポヨより早い。強面と称される顔をしているが、「きゅるーん」というおねだり鳴きがポヨより可愛い。野良猫の為クールな性格。ポヨに〆られる前はクロに怪我をさせたり、英の焼き魚を奪ったり(萌曰く、これぞお魚くわえたドラ猫)していた。雨の日には佐藤家に居候する他、度々佐藤家でごはんを食べている。 カラス(荒くれ) 英が怪我をしながらも助けた額に十字傷を持つ荒くれカラス。ある時、石を投げつけられた模様で羽が折れて飛べなくなっていたのを英に助けられた。保護されてしばらくは餌も食べなかったが、ポヨの活躍により餌も食べるようになり、羽も治癒した。完治間近の頃には佐藤家に懐いてポヨの鳴き真似をしていた。治った後はお礼のように宝物のラムネのガラス玉を英の頭に落とした。それ以降はポヨの近くにいる。後にカエルの鳴き声を覚えてポヨをビビらせたがバレてブチ切れられ追いかけられたが飛んで逃げた。 萌の友人の女性 萌の親友で、名前は不明。萌と思考回路が非常によく似ている。ポニーテールにカチューシャをしていて眼鏡をかけている(本人曰く眼鏡は防具)。眼鏡を外すと目が3の字である。旦那様と子供がおり、旦那様を選んだ理由はムニムニした人が好みだったからである(なお、ムニムニ好きは子供に継承されている)。大の猫好きで、「おかめ」という猫を飼っている。見た目はヲタクな感じだが、萌と共に海に遊びに行ったりするなど、アクティブな面もある。 おかめ おかめ系の模様の猫(雌)。萌の友人の飼い猫で、飼い主やその子供からキスをされたり顔を口に入れられる愛情表現をされている(子供は別場所を咥える感じ)。一人称は「あたし」。飼い主の眼鏡はそこまで好きではなく、匂いを嗅ぐとフレーメン現象を起こす。 お坊さん 茂の友人のお坊さん。ポヨに好かれている。昔、バイク乗車時に飛び出して来た猫を交わして田んぼに転落して溺れ死にかけたトラウマから猫恐怖症。(その時助けてくれたのが茂だった)だが、田んぼで溺れ死にかけたのはトルエンでラリっていた為の自業自得。昔はかなりの悪タレ暴走族で、仇名は「ちくばパープルラインの暴走スキンヘッド」。般若心経のサビが好き(その影響で、父・茂が一時期的だがお風呂で般若心経のサビを歌い出し家族をビビらせた)。 山下 マキ(やました マキ) 声 - 千葉芙美香 英のクラスメートで英・鈴木とはいつも行動をともにする仲良し3人組。17歳。筋肉フェチで犬フェチ(オオカミも守備範囲内)のフェチっ子。英に恋心を抱いている。名前が片仮名だが、本人曰く名前は漢字になるかもしれなかったらしく、両親が名前の漢字で対抗していたが何故か腹の中のマキが怒った為に片仮名になった。 犬の「つくだに」を飼っているが、名実共に「舐められている」。つくだにがいたずらや不始末をやらかしそうな時が分かる(マキ曰く「熟年夫婦みたいな感じ」)。散歩の途中、佐藤家に立ち寄ることも多い。 家は地元で人気上昇中の洋菓子店「グーゲルポップ」。両親と3人の兄がおり、母以外はいずれも菓子職人。3人の兄は「グーゲルポップ」の跡取り争いの末父に叩き出され、他の洋菓子店にて修行中。マキに対して親馬鹿の父と兄馬鹿の兄達は、英や他の男を敵視してマキに近づけたがらない(萌に似た境遇である)。中学時代は今より少し髪が長かった。家が洋菓子店のため、両親は当初つくだにを飼うことに難色を示していたが、マキが自分で世話をすることと高校受験先を母親のお薦め高校にすることで妥協した(それが英も通う今の高校だったので、マキは喜んでいる)。 後日談では都内の大学の商学部に進学し実家から電車通学をしている。髪型は中学時代のようなロングヘアになっている。英との仲は相変わらずのようだが「ロングでもショートでもマキちゃんはかわいい」と言われ恥ずかしさのあまり悶絶していた。 つくだに(つく) マキのペットの雑種犬、雄。マキから呼ばれる時は基本的に愛称の「つく」(萌はつくちゃん、つくだにちゃんと呼び、英はつくだにと呼ぶ)。飼い主のマキをなめている。散歩と食べ物が大好きで飼い主に似てアクティブ。散歩で毎回マキを引っ張り回して引き摺り(マキは何度も転んでおり、足を捻ったことも)、パンや腐った魚などの落ちた食べ物を拾う。ベロベロと顔など舐める犬で、マキの顔は良くよだれパック状態になっている。大きな音が苦手で雷や花火を怖がるが、留守電や選挙カーは怖がらない。嬉ションをしたことがある。マキ一家が旅行の際に佐藤家に預けられた際は、電池切れのおもちゃのように元気を無くして玄関の前に伏せていた(マキが迎えに来た後は、萌が2時間かけて作ったご褒美を5秒で完食した)。名前の由来は毛色が祖母が送ってくる佃煮に似ているから。マキの友人宅で生まれ、両親兄弟がハンサムなのに対し目ヤニ付きで不細工だった為に目立ち、マキに気に入られ貰われた。 鈴木 浩太(すずき こうた) 声 - 室元気 英のクラスメートで英・マキとはいつも行動をともにする仲良し3人組。17歳。お気楽系。雪の日に車で英を学校に送った萌の姿を見て以来、萌に憧れている。浩太という名前の由来は本人によると在り来り(名前の意味を調べた英とマキは鈴木を見て納得していた。)。7巻で名前が鈴木一になっているが理由は不明。 ハムスターの「大福」を飼っている。動物系、創作系の同人誌作家でデザインも上手。かなりの大手作家らしく、ファンも多い。良くイベントに参加し、大福にかかる費用を自力で稼いでいる。 夢はハムスターを増やし、大福一家のアパートを作ることだが、溺愛のあまり、見合い話をことごとく却下するという矛盾した行動を取ってきた。 しかし、最近大福に気に入った相手(オスのハムスター「つくね」)ができてしまい、泣く泣く交際させている。ネズミ科の動物萌え。それ故かは不明だがおやつを部屋に隠す癖がある。パソコンを駆使して大福ののサイトを作ったり、ハムスターのカレンダー(しかも日めくり)や4コマ漫画を作るのが趣味。ポスター製作も得意で年賀状は大福完食シリーズと呼ばれている(丑年は粘土で作った穴あきチーズ、戌年にはドッグフードを大福が食べている)。 夏休みや冬休みはコミケ用同人誌の作成で修羅場となるため、英達のような学生らしい夏休みとは無縁の生活に陥り、半死半生となることも多い。通販作業の手伝いを英とマキに頼んだこともある。 後日談では都内の美大に進学し一人暮らしをしている。アフロヘアにド派手なサングラスをかけた姿で英とマキを呆れさせた。念願の彼女ができた模様。 大福(だいふく) 声 - 室元気 鈴木のペットでパールドワーフハムスターの雌。ヒマワリの種が大好きでハムスターフードは嫌い(後に無添加ナッツを好むようになった)。彼氏の名前はつくね(その兄弟姉妹は「からあげ」と「にたまご」、飼い主は綺麗な既婚お姉さん)。一度だけ鈴木の筆箱を別宅化して学校に連れて行かれたことも(鈴木が小屋を閉め忘れた挙句寝坊して慌てていた為に気づかなかった)。画鋲を頬袋に入れたりホッチキスの失敗針を別荘に持ち込んだりコードを齧ったりと危険な事をしたり、サクランボが貰えなかったり(鈴木が間違えて全部食べた)する。何度か冬眠しかけては鈴木を心配させている他に脱走後、トイレの水の中に落ちていたのを発見されたことがある。さらには台風で起きた停電で行方不明になったり(明け方に鈴木の脇の下にいた)、蛆の沸いたクリームパン(鈴木曰く、隠した後に「行方不明だった」)を引っ張り出したり、バレンタインデーに鈴木の腹の上に頬袋からアーモンドチョコを出したり(3年前にタンスの裏に落としたもの)棒状のおやつを横向きに頬袋に納めて小屋に戻ろうとしてつっかえたりもした。最終的には檻をかじりまくった上に尖った部分で口を切り流血、衣装ケースを改良した小屋に移らされては小屋中を走り回ってポヨのような筋肉質に変化している。後につくねとの間に7匹の子ハムが産まれた(つくね似が4匹、大福似が3匹)。大福の散歩は英曰く「プールの監視員の気分」。名前の由来は、鈴木が大好きな老舗の大福から。飼い始めた経緯は、マキや英の動物話を聞いて羨ましくなった鈴木が、気づいた時にはペットショップで購入していたというもの。 杉田 ハナ(すぎた ハナ) 声 - 神谷明 佐藤家の隣家に住む一人暮らしのおばあちゃん。髪色はグレー(だが漫画内では黒かったり白かったりしていて不明)。実は入れ歯で驚いた時には勢い良く飛び出す。佐藤家とは長い付き合いで、佐藤母の緑と茂とのデート話を聞いたり、緑が入院した時は2人を預かって料理を教えたり、茂に晩御飯を作ったりしていた。若い頃はシロ(既に他界)という猫を飼っていた。詳細は不明だが兄がいる(戦時中の回想シーンより)。クロの性癖を知らず、クロが懐いているポヨのことを雌だと思っている。時々萌や近所の主婦達に料理を教えたり、クロや近所のペット達に衣装や首輪を作ったりしている。70歳を越している小柄な老人だが、年の功&激動の時代を生き抜いた戦中派なだけあって、ちょっとのことでは驚かない強い一面も。宝塚のファンで、ファンレターを書いたり追っかけもしている。正月などの節目に息子夫婦が帰って来るのを楽しみにしているが、幼い孫達がクロをおもちゃにするため、その時期だけはクロを佐藤家に預けている。若かりし頃はサラサラヘアーの美少女だった。夫(死別)とは見合い結婚だった。寝オチしているおばあちゃんを見た萌は、息をしているか確認して「スリリング」と称した。15巻にて盲腸になり、めくるめく初めての体験をした。 クロベエ(雄:愛原クロ) 声 - 三宅麻理恵 ハナおばあちゃんの飼い猫。その名の通りの黒猫だが、鼻からデコルテにかけての部位と四肢の先端が白い。手先が器用でドアノブ含むドア開けが上手。 同性愛者のゲイ猫で、同性のポヨにしょっちゅう抱きついては腰を動かし(英にもやり、一度鈴木にもしている他、修理屋の男性にもやらかして修理屋の男性をビビらせた)、英や鈴木、挙句には獣医や修理屋の男性にも好意を示す無類の男好き。 おばあちゃんの家に孫達が来た時は追い回されておもちゃにされるので、孫たちが帰るまで佐藤家に避難する。 子猫時代、母猫の飼い主だった若い女性によって駐車場に捨てられた経緯から、女性にトラウマを抱いた事で同性愛者となりハナおばあちゃん以外の女性と車が大の苦手(女性嫌いは萌などと関わった事で大分ましになったが、車嫌いに関しては現在もある)。萌が海苔を髭にして低い声を出した時は不思議そうに臭いを嗅いでいた。 単行本2巻において、動物病院からの処方箋に「愛原 クロ」とあり、これがフルネームと考えられるが、後に判明するおばあちゃんの苗字(前述)とは違っており、その理由は不明。エリとはポヨを巡るライバルだが、エリが高所から降りられずにいた際には救出を試みていた(結局2匹揃って落下し、エリの下敷きになって負傷していた)。 後日談ではエリとの間に子供(毛色はクロベエ、目の色はエリそっくり)がおり、マキと鈴木を驚愕させていた。 シロ ハナおばあちゃんの元飼い猫。名前通りの白猫。子供の頃のハナおばあちゃんに厳しく教育的指導(手荒い扱いに対して爪や歯を立てる)していた(尻尾を掴んでぶら下げた際に教育的なな指導で噛み付いた跡はかなり深く噛み付いたのか未だにおばあちゃんの腕に残っている)。戦時中の体験のせいで籠嫌い。名前の由来は、おばあちゃんはずっと白猫だからシロだと思い込んでいたが、実は城山さんから貰ったからシロだったことを50年以上たってから知って驚いていた。
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