ネズミ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/28 19:44 UTC 版)
ネズミ科 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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モリアカネズミ
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Muridae Illiger, 1811 |
ネズミ科(学名:Muridae)は、ネズミ目ネズミ上科の科のひとつ。家ネズミのハツカネズミ・クマネズミ・ドブネズミ(ペットとしてのファンシーラットを含む)、野ネズミで日本固有種のアカネズミ・ヒメネズミ、スナネズミ等が属する。総じて強い繁殖力を持ち、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアなど、南極大陸を除く世界中ほとんどの地域に生息する。
ネズミ科の定義
ネズミ上科の科分類には諸説あり、科が統合された場合、模式であるネズミ科の名前が優先されるため、分類によってネズミ科の範囲が異なることになる。
1993年Wilsonらは、キヌゲネズミ科 Cricetidae をネズミ科に統合しシノニムとした。
このほか、ネズミ上科にネズミ科のみを認める分類もある。
亜科
(狭義のネズミ科は)5つの亜科に分かれる。約150属730種。
- トーゴキノボリマウス亜科 Leimacomyinae 1属1種
- コンゴキノボリマウス亜科 Deomyinae 4属42種
- アレチネズミ亜科 Gerbillinae 16属103種
- ネズミ亜科 Murinae 126属561種
- カローネズミ亜科 Otomyinae 3属23種 ネズミ亜科に含めることも。
脚注
- ^ Aghova, Tatiana; Kimura, Yuri; Bryja, Josef; Dobigny, Gauthier; Granjon, Laurent; Kergoat, Gael J. (2017). Fossils know it best: using a new set of fossil calibrations to improve the temporal phylogenetic framework of murid rodents (Rodentia: Myomorpha: Muroidea: Muridae). p. 16. doi:10.1101/180398 2018年8月29日閲覧。.
参考文献
- 金子之史 (2006) ネズミの分類学. 東京大学出版会, 東京: 54-67.
- Wilson, D. E. and D.-A. M. Reeder (2005) Mammal Species of the World: A Taxonomic and Geographic Reference. 3rd ed. Vol.1 and 2. The Johns Hopkins Univ. Press, Baltimore.
外部リンク
ネズミ科
「ネズミ科」の例文・使い方・用例・文例
- トガリネズミ科の標準属:トガリネズミ
- トガリネズミ科の1属
- ハリネズミ科の標準属:ハリネズミ
- ネズミ科の一つである齧歯動物
- 野原・牧草地に生息し、短い尾とがっしりした体に目立たない耳を持つキヌゲネズミ科、(特にハタネズミ属の)様々なネズミのような各種の小型齧歯動物
- キヌゲネズミ科の1属
- キヌゲネズミ科の標準属:旧世界産のハムスター類
- トビハツカネズミ科の標準属
- 齧歯目トビネズミ科の標準属
- 齧歯目ホリネズミ科の標準属
- 外側に大きな頬袋を持ち、穴に住む、ホリネズミ科の齧歯動物
- 齧歯目テンジクネズミ科の標準属:テンジクネズミ類
- メクラネズミ科の標準属
- ネズミ科(ラットおよびマウス)の仲間の、ネズミ科(ラットおよびマウス)の仲間に関する、または、ネズミ科(ラットおよびマウス)の仲間よって伝染される
- ネズミ科疫病
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