おくとは? わかりやすく解説

おく【億】

読み方:おく

[音]オク(呉)

学習漢字4年

数の単位一万倍。「一億千億

数のきわめて多いこと。「億兆億万巨億

名のり]はかる・やす

難読億劫(おっくう)


おく【億】

読み方:おく

数の単位1万1万倍。10の8乗。古く10倍とも。

数がきわめて多いこと。「—長者


おく【奥】

読み方:おく

【一】

入り口・表から中のほうへ深く入った所。「洞窟の—」「引き出しの—を探す

家屋の、入り口から内へ深く入った所。家族起居する部屋また、奥座敷。「主人は—にいます」「客を—へ通す」

江戸時代将軍大名などの城館で、妻妾(さいしょう)の住む所。「大(おお)—」

表面現れない深い所。内部。「言葉の—に隠され本音

心の底内奥(ないおう)。「心の—を明かす

容易に知りえない深い意味。物事神髄までの距離。「—が深い研究

㋓芸や学問などの極致として会得されるもの。奥義秘奥。「茶道の—を極める

行く末将来

伊香保ろの沿ひの榛原(はりはら)ねもころに—をなかねそまさかし良かば」〈万・三四一〇〉

物事終わりのほう。特に、書物手紙巻物などの末尾

「—より端へ読み、端より—へ読みけれども」〈平家・三〉

2㋑から》身分の高い人が自分の妻をいう語。また、貴人の妻の敬称奥方夫人。→奥さん奥様

「この—の姿を見るに」〈浮・一代女・一〉

【二】《「道の奥」の意》奥州みちのく

風流の初(はじ)めや—の田植うた」〈奥の細道


おく【屋】

読み方:おく

[音]オク(ヲク)(呉)(漢) [訓]

学習漢字3年

[一]オク

住まい。いえ。「屋外屋内家屋社屋書屋廃屋茅屋(ぼうおく)・陋屋(ろうおく)」

やね。「屋上

[二]〈や〉「屋敷屋根母屋(おもや)・楽屋問屋(とんや)・納屋(なや)・長屋部屋(へや)」

名のり]いえ


おく【憶】

読み方:おく

常用漢字] [音]オク(呉) [訓]おもう

いろいろなことを思いやる。「憶念/回憶・追憶

心にとどめて忘れない。「記憶

おしはかる。「憶説憶測


お・く〔をく〕【招く】

読み方:おく

[動カ四]まねく。呼び寄せる

月立ちし日より—・きつつうち偲(じの)ひ待てど来鳴かぬほととぎすかも」〈四一九六


お・く【措く/×擱く】

読み方:おく

[動カ五(四)「置く」同語源》

やめる。中止する控える。「筆を—・く」「その話はちょっと—・いて」「感嘆—・くあたわず

除く。のける。さしおく。「君を—・いて適任者はいない」「何はさて—・き」


お・く【置く】

読み方:おく

[動カ五(四)

人や物をある位置・場所にとどめる

㋐そこに位置させる。「要所見張りを—・く」「手をひざに—・く」

㋑ある状態にすえる。「目的を—・く」「重点を—・く」

㋒心をそこにとどめる。「信を—・く」「念頭に—・く」

人をある立場につかせる

㋐雇う。抱える。「タイピストを—・く」

同居させる。「下宿人を—・く」

ある場所に残す。残しとどめる。「家族郷里に—・いて働く」

新たに設ける。設置する。「事務所を—・く」

時間的空間的に間を隔てる。「一日—・いて行く」「一軒—・いた隣」

その状態を続けさせるそのままにする。「この肉は明日まで—・くと腐る」「ただでは—・かない」

預け入れる差し出す。「抵当を—・く」「質に—・く」

算木などの用具位置決めて計算する占いをする。「そろばんを—・く」

蒔絵(まきえ)や箔(はく)を施しつける。「金箔を—・く」

10 相手に対して心を配る。気がねをする。→気が置けない

「我に心—・き、ひき繕へる様に見ゆるこそ」〈徒然三七

11 露・霜などが降りる。「に—・く露」

12補助動詞多く動詞連用形、または、それに助詞「て」を添えた形に付く。

今後用意のために、あらかじめ…する。「話だけは聞いて—・こう」「この程度のことは勉強して—・くべきだ」「名前は仮にAとして—・こう」

㋑その状態を続けさせるそのままにする。「窓を開けて—・く」「言わずに—・く」

[可能] おける

[下接句] 朝雨馬に鞍(くら)置け一目置く重きを置く風上(かざかみ)に置けない眼中に置かない木にも草にも心を置く気が置けない奇貨(きか)居(お)くべし・草木にも心を置く算を置く歯牙(しが)の間(かん)に置く・下にも置かない・質(しち)に置く・借金を質に置く隅に置けない赤心(せきしん)を推(お)して人の腹中(ふくちゅう)に置く・算盤(そろばん)を置く・泰山(たいざん)の安きに置く・念頭に置く間を置く胸に手を置く


おく【臆】

読み方:おく

常用漢字] [音]オク(呉)

心のうち。「胸臆

気おくれする。「臆病・臆面

あれこれおしはかる。「臆説臆測臆断


お・く【起く】

読み方:おく

[動カ上二]「お(起)きる」の文語形


おく

方言共通語使用例または説明
おく晩生今頃 背 たーけぇなって おめぇさん おくらねー」(今頃 背が高くなって 貴方は晩生 ですね)。おくは遅く成長する様。早生反意語だが動植物成長だけでなく、人にも用いる。

おく

京ことば意味
おく とどめる     *参拝だけでおく

おく’

但馬方言共通語用例備考
おく’ 客間 お客さんが来なるしけー(来られるから)、おくの掃除をしてくるわ。

おく

仕事終える(→あがる)
例「もう、おいてよ」=「もう(業務を)終わってね」
例「おくかえ」=「終わりにしますか」

読み方:おく

  1. 楽屋

分類 演劇


置く

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尾久

読み方
尾久おく

読み方
おく

おく

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 01:48 UTC 版)

美濃弁」の記事における「おく」の解説

【動】やめる。やめておく

※この「おく」の解説は、「美濃弁」の解説の一部です。
「おく」を含む「美濃弁」の記事については、「美濃弁」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「おく」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

おく

出典:『Wiktionary』 (2021/07/31 02:05 UTC 版)

動詞

おく【置く、措く擱く

  1. ある場所に安定させ、運動止める
  2. 設置する。設ける
  3. 設定する。仮定する。
  4. 残す放置する。
  5. 除外する。
  6. 隔てる
  7. 補助動詞結果きちんと残るようにする。
  8. 補助動詞放置するそのままにする。
  9. 補助動詞前もって~する。
  10. 補助動詞)一応~する。

活用

発音(?)

東京式アクセント
オ↗ク
京阪式アクセント
オク

翻訳

名詞

おく

  1. 中へ深く入った
  2. 入り口から遠い
  3. 建物表口から遠い日々生活している
  4. 特に江戸時代将軍大名旗本などの屋敷で、主人日常生活場所夫人奥女中などが住む。将軍家の場合大奥ともいう。
  5. 表面表れない部分容易にはうかがい知れない部分
  6. 主として身分高い人が自分の妻をいうまた、身分高い人の妻に対す敬称奥様おくさま
  7. 文書手紙などの終わり部分
  8. 将来行く末遠い先。
  9. から遠い特に奥州みちのおく
  10. 姓氏一つ

発音(?)

オ↘ク

動詞:起く

おくく】

  1. 眠りから起きる。目覚める

活用

お-く 動詞活用日本語活用
カ行上二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
くる くれ きよ

語源

日本祖語 ku

発音(連体形)

三拍動詞二類

平安時代
うぉく↗る
南北朝時代
うぉ↘く↗る
室町時代
うぉ↘くる
江戸時代
お↘くる

動詞:置く

おく【置く、措く

  1. や露が)りる。
  2. 設置する。安置する。
  3. そのまま状態にする。
  4. てる。
  5. へだてる。間隔ける。
  6. 模様をつける。
  7. 動詞連用形付いてあらかじめ〜する。

活用

お-く 動詞活用日本語活用
カ行四段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

発音

二拍動詞一類

室町時代以前
↗うぉく
江戸時代
↗おく

名詞

おく

  1. なかふかはいった所。
  2. 心底心中
  3. 物の末尾。特に手紙てがみなどの最後部分
  4. 貴人つま居間いま
  5. 貴人の妻。
  6. 将来未来
  7. 陸奥みちのく奥州







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「おく」の例文・使い方・用例・文例

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