プロジェクト・セイレーネ シスクード

プロジェクト・セイレーネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/09 05:13 UTC 版)

シスクード

諸元
シスクード
SISQUIEDE
型式番号 LRX-077
所属 ティターンズ→エゥーゴ
建造 ライプチヒ研究所
頭頂高 23.0m
重量 38.1t
武装 Iフィールド・ランチャー
(メガカノン、ロングレンジビームライフル)
ビームサーベル
搭乗者 ジークフリード(シグ)・ウェドナー

ティターンズが開発し、エゥーゴに強奪された護衛用迎撃試作MS。 名前の意味は「左腕の盾」。

ティターンズが進めていた「プロジェクト・セイレーネ」における中心となるMA・テラ・スオーノの護衛機としてデスパーダと同時期に開発された兄弟機である。目的ポイントへ高速で移動し、敵の攻撃を広範囲にわたって無効化する任務が与えられ、いわば物量戦対策を主とする機体といえる。デザインはガンダムタイプであるが、他のティターンズ製MSと同じくモノアイを採用しており、デスパーダとともにモノアイガンダムズの俗称で呼ばれた。

コスト度外視で機動性を追求した設計がされており、通常はリミッターにより性能を抑制しているためオールドタイプでも操縦可能である。また、巡航形態への簡易変形も可能である。リミッターを外す事により発動できるフル稼働状態が「オフェンスモード」である。この形態での機動性は体力を向上させた強化人間ですら対応できない殺人的なものであったため、ライプチヒ研究所には搭乗可能なニュータイプや強化人間はおらず、外部のニュータイプ研究所から派遣される予定であった。フル稼働状態ではニュータイプの反応速度を超えた機動が可能となるが、その場合は体力を向上させた強化人間ですら対応できないほどのGがかかる。 シスクードを乗りこなすシグ・ウェドナーは強化人間以上の身体能力を持っていると言っても過言ではない。

Iフィールドバリヤー発生器を兼用しているIフィールド・ランチャーと呼ばれる装置に、メガカノンおよびロングレンジビームライフルを搭載している。そのため、攻撃と防御の両面に対して高い性能を誇る。

オフェンスモード

本機に搭載された高機動戦闘形態であり、オフェンスモード1からモード2まで存在する。リミッターを解除する事で性能を一部開放したオフェンスモード1へと移行する。この形態だけでもかなりの高機動性を誇る。最終リミッターを外したモード2へ移行する事で、通常のMSとは比較にならない超高高速戦闘が可能になる。だが前述した通り、オフェンスモードへの移行は強化人間ですら負担が大きく、ましてやモード2を使いこなすパイロットはまず存在しないとまで言われたほどである。それほどの危険性を持つモード2での戦闘能力は計り知れないスペックを持つ。

劇中での活躍
ガンダムMk-II強奪事件と同時進行により、エゥーゴのMSパイロットであるシグ・ウェドナーがティターンズより強奪。ガンダムMk-IIと同じようにエゥーゴカラーに塗装され、以降はシグが搭乗し、アイン・レヴィの駆るデスパーダと幾度かの交戦を繰り広げた。当初はアインのデスパーダはニュータイプ専用機であり、オールドタイプ用のシスクードでは歯が立たない事が多く、返り討ちに遭う事が多かったが、シスクードのリミッターを解除してオフェンスモードを展開した後はファブニールを起動したデスパーダと互角以上の性能を発揮した。
その後ティターンズによって少数が量産(カラーリングは黒)されているが、同性能かは不明である。





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